著者
野村 渉
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.3, pp.405-414, 2015 (Released:2015-03-01)
参考文献数
79

Artificial zinc finger proteins (ZFPs) consist of Cys2-His2-type modules composed of approximately 30 amino acids that adopt a ββα structure and coordinate a zinc ion. ZFPs recognizing specific DNA target sequences can substitute for the binding domains of various DNA-modifying enzymes to create designer nucleases, recombinases, and methylases with programmable sequence specificity. Enzymatic genome editing and modification can be applied to many fields of basic research and medicine. The recent development of new platforms using transcription activator-like effector (TALE) proteins or the clustered regularly interspaced short palindromic repeats/CRISPR-associated protein (CRISPR/Cas) system has expanded the range of possibilities for genome-editing technologies. These technologies empower investigators with the ability to efficiently knockout or regulate the functions of genes of interest. In this review, we discuss historical advancements in artificial ZFP applications and important issues that may influence the future of genome editing and engineering technologies. The development of artificial ZFPs has greatly increased the feasibility of manipulating endogenous gene functions through transcriptional control and gene modification. Advances in the ZFP, TALE, and CRISPR/Cas platforms have paved the way for the next generation of genome engineering approaches. Perspectives for the future of genome engineering are also discussed, including applications of targeting specific genomic alleles and studies in synthetic biology.
著者
野村胡堂 著
出版者
同光社
巻号頁・発行日
vol.別巻 (随筆銭形平次), 1954
著者
小田原 良治 西 満正 小玉 徳信 野村 秀洋 愛甲 孝 金子 洋一
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.12, no.11, pp.844-852, 1979 (Released:2011-03-02)
参考文献数
19
被引用文献数
1

雑種成犬18頭および臨床例67例を対象として負荷試験によるセクレチン放出を検討した.その結果, 0.3M Glycinc, 各濃度Etylalcoholには直接的セクレチン放出作用はなく, 稀塩酸のみ有意のセクレチン放出作用を認めた.ヒトにおけるアルコールのセクレチン放出作用は, アルコール投与により惹起された胃酸分泌の亢進が原因と考えられる.臨床例の空腹時セクレチン値は, 胃全剔で低値を示す傾向にあり, セクレチン値と健常な胃の存在が密接な関係にあることがうかがわれた.塩酸負荷後のセクレチン放出は, 胃全剔例では, Roux-YよりDouble Tractが良好であり, 噴門側胃切除例ではN字吻合が良好であった.
著者
平野 真子 野村 一俊 橋本 伸朗 福元 哲也 浦田 伸一
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.158-161, 1999-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
7
被引用文献数
2 4

Most reports on the results of treatment of tears of the rotator cuff have included surgical results, and only a few results of long-term therapy in non-surgically treated patients have been reported. We followed up non-surgically treated patients whose course had been monitored, and performed questionnaire surveys and direct examinations about 2, 6 and 19 years after the start of follow-up.The subjects were 14 conservatively treated patients diagnosed with the complete tear of the rotator cuff by shoulder arthorgraphy in our department during the 3-year period between 1986 and 1989 and whose course had been known at the time of the survey in 1990 and 1994 and 1998. They could be followed up by questionnaire and direct examination.Their mean age at the time of the initial examination was 61.6 years, and the mean follow-up period was 10.2 years. Patients with only slight pain after initial conservative treatment and who did not want to undergo surgery, were treated conservatively.The evaluation was based on the scoring of JOA. All but 2 had favorable long term courses.
著者
野村智洋 牧野友哉 白石陽
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.131-138, 2013-07-03

近年,携帯端末の中でも,GPSや加速度センサなどの様々なセンサを搭載したスマートフォンの普及が進んでいる.そのような携帯端末を利用することで,粒度が高く多種多様な情報を大量かつ容易に収集することが可能となってきた.このような情報をネットワークを介して共有し,新たな情報を生成するプローブ情報システムが注目されており,現在,交通情報や環境情報の共有に活用されている.本稿ではこのように共有される環境情報の中でも,自動車の快適な運転や乗り心地に関わるものとして,路面状況に着目する.路面状況は変化するものであるため,特に冬期においては「轍が発生した」などという事実も共有する必要がある.既存研究として,固定カメラや車載カメラ,加速度センサを利用した研究が存在するが,導入コストの削減やロバスト性の向上,路面状況の変化の検知ができないなどの課題がある.そこで,本稿ではスマートフォンを用いて路面状況を推定し,路面状況変化を検知する手法を提案する.提案手法では,自動車に設置したスマートフォンのセンサを用いて路面状況を推定し,過去の推定結果と比較することで路面状況の変化を検知する.
著者
山内 溥 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1180, pp.126-129, 2003-02-24

答 会社に足を運ぶのは週1回くらいです。月1回の役員会には出席しますが、経営会議には出ません。 社長を辞めて、楽にはなったんですよ。出ていかなくてもいいですから。その点はありがたいけど、やっぱり精神的にはあんまり楽になりません。今はメディアが発達していますから、会社に来ようと来まいと情報が入ってくるので、どうも落ち着きません(笑)。
著者
西谷 美智恵 森野 豊之 松岡 直輝 野村 栄一 宮地 隆史 丸山 博文 郡山 達男 三森 康世 松本 昌泰 仲 博満 梶川 博
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.2424-2426, 2004-11-10
被引用文献数
3 4

症例は26歳,女性. 2年前より左方への頸部回旋時に失神様めまい発作が出現した.頸部血管超音波検査にて右椎骨動脈が左方への頸部回旋時に狭窄または閉塞を生じていることが明らかとなり,頭部MRAの検査結果と併せてbow hunter's syndromeと診断した.頸部血管超音波検査による脳循環病態のダイナミックな評価が,スクリーニングおよび補助診断として有用であったと考えられた.
著者
石原 慎太郎 鳥海 巖 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1101, pp.4-7, 2001-07-23

——日本の産業競争力低下をもたらした要因の1つに教育システムの混乱があると言われます。今日はこうした点を深掘りしたいと思うのですが、いかがお考えですか。 鳥海 私は今朝からずっと都の教育委員会で缶詰めだったんですが、教育委員会での議論を通じて痛感することがあるんです。

1 0 0 0 OA 維新前後

著者
野村兼太郎 著
出版者
日本評論社
巻号頁・発行日
1941
著者
落合 尚良 池田 崇博 野村 直之
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.243-244, 1997-03-12
被引用文献数
1

GUI上でワープロ、メール執筆等の本業を行っている時に、バックグラウンドで関連文書を自動的に検索して提示する、オフィス文書自動検索の一実現方法を提案する。近年のオフィス環境では、1人l台のPCが普及し、ウィンドウシステム上で、ユーザーが手動で気軽にマルチタスクを扱えるようになっている。そのおかげで、本業に関連する、検索などの別作業を割り込ませながら仕事を進める様態が一般的となっている。この従来無かった環境では、マルチタスクのおかげで業務の効率が上がる一方、本業への集中度が落ちて、次のような問題点が現れるようになった。<問題点1)>___-割り込み作業の内容により気が散る、本業から脱線、何をしようとしていたか忘れ、重要でない作業に走る。<問題点2)>___-割込みか作業の遂行のための手順の想起、関連情報の所在の想起、手榎順の実行、結果の確認方法の想起などに思考のコストおよび時間のコストがかかる。これらの新たな問題点の解決につながる技術の中で、ユーザによる曖昧な指示を解釈し、必要に応じて時間/空間の制約を越えて「良きにはからって」くれるソフトウェアはエージェントと呼ばれる。本稿では、エージェントによる代行に問題をシフトさせず、解決の対象を上記の<問題点2)>___-に絞って、「自動検索」の新しいユーザインタフェースを提案する。従来の関連研究では、検索の条件指定を自動化する試み、すなわち、明示的にキーワードを指定せずに類似文書を検索する文書アクセスを行うための手法として、たとえば文献[1]がある。但し、主眼は文字列成分分布の類似度比較という要素技術の側にあり、具体的にどのような状況でユーザの検索行為を省力化できるかが明示されてはいない。
著者
後藤 卓也 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1093, pp.76-79, 2001-05-28

問 2001年3月期決算は経常利益で20期連続増益を達成しましたが、今期はついに連続増益記録が途絶えるそうですね。成長が止まったと見て、株価は低迷していますが。 答 発展途上国ならともかく、先進国の中で10%以上の成長を求める方が異常ではないかと思います。花王にとっては非常に辛い状況ですよ。
著者
野村 修
出版者
JAPANISCHE GESELLSCHAFT FUER GERMANISTIK
雑誌
ドイツ文学 (ISSN:03872831)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.47-56, 1969

Meine obige Abhandlung will folgendes nachweisen:<br>Ich sehe im <sub>"</sub>Gesang des Soldaten der roten Armee" nicht <sub>"</sub>Abscheu", wie ihn Martin Esslin (1962 S. 216) sehen wollte, sondern lebhaftes Mitgefühl, das der zwanzigjährige Brecht mit den bayerischen Revolutionären hatte. In dem <sub>"</sub>wir" des Liedes nahm er, mitten zwischen der Hoffnung und der Hoffnungslosigkeit der damaligen Situation, einfühlend selber ihre Stellung. Nach der Niederlage kam er, immer noch mit <sub>"</sub>unseren" Augen, <sub>"</sub>grinsend in euer Paradeis". Baal in der zweiten Fassung (entstanden in April/Mai 1919) blieb noch eine sozusagen vorrevolutionäre Existenz, verkörperte aber jetzt, konsequenter als in der ersten Fassung, eine sich von Anfang an nicht mit <sub>"</sub>euch" versöhnende Gesinnung. <sub>"</sub>Wir" selbst hatten jedoch Mimikry dringend nötig, um in <sub>"</sub>eurem Paradeis" wohnen zu können; und die Mimikry mußte in dieser Sachlage die Problematik haben, daß sie eine Notwendigkeit und zugleich eine Gefahr ist-die Gefahr, ein Leben in Mimikry mit dem eigentlichen Leben zu verwechseln. Dann könnte man leicht zu einem <sub>"</sub>Esel" werden, <sub>"</sub>der gewillt ist, als Schwein weiterzuleben", also zu Galgei: dem Nachfolger von Kragler und dem Vorgänger von Garga, Galy Gay und <sub>"</sub>den Städtebewohnern". Brecht war sich wohl dieser Problematik schon ziemlich bewußt, als er Kragler, den Held in <sub>"</sub>Trommeln in der Nacht", in Februar/März 1919 schuf.<br>Man kann daher über Brecht in den zwanziger Jahren nicht sagen: <sub>"</sub>Dies Revolutionszwischenspiel war bald vergessen" (Esslin S. 24). Alle seine Werke behandelten damals <sub>"</sub>unsere" Problemetik in <sub>"</sub>eurem Paradeis", indem sie die Gesten der dort Wohnenden hervorhoben. Hans Mayer hat trefflich bemerkt: <sub>"</sub>Die geistige Welt des jungen Brecht wird nicht durch die großen literarischen und politischen Strömungen der Kriegs- und ersten Nachkriegsjahre geprägt, sondern durch Augsburg und die Umwelt der Provinz" (1961 S. 26). Ich möchte aber zu dieser Formulierung ein Wort hinzufügen. Brechts Augsburg war auch dasselbe, das einmal mit München mitten in der Revolution gestanden hatte. Das konnte zwar eine <sub>"</sub>Provinz" sein, doch eine Provinz besonderer Art, verglichen mit jenen Metropolen, wo das System <sub>"</sub>unsere" Erinnerung unaufhaltsam verwittern sollte.
著者
木村 武志 鮫島 守 野村 昌功 森田 淳 溝口 秀城 石原 守
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.147-151, 2006-12-15
被引用文献数
3 13

養殖トラフグのヘテロボツリウム症対策として, 産業動物の駆虫剤であるフェンベンダゾールのプロドラッグ, フェバンテルの有効性を検討した。フェバンテルはトラフグに経口投与後, 体内で速やかに活性型のフェンベンダゾールへ代謝された。魚体重1kg当たり12.5mgと25mgを5日間, 50mgを3日間連続で投与すると, 成虫の88%以上, 未成熟虫の95%以上が駆虫され, フェバンテルの有効性が明らかとなった。
著者
帆足 隆 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1106, pp.66-69, 2001-09-03

問 率直に言って、カネボウは先進的企業と対極のイメージがあります。様々な事業を多面的に手掛けるペンタゴン(5角形)経営が行き詰まり、その後も、莫大な債務を過去の含み資産の売却で埋め続けてきました。 答 過去のことはあまり聞かないでくださいよ(笑い)。まあ、そうした歴史もあったかもしれません。親からもらった資産を食いつぶして生活するほど楽なことはない。
著者
氏家 齊一郎 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1104, pp.56-59, 2001-08-20

問 社長在任の間に7年連続で視聴率三冠王を獲得し、日本テレビ放送網(日テレ)を地上波最強の地位に押し上げました。 答 まず知っておいてほしいんだけど、日テレは視聴率も1位だけど放送収入でも実は1位なんです。売上高を見ると確かにフジ(テレビジョン)さんがうちよりも上だよ。でも、それはイベントなどの事業収入がうちより300億円ぐらい多いからなんだ。