著者
辻 正文 鎌田 清一郎 イースン・リチャード 河口 英二
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.7, pp.173-180, 1992-01-23

A camera calibration technique plays an important role in the field of robot vision. There are a lot of techniques to this field for several decades. In this paper we present a method for determining the position of a camera using a few target-points. We use 3 rotation angles and translation vector to describe the position of the camera for a pinhole model. In general for solving the 6 unknown parameters a minimum of six target-points in a world coordinate system is required to uniquely define the matrix. However we show that by using the properties of the matrix we can reduce this number to four. Some experimental results of this method using synthetic data and real image data are also shown.A camera calibration technique plays an important role in the field of robot vision. There are a lot of techniques to this field for several decades. In this paper, we present a method for determining the position of a camera using a few target-points. We use 3 rotation angles and translation vector to describe the position of the camera for a pinhole model. In general, for solving the 6 unknown parameters, a minimum of six target-points in a world coordinate system is required to uniquely define the matrix. However, we show that by using the properties of the matrix we can reduce this number to four. Some experimental results of this method using synthetic data and real image data are also shown.
著者
辻本 典央
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大學法學 (ISSN:09164537)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.274-180, 2006-09-30

[目次] 一.はじめに, 二.接見交通権の意義, 三.接見指定制度の問題点 1.接見指定制度の合憲性 2.指定方式(一般的指定と具体的指定) 3.指定要件 4.余罪との関係, 四.戎護および施設管理上の理由による接見制限 1.「接見所」以外での接見, 「面会接見」について 2.書類および信書等の検閲 3.執務時間外の接見 4.食事時間中の接見, 五.接見交通権の展望 1.立法動向 2 .準抗告審の充実, 六.まとめ本文データは, CiNiiから複写したものである。
著者
船橋 利理 駒井 則彦 小倉 光博 桑田 俊和 中井 三量 辻 直樹
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.17, no.10, pp.917-923, 1989-10-10

I.はじめに 1982年,われわれは遷延性意識障害患者に対して意識の回復を目的に頸髄硬膜外刺激を試み著効を得たことを報告した7).その後,諸施設で追試が行われ,有効例がつぎつぎと報告5,12)されるようになってきた.しかし,いかなる部位の障害による遷延性意識障害が本法の適応になるかに関しては未だ議論のあるところである. 今回,大脳,脳幹など種々の障害による遷延性意識障害患者に対して慢性的に脊髄硬膜外刺激(Spinal CordStimulation以下SCSと略記する)を加え,治療効果を検討したので報告するとともに,本法の適応に関してもわれわれの考えを述べる.
著者
辻中 豊
出版者
昭和堂
雑誌
危機の政治学 : ファシズム論と政治過程
巻号頁・発行日
pp.155-239, 1985-07

[後記]本稿の補論以外の部分は、既発表の「ベントリー政治過程論の成立・挫折・転回」(一)(二)(『阪大法学』第一一〇号、第一一一号所収)に、必要最小限の修正を加えたものである。補論部分は、書き下ろしである。
著者
辻 和子
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.43-47, 1973-03-31

要約本研究は中学生を対象とするカウンセリングにおいて,治療者の態度がどのように治療に影響を及ぼすかを研究したものである。中学生を対象にしたのは,中学生がプレイセラピーからカウンセリングに移った過渡期にあたり,プレイセラピー的な面を多く残し,大人のカウンセリングと比べると異質な面があると思われたからである。治療者の態度は,治療者の「関心の無条件性」,「関心のレベル」,「自分を知られることへの抵抗のなさ」,「共感的理解」,「自己一致」に分けられた。これらの要因に対する治療者自身あ認知とクライエントの認知が,本研究のために作成された質問紙で測定された。その結果,本研究の中学生のカウンセリングにおいては,治療者の「関心の無条件性」が最も治療効果と関係が深かった。これは,治療者が無条件的な関心をもっているとき,中学生のクライエントは脅威を感じずにどんな種類のことも自由に表現でき,それが治療効果に影響を及ぼすためと思われる。一方,この要因は治療者の熟練度とは関係がなく,例えば価値観だとか1お互いの好き嫌いといった,訓練によって得られないような種類のものと考えられる。したがって,どのような治療者がどのようなクライエントに無条件的になれるかを考えることは意味があるであろう。more expertな治療者はless expertな治療者よりもクライエントをより共感的に理解することがわかった。これは「共感的理解」が「関心の無条件性」とは逆に,治療者が訓練によって獲得しやすいものであることを示すと思われる。
著者
辻 加代子
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.28-41, 2002-10-31

本稿は,京都市方言・高年層女性話者による談話資料および江戸時代後期上方洒落本(京都板)を資料として,各時代の敬語の運用実態および運用構造を談話分析の手法により解明し,中年層女性の実態と比較検討しつつ変容過程を明らかにすることを試みた.当該方言では日常のくだけた場面において素材待遇語の使用が第三者待遇に偏るとされる近畿中央部方言の敬語運用上の特質を顕著に示すと同時に,関西各地で隆盛が指摘されているハルが専一的に使用されており,尊敬語機能から三人称指標ともいえる機能への変質が認められる.高年層話者においては上記の特徴を強く帯びているもののハルの用法に尊敬語の特質をいくらか残し,江戸時代後期資料にみられる敬語運用には「第三者待遇に偏る素材待遇語の使用」は認められないが待遇の別により異なる敬語形式が用いられていることを具体的に明示した.洒落本資料のうち,天保7年刊行の『興斗の月』にハルの前駆的な形態とされるヤハルのもっとも早い用例が現れ,第三者待遇で使用されていることも明らかにした.
著者
辻 良三
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本毒性学会学術年会
巻号頁・発行日
vol.41, pp.S9-1, 2014

発達神経毒性とは、重金属や化学物質等のばく露による、胎児期あるいは生後発達期の神経系の構造および機能に対する有害影響と定義されている。メチル水銀による胎児性水俣病やエタノールによる発達障害は、その例としてよく知られている。最近、LD(学習障害)、ADHD(注意欠損・多動性障害)、自閉症等の疾病を有する児童が増加している報告されている。また、子どものいじめ、引きこもり、自殺等の心の問題は社会問題となっている。これらの原因については、明らかになっておらず、その原因のひとつに、身の回りの化学物質のばく露による発達神経毒性が疑われている。環境省は、大規模な疫学調査であるエコチル調査を開始し、化学物質との関連性を調査している。農薬等の一部の化学物質については、動物を用いた毒性ガイドライン試験である発達神経毒性試験を実施され、その影響が検討されてきたが、高額の費用、長い試験期間、多数の動物使用等の問題があり、膨大な数の化学物質に対応するのは困難であり、より簡便な方法が望まれている。そこで、種々の生物や細胞を用いた<i>in vivo, in vitro</i>評価系の開発が進められているが、まだ十分と言える評価系は出来ていない。その理由のひとつとして、種々の既知の化学物質による発達神経毒性自体の研究が十分になされていないことが挙げられ、発達神経毒性の発現メカニズムの解明や評価に適したバイオマーカーの開発が進んでいないことが考えられる。これらの研究の今後の一層の研究の進展が望まれる。本講演では、発達神経毒性の概要及び研究動向について説明するとともに、ラットにおけるエタノールの幼若期ばく露による脳発達への影響のメカニズム研究の例についても紹介したい。
著者
辻村 卓 小松原 晴美 荒井 京子 福田 知子
出版者
日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.67-74, 1997-02-25
被引用文献数
7

本実験の結果、ミネラルは各試料について、特徴的な年間の含有量変動をつかむことはできなかった。分析項目中、含有量の変動が比較的大であったカロチンとV.Cについて含有量変化の通年の変動が大きい試料、小さい試料に分けて示す。(1)栄養成分量が季節で変動する試料 カロチンとV.Cの充実期が重なるもの:キャベツは通年が出回り期であるが、12〜4月を両ビタミンの充実期としている。ミネラルは特に傾向を示していない。トマトは夏期にビタミンが充実していた。しかし、四訂食品成分表作成時とは異なる品種が店頭に出回っている。カロチン、V.Cとも成分表値を下回った。ほうれんそうは11〜3月の出回り期がビタミンの充実期であった。ミネラルでは季節による含有量の変化は認められなかった。カロチンとV.Cの充実期が異なるもの:かぼちゃはカロチンの含有量が2〜6月に充実していた。V.Cは3, 6, 12月に40mg以上となったが、7, 8月は低値であった。さやいんげんはV.Cが5, 6月に最高含有量であった。キウイフルーツはV.Cが1〜5月にやや低値であったが、年間を通じて高含有量(最低36mg)を維持した。カロチン含有量は低値であった。カロチンのみ変動:にんじんは通年が出回り期(10月が少し多い)であるが、カロチンは5〜10月に充実していた。ビタミンCのみ変動:ジャガイモはV.Cが5〜9月に充実していた。ミネラルでは季節による含有量の変化が認められなかった。(2)栄養成分量が季節で変動しない試料 セロリーの通年の測定平均値はカロチン77μg, V.C6mg/100gであるが、毎月の測定値もこれらに近いものであった。ピーマンの出回り期は5, 6月であるが、栄養成分、特にV.Cは通年にわたり高含有量(最低70mg)を維持した。
著者
鈴木 広隆 藤本 佳則 辻 剛史
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.39, no.Supplement1, pp.139-144, 2005 (Released:2010-08-25)
参考文献数
5

龍安寺石庭の配石パターンについては、これまで専ら作庭者の意図や配石原理について研究が行われてきた。本研究では、人間の感覚量である趣と配石パターンとの関係について明らかにするため、平面図、透視投影図で表現した様々な配石パターンを被験者に呈示し、趣の定量化を行った。さらに、配石パターンを基にしたボロノイ図を作成し、これによって得られる様々な物理量を求め、趣との関連を考察した。