著者
竹内 啓一
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.114, no.3, pp.515-528, 1995-09-01
被引用文献数
1

論文タイプ||論説
著者
林 慶 西村 亮平 山木 明 金 輝律 松永 悟 佐々木 伸雄 竹内 啓
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.p951-956, 1994-10
被引用文献数
4

イヌにおいてメデトミジン20μg/kgとミダゾラム0.3mg/kg(Me-Mi), あるいはメデトミジン20μ/kgとブトルファノール0.1mg/kg(Me-B)を組み合わせて投与し, 得られた鎮静効果を, メデトミジン20, 40および80μg/kg(Me20, Me40, Me80)を単独投与した場合の効果と比較検討した. その結果, Me-MiおよびMe-Bでは非常に迅速に強力な鎮静効果が得られ, 約40分間の最大効果発現時には, いずれのイヌも完全に横臥し, 周囲環境, 音刺激に反応せず, 中程度の反射抑制と鎮痛作用が得られ, さらにMe-Miでは自発運動も全く消失し, 優れた筋弛緩作用も得られた. これに対しMe40, Me80では, その鎮静効果はMe-Mi, Me-Bに比べて弱くまた個体間のばらつきもやや大きかった. Me20ではその効果はさらに弱かった. イヌにおいてメデトミジンをミダゾラムあるいはブトルファノールと併用すると, 両者が相乗的に作用することにより低用量のメデトミジンを用いても, 強力な安定した鎮静効果が得られるものと考えられ, とくにメデトミジン-ミダゾラムの組み合わせでは非常に優れた鎮静状態が得られ, イヌの鎮静法として幅広く応用可能で有用であると考えられた.
著者
竹内 啓一
出版者
The Human Geographical Society of Japan
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.428-451, 1980-10-28 (Released:2009-04-28)
参考文献数
135
被引用文献数
6 2
著者
松本 正俊 井上 和男 竹内 啓祐
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.103-112, 2012 (Released:2012-04-28)
参考文献数
54
被引用文献数
3 4

医師の都市部集中とへき地・地方での医師不足は積年の社会問題となっている。医師の地理的偏在是正のために政策の果たす役割は大きく,特に医学教育への政策介入について,過去に多くの実証研究が行われた。本稿では過去の研究成果をレビューし,効果的に地方やへき地で働く医師を増やすためのエビデンスに基づく方策を考察する。医師のへき地就労を促進する因子として,医師自身がへき地出身であること,プライマリ・ケアに関連する総合性の高い診療科を標榜していること,へき地医師養成プログラム出身であること,卒後早期のへき地診療経験などがある。その他,卒前の地域医療実習,へき地勤務を条件とした奨学金貸与,医学部キャンパスをへき地に設置することなども有効性が示唆されている。わが国における政策としては昭和47年設立の自治医科大学,および平成20年以降急速に拡大し入学定員が1,000名を超えた医学部地域枠がある。さらに近年,卒前医学教育における地域医療実習,卒後臨床研修における地域医療研修が必修化された。これら政策はある程度上記のエビデンスを踏まえたものになっている。しかしながら地域枠の制度設計は都道府県によってばらつきが大きく,また地域枠の入試制度,卒前の地域医療実習,卒後の地域医療研修にはまだ改善の余地が大きい。今後これらの政策が有効に働くために,科学的根拠に基づくさらなる改革が求められる。
著者
竹内 啓一
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.145-164, 1996-03-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
50
被引用文献数
1 1

ここで地域問題とは,近代国家において国内の特定の領域が提起する社会的,政治的,経済的問題のことである.それは当該国家の社会体制,すなわち広義の資源配分システムにかかわる問題であるので,国民社会のあり方の議論のかたちをとる.この意味で地域問題の提起は社会思想である.地域問題は国によってきわめて多様なかたちをとるし,現代世界においてその性格は急速に変容しつつある.しかし地域問題としてそれらの比較地誌,比較地理思想史の研究は必要であるので,ここでは地域問題のタイポロジーの基準の提示を,地域問題の内容,地域問題提起の主体,国家権力または体制の地域問題への対応という3っの視点から試みた.最後の視点,すなわち国家と地域の関係に関しては,第三世界諸国,旧ソ連・東欧のもと社会主義体制の諸国,そして西ヨーロッパ諸国の3つにわけて考察した.
著者
D.R. Cox 竹内 啓
出版者
応用統計学会
雑誌
応用統計学 (ISSN:02850370)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.77-91, 1981-12-20 (Released:2009-06-12)
参考文献数
13

この文は1981年5月25日に行われたD.R.Cox教授の講演を,レジュメにもとついて翻訳し,かつ註と若干の補論をつけ加えたものである.標本Yが母数Θに依存する分布を持つとき,Θの推測において,もし分布がΘに依存しない統計量Cが存在するならば,YのCを与えたときの条件付分布にもとついて推測を行うべきであるというのが,条件付推測conditional inferenceの考え方である.この考え方を最初に強調したのはR.A.Fisherであるが,これについて補助統計量ancillary statisticと呼ばれるCをどのようにえらぶべきか,もしそのような統計量が存在しないときはどうすべきかなど多くの問題がある.ここではいろいろな問題点を概観するとともに,最近の研究の成果,とくに漸近理論の結果にもふれている.
著者
木庭 慧 竹内 啓恵 上原 巌
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

内閣府の調査(2011)によると、森林へ行く目的は「優れた風景、景観を楽しむ」との回答が最も多く、人がどのような森林景観を好むかを把握することは重要である。 そこで本研究では、森林において快適さを感じさせる要素のひとつであり、林相によって異なる色彩を切り口に、人がどのような色彩の森林を好むのか考察した。 調査は林相の異なる6プロットと、対照区(東京農業大学構内、和泉多摩川河川敷)において、写真撮影とアンケートを実施した。撮影した画像は代表色を抽出し、RGB値の三次元グラフ内での分布から色の豊かさを考察した。アンケート調査では、回答からプロット毎に全体の好感度と色の好感度を算出した。 その結果、林内では色の好感度と全体の好感度とで正の相関関係が認められたほか、対照区に比べ林内のプロットの方が、色の好感度が全体の好感度に影響を与えていた。 林相では、常緑樹林と対照的に落葉広葉樹林の好感度、色の豊かさが高く、より好まれることがわかった。一方の常緑樹林は、好感度と色の豊かさが共に低かったが、落葉広葉樹林を引き立てる重要な役割があり、両者のバランスが快適な林内景観を造る鍵になると示唆された。
著者
對間 昌宏 野中 尚輝 竹内 啓 鎌野 智樹 中間 雅之 小池 束紗
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.433-434, 2017-03-16

日本サッカーにおいてインテンシティが重要な課題となっている.しかし,インテンシティという用語は定義が曖昧であり,未だ具体的な指導方針・トレーニングに落とし込めていない.本研究では,インテンシティを定量的に評価するための指標となる要素を明らかにし,それぞれの要素の向上がもたらす効果を明らかにすることを目的としている.データは,J1開幕戦9試合のトラッキングデータ(ビデオカメラによって試合中の選手の動きを抽出し,選手の位置座標を記録したデータ)を用いる.分析においては,インテンシティを構成する要素,ポジションごとのインテンシティに関わるパフォーマンスの特徴,日本のチームと海外のチーム比較を実施した.
著者
山本 健兒 熊谷 圭知 栗原 尚子 竹内 啓一 寺阪 昭信 山田 晴通
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

欧州の大都市自治体はEUROCITIESを通じてEUに都市政策を推進させる行動や、相互の経験交流を進めてきた。これを受けて、EUも当初、文化遺産の保全や環境問題に焦点をあてる都市政策を、社会的排除、失業、移民の統合、経済的活力などを重視する都市政策を1990年代半ば以降推進している。EU主要都市によるグローバリゼーションとEU統合への文化的対応に関して2つの論点が浮かび上がる。第1は移民マイノリティの生活実態とこれに対するホスト社会の対応、第2は都市の建造環境の整備保全という論点である。第1については、オランダへのモルッカ移民の統合、スペインへの移民のラテンアメリカ化、同じドイツ都市といえどもベルリンとミュンヘンでは移民比率の高い街区の様相に大きな違いがあることが明らかとなった。移民とホスト社会との間で対立が激しいというわけではなく、移民たちはドイツ都市を故郷と認識する傾向にある。しかし、移民は失業などでより厳しい立場にある。また中国を含む世界各地からの移民がパリ、ローマ、バルセロナでも可視的存在となっている。第2の論点について、イタリアでは都市政府の政権交代が建造環境の変化に大きく影響すること、フランスでは文化遺産としての建造物の保全に中央政府の力がより大きく働くことが判明した。ロンドンの影におかれやすいイギリスのその他の主要都市は、欧州文化首都として指定を受けることによって大陸部のEU主要都市との競争に対応しようしている。2つの論点のいずれに主眼をおこうとも、都市住民あるいは訪問外国人に対して都市の物理的な構成は大きな意味を持つ。欧州各国主要都市の動向を総括するならば、外的圧力に対する文化的対応は政治的対応とならざるを得ず、中央政府の力が強いフランスと地方政府の力が強いドイツを両極として、各都市を位置づけうる。その際に鍵をなすのは、参加と自治のありようである。
著者
仙波 裕之 徳力 幹彦 佐々木 伸雄 竹内 啓 臼井 和哉
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.771-781, 1984-12-15 (Released:2008-02-13)
参考文献数
21

異常脳波の判定基準を作るために, 64頭のビーグル犬について, 年齢および意識水準の変化に対応する正常脳波の変化を調べた。鼻部に基準電極をおいた単極誘導法 (左前頭部-鼻部, 右前頭部-鼻部, 左後頭部-鼻部, 右後頭部-鼻部) と双極誘導法 (左前頭部-右前頭部, 左後頭部-右後頭部, 左前頭部-左後頭部, 右前頭部-右後頭部) の8誘導を同時記録した。生後1日にときおり出現した律動波はその後頻度を増し, 1週齢には常にみられた。2週齢では, 覚醒期と睡眠期との判別が脳波上で可能となった。5週齢では, 覚醒期, 軽睡眠期, 中等度睡眠期, および深睡眠期の区別が可能となった。これは, 脱同期, 8-13 Hzの律動波, 痛波, 初期紡錘波, および3 Hz以下の徐波などが5週齢から出現したためであった。これらの波の振幅ほ次第に増し, 10-12週齢で最大となり, その後は次第に減少した。覚醒期~深睡眠期の脳波の週齢変化から, 脳波が成犬型になる時期は, 20-30週齢であることが明らかとなった。
著者
林 慶 西村 亮平 山木 明 金 輝律 松永 悟 佐々木 伸雄 竹内 啓
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.951-956, 1994-10-15 (Released:2008-02-15)
参考文献数
29
被引用文献数
34 36

イヌにおいてメデトミジン20μg/kgとミダゾラム0.3mg/kg(Me-Mi), あるいはメデトミジン20μ/kgとブトルファノール0.1mg/kg(Me-B)を組み合わせて投与し, 得られた鎮静効果を, メデトミジン20, 40および80μg/kg(Me20, Me40, Me80)を単独投与した場合の効果と比較検討した. その結果, Me-MiおよびMe-Bでは非常に迅速に強力な鎮静効果が得られ, 約40分間の最大効果発現時には, いずれのイヌも完全に横臥し, 周囲環境, 音刺激に反応せず, 中程度の反射抑制と鎮痛作用が得られ, さらにMe-Miでは自発運動も全く消失し, 優れた筋弛緩作用も得られた. これに対しMe40, Me80では, その鎮静効果はMe-Mi, Me-Bに比べて弱くまた個体間のばらつきもやや大きかった. Me20ではその効果はさらに弱かった. イヌにおいてメデトミジンをミダゾラムあるいはブトルファノールと併用すると, 両者が相乗的に作用することにより低用量のメデトミジンを用いても, 強力な安定した鎮静効果が得られるものと考えられ, とくにメデトミジン-ミダゾラムの組み合わせでは非常に優れた鎮静状態が得られ, イヌの鎮静法として幅広く応用可能で有用であると考えられた.