著者
藤井 正 伊東 理 伊藤 悟 谷 謙二 堤 純 富田 和昭 豊田 哲也 松原 光也 山下 博樹 山下 宗利 浅川 達人 高木 恒一 谷口 守 山下 潤
出版者
鳥取大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

まず、多核的都市圏構造の研究を整理・展望し、空間的構造の変化に関して社会的メカニズムを含め、地理学と社会学からの分析を行い、同心円的なパターンから地区の社会的特性によるモザイク化、生活空間の縮小の傾向を明らかにした。これは都市整備面では、多核の個性を生かし、公共交通で結合する多核的コンパクトシティ整備を指向するものとなる。こうした整備についても、中心地群の再編等の動向について国際比較研究を展開した。
著者
日野 正輝 富田 和暁 伊東 理 西原 純 村山 祐司 津川 康雄 山崎 健 伊藤 悟 藤井 正 松田 隆典 根田 克彦 千葉 昭彦 寺谷 亮司 山下 宗利 由井 義通 石丸 哲史 香川 貴志 大塚 俊幸 古賀 慎二 豊田 哲也 橋本 雄一 松井 圭介 山田 浩久 山下 博樹 藤塚 吉浩 山下 潤 芳賀 博文 杜 国慶 須田 昌弥 朴 チョン玄 堤 純 伊藤 健司 宮澤 仁 兼子 純 土屋 純 磯田 弦 山神 達也 稲垣 稜 小原 直人 矢部 直人 久保 倫子 小泉 諒 阿部 隆 阿部 和俊 谷 謙二
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

1990年代後半が日本の都市化において時代を画する時期と位置づけられる。これを「ポスト成長都市」の到来と捉えて、持続可能な都市空間の形成に向けた都市地理学の課題を検討した。その結果、 大都市圏における人口の都心回帰、通勤圏の縮小、ライフサイクルからライフスタイルに対応した居住地移動へのシフト、空き家の増大と都心周辺部でのジェントリフィケーションの併進、中心市街地における住環境整備の在り方、市町村合併と地域自治の在り方、今後の都市研究の方向性などが取組むべき課題として特定された。
著者
谷 謙二
出版者
埼玉大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009-04-01

本研究は、オブジェクト指向にもとづく時空間管理可能なGISの開発を行った。本研究の成果としては、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」の開発、Google Maps API v3に対応した「ジオコーディングと地図化」サイトの開発、地理情報分析支援システム「MANDARA」のMicrosoft .NET対応版の開発、および明治期の関東地行政界地図データの作成があげられる。これらのうち、前者2つは既にWebサイトで完成版が公開され、多くの利用者を集めている。
著者
佐藤 武材 熊谷 謙二
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, 1973-12-25

症例は59才の男子,職業は医師、全経過は初発症状発現以来死亡まで約1年2ヵ月である.この間に昭和47年3月から2ヵ月間,昭和47年8月から1ヵ月半,昭和48年1月から約3ヵ月の入院治療を行なっている.第ユ回,第2回目の入院時主訴は右半身不全麻輝,記銘力の減退,失語症で,第3回目の主訴は右大腿骨の病的骨折,咳,疲である.胸部レ線像は左肺門部に半円形腫瘍陰影,右中下肺野に結節性孤立性陰影の散在をみる.喀疲中細胞診は陰性.原発性肺腫瘍兼脳転移と診断しFAMT療法を週2回合計10回施行し,第1回目,第2回目入院中,上記レ線像は著明に改善し殆ど痕跡を認めず,また右不全麻痒,失語症,失書症も改善し医療に従事可能となった.第3回目は工月末体動時に右大腿部に激烈な疾病をきたし,大腿骨の骨折をきたした.3月上句よリ左胸水を認め,ようやく胸水より腫瘍細胞を証明し、3回目のFAMT療法を行なったが血小板減少をきたし,血症血尿を生じ,4月脳出血を併発して死亡した.本例は2回にわたり,FAMT療法を行ない,胸部レ線像および脳転移による種々の臨床症状に著明な改善を認めた髄様状腺癌の1例である.