著者
阿部輝夫
雑誌
精神療法
巻号頁・発行日
vol.18, pp.403-411, 1992
被引用文献数
1
著者
阿部輝夫
雑誌
日本性科学会雑誌
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1,5-10, 1994
被引用文献数
1
著者
阿部 輝夫
出版者
日本看護協会出版会
雑誌
看護 (ISSN:00228362)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.151-159, 1998-06
著者
佐埜 勇 川岸 直樹 阿部 道夫 土屋 誉 里見 孝弘 新井 元順 九里 孝雄 渡部 秀一 伊藤 順造 佐々木 幸則 児山 香
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.25, no.10, pp.2530-2534, 1992-10-01
被引用文献数
1

肝細胞癌を合併した非常にまれな抗ミトコンドリア抗体陰性の早期の無症候性の原発性胆汁性肝硬変症の1例を報告する.症例は71歳の男性で,近医で肝細胞癌を指摘され当院に手術目的で紹介入院.入院時自覚症状なく黄疽,貧血を認めず.腹部所見で心窩部に手拳大の腫瘤を触知するほか異常所見なし.血清学的検査では胆道系酵素が上昇し,HBs抗原陰性,HCV抗体陽性だった.腫瘍マーカーは正常範囲内だった.免疫学的検査ではIgMのみが軽度高値を示したほか正常であった.腹部超音波検査,コンピューター断層撮影,血管造影にて肝左葉外側区域の直径7.0cmの肝細胞癌と診断し,肝左葉外側区域切除術施行.病理学的検査では,腫瘍部は高分化型のEdmondson II型の肝細胞癌で非腫瘍部には細胆管の増殖と中等大以下の小葉間胆管に炎症像のみらねるstage 2の早期の原発性胆汁性肝硬変症と診断.経過順調で現在外来通院中である.
著者
吉田 武義 大口 健志 阿部 智彦
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.44, pp.263-308, 1995-11-30
被引用文献数
22

新生代東北本州弧における火山岩組成の時間的・空間的変遷を検討した結果, それらを供給した島弧下マントルウェッジには3種の起源マントル物質, (1) エンリッチした大陸性マントルリンスフェア, (2) 島弧性最上部マントルリソスフェア, (3) 枯渇した島弧性アセノスフェアが存在していたことが確認された。東北本州弧, 陸弧活動期(〜21 Ma)には, 大陸性マントルリンスフェアが特に背弧側マグマ起源マントルを構成しており, その上部の最上部マントルに地球化学的不均質性の著しい(島弧性)最上部マントルリンスフェアが分布していた。背弧海盆拡大に関連して, 背弧側深部に島弧性の枯渇したアセノスフェアが侵入し, 背弧側のマントル内温度が上昇した結果, 背弧側最上部マントルを構成していた島弧性マントルリソスフェアが溶融して, 火山弧を火山フロント側から背弧側へと横切る広域組成変化傾向が不明瞭となった。その後, 背弧側マントルの温度低下と, 火山フロント側最上部マントルの温度上昇が続き, 背弧側ではより深部に位置していた, 枯渇した島弧性スピネルカンラン岩質アセノスフェアに由来するマグマが分離上昇を始め, 火山フロント側ではよりエンリッチした斜長石を含むカンラン岩からなる, 最上部マントルリンスフェア由来の低アルカリソレアイトが分離上昇して, 第四紀火山活動を特徴づける組成の広域変化が形成された。第四紀における火山フロント側および背弧側マグマ起源マントルはそれぞれ, マントルウェッジ内で地震学的に認められる火山フロント側低速度域と背弧側低速度域に対応している。両者の間には組成不均質性があり, 中期中新世以降, 少なくとも同位体組成的には均質化していない。
著者
阿部 邦子 宇津巻 幸子
出版者
島根県立大学短期大学部
雑誌
島根女子短期大学紀要 (ISSN:02889226)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.16-22, 1973-03-28

地直しは被服構成の中で無視することの出来ない重要な工程の一つである。能率的で効果の高い地直しの究明を目的としこの研究を行った。婦人用ジャケットの表地として多く用いられる10種の表地を試料とし,無処理布と縮絨店処理,霧吹処理,水浸6時間処理の地直しをした布がドライクリーニング,湿式洗濯,水浸30分操作により如何なる収縮性を現わすか,又この3つの処理が如何なる効果があるかを実験し,2,3の考察を得たので報告する。各地直し後のたての収縮率はフラノ,ギャバジンは,4.5%〜7%で最大,ツィード,ヘリンボーン,オットマン,ジャージが3%前後,アムンゼン2%前後,よこは殆どの物が1.5%以内である。タータンチェック,ハイニット,デニムは0.5%前後で,たてよこ同程度の収縮率である。湿式洗濯に対してはフラノ,ギャバジン,ヘリンボーン,ジャージは処理布でもたて1回目で平均2%〜5%の収縮率を示すので,その服は着用不能になると思われる。たゞしオットマン,アムゼンの処理布及びタータンチェック,ハイニット,デニムでは1〜2回の湿式洗濯ではたてでも収縮率1%以下に止るので,薄色の服でドライクーニングでは汚れが落ちにくい物等は湿式洗濯をしてもそう悪影響はないものと思われる。ドライクリーニングに対して処理布は5回目でも大部分の試料が1.2%以下であるが,無処理布は回を重ねるごとに上昇し2%〜3%にもなるのでやはり何れかの地直しをすることが必要である。同一試料においては3種の地直し後の収縮率とその後の洗濯操作による収縮率との関係は見られないが,各試料間の収縮率は,前者と後者は大体同傾向を示す。問題の多い湿式洗濯のたて地について3種の地直しを比べて見ると霧吹処理は比較的効果は少なく,平均して良いのは縮絨店処理である。今回の水浸処理は6時間にしたが,水縮30分浸せき実験の収縮進行状態を見ると殆どの試験布が1〜2回の操作で急激に収縮し,それ以後は横ばいか極くわずか上昇するだけなので水浸時間は2〜5時間で充分だと思われる。今後の課題として他の地直しの方法や,芯地,裏地の収縮性も合せて研究し,ワンピース,ジャケット等裏付の物を製作する場合の地直しと縫製方法の関係を究明してゆきたいと思っている。この研究にあたり文化女子大学成瀬信子先生の御親切な御指導御助言に深く感謝致します。
著者
石原 達也 中村 幸博 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.160, pp.87-92, 2009-07-23
被引用文献数
3

近年,ユビキタスコンピューティング技術等の進展により,様々なセンサを用いて取得されたユーザの状況をライフログとして蓄積し,それを利活用することで個々のユーザの状況に応じたサービスを実現するライフログサービスが現実味を帯びてきている.ライフログの中でも,ユーザとユーザ周辺の人物やモノなどの空間配置と時刻情報が取得できれば様々な新しいライフログサービスの展開が期待できる.我々は,モノにセンサを取り付けることを前提に,局所座標系上でのそれら位置とユーザ位置を同時に推定する手法を提案してきた.本稿では,ユーザの移動に伴って逐次形成されていくそれら局所座標系における位置情報の統合手法を提案し,実環境における実験結果について報告する.
著者
齋藤 明紀 中西 通雄 安留誠吾 重弘 裕二 西田 知博 馬場 健一 阿部 広多 松浦 敏雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.71, pp.61-66, 1997-07-25
被引用文献数
6

教育用の計算機システムは、一般に利用者数、および、管理すべき計算機の台数の両方が多いために、システム管理の負荷が大きい。さらに、利用者のうち初心者の占める割合が高いこと、利用者が必ずしも善意の利用者ばかりでないことなどの理由から、不注意や故意によってシステム運用に支障を与えるようなことも起こりうる。本稿では、このような多人数が利用する、多数の計算機をネットワークで接続したシステムの維持・管理を省力化するための方法として、多数の計算機の初期設定や設定変更等を集中管理で行なうパッチシステム、異常検出と再起動の自動化など、いくつかの方法を示し、その有効性を明らかにする。As computer networks have come into wide use, distributed systems, in which many personal computers or workstations are connected via networks, become popular for campus wide education. However maintaining such systems imposes heavy workload to keep systems well-managed, such as initializing home directory, changing passwords, gethering and analizing statistical information, monitoring network status,...and so on. We have shown several methods for reducing such workload on system administration for campus wide educational systems.
著者
阿部 勝巳
出版者
日本古生物学会
雑誌
化石 (ISSN:00229202)
巻号頁・発行日
no.52, pp.26-27, 1992-06-30
著者
三吉 秀夫 奥西 稔幸 阿部 ひろみ 小渕 保司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.105-106, 1992-02-24

自然言語の意味をいかなる形式に表現するかというテーマは人工知能(AI)とりわけ自然言語処理において重要なテーマであり、従来からいろいろな研究が行なわれている。代表的なものとしてはAI分野の知識表現の枠組を利用したものであり、フレーム形式、意味ネットワーク、論理形式などが挙げられる。しかしこれらの形式は意味表現の枠組はは提案するが、実際に個々の言語現象に対してどのような表現形式にすべきかという規定はしていない。また、言語に依存しない意味表現形式としてSchankの提案した概念依存モデルが挙げられる。概念依存モデルは言語の表す意味を高度に抽象した概念レベルの構造を用いて表現するものであり、特定言語への非依存性、意味表現形式の一意性という点では評価できるが、構造が非常に複雑になるうえ、カバー範囲の点で問題である。我々は規格化日本語の基づいた自然言語処理システムの開発を行なっている。本システムではアウトプットのひとつとして日本語入力の持つ意味構造を出力する。この意味構造SDG(Shared Directed Graph)と呼ばれる意味表現形式で表示されるが、できるだけ広範囲の言語現象を扱うとともに意味表現形式の一意性を保つことを目指している。またこの意味表現は人間にとっても判り易い視認性の高いものを目指している。一方、規格化日本語の側からは「語彙、構文の規格化」だけでなく、更に「意味構造の規格化」への拡張と位置付けることができる。本稿ではこのSDGによる意味表現形式で中心的な役割を担う意味表現形式について報告する。
著者
阿部良行 中村 雅登 加藤 優子 小川 純一 井上 宏司 多田 伸彦
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.279-284, 1992
被引用文献数
15

症例は56才男性.胸部異常陰影を指摘され, 肺癌の術前診断で, 左下葉切除・リンパ節郭清術施行(病理診断:大細胞癌, T2NlM0).術後6ヵ月, 急性腹症で緊急入院し, 諸検査で肺癌の副腎転移が疑われた.はっきりした感染がないにもかかわらず, 白血球数は21, 800/μlと異常高値を示した.疼痛軽減を目的に腹部腫瘤摘出術施行し, 病理学的に肺癌の転移と診断された.術直後, 白血球数は低下傾向を示したが, 再上昇し, 術後23日目に腫瘍死した.死亡直前の白血球数は46, 500/μlであった.血清中の顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)は146pg/ml(正常<60)と高値を示し原発巣および転移巣の腫瘍組織より抽出したRNAをノザンブロット法で解析し, 両者にG-CSFのmRNAの発現を認めた.本症例では, 腫瘍細胞での自律的なG-CSF遺伝子の発現と血清中へのG-CSFの過剰分泌が分子生物学的に証明され, 白血球増多症に対する腫瘍産生性G-CSFの関与が明らかにされた.
著者
菊地 史倫 佐藤 拓 阿部 恒之 仁平 義明
出版者
日本感情心理学会
雑誌
感情心理学研究 (ISSN:18828817)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.220-228, 2009 (Released:2009-03-19)
参考文献数
21

We investigated how the costs and benefits of telling a lie affect a person who is lying in an attempt to avoid punishment. One hundred and sixty-eight college students were asked to read three scenarios in which the protagonist gave an excuse for arriving late to an appointment. Excuses given for arriving late were: an incredible lie (a lie invoking an unlikely event as an excuse), a credible lie (a lie invoking a plausible event as an excuse), and the truth. Participants then rated the perceived degree of benefit (forgiveness and impression) and the behavioral and emotional costs associated with each excuse, and finally chose the “best” excuse for avoiding punishment. The incredible lie was ranked highest in terms of costs and benefits, the credible lie received moderate ranking, and the truth received the lowest ranking. Participants tended to choose the credible lie, ranked moderately in terms of costs and benefits, as the “best” excuse. The results suggest that people do not act to maximize benefit but rather to avoid high cost when making an excuse to avoid punishment.
著者
森田 清三 杉本 宜昭 大藪 範昭 クスタンセ O. 阿部 真之 ポウ P. ジェリネク P. ペレッツ R.
出版者
The Vacuum Society of Japan
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.181-183, 2007-03-20

An atomic force microscope (AFM) under noncontact and nearcontact regions operated at room-temperature (RT) in ultrahigh vacuum, is used as a tool for topography-based atomic discrimination and atomic-interchange manipulations of two intermixed atomic species on semiconductor surfaces. Noncontact AFM topography based site-specific force curves provide the chemical covalent bonding forces between the tip apex and the atoms at the surface. Here, we introduced an example related to topography-based atomic discrimination using selected Sn and Si adatoms in Sn/Si(111)-(√3 ×√3 ) surface. Recently, under nearcontact region, we found a lateral atom-interchange manipulation phenomenon at RT in Sn/Ge(111)-c(2×8) intermixed sample. This phenomenon can interchange an embedded Sn atom with a neighbor Ge atom at RT. Using the vector scan method under nearcontact region, we constructed "Atom Inlay", that is, atom letters "Sn" consisted of 19 Sn atoms embedded in Ge(111)-c(2×8) substrate. Using these methods, now we can assemble compound semiconductor nanostructures atom-by-atom.<br>
著者
和田 淑子 阿部 廣子 杉山 久仁子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.37-45, 1998-02-20
被引用文献数
2

高齢化社会を迎えて, 健康な高齢者が充実した食生活を送ることはきはめて重要なことであり, 高齢夫婦にとって快適な食事作りのための環境を整えることは, この問題の出発点となる最も基本的なことである。しかし, 高齢夫婦のみの世帯を対象とした食事作りに関する調査はあまり行われていないため, その実態を調査し, 学生家族世帯(一般世帯)との比較検討を行った。調査は横浜市金沢区在住の高齢夫婦世帯274, 本学学生世帯475を対象とし, 自己記入法によりアンケート形式で行った。調査結果は次の通りである。食事の摂り方に関しては夫婦一緒に朝食, 夕食を食べることが多く, 90%以上であった。食事作りを楽しいと感じる人が42%いるが, 献立を考えることと後片付けには負担を感じている。高齢になるほど料理への負担感は増す一方, 後片付けの負担感は減少する。また, 食事は和風献立が多くなり, 食事内容を決める際には配偶者の意見が大きい。食料品の買い物は, スーパー以外に個人商店を利用する割合も高く, 買い物の頻度は約半数が毎日だあったが, 75才以上の高齢者では, 2〜3日おきが70%を占めていた。買い物では値段より自分の好みを考慮する割合が高く, 惣菜の購入が比較的多いのが特徴である。また, 買い物では荷物が重い, 少量買えない, 表示が見づらいなど不満点も見られた。高齢夫婦世帯の外食の頻度は学生家族世帯に比べて高いが, 75歳以上ではその割合が減少し, 学生家族世帯と同程度となる。食事サービスへの関心は, 弁当・寿司などの即喫食の可能な宅配サービスに高かった。調理器具については高齢者の方が所有器具をよく利用していたが, 器具の使用に際して, 力が入らない, 操作が複雑, 表示が見えにくい, 器具が重いなどの取り扱い上の問題点が多かった。以上の結果から, 高齢者の自立した食事作りを支援するために検討を要する問題として, (1)食料品の買い物時における不都合な条件が軽減されるような販売面での配慮やサービスが望まれる, (2)調理の場において加齢と共に低下する身体機能に対応できる使いやすい器具のあり方に多くの課題があげられる。
著者
菊池 健太郎 宮川 浩 阿部 和裕 北澤 絵里子 藤川 博敏 川口 直美 永井 孝三 賀古 眞
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.533-538, 1998-08-25
被引用文献数
16 7

HBV genotype A初感染後キャリア化した夫より夫婦間感染した妻の急性B型肝炎の1例を経験した. 症例は43歳, 家婦で, 1994年4月にトランスアミナーゼの高値を指摘され入院となった. HBs抗原は陽性, IgM-HBc抗体cut off indexは8.1で, 急性B型肝炎と診断した. 一過性の経過で肝障害は改善し, HBs抗原は陰性化した. 感染源と考えられる夫は1991年1月, 急性B型肝炎に罹患し, 以降トランスアミナーゼは正常化しているが, HBs抗原, HBe抗原はともに消失せず, HBV-DNA ponymerase活性の高値が持続し, HBVキャリアとして経過観察していた. 夫婦のHBs抗原のsubtypeはともにadwで, HBV-DNAの解析でも完全に一致し, 日本人で報告のないHBV-genotype Aと最もhomologyが高く, さらに, ユニークな4つの点突然変異を認めた.