著者
藤澤 巌
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学法学論集 (ISSN:09127208)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.204-120, 2005-12-15
著者
藤澤 和也 能勢 順多
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.22-29, 1995-01-10

太陽電池を主要素子とした太陽光発電システムの実用化技術開発は20年前のオイルショックを契機に、通商産業省工業技術院のサンシャイン計画(現在はニューサンシャイン計画)の下で、21世紀のエネルギー源を確保するため、官民一体となって取り組まれてきた。その成果は数ワットの街路灯、時計塔及び交通標識等からMワットオーダの大規模太陽光発電所まで、様々な形態、規模で、着実に実りつゝある。このような技術背景のもとで、平成6年度、政府は太陽光発電システムの設置者に対し、1/2の補助金を出資すると言った太陽光発電システムの普及・導入策を打ち出している。いよいよ太陽エネルギーの時代到来を思わせるような状況になってきた。財団法人日本品質保証機構(Japan Qaulity Assurance Organization : JQAと略称している)は昭和55年度より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて、サンシャイン計画に基づく太陽光発電システム実用化技術開発の一環で、太陽電池評価システムの研究開発を行なっている。この太陽電池評価システムの研究開発は太陽電池セルの標準校正法及び太陽電池モジュール(以下、モジュールと略す。)の電気出力特性評価法に係る「性能評価法の開発」及びこのモジュールの耐候性、耐久性の評価に係る「信頼性評価法の開発」の2つのサブテーマを設定して行なっている。本稿は後者の信頼性評価法の開発において、各種モジュールの実用的な耐候性及び耐久性試験方法の研究開発を行なっていて、その中で、加速試験法の開発のため、アモルファス系モジュール(a-Siモジュールと略す。)の長期暴露試験が行なわれ、この実験研究で得られた劣化傾向について解説するものである。太陽光発電システムの実用化、普及のカギはモジュールの信頼性にあると云っても過言ではないであろう。現在、モジュールの耐用年数がオーソライズされていないため、太陽光発電システムのコスト評価がし難い状況にある。したがって、モジュールの信頼性評価法の開発は非常に意味のある研究テーマであるとともに、早急に確立しなければならない重要な課題にもなっている。太陽電池評価システムの研究開発は東京都世田谷区(6年12月に浜松市村櫛町<浜名湖に近接したところ>へ移転)で行なっているが、信頼性評価法の開発の一環で、実験研究を進めている長期暴露試験は、この世田谷区、北海道北見市、佐賀県鳥栖市及び沖縄県宮古島の4ヵ所に試験サイトを設置して、気象環境の異なる地域での長期暴露試験による各種モジュールの出力特性の挙動及び劣化モード等の地域差を究明する目的で行なっている。
著者
硲野 継 伊藤 祥一 藤澤 義範
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.699-700, 2016-03-10

手話は聴覚に障害を持った人々にとって重要なコミュニケーション手段である. しかし, 特別支援学校において, 手話を習得するためには教員による手本が必要であるため, 自主的に学習することが難しいという現状がある. そこで本研究では,コンピュータシステムを用いることによって手話の自主学習を支援し, 手話の学習効率の向上を図る. 本研究では手話の中でも指文字に注目し, 指文字を学習するためのシステムを開発する. 指文字には手の動作を伴う表現があり, 二次元的な図のみでは理解することが困難である. そのため, 本研究では手の形をした3Dモデルを手本とし, 拡張現実技術を用いて直感的な理解を促す.
著者
羽間 稔 中野 正則 篠崎 雅史 藤澤 正人 岡本 恭行 柯 昭仁 岡 伸俊 浜口 毅樹 岡田 弘 松本 修 守殿 貞夫
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.1047-1050, 1988-06

A case of a 32-year-old paraplegic male who fathered a girl following artificial insemination after an intrathecal neostigmine injection is described. The patient became a complete paraplegic after injury to the spinal cord caused by a traffic accident in 1971, resulting in ejaculatory disturbance. In June, 1984 the first intrathecal neostigmine injection was tried and 2.7 ml of semen was collected and offered to artificial insemination. However, the first to ninth attempt did not result in fertilization. The tenth attempt was made in March 7, 1986, and 3 ml of semen presenting 240 X 10(6) spermatozoa per ml with 5% of motile sperms was collected. This resulted in pregnancy, and the patient's wife delivered a healthy girl weighing 2552 g by cesarean section on November 19, 1986. This is the fourth case of a paraplegic who fathered a child following artificial insemination after an intrathecal neostigmine injection in the Japanese literature.
著者
羽間 稔 中野 正則 篠崎 雅史 藤澤 正人 岡本 恭行 柯 昭仁 岡 伸俊 浜口 毅樹 岡田 弘 松本 修 守殿 貞夫
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.1047-1050, 1988-06

A case of a 32-year-old paraplegic male who fathered a girl following artificial insemination after an intrathecal neostigmine injection is described. The patient became a complete paraplegic after injury to the spinal cord caused by a traffic accident in 1971, resulting in ejaculatory disturbance. In June, 1984 the first intrathecal neostigmine injection was tried and 2.7 ml of semen was collected and offered to artificial insemination. However, the first to ninth attempt did not result in fertilization. The tenth attempt was made in March 7, 1986, and 3 ml of semen presenting 240 X 10(6) spermatozoa per ml with 5% of motile sperms was collected. This resulted in pregnancy, and the patient's wife delivered a healthy girl weighing 2552 g by cesarean section on November 19, 1986. This is the fourth case of a paraplegic who fathered a child following artificial insemination after an intrathecal neostigmine injection in the Japanese literature.
著者
藤澤 伸介
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.158-167, 2003-03-30 (Released:2012-12-11)
参考文献数
52

1999年後半から,「学力低下」が国民的関心事となった。学習指導要領の改訂と関連して, 初めのうちは「ゆとり教育推進派」対「基礎学力徹底派」の対立として議論が展開しそうになったが, 教育心理学者の働きかけもあり, 現在は比較的多面的な認識が世論の主流を占めているように見える。教育心理学の立場からは, これまで教育観に含まれる誤概念が数々指摘されており, これが日本の教育を変質させて学習の質的低下を招き, 学力が低下してきている可能性を見てとることができる。そこでは, 自己を成長させるはずの学習が単なる「労役」と化し, 学習者に意義の感じられないものとなり, 学びからの逃走が発生しているのである。教育心理学の「実践化」の動きとして, 学習の質的向上への働きかけが直接学習者になされ, 教育の質的向上を目指した試みが教員養成活動としてなされている。その他学校への働きかけまで含めると, 教育心理学の「実践化」は加速している。
著者
小松 陽樹 乾 あやの 十河 剛 藤澤 知雄
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.92-94, 2010-02-25
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

We compared the international HB vaccine program with the Japanese HB vaccine program. A good responder was defined as having 100 mIU/m<i>l</i> or more of serum HBs antibodies. Eighty-one children were protected according to the international schedule and 60 children were treated with the Japanese schedule. The levels of serum HBs antibodies in children treated with the Japanese schedule were significantly higher than that in children treated with the international schedule one month after the 3<sup>rd</sup> vaccination and one year after birth. However, there was no significant difference in the proportion of good responders between the two schedules. In conclusion, the international HB vaccine program was as effective as the Japanese HB vaccine program.<br>
著者
仁尾 かおり 石河 真紀 藤澤 盛樹
出版者
特定非営利活動法人 日本小児循環器学会
雑誌
日本小児循環器学会雑誌 (ISSN:09111794)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.543-552, 2014-09-01 (Released:2014-10-15)
参考文献数
18
被引用文献数
1

背景:先天性心疾患をもつ学童期から青年期の患者の病気体験に関連したレジリエンスの構造を明らかにし,“病気体験に関連したレジリエンス”アセスメントツールを作成する.方法:学童期から青年期の患者を対象に,“病気体験に関連したレジリエンス”を調査し,因子分析により構造を明らかにした.また,背景要因による特徴を分析した.結果:有効回答178名,年齢10〜32歳(平均17.2±5.8歳)であった.因子分析の結果,「自分の病気を理解できる」,「前向きに考え行動する」,「無理をしないで生活する」の3つが明らかになった.背景要因による比較では,年齢の高い人が「自分の病気を理解できる」が高得点であり,重症度の高い人が「前向きに考え行動する」が低得点であった.「無理をしないで生活する」では,背景要因による差は認めなかった.考察:発達段階の早い段階から病気の理解を促す支援をすること,重症度が高い人の「前向きに考え行動する」ことへの支援,また,先天性心疾患をもつ人に特有な要素として見いだされた「無理をしないで生活する」ことを支えることが重要である.
著者
藤澤 隆夫
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.73-78, 2000-02-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
43

近年, 走化性サイトカインであるケモカインが次々と発見・同定され, 多様な生物活性が明らかにされてきている. 好酸球はケモカインレセプターCCR3を発現するが, これに結合するCCケモカイン群が遊走をはじめとした好酸球の多くの機能を誘導する. なかでもEotaxinがもっとも重要であり, 実際にEotaxinがアレルギー疾患の炎症組織で発現が増強していること, その程度が好酸球浸潤や疾患重症度に相関することが知られている. Eotaxinの主な産生細胞は上皮細胞や線維芽細胞で, Th2型のサイトカインにより産生が誘導され, Th1型のサイトカインにより抑制される. eotaxinは強力な好酸球遊走活性のほか, 骨髄系前駆細胞の分化促進, 骨髄からの好酸球動員, 好酸球と血管内皮細胞との接着亢進, 脱顆粒, 活性酸素産生など広範な作用を有し, アレルギー炎症における「キープレーヤー」といえる.
著者
藤澤 徹
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.31, 2018-06-26

動的型付き言語の高速化においては,型ごとに最適化したコードをいかに高速かつ効率的に生成するかが鍵となる.プロダクションコードの巨大化かつ抽象化にともないポリモーフィックな関数の最適化手法の重要度が増してきている.あるポリモーフィックな関数が,各コールサイトごとに見ればモノモーフィックとみなせる場合,コールサイトごとの型に特化した関数インライン展開を行うことで効率の良いコードが生成できることが広く知られている.しかし,従来から広く使用されている関数ごとの型フィードバックでは,関数をインライン展開する前の状態において複数のコールサイト由来の型情報を区別することができず,不要に汎用的なコードを生成してしまい,これを最適化するにはもう一段のJITコンパイル層が必要となる.本発表では,この問題を改善する既存実装に適用可能な最適化手法として,オブジェクト構造を意識したシグネチャごとの型フィードバックを提案する.これにより,複数のコールサイト由来の型情報を区別可能となり最初のインライン展開においてコールサイトに特化した型情報を用いることができ,さらなる最適化を可能とする.本手法をMozilla FirefoxのJavaScript処理系SpiderMonkeyに実装し,ポリモーフィックな関数のコールサイトごとの最適化への適用可能性を提示するとともに,各状況への最適化の可能性や性能向上,および手法の軽量さについて評価する.
著者
藤澤 朋子 淵本 隆文 金子 公宥
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.436-445, 1998-03-10 (Released:2017-09-27)

A study was conducted to examine how kinetic factors influence ball speed following a tennis forehand drive. The subjects were 15 male college tennis players, gripping the racket with their right hand. The players performed the forehand drive with maximum effort while aiming at a target area. The trials were filmed at 100 fps using two 16-mm movie cameras. Using Winter's method, the joint torque was determined two dimensionally on the horizontal plane for the wrist, elbow and shoulder joints, and for upper torso rotation during the stroke. The subjects were divided into two groups; a fast group (n=8) and a slow group (n=7) based on the ball speed. Despite a significant difference in ball speed between the two groups, no significant differences were observed in any items related to physique, muscle strength or pewer. The positive joint torque of the shoulder joint appeared from the first stage of the stroke, that of the elbow joint from the middle stagge, while that of the wrist joint appeared at the end of the stroke. The integrated positive joint torques (IT+) during forward swing were found to be the greatest in shoulder joint and the least in the wrist joint. The IT+ were significantly different between the fast and slow groups in all joint movements except for upper torso rotation. Individual ball speeds delivered by all subjects were positively correlated with the IT+ of the shoulder and elbow joints. From these results, it was concluded that (1) individual ball speeds are influenced considerably by the shoulder and elbow joint torques in the horizontal plane, and (2) players showing faster ball speed develop greater torques in all upper limb joint movements.
著者
シャンプー ベルナルド 藤澤 和子 井上 智義 岩舘 祐一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.29, pp.1-6, 2000-05-16
参考文献数
9
被引用文献数
2

本報告ではコンピュータ支援によるアイコン言語システム、CAILSについて述べる。本システムを利用すると、ユーザはアイコンの基本セットを組み合わせることにより、メッセージの作成、概念の表現、或いはルールの教授などを行える。CAILSはユーザの視覚的記憶を利用したものであり、イメージを特定することによってあいまいさを除くことができる。このシステムは、異言語間のコミュニケーション、ビジュアル/空間的概念の表現、またビジュアル教育などへの応用が可能である。
著者
松下 征司 上田 喜敏 宮本 忠吉 中原 英博 橋詰 努 北川 博巳 土川 忠浩 永井 利沙 竜田 庸平 直江 貢 米津 金吾 佐々木 寛和 山上 敦子 藤澤 正一郎 末田 統
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.A3P2084-A3P2084, 2009

【はじめに】<BR> 車いすは歩行困難な高齢者や障害者にとって使用頻度の高い福祉用具の一つであり,使用者のシーティングや駆動特性等については多くの報告がある.しかし,車いす駆動が身体機能に及ぼす影響についての報告は,まだ散見される程度である.本研究では,基礎的実験として車いすのタイヤ空気圧の違いによる身体負荷を酸素摂取量と駆動トルクから算出した仕事率より評価したので報告する.<BR><BR>【対象と方法】<BR> 対象は,ヘルシンキ宣言に基づき本実験に同意の得られた健常男性3名(A:体重71kg・56歳,B:63kg・32歳,C:72Kg・27歳)である.実験装置として,トルク計(共和電業製)とロータリ・エンコーダ(小野測器製)を内蔵した計測用車いすを用い,酸素摂取量の計測には携帯型呼吸代謝測定装置VO2000(S&ME社製)を使用した.なお,事前にダグラスバッグ法(以下,DB法)によるVO2000の検証を行った.心拍計はS810i(ポラール社製)を使用し,主観的運動強度はボルグ指数を用いた.実験方法に関して1回の計測はVO2000により走行開始前5分間の安静時酸素摂取量を計測した後,10分間1周60mのコースを10周走行した(時速約3.6km/h).1周回毎(1分毎)に心拍数とボルグ指数を記録した.車いすの駆動ピッチは60ピッチ/分とし,計測開始前に10周練習走行を実施した.車いす走行中の身体負荷を比較するため,タイヤの空気圧(300kPa,200kPa)をパラメータとした.<BR><BR>【結果】<BR> 車いす駆動に使われた酸素摂取量は駆動時平均酸素摂取量-安静時平均酸素摂取量より求まる.酸素摂取量より仕事率の被験者平均値を求めると 200kPaは約206[W],300kPaは約151[W]となった.また,車いすを駆動するのに必要とされる仕事率は,計測用車いすから得られる駆動トルク[Nm]と車輪の回転角より算出した.駆動トルクより,10周走行中の平均仕事率を算出すると空気圧200kpaの被験者平均値は約22.2[W],300Kpaは約14.9[W]となった.心拍数とボルグ指数においては,200kPaでの心拍数の被験者平均値は115.3[bpm],300kPaは105.3[bpm]であった.200kPaのボルグ指数平均値は約12.9,300kPaで約10.9であった.すべての計測項目において各被験者ともタイヤ空気圧の低い場合が高い場合と比較して運動負荷が高くなる傾向を示した.<BR><BR>【考察】<BR> 酸素摂取量および駆動トルクより算出される仕事率は,タイヤ空気圧の違いに対し同じような傾向を示し,身体負荷の違いを明らかにできた.被験者間の仕事率を比較すると,全体の傾向は一致しているが個人差も観察された.原因として年齢や体格,運動能力などの個人因子の影響が考えられ,今後これらを含めたより詳細な検討を行う予定である.
著者
藤澤 倫彦
出版者
公益財団法人 日本ビフィズス菌センター
雑誌
腸内細菌学雑誌 (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.241-252, 2008 (Released:2008-11-06)
参考文献数
46
被引用文献数
1

近年における分子生物学の進歩により,細菌分類学の分野においても分子生物学的探求法であるGC mol%,DNA-DNAハイブリダイゼーションならびにリボソームRNA(rRNA)の塩基配列の解析が導入されてきた.このうち,特に菌種レベルでの分類,種の決定に関しては定量的DNA-DNA ハイブリダイゼーションを実施して,菌株間のDNAの類似度を測定しなければならないことが認識されている.このような分類の現状において,「Bergey's Manual of Systematic Bacteriology vol. 2」が1986年に出版されて以来既に20年以上が経過し,その間に多くの新菌種が報告されてきた.本稿ではヒトや動物由来の主なプロバイオティクス細菌(Lactobacillus属,Enterococcus属,Bifidobacterium属ならびに関連細菌)の分類の現状について概略を述べた.