著者
田中 正明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.1970, no.11, pp.27-44, 1970-03-30 (Released:2017-07-25)

After making the appearance of Modern-face Roman by Didots and Bodoni, there were produced various type faces, Fat-face, Egyptians, San Serifs etc., as type face for commerce and advertising. The subject of this essey is a study concerning Type Derign in practical use, through the material of the playbills of London (mainly) in mid-nineteenth century. The material are as follows. Fig. 1 May 21, 1822 Fig. 7 June 17, 1854 (Philadelphia) Fig. 2 Aug. 8, 1831 Fig. 8 Feb. 13, 1860 Fig. 3 May 3, 1839 Fig. 9 Mar. 30, 1860 Fig. 4 May 25, 1840 Fig. 10 Mar. 30, 1860 (detail) Fig. 5 July 1, 1840 Fig. 11 Mar. 31, 1860 Fig. 6 Dec. 16, 1847 (Birmingham)
著者
岩澤 弘 田中 正志 松島 俊明
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.359-360, 1993-03-01
被引用文献数
1

音楽情報の計算機処理を広範かつ容易に行うには,対象となる音楽データを計算機内に入力する必要があるが,日本独特の楽器である尺八や琴等の和楽譜の計算機入力の方法についての研究は遅れている.著者らは,伝統音楽情報の計算機入力方式として,イメージスキャナで取り込んだ楽譜画像のパターン認識システムと,入力表示一体型タブレットを用いた対話形入力編集システムからなる入力編集環境の開発を,尺八楽譜を対象として行っている.これは,尺八には様々な管長のものがあり,使用あるいは所持している管長に合わせて指使いを変える必要が生じるため電算化のメリットが大きいためである.また,尺八譜もその流派により数種類あるが,現在は都山流に対象を絞っている.
著者
入來 正躬 田中 正敏
出版者
The Japan Geriatrics Society
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.579-587, 1986
被引用文献数
1

偶発性低体温症 accidental hypothermia の日本における現況を把握するため, 昭和58, 59年度に, 北海道, 青森, 岩手, 山形, 新潟, 東京, 神奈川, 山梨の8地区を選び, アンケート調査を行った. アンケート発送数5743通, 回答数1697通, 症例数74例であった. 症例の中から, 発見時生存例30例について検討し, 次の結果を得た. 30例中改善21例, 不変2例, 死亡7例であった. 60歳以上8例中改善5例, 不変2例, 死亡1例であった.<br>1. 発症の状況<br>年齢: 60歳以上は30例中8例で26.7%を占める. 人口比から比べ老人に起こりやすいと言えよう. 性別: 若齢で男性に多く, 加齢とともに女性の占める割合が増す. 60歳以上では8例中7例が女性であった. 環境温度条件: 屋外での発症15例中13例は雪, 雨, 池に落ちるなど湿った状態で起こった. 屋内での発症は15例であった. 60歳以上の発症は1例を除き7例が屋内であった.<br>2. 発症の原因<br>事故と遭難13例, 酩酊7例, 自殺企図と疾病10例であった. 60歳以上では事故1例を除き他の例は何らかの疾患と関連していた.<br>3. 発見時の所見<br>発見時体温: 全例20℃以上であった. 20℃以上で改善例がみられた. 60歳以上の発見時体温は全例30℃以上であった. 意識: 30℃以下の全例で, また死亡例全例で意識が異常であった. 循環機能 (脈拍数と血圧): 35℃以下で血圧低下例や徐脈例が報告され, 25℃以下では全例で強い血圧低下と徐脈が報告された.<br>4. 処置<br>保温, 輸液, 呼吸確保が主な治療法として併用されている. 保温には電気毛布 (+湯たんぽ), 温水ブランケットなどが使用されている.<br>5. 合併症, 予後: 合併症は4例で報告された. 改善例21例では退院まで1週以内の退院9例, 1~3週3例, 3週以上7例, 不明2例であった. 死亡例では8例中7例が10日以内に死亡した. 60歳以上では退院までの期間が長い.
著者
上里和也 奥谷貴志 浅井洋樹 奥野峻弥 田中正浩 山名早人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.21, pp.1-8, 2013-11-19

Twitter のユーザ数が増加を続ける一方で,不正に ID 及びパスワードを入手され,他人によってツイートを投稿される被害が増加している.これに対し,我々はアカウント乗っ取りによって投稿されるメッセージの一部であるスパムツイートの検出手法を提案し,8 割程度の正答率を得ている.同手法では特定の単語が含まれているスパムツイートを検出対象とし,検出の有効性を示している.本研究では同検出対象を広げ,アカウントの所持者以外が投稿したツイート全体を 「乗っ取りツイート」 として定義し,これを検出する手法を提案する.また本研究では,以前提案した手法に対してパラメータの再調整を行うと同時に,頻繁に用いるハッシュタグの種類及びリプライを送る相手が各アカウントにおいて特徴的であることを利用し,F 値の向上を図った.100 アカウントに対して評価実験を行った結果,我々が提案している従来手法と比較し,F 値を 0.1984 向上させ F 値 0.8570 を達成した.
著者
浦壁 隆浩 岩田 明彦 田中 正明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.37-42, 1997-01-22
被引用文献数
1

PDPは数百Vの電圧パルスによって制御されており、また構造上容量成分が大きいため電圧パルスによる電力損失は無視することはできない。現在、PDPには電圧パルス発生回路に電力回収回路を付加することにより、この電力損失を抑えている。本報告では、電力回収回路の高効率化を目的とし、従来方式とは違う電流パス切り換え自己回収方式を提案した。この方式は、電荷の反転用に用いる2つのコイルの直、並列接続状態を充電期間の任意の時刻で切り換えることにより、パネル充電の傾きを最適化し、回収回路の高効率化を図つたものである。また、本回路の実パネルヘの適用時にPDPの放電特性に与える影響を調べた。本試験の結果、従来式と回路素子数が同じ条件の場合、従来比63%に電力損失を低減でき、また、損失が同じ条件の場合、回収回路構成素子を半分にできることが分かつた。
著者
Kuroda Noritaka Sakai Masamichi Nishina Yuichiro Tanaka Masatoshi Kurita Susumu クロダ ノリタカ サカイ マサミチ ニシナ ユウイチロウ タナカ マサトシ クリタ ススム 黒田 規敬 酒井 政道 仁科 雄一郎 田中 正俊 栗田 進
出版者
The American Physical Society
雑誌
Physical Review Letters (ISSN:00319007)
巻号頁・発行日
vol.58, no.20, pp.2122-2125, 1987-05-18
被引用文献数
3 104

A midgap absorption band is observed in the quasi one-dimensional semiconductor [Pt(en)2]-[Pt(en)2Cl2](ClO4)4 under hydrostatic pressures at room temperature, where en is ethylenediamine. The transition is allowed only for the polarization parallel to the -Cl-PtII-Cl-PtIV- chain. The peak position remains near the middle of the Peierls gap at any pressure up to 2.2 GPa. The intensity increases exponentially with the peak shift. The gap states responsible for this band are attributed to soliton excitations corresponding to kinks of the charge-density wave.顕著な一次元物性を示すことで注目を集めている擬一次元白金錯体[Pt(en)2][Pt(en)2Cl2](ClO4)4の結晶について光吸収スペクトルを静水圧下で測定した結果、パイエルスギャップのほぼ中間に対応する近赤外波長位置に、加圧と共に成長する一つの吸収帯が発見された。パイエルスギャップ自体は移動積分の増大のために圧力によって減少するが、新しい吸収帯も低エネルギー側にシフトし、かつシフト量はパイエルスギャップの減少分のほぼ二分の一に等しい。この結果に基づいて、新しい吸収帯は擬一次元結合上に生成した電子ソリトンによるものとの解釈を提案し、静水圧という手段で物理的に制御できた初めてのソリトンであることを論述した。
著者
島井 哲志 田中 正敏
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.243-252, 1993
参考文献数
33
被引用文献数
6

131種類10秒間の環境音を実験室内で聴かせて、その快-不快評価と音圧の関係を検討した。用いた音は、自然音13音、生物音15音、人間音23音、楽音18音、ひっかく音8音、日常生活音19音、機械音22音及び信号音13音であった。16人の男子学生にこれらの環境音を提示して、音の快-不快感、その音が何の音であるか、及びその回答の認知の確信の程度をたずねた。被験者は8人ずつの2群に分けられ、ほぼ日常経験する音圧レベルとその約10dBA低い音圧の提示を受けた。快-不快評価の結果では、快い音は音楽や鳥の鳴き声などであり、不快な音は歯科医のドリル、すりガラスを擦る音などであった。快-不快評価と音圧の関係をみると、不快な音では音圧が高くなるにつれて不快になるが、快い音でも音圧が高くなるにつれてやや快くなる傾向がみられた。また、快い音には認知の確信度の低い音はなく、確信度が高い音ほど、快いと評価された。これらの結果は、環境音の快-不快は、音圧が高くなるにつれて、より不快になるという単純な関係ではないことを示し、環境の快適さを図るためには、快-不快や音圧と共に音の認知要因を系統的に検討することが重要であることが示唆された。
著者
佐野 順一 田中 正武
出版者
Genetics Society of Japan
雑誌
遺伝学雑誌 (ISSN:0021504X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.9-17, 1980
被引用文献数
3

In order to estimate chromosomal homology between <i>Aegilops</i> <i>speltoides</i> (genomic constitution SS) and the tetraploid wheats (AABB or AAGG), effects of the B-chromosomes and genotypes of <i>Ae. speltoides</i> on chromosome pairing at MI of meiosis in F<sub>1</sub> hybrids of <i>Ae. speltoides</i> × tetraploid wheats were investigated.<br>In hybrids with B's, chromosome pairing was strikingly affected by the B's and very small amount of pairing was observed. In hybrids without B's, however, extensive pairing was observed, although the amount of pairing varied due to the <i>speltoides</i> genotypes involved. In these hybrids with or without B's, although some minor yet distinctive differences in pairing attributable to the kind of genomic constitution of the wheat parent were observed in the multivalent frequency and in the distribution (or terminalization) of chiasmata, both hybrids with different genomic constitution (SAB or SAG) had essentially the same amount of pairing. Since the B-chromosomes used did not cause asynapsis (or desynapsis) of homologous chromosomes in <i>Ae. speltoides</i>, the pairing reduced by the presence of B's in the hybrids does not seem to be homologous and is probably homoeologous. Therefore, it can be concluded that there is little chromosomal homology between <i>Ae. speltoides</i> and both tetraploid wheats of genomic constitution AABB and AAGG.
著者
田中 正則
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.2267-2276, 2006-09-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
41
被引用文献数
1

大腸には特発性炎症件腸疾患(IBD)とそれ以外の多種多様な腸炎(non-IBD)がある.生検診断はこれらの疾患の鑑別に有用であるが,特異的所見を欠くものが多いために難易度が高い.この問題の解決に向けた研究が多変量解析を用いて行われ,Crohn病(CD),潰瘍性大腸炎(UC),non-IBDの3者を鑑別する生検診断基準がいくつか報告されている.最近発表された診断基準の感度・特異度は,96%・97%(IBD vs non-IBD)および92%以上・94%以上(CDvsUC)と高く,臨床応用できるレベルである.これらの診断基準を組み入れた診断アルゴリズムを用いることにより,活動期・急性期の大腸炎を系統的手順で診断することができる.UC患者については,ステロイド抵抗性・依存性を予測する生検診断基準も報告されている.しかし,切除標本を病理学的に検討してもCDともUCとも確定診断できないindeterminate colitis(IC)症例が3~10%は存在する.診断の時期と方法が施設により異なるため,CDあるいはUCへの診断変更率にはバラツキがあるが,ICとして手術された症例のうち少なくとも20%前後はCDであることでは一致している.
著者
吉田 信明 田中 正之 和田 晴太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.8, pp.1-8, 2014-12-01

動物園では,その業務における中心的な情報システムとして,日々の飼育活動や診療経過を記録・蓄積する飼育日誌システムが用いられている.このシステムには,飼育員や獣医師によって日々観察される出来事や飼育状況が記録され,そのデータを飼育管理や治療,繁殖などに活用している.著者らは,動物園の活動における情報通信技術の活用に向け,飼育日誌システムに,動物舎に設置したセンサーのデータをネットワーク経由で統合した "飼育管理システム" を構築し,京都市動物園で運用を開始している.本稿では,このシステムについて,その概要を述べた上で,このシステムを踏まえ,動物園での情報通信技術の活用手法について検討する.In a zoo, an "animal husbandry management system" is used for keeping records of animal individuals and incidents in husbandry activities. Veterinaries and keepers record incidents and medical treatment in this system every day. These recorded informations are used on breeding and treatment of animals. In this paper, we describe the zoo animal husbandry management system we developed and are operating in the Kyoto City Zoo. This system can store and display measurement data of sensors installed in a zoo, in addition to incident and medical records. Measurement data are gathered to the system through the wireless mesh network, which covers almost the whole area of Kyoto City Zoo. Based on this system, we also discuss about directions and problems for utilization of information and communication technologies in a zoo.
著者
洪 玉珠 市川 憲良 鎌田 元康 石渡 博 坂上 恭助 炭田 和宏 大中 忠勝 坊垣 和明 田中 正敏
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.45, pp.43-59, 1991-02-25
被引用文献数
7

快適なシャワ設備の設計用資料を得ることを目的とした,シャワヘッドをハンガに掛けた状態でのシャワ実験と,入浴時の洗体を想定したハンドシャワでの適温・適流量を求めるとともに,その時の浴槽内の適温を探る実験を行った.また,近年の自動ふろがま(風呂釜)の普及にともない出現した追いだきの方式から,強制循環・半強制循環・高温差し湯の三つを選定して種々の条件で運転し,入浴時追いだきの快適条件を探る実験を行った.これら3種類の実験で得られた結果から,適温・適流量および湯温・湯流量の許容変動幅に関する第一段階の設計目標値を提案するとともに,入浴しながら追いだきを行った場合の,現状機器での問題点を明らかにした.
著者
田中 正文 毛利 元彦 水村 和枝
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

今回の一連の実験では、長期間閉鎖・隔離された環境(海洋科学技術センター設置の潜水シミュレーターを使用)にお互いに未知である20代の男性5人を被験者とし、そこでの人間関係を中心とした行動パターンやそれに伴う心身両面でのストレス度について研究した。測定項目は共同生活中の人間関係を含む行動分析、精神的ストレスの知覚への影響や計画立案などの精神集中度の変化、対人関係の距離などであった。さらに、閉鎖・隔離環境への隔離前後、隔離中の血液分析により、内分泌系ストレス因子やNK活性の測定を行うとともにアクティグラム使用による行動量の測定、睡眠時の脳波や心電図解析により自律神経機能の変化をも検討した。結果の概要:5人で開始した実験であったが、開始2日目に1人の被験者が脱落し、以降は4人で行った。今回もリーダーの役割を果たす者の存在は認められず、結果的に2-1-1の集団構造に落ち着いた。このような構造の中で、他の成員から排斥されていると感じていた2人の被験者において内分泌系ストレス因子の顕著な上昇が観察され、閉鎖・隔離終了まで他の2人の被験者とは有意な差が認められた。閉鎖・隔離環境は刺激が少ない環境である。そこでストレスを最小限に押さえ、出来るだけ快適な生活を送ろうとすれば、自分たちで刺激を減少させる方向に彼らの行動を制御した。それは、例えば、被験者間のコミュニケーションの減少や環境内での行動量の減少であった。このような現象は現代社会において顕著に観察されていることであり、現代の人々、特に若者たちが新しい状況に直面したとき、人間関係も含む状況への適応能力において劣っていることを再証明したことになる。
著者
伊藤 純一 田中 正人 藤田 昭一 北地 西峰
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.29, pp.25-30, 1996-05-23
被引用文献数
1

Digital modulation methods such as QPSK and QAM have been studied for efficient transmission of digital signal such as MPEG through analog lines. Among such modulations, 64QAM has been getting attention for building CATV system because of its effective transmission capability. In order to implement 64QAM transmission system for consumer tuner, biggest obstacle could be phase noise. In this paper, we assume phase noise spectrum of tuner and studied the influence of these spectra to BER of 64QAM system both theoretically and experiment. In conclusion, we obtain a method to astimate the BER based on the phase noise spectra condition.