著者
小林 淳史 西野 将史 木村 真吾 石橋 圭介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.286, pp.1-6, 2008-11-06

近年,バックボーン内のトラヒックにおいて,IPTV,VoIPトラヒックのようなネットワーク品質を要求するアプリケーションが増えている.このため,ユーザのトラヒックをもとに,より簡易に大容量のストリーム・サービスの品質を測定する手法が要望されている.本稿では,選択的にパケットを抽出し,所望のパケットのみをsFlowで配信するルータを用いた品質測定システムを検討したので報告する.特に,VoIPにおいては,SIPによるシグナリング・パケットを監視することで,メディアを特定し,当該メディア・パケットをルータのアクセスリスト機能を用いて,選択的にsFlowルータにて抽出する手法を用いる.このため,SIP監視からアクセスリストの設定,sFlowによるトラヒックデータ受信までの一連の動作システムのアーキテクチャの検討とプロトタイプによる動作検証を行ったので報告する.
著者
後藤 崇行 長谷川 輝之 阿野 茂浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.36, pp.79-84, 2009-05-14

近年,ネットワークを流れるトラヒック量が増大してきており,その迅速な解析を目的としたサンプリングの必要性が高まってきている.サンプリングはパケットサンプリングとフローサンプリングに分類される.前者は実装が容易であり,様々な製品に実装され広く使用されているが,フロー統計の計測性能が低いという問題を有している.後者は,パケットサンプリングに比べてフロー統計の計測性能は高いが,フローを分類する必要があり汎用のルータ・スイッチへの実装は進んでいない.本稿では,フローサンプリングの問題点である実現性向上を目的として,ルータ・スイッチのアクセスリスト機能を利用したワイルドカードマスクによる方法を提案する.ハッシュベースのフローサンプリングと比較し,フローを大きく間引かない場合には,フローの統計量分布の計測性能は実用上問題とならないことを確認した.
著者
松本 充広 二木 厚吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.98, pp.25-32, 2001-05-22

近年, ソフトウェアの生産性向上が期待できることから, コンポーネントを組合せる手法によるソフトウェア開発(コンポーネントソフトウェア開発)が普及し始めている. しかし, コンポーネントを再利用し生産性を向上させるには, コンポーネント作成者とソフトウェア作成者との間で, コンポーネントがどのような状況で使用され, どのような振舞いをするか等についての合意が形成されている必要がある. この合意形成を行う方法論として, カタルシス法がある. カタルシス法では, UML図+OCL記述を形いてビジネスモデル, ソフトウェア仕様を記述する. しかし, どの程度フォーマルに記述するべきかまでは定めていない. 本発表では, (1)仕様間の一貫性検証を行うためにどの程度フォーマルに記述すべきか, についてのガイドライン, (2)クラス図制約の検証手法, (3)ズームイン・ズームアウトの一貫性検証手法, (3)仕様からのコネクタ生成手法, について議論する.
著者
宮原 伸二 藤田 悦郎 安部 伸治 林 泰仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.629, pp.81-86, 2003-01-27

ネットワーク上の大量の情報コンテンツに対して,マップ散策型のインタフェースを用いて開運発見的が情報提供を可能とするコンテンツガイドシステム「AssociaGuide」を提案する.AssociaGuideによって電子地図をメタファとする操作感覚で,直感的にコンテンツの探索が可能となる.本研究では,ネットワーク上の大量のストリーミング映像コンテンツのガイドを実現するブロードバンドコンテンツガイドシステムとしてAssociaGuideを提案する. AssociaGuideの画面上ではブロードバンドコンテンツは,各ジャンルごとに宇宙空間の星雲のように表現され,所望のジャンルにズームインするとサムネイルとして表示される.サムネイルをクリックすることによりプレビュー映像が提示され,映像の世界ですばやく番組の概要を掴むことが可能である.さらに本視聴を指定するとプレイヤーが立ち上がりストリーミングコンテンツを閲覧することができる.このようにAssociaGuideでは,マップ散策空間上で映像サーフィンを楽しむ様々な機能が提供されている.
著者
越井 剛 大崎 佑紀 高木 真一 小舘 亮之 富永 英義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.630, pp.53-58, 2003-01-28

本橋では,高精細ディジタル画像人力のためのビデオモザイク方式の実現を目標とし,ズームとスキャニング撮影によるモザイク化方式を提案する.これによって,ユーザは被写体全体を高精細を生成,もしくは興味領域のみの部分的な高精細化した画像を生成することを可能とする.被写体全体を含む画像を基準画像として用い,撮影位置・撮影カバー面積情報を用いた各フレームの低解像度変換処理により,各フレームと基準画像との解像度の相違による処理の破綻の回避,被写体全体を含む画像との差分パラメータを推定することにより累積誤差の低減を実現する手法について検討する.
著者
藤田 後輪 吉田 和幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICM, 情報通信マネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.24, pp.41-46, 2008-05-01

我々はLANスイッチを主として構成されるLayer2ネットワークのトポロジを推測するアルゴリズムを提案し,機器間の接続関係を推測・表示するシステムを作成し利用してきた.現在本システムの運用環境である大分大学では,多数のベンダのLANスイッチを用いてネットワークを構築している.このような環境で,ベンダに依存せずに各LANスイッチの情報を取得するために,SNMPを用いている.しかし,SNMPを用いてMIB2の情報を収集しても,いくつかのLANスイッチでは機種に依存した特殊な手続きを取る必要があることがわかった.本論文では異なるベンダのLANスイッチが混在するネットワークにおける構成情報の収集について述べる.
著者
枝崎 賢 築谷 隆雄 鷲見 育亮 東村 正巳 副井 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.304, pp.37-41, 2004-09-10

本報告は,能動C形式における電流モードバイカッド回路の構成法について検討している.提案回路は,2出力型演算トランスコンダクタンス増幅器(DO-OTA),2出力型カレントフォロワ(DO-CF),および接地キャパシタを用いて構成されている.本回路は,特性を実現するための回路条件を必要とせず,電流出力の選択により低域通過特性,帯域通過特性,高域通過特性,帯域除去特性,および全域通過特性が実現できる.また,OTAのバイアス電流により特性パラメータを直交的に設定することができる.回路の構成要素に対する素子感度を求め,本回路が低素子感度特性を有することも明らかにしている.PSPICEシミュレーションによる実現例を示し,本回路の有効性を確認している.
著者
崔 浩晢 菊池 浩明 中西 祥八郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.323, pp.29-34, 2000-09-21
被引用文献数
2

グループ署名[Cha 91][CS 97][KP 98]とは, グループメンバの誰でもグループの代表で署名が可能で, かつ検証者に対して匿名性を保証でき, プライバシ保護が必要な数多くのアプリケーションに適応出来る.しかし, グループ管理者だけは署名文からグループメンバを特定可能であった.そこで本稿では, グループ署名を拡張し, 管理者にも匿名性を保証するブラインドグループ署名を提案し, 電子投票への応用を試みる.
著者
境 隆一 笠原 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.212, pp.131-138, 2002-07-12
被引用文献数
4

2001年7月開催のISEC研究会で同一題目の発表を行い,ペアリングの双線形性を利用した幾つかの暗号方式を紹介し,新しい署名方式も提案した.また,筆者等はID情報に基づく公開鍵暗号方式も幾つか提案した.本論文では同様に,ペアリングの双線形性を利用した新しい形の公開鍵暗号方式および署名方式を提案する.そして,提案方式と従来のペアリングを用いた方式との差について考察する.
著者
石田 修一 三村 昌弘 瀬戸 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.213, pp.145-152, 2000-07-18
被引用文献数
1

インターネットなどを介した個人認証にはICカードと生体情報を組み合わせた認証が効果的である.認証はデジタル署名技術を用いたICカードの認証と, カードに格納した生体情報を用いたカード利用者の認証の2段階で行われる.生体情報によるカード利用者の認証は, 安全性等の面からICカード内部で行われるのが望ましい.本報告では, ICカード実装型の指紋照合技術について述べ, そのプロトタイプシステムを開発した結果を報告する.
著者
板倉 征男 岩田 哲 尾形 わかは 黒澤 馨 辻井 重男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.213, pp.137-144, 2000-07-18
被引用文献数
1

生体情報を用いて本人識別を適確に行う手法は, バイオメトリックス認証技術として近年脚光を浴びている課題であり, 多角的に研究実用化が進んでいる.本論文では, 個人識別情報として一意性のあるデジタル情報が得られるDNA情報の採取と取扱及びその特徴について述べ, それを公開鍵暗号体系に組込んだシステム及びその効果について論ずる.次に公開鍵に組込むなどの具体的な事例を数種提案する.
著者
釜口 久史 梶川 嘉延
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.484, pp.263-266, 2009-03-06

本稿では,フォトアルバムのための人物仕分けシステムを提案する.従来の画像管理ソフトでは,サムネイルを閲覧しながらユーザが仕分けを行う,時系列やファイル名順に並び替えるのみであったため,ユーザの負担が大きい,画像の内容が反映されないなどの問題があった.そこで,本システムでは画像の内容に基づき自動的に画像を仕分けするシステムの構築を行う.また,入力した画像に近いものは抽出を行うことができたが,データベース中に抽出できなかったものが残るという問題点に対して,フィードバックシステムによって,抽出困難であった画像と入力画像を強制的に関連付け抽出を行う.そしてシステムの有効性を検証するため主観評価実験を行った.
著者
谷口 謙二郎 梶原 誠司 イリス ポメランツ スカーダ レディ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.467, pp.49-53, 2001-11-22

本論文では統計的符号化を使って得られたテスト集合に対するテストデータ圧縮手法について述べる.本手法はまず, テストベクトルを構成する入力値のうち不定値に変えても故障検出率が下がらないものを判定する.次に, 見つかった不定値に, 統計的符号化の効果を最大にするように, 適切な論理値を再び割り当てる.ISCAS-89ベンチマーク回路に対する実験では, 本手法がテストデータ量を元のテストデータの40%以下にまで減らすことを示す.
著者
谷口 謙二郎 梶原 誠司 ポメランツ イリス レディ スダーカ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FTS, フォールトトレラントシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.476, pp.49-53, 2001-11-22

本論文では統計的符号化を使って得られたテスト集合に対するテストデータ圧縮手法について述べる.本手法はまず, テストベクトルを構成する入力値のうち不定値に変えても故障検出率が下がらないものを判定する.次に, 見つかった不定値に, 統計的符号化の効果を最大にするように, 適切な論理値を再び割り当てる.ISCAS-89ベンチマーク回路に対する実験では, 本手法がテストデータ量を元のテストデータの40%以下にまで減らすことを示す.
著者
庄 鋭 力宗 幸男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.285, pp.7-14, 2008-11-06

本稿では,Google Gdata Protocolを利用したRIA情報共有システムを構築する足がかりとして,スケジュール情報共有システムへの適用を行った.この試みの成果として具体的に,次の2点が挙げられる.1番目は,情報を共有するメンバのスケジュールをRss・Atomの拡張であるGoogle Gdata Protocolを利用し,一元的に検索・表示することにより,メンバの動静や共通の空き時間を把握しやすくすることができた.2番目は,オープンソースのAjaxライブラリ「Ext Js」を利用して実装することにより,RIAとしての操作性を確保することができた.この「スケジュール情報共有システム」を使うことにより,ひとりの人が一度スケジュールを入力することで,組織や学校など複数のグループメンバ間でスケジュールを共有することができ,効率的な活動ができるのを,期待している.
著者
竹岡 貞巳 太田 光保 梶原 誠司 村上 敦 ポメランツ イリス レディー スダーカ・M.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FTS, フォールトトレラントシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.620, pp.25-32, 2001-02-02

製造上の欠陥に起因してフリップフロップ間に生じるタイミング的な故障にはセットアップエラーを生じる故障とホールドエラーを生じる故障の2通りがある。本論文では、ホールドエラーを生じる故障であるショートパスディレイ故障という概念について述べる。またその故障モデル、ロバストおよびノンロバストテストにおけるパス活性化条件を提案し、ノンロバストテストにおけるテスト生成手法の実験結果を示す。
著者
谷口 謙二郎 宮瀬 紘平 梶原 誠司 ポメランツ イリス レディー スダカー M.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.478, pp.85-90, 2002-11-21

本論文では,多重スキャン設計に対するテストデータ量削減手法を提案する.提案手法は2段階でデータ圧縮を実現する.最初に,ATPGで生成したテスト集合を符号化し,多重スキャンに印加するスキャンインのテスト入力数を削減する.次に,符号化したテスト集合のデータ量を,統計符号化技術によりさらに削減し,それぞれのテストピンに印加するスキャンインベクトル長を削減する.統計的符号化ではハフマン符号を用いる.スキャンインベクトル長の削減により,テストロード時間とテストデータ量が削減される.ISCAS-89ベンチマーク回路に対する実験結果では,提案手法が,圧縮テスト集合のテストデータ量を平均21.5%に削減できることを示す.
著者
Tancharoen Datchakorn Puangpakisiri Waythit Yamasaki Toshihiko Aizawa Kiyoharu
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.448, pp.123-128, 2007-01-02

In this paper, we propose an integration of our life log system and MyLifeBits project to achieve continuous and discrete recording and retrieval of personal experiences. MyLifeBits project is one of the successful researches which concerned about desktop computer activities as a discrete digital memory. Our life log system has been developed to record and retrieve personal experiences as continuous wearable video. In order to achieve an idealistic Memex vision, we have been developing a life log platform aiming at capture and analysis of continuous video using a wearable computer and wearable sensors. In addition, SenseCam, a passive capture camera is also used to capture still images at a good time to represent some parts of experiences. In this paper, we present the life log platform to efficiently record and retrieve personal experiences from personal media in our life time including life log video, SenseCam images and various digital media in daily life. Life log system and SenseCam in conjunction with wearable sensors are applied to support each other for media experience retrieval. The system integration of our life log system and MyLifeBits project gains the advantages of life log platform for recording and retrieval of personal media.
著者
日高 哲雄 大浦 啓一郎 森田 哲之 倉 恒子 田中 明通 加藤 泰久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.244, pp.29-34, 2006-09-08

PC操作履歴は、過去に閲覧したことのあるデータを検索する際に、非常に有効な情報源となりうる。しかし、PC換作イベントをすべて保存する場合、プライバシーの問題など課題が多数存在する。そこで、本報告では、PC操作履歴蓄積に対する要求条件について検討し、その要求条件に基づき開発したシステムMemoryArchiverについて紹介する。さらに、その一機能である記憶忘却機能に関する評価実験結果について報告する。
著者
本庄 勝 森川 大補 西山 智 大橋 正良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.628, pp.447-452, 2006-03-02
被引用文献数
2

本稿では,携帯端末で取得されるユーザのライフログを一元的に管理し,行動分析,自己管理,視覚化,コミュニティ形成支援を行うLife-Podシステムの概要,およびライフログの連想検索方式についての報告を行う.ライフログは携帯端末のセンサデバイスおよび周辺のセンサネットワークより認識され,プロファイルとして情報がセマンティック記述により管理される.Life-Podシステムの自己管理機能においては,あるライフログに対し,ユーザのこれまで履歴の中から関連性の高いライフログを効率的に検索し,ユーザへの振り返りをサポートする.本稿では特に,本機能の中で蓄積されたライフログを連想的に検索することを実現するために,ライフログのもつプロファイルに対する語彙空間(オントロジー)を構築し,その語彙空間における距離によりライフログの連想度を算出する方式について検討を行う.