著者
内藤 紀代子 岡山 久代 遠藤 善裕 森川 茂廣 高橋 里亥
出版者
びわこ学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

近年、女性の2~5割が腹圧性尿失禁を経験しており、生活の質を低下させている。その要因として妊娠・分娩による骨盤底の損傷等が指摘されている。そこで、本研究に置いて育児中の女性にとって簡便で負担が少なく、腹圧性尿失禁予防・改善効果の高いセルフケアを検証し、さらには、有効性の検証されたセルフケアの指導を行い普及の効果を調査した。結果、腹圧性尿失禁予防に重要な骨盤底筋力を高めるセルフケアは、サポートパンツであり、次いで骨盤底筋体操が有効であることが検証された。また、産後早期にセルフケア指導を行うことにより、指導を受けた対象の7割が長期的にも情報を活用していることが明らかになった。
著者
百木 華奈子 高橋 みなみ 小林 恭一 谷 政八 Momoki Kanako Takahashi Minami Kobayashi Kyoichi Tani Masahachi
出版者
仁愛女子短期大学
雑誌
仁愛女子短期大学研究紀要 (ISSN:09138587)
巻号頁・発行日
no.42, pp.65-71, 2010-03

The prunus mume fruit (Benisashi) is, pH low microbial fermentation isconducted for the screening of lactic acid bacterium can be grown from beingunsuitable. Screening method using GYP liquid medium, botanical lactic acidbacterium a degree of growth observed in the 100 strains prunus mume juice.Perform a full scan testing of lactic acid fermentation using selected strains,malolactic fermentation observed in prunus mume juice. Lactic acid bacterium were selected YH 3 strain , good prunus mume juicediluted three times if you have a reproducible and stable pH without adjustment,it was possible to malolactic fermentation. Sour prunus mume is suppressed,was obtained by testing a mild fermented prunus mume juice. A botanical lacticacid bacterium is used as a beverage made of prunus mume, can be used topromote a new prunus mume fruit.

1 0 0 0 はじめに

著者
高橋 裕子
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学史料館紀要 (ISSN:02890860)
巻号頁・発行日
vol.20, 2014-03
著者
坂本 佑樹 高橋 達二
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ReynoldsによるBoidsモデルの提案以来、様々な角度から群れモデルの研究が行われてきた。また、近年の動画解析技術の向上により、現実の動物の群れの中にスケールフリー相関、相転移等の概念が新たに発見された。しかし、これらを踏まえた上での各モデル間の比較検証は十分ではない。本研究では既存のモデルについて比較分析を行った。
著者
山本 卓 高橋 圭一
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

平成16年度から平成18年度にかけて、国立国会図書館・国立公文書館・国文学研究資料館・関西大学図書館(中村幸彦文庫)所蔵の実録体小説の調査を行った。国文学研究資料館所蔵の和本については平成17年度までにすべてを終えたので、平成18年度は、矢口丹波文庫の調査も加えた。また、調査を終えた関西大学中村文庫所蔵分は報告書(冊子体)に成果を掲載する。これから本格的に全国に散在する実録体小説を網羅したデータベース作りに参加・協力してもらう人たちへ、サンプルを提供するためのものである。このようにして構築してきた実録体小説データベースを、WEB上で発信公開するため、データを整備し、サーバーコンピューターを設置して、本村康哲氏により必要なプログラムソフトを開発していただいた。アドレス「jdb.yt.let.kansai-u.ac.jp」において、まもなく、日本国内にとどまらず世界に向けて公開・発信予定である。今回の調査研究は、本格的なデータベース構築に向けた、パイロット的なものである。今後は、さらに調査対象を拡大したデータベース作成が望まれる。これらの研究調査により、一般に出版全勢の時代と思われている日本の近世において、実録体小説というジャンルの文学が、実は写本(書き本)というメディアで広範に享受されてきた実態が明らかになってきた。江戸時代の一般の人士の強い興味関心を如実に示しているのが、これらの実録体小説の転化生長の種々相である。実録体小説の目録(章題)を一覧すれば、その変化の様相を大よそ概観できるのである。日本人の常識としての歴史の形成過程を、いささかなりとも掘り起こし、新たな光をあてることに貢献する道が開けたと考えられる。
著者
伊藤靖章 高橋 圭 蔡東生
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.105, pp.1-6, 1999-12-10

生体の複雑な動きを生成するために、個々が簡単なルールに従い、群れ全体として複雑な動きを生成するというボイドのアルゴリズムを基に生体の群れを作成した。そのボイドに、自己組織化臨界現象のモデルである砂山モデルを用い、生体の群れが外敵に襲われる際の非定常状態に適用し、群れの崩れる様子を作成した。また、人に心地良いといわれ、インテリアデザインなどの分野にも応用されている1/fゆらぎを群れの個体のパラメータに適用し自然な振る舞いをする群れの作成を試みた。また、カオスゲームを群れの飛び立ちに適用することで人に自然に群れだと感じさせるだけではなく、複雑で見栄えがある群れの生成を試みた。Natural creatures like birds, butterflies often display very complex grouping behavior. Reynolds reported that such grouping behavior can be expressed via some simple rules, and called them "boids". However, many more complex grouping behaviors are beyond the description of simple "boids". We report some more complex "boid" using SOC (self-organized criticality) and chaos game algorithm.
著者
若杉 徹 高橋 勲男
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

医療の対費用効果を向上させるために、我々は処方箋発行の自動化を実現する検討を開始した。医薬品には複数の適応症を有するものが存在し、それらを患者の症状に応じ適切に選択することは難しい。そこで調剤履歴から PLSA とNMFのハイブリッド手法を用いて、適応症が複数ある医薬品に対してどの適応症で調剤されたのかを推定する手法を提案する。
著者
高橋 誠一
出版者
関西大学アジア文化交流研究センター (CSAC)
雑誌
アジア文化交流研究 (ISSN:1881350X)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.7-23, 2008-03

Although Tuboya district is subsumed into the central areas of Naha city now, it was an independent village where was manufacturing pottery, and it was located midway between Shuri and Naha. This paper discribes that this district’s settlement pattern is not gridiron settlement pattern (格子状集落形態) which was newly formed in Ryuku period; however, this district keeps the traditional style that is consisted of complicated and twisted road networks and blocks. This paper also mentions that many Ishigantou as talisman are set to prevent the entry of evil spirits which can go straight only, reflecting the perspective of traditional geography of which was came from China. The new style, gridiron settlement pattern which was promoted to make agricultural settlements in Ryuku period, was not introduced to Tuboya district that devote themselves to manufacture pottery. Preservation of this historical district which can attract many tourists would be needed.
著者
高橋 真央
出版者
甲南女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

今回の研究課題では、阪神淡路大震災と東日本大震災の二つの大震災で復興支援に関わってきた学生たちがその経験をどのように受容し、社会に寄与できているのか、またその際の課題について解明する事であった。東日本大震災の復興支援活動に関わった学生たちの復興支援活動の可能性について見出されたこととしては、「直接的な支援」活動と共に、「間接的な支援」活動が新たに拡がってきていることが分かった。阪神淡路大震災当時から比較すれば、経済的、社会的な環境は変化してきている。「被災地に寄り添い続ける」という目的は双方の若者の復興支援活動の根底にあるが、その活動の内容については多様化してきていることが分かった。
著者
長友 康行 高橋 正郎 古賀 勇 Oscar Macia
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

グラスマン多様体への調和写像に関する一般化されたdo Carmo-Wallch理論のさらなる一般化を定義域がコンパクトリーマン多様体の場合に達成できた。これにより、インスタントンのADHM構成法と類似の調和写像のモジュライ空間の記述が可能となった。例として、複素射影直線から複素射影空間の複素2次超曲面への正則等長写像のモジュライを記述できた。さらに、モジュライが葉層構造を持つことが示され、その葉体はケーラー商で与えられる。また、複素射影直線から2次元部分空間のなす複素グラスマン多様体への正則同変写像の分類にも成功した。いずれの場合もモジュライのコンパクト化には幾何学的な解釈が与えられる。
著者
塩見 和朗 高橋 洋子 増間 碌郎 花木 秀明 岩月 正人
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

アルベカシンは代表的な薬剤耐性菌であるMRSAの治療薬の1つである。そのアルベカシンに耐性なMRSAの出現は大きな問題である。この耐性菌はアルベカシンをリン酸化やアセチル化する二機能酵素という修飾酵素を持つため、耐性になっている。本研究ではMRSAのアルベカシン耐性を克服するアラノロシンや新規物質ビバーラクトンを見いだし、それらが二機能酵素を阻害することを明らかにした。これらの物質をアルベカシンと併用することで耐性MRSAの生育を阻止できる。
著者
白濱 圭也 高橋 大輔 村川 智
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、トポロジカル超流動体としての新展開が期待される超流動ヘリウム3に対して、ジョセフソン効果および準粒子トンネル分光、集団励起などの実験を行い、トポロジカル性を検証し新奇状態を探索するものである。AB両相でトポロジカル超流動の特徴的性質発現が期待される擬2次元薄膜を実現するため、シリコンウェハー貫通スリット構造とスラブ円盤空間の作製を進め、前者については幅2×100μmの貫通スリット、後者は1μm高さに対し平坦度乱れが4nmという極めて平坦な円盤空間の作製に成功した。また超流動流測定装置、超音波実験装置、ねじれ振動子装置の開発を行った。同時に製作した核断熱消磁冷凍機を用いて実験を行う。
著者
佐藤 伸宏 加藤 達彦 高橋 秀太郎 土屋 忍 野口 哲也 畑中 健二 森岡 卓司 山崎 義光
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

「小品」とは、明治時代の後半期に成立した短小な散文テクストであり、近代長篇小説の確立の傍らで、それとは異なる脱ジャンル的で多面的な性格を備えた特異な散文として、非常な隆盛を示すことになった。この「小品」に関して、先行研究の蓄積はほとんど皆無に等しい状況であったが、本研究では、雑誌メディアを対象とした文献調査をとおして「小品」という枠組みの成立と展開を跡付けるとともに、北原白秋や水野葉舟その他が生み出した「小品」の様式的特徴を明らかにすることによって、「小品」の性格と意義を解明した。