著者
長谷川 政美
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.75, no.7, pp.694-700, 1992-07-25
参考文献数
7
著者
飯高 茂 谷沢 晃 長谷川 武志 南谷 和範
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.381-382, 2004

携帯型ゲーム機で簡易型のグラフ電卓を作成することを試み,任天堂のGBA(ゲームボーイアドバンス)の上で関数のグラフが描けるソフトができた.三角関数と有理式を含む媒介変数式,多項式による陰関数表示された関数についてのグラフが高速にかつ美麗に描けるので,大学の基礎課程の数学の学習にも有益であると思われる.
著者
飯田 弘之 中川 武夫 長谷川 敦史 岡根谷 敏久 Muangkasem Apimuk 曾根 彰吾 石飛 太一
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.132-142, 2013-09-30

本論文において,新たな情報力学モデルを提案し,その応用について探求する.最初のモデルはゲーム結果の確かさに関連し,二番目のモデルはゲーム結果の不確かさに関連する.これらのモデルを将棋とサッカーに適用する.そして,エンタテイメント性の質,ゲーム進行パターン,アドバンテージの依存性,勝率といったゲーム情報の時間推移を可視化するために有効であることを確認する.提案モデルの応用例として取り上げたサッカーの情報力学モデルから,FIFA女子世界サッカー選手権決勝の試合は典型的な均衡がとれたゲームであることがわかる.また,この試合で日本チームはアメリカチームに勝利したが,日本チームが最後まであきらめなかったことが示唆される. : This paper is concerned with novel information dynamic models and their application. The first model is relating to certainty of game outcome, and the second one is to the uncertainty. They have been applied to Shogi and Soccer. It is found that these models are useful for visualizing the detail processes in the game, such as the quality of entertainment, game pattern, together with time dependency of the advantage and winning rate. It is suggested that FIFA Women's World Cup Germany 2011Final is a typical balanced game in which Japan got the win against USA, but fighting spirit of Japanese players was slightly stronger than that of American players.
著者
渡辺 勢也 青木 尊之 長谷川 雄太 河原 淳 橋本 博公
出版者
日本混相流学会
雑誌
混相流 (ISSN:09142843)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.55-62, 2019-03-15 (Released:2019-04-08)
参考文献数
21
被引用文献数
1

Numerical simulations are powerful tools to study tsunami impacts on building structures. We have developed a CFD code for free-surface flows interacting with floating debris by using Lattice Boltzmann Method (LBM) and Discrete Element Method (DEM). Both methods are suitable for GPU computing and large-scale simulations because they are explicit time-integration schemes. In order to improve the accuracy and the stability of flow computation, the cumulant LBM model has been employed and coupled with the conservative Allen-Cahn equation for the purpose of free-surface capturing. A moving boundary approach based on the interpolated bounce-back scheme is utilized at liquid-solid interfaces. Rigid body dynamics of floating debris is computed by using DEM. A model constructed by multiple small spheres represents complex shapes of debris. We measure the weak scalability on multiple GPUs of the TSUBAME3.0 supercomputer, and the code achieved 83.4% parallel efficiency when scaled 16 to 256 GPUs. As a test case, we demonstrate a tsunami flow with driftwoods using 200×600×3000 lattice nodes and 24 GPUs Tesla P100, and the simulation has completed within 24 hours. The impact force of the driftwoods acting on the wall is about 15 times larger than only water. It shows that effects of driftwoods are important to evaluate the tsunami damage on building structures.
著者
長谷川雅俊
出版者
静岡県水産試験場
雑誌
静岡県水産試験場研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Prefectural Fisheries Experiment Station (ISSN:03863484)
巻号頁・発行日
no.38, pp.19-25, 2003-10
被引用文献数
25 32

カジメ移植試験の結果とサガラメ群落衰退の観察から榛南海域での磯焼けの持続要因を検討した。1)坂井平田沖で実施したカジメ移植試験では、夏から冬にかけて着生数の減少と葉部の消失が生じた。2)カジメ移植試験の夏から冬にかけての残存個体の葉部には弧状の欠損部がみられ、アイゴの採食痕と一致した。また、残存個体の形態もアイゴの食害にあったカジメの形状に一致したことや1999年8月にはアイゴがカジメを採食しているのを観察したことから、アイゴの食害が葉部消失の主因と考えられた。3)安定して維持されてきた御前崎ホテル前のサガラメ群落では1999年10月8日-11月5日の間に大半のサガラメ成体の葉部が消失した。4)残存したサガラメ個体の葉部の弧状の欠損部と門歯状歯の跡はアイゴの採食痕と一致した。5)当海域では磯焼けの持続にアイゴが関与しているのみならず、磯焼けが進行した海域で残された群落の衰退にもアイゴが深く関与していると推察された。
著者
田中 奈津美 長谷川 晃
出版者
日本感情心理学会
雑誌
感情心理学研究 (ISSN:18828817)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.36-46, 2019-03-31 (Released:2019-04-02)
参考文献数
31

Longitudinal associations among behaviors toward parents, family relationships, and depression were investigated. In Study 1, undergraduate students (n=356) responded to items that represented behaviors toward their fathers and mothers. Exploratory factor analyses extracted three factors: Behaviors as equals, Intimate behaviors, and Aggressive verbal behaviors. Based on these results, the Behaviors toward Father Scale and the Behaviors toward Mother Scale were developed. In Study 2, undergraduate students (n=194) responded to measures assessing behaviors toward parents, parents’ social support, family function, and depression, twice at the interval of six weeks. Results indicated that Behaviors as equals toward both parents at Time 1 increased their social support to students at Time 2. Moreover, Behaviors as equals toward mothers increased family function. Also, social support from fathers and family function decreased depression. Additionally, depression increased Behaviors as equals and Intimate behaviors toward both parents, as well as Aggressive verbal behaviors toward fathers. These findings suggest that depression among undergraduate students might increase behaviors which strengthen family relationships.
著者
渡辺 将成 長谷川 晃
出版者
日本カウンセリング学会
雑誌
カウンセリング研究 (ISSN:09148337)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.73-80, 2017 (Released:2019-04-05)
参考文献数
14

本研究は,楽観性と悲観性が重要性の異なる2つのストレス場面で選択されるコーピング方略とどのような関連があるのかを検討し,楽観性と悲観性の機能的な差異を明らかにすることを目的とした。145名の大学生が楽観性,悲観性,およびコーピング方略を測定する尺度に回答した。参加者は重要性の高い学業上のストレス場面と重要性の低い場面を想起しながらコーピング尺度に回答した。重要性の高い場面では,楽観性は計画立案,情報収集,肯定的解釈と正の相関が示された。また,重要性の高い場面と低い場面において楽観性と肯定的解釈の関連に差が認められ,楽観性が高い者は重要なストレス場面では積極的に肯定的解釈を用いるが,重要ではない場面ではそこまで肯定的解釈を行わず,認知的な資源を節約していることが示唆された。一方,悲観性は重要性の高い場面と低い場面の両方で選択される先延ばしと正の有意な相関が認められ,この関連は楽観性の影響を統制した場合でも有意であった。以上のようなコーピング方略との関連の差異が楽観性と悲観性を区別する特徴であると考えられる。
著者
二宮 皓 石井 明 森泉 豊栄 江藤 一洋 長谷川 淳 谷口 吉弘 木村 裕
出版者
広島大学
雑誌
特別研究促進費
巻号頁・発行日
2001

本研究はポスト留学生10万人計画において、どのような留学生施策を講ずるべきかについて、諸外国における動向も参考にしながら、調査研究を行ってきたものである。途上国支援、途上国の人材育成支援、あるいは平和・親善友好の増進、などの留学生政策目標をレビューし、本研究では、わが国の国際競争力、とりわけ大学の国際競争力や研究力を著しく改善するための留学生政策・施策のあり方を中心とする研究とすることとした。そこで優れた大学において大学院を担当する教授を文橡とし、そうした観点から「優れた留学生」の特性(能力・資質)や属性に関する意見を調査し、どうすれば「優れた留学生」をひきつけることができるか、について研究してきた。また大学院で学ぶ留学生自身の優秀性に関する自己評価などに関する調査を行った。その結果、わが国も、留学生政策・施策を「戦略的」に構想する必要があり、ある意味でODA型留学生交流の推進に加えて、ODAを超えたわが国の国際競争力を高める留学生交流のための特別な施策を講ずる必要があることを明らかにしている。また同時に「質の高い留学生受入れ」という観点から留学生の満足度を規定する要因についての分析も行い、顧客ニーズに応える質の高い留学生受入れ施策のあり方を研究してきた。こうした成果をまとめて報告書で公開すると同時に、平成15年12月6日には、東京で「21世紀の留学生戦略シンポジウム」を開催し(200名以上の参加者)、中央教育審議会留学生部会中間報告を基礎とする基調講演をお願いし、パネルディスカッションとして、21世紀の留学生戦略について討議を行った。そうした一連の研究や成果の公開活動をふまえて、「21の提言」として留学生施策における戦略的方策に対する総合的な提言を行った。主としてODA事業や高等教育における留学生施策の意義や役割をふまえた提言、留学生の生活支援や教育・研究活動に関する提言、教育の貿易という観点からみた留学生施策の戦略に関する提言などを行った。
著者
齊田 高介 大塚 直輝 小山 優美子 西村 里穂 長谷川 聡 市橋 則明
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.40 Suppl. No.2 (第48回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.48101218, 2013 (Released:2013-06-20)

【はじめに、目的】 膝前十字靭帯(以下ACL)損傷は着地やカッティング動作時のknee-in(膝外反)で発生することが多く,この受傷起点には股関節外転筋力の低下が関係していると言われている。またACL損傷は試合の終盤に発生することが多く,疲労がACL損傷の一要因であると考えられている。これらのことから疲労による外転筋の筋力低下がACL損傷に繋がる可能性があると考え,我々は股関節外転の主動作筋である中殿筋に注目した。しかし,これまでの所,中殿筋単独の疲労が動作に及ぼす影響を調査した研究はなく,中殿筋の疲労とACL損傷リスクとの関連は不明である。そこで本研究では,骨格筋電気刺激(以下EMS)装置を用いて中殿筋を選択的に疲労させ,その前後での片脚着地動作の変化を調査した。本研究の目的は,中殿筋の選択的な疲労が片脚着地動作に及ぼす影響を検討することである。【方法】 対象は健常男性8名(年齢20.9±1.9歳)とし,利き脚(ボールを蹴る脚と定義)側を測定肢とした。まず疲労課題としてEMS装置(ホーマーイオン社製,AUTO TENS PRO)を用い,最初の10分間は痛みを感じない強度で,その後の20分間は耐えられうる最大強度で中殿筋に対して電気刺激を実施した。中殿筋の選択的な筋力低下を確認するために,最大等尺性随意収縮(以下MVC)時の股関節外転・屈曲・伸展筋力をEMS前後で測定した。筋力測定には徒手筋力計(酒井医療製,mobie)を用いた。動作課題として30cm台からの利き脚片脚による着地動作を行った。疲労課題の前後で動作課題を3試行ずつ計測し,三次元動作解析装置(VICON社製)と床反力計(KISTLER社製),表面筋電図(Noraxon社製,TeleMyo2400)を用い,運動学的・運動力学的データと筋電図学的データを収集した。筋電図は外側・内側広筋,大腿直筋,外側・内側ハムストリングス,大腿筋膜張筋,大殿筋,中殿筋に貼付した。解析では,着地動作中の利き脚の矢状面,前額面における股・膝・足関節角度および外的関節モーメント,動作中の床反力の鉛直成分を算出した。筋電図は50msec毎の二乗平均平方根を算出し,MVC時の値で正規化した。筋電図の解析区間は着地の前後50msec,50~100msecの4区間とし各区間の平均値を求めた。各関節角度,外的関節モーメントの解析には着地時点,床反力最大時点,最大膝関節屈曲時点での値を用いた。床反力鉛直成分と股関節外転筋力の解析には最大値を用いた。各パラメータは3回の試行における平均値を算出した。統計学的処理では,疲労前後での運動学的・運動力学的データ,筋力データを対応のあるt検定,筋電図データをWilcoxonの順位和検定で比較した。有意水準は5%とした。【倫理的配慮、説明と同意】 対象者には,実験の目的および内容を口頭,書面にて説明し,研究参加への同意を得た。【結果】 EMS後に股関節外転筋力は有意に減少(p<0.05)したが,股関節屈曲・伸展筋力に有意な変化は認められなかった。着地時点では股関節屈曲角度(p<0.05)および膝関節屈曲角度(p<0.01)が有意に増加した。床反力最大時に股関節屈曲モーメント(p<0.05),股関節内転角度(p<0.05)および膝関節屈曲角度(p<0.01)が有意に増加した。最大膝関節屈曲時点では股関節屈曲角度(p<0.01)および膝関節屈曲角度(p<0.01)が有意に増加した。床反力鉛直方向の最大値は有意に増加(p<0.05)した。他の関節モーメントおよび関節角度,筋電図データに有意な変化は認められなかった。 また,有意な差は認められなかったが着地時点の股関節内転角度(効果量r=0.65),床反力最大時点の股関節屈曲角度(効果量r=0.61)および膝関節外反角度(効果量r=0.64)で効果量大が示された。【考察】 疲労課題前後における筋電図データに有意な差はみられなかったが,筋力が有意に低下していることから,股関節外転筋をEMSにより選択的に疲労させられたと考える。疲労課題後の床反力最大時点での股関節内転角度の増加は,中殿筋の筋疲労のため床反力最大時に反対側の骨盤が下降したと考えられる。また有意な差はなかったものの,床反力最大時点の膝関節外反角度の増加は効果量大であり,中殿筋の筋疲労によって股関節が内転し,膝関節が外反方向に誘導されたと考える。 本研究の結果より中殿筋の筋疲労は片脚着地動作時のknee-inを誘導し,ACL損傷のリスクを高める可能性があると考えられる。【理学療法学研究としての意義】 本研究結果より,中殿筋の選択的な疲労によって着地時のACL損傷リスクが高まる可能性があることが示唆された。これはACL損傷の発生機序を解明する一助となると考えられる。
著者
長谷川 雅一
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.154-155, 2012
参考文献数
1

生徒に実感を持たせるための電気分野の教材を工夫した。そのうちの2種を紹介する。「ガラス容器スピーカー」は,新潟県の理科長期派遣研修員が開発した「鍋スピーカー」を改良したものである。教室中に響く音の大きさ,音質(高音)の良さ,中が透けて見えることが特徴である。また,「エレキギター」はホームセンターの材料を使い,手軽に作製できるようにした。いくつかの研修会で先生方に紹介したが,好評価をいただいた。これらは,別稿で吉楽先生が研修会で使用したものの原型である。
著者
齊藤 佳余子 長谷川 ともみ 永山 くに子
出版者
富山大学看護学会編集委員会
雑誌
富山大学看護学会誌 (ISSN:1882191X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.83-92, 2013-12

本研究は帝王切開を受けた母親が手術直後に体験したカンガルーケアをどのように受けとめたのかを明らかにすることを目的とした.反復帝王切開直後にカンガルーケアを体験した母親5名を対象とし,質的帰納的分析を行った.分析の結果,手術前は【元気な子どもを得る期待感】,帝王切開直後のカンガルーケア体験後には【自分の子どもを得たことの実感の深まり】【子どもへの愛しさの高まり】のカテゴリが抽出された.また3事例ではあるが手術前に<前回の出産に対するひきずり>があった母親はカンガルーケアを体験することにより<前回の出産体験のひきずりの埋め合わせ>が行われ,<出産に対する満足感>へとつながった.このことから帝王切開直後のカンガルーケアを母親は自分の子どもを得たことを実感できる体験と受けとめていた.また前回の出産体験にひきずりをもつ母親にとっては,喪失からの立て直しに関与する可能性が示唆された.Kangaroo care after childbirth is a technique that is widely practiced in many advanced nations. In this research, we aim to clarify the subjective experiences of women practicing kangaroo care after cesarean sections. The subjects in this study comprise five women who underwent repeated cesarean sections. The analysis was conducted using qualitative induction. We found that prior to a cesarean section, the mother hopes to obtain a fine child. It is only after the operation that the mother starts to feel increased love and affection for the child. Three of the five women had previously given birth to children with psychological damage; for these women, the need to participate in kangaroo care could be seen as a kind of compensation for the previous births. Further, these three women all underwent satisfactory deliveries. As mentioned above, it was thought as experience which can realize that the mother got her child for the kangaroo care just behind a cesarean section. Moreover, this study revealed that mothers who experienced psychological damage in previous childbirths participated in kangaroo care as form of recovery therapy brought on by the sense of loss they experienced previously.
著者
長谷川 弥 Hisasi Hasegawa
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.195-196, 2010-04-01