著者
吉永 直生 板谷 聡子 デイビス ピーター 田仲 理恵 小西 琢 土井 伸一 山田 敬嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.34, pp.1-6, 2010-05-06

近年、組織内のコミュニケーション解析・促進のため、ソーシャルネットワーク上でコンテンツの伝播特性を解析する研究が進んでいるが、コンテンツの種類に応じた特性変化への適応という観点では課題が残されている。実世界においては、ソーシャル0ネットワークは同一であっても、コンテンツの種類によって異なる伝播ネットワークが存在すると考えられる。そこで本研究では、コンテンツの種類に応じた戦略的な情報伝播手法を構築することを目的とし、コンテンツの解析と伝播特性の解析を融合した手法を提案する。具体的には、Enron社の電子メールを対象として解析を行い、コンテンツの六つのカテゴリと三種類の情報伝播特性との対応を明らかにした。
著者
山根 淳平 長 篤志 三池 秀敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.613, pp.69-75, 2001-01-27

顔の動画像の速度場推定から, 質問に対して応答する対象者の意思情報と感性情報を抽出する手法を提案する。精度の高いオプティカルフロー検出法を用いて, 顔の各部位のオプティカルフローを検出し, "はい""いいえ"の応答時に見られる固有の動きの特徴を抽出している.また, 質問終了から約3秒間に注目し, 顔の各部位における速度の時間変化, 対象者の応答特性により, 対象者が質問で受けた印象(感性情報)の推測の可能性について議論している.
著者
奥田 雄人 小野口 一則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.98, pp.19-24, 2010-06-17

オプティカルフローとフレーム間差分により得られた動き情報を時間軸上で離散ウェーブレット変換し、そのウェーブレット係数から生成した特徴ベクトルを用いてジェスチャを認識する手法を提案する。動き情報はオプティカルフローの大きさを輝度値とする画像とフレーム間差分画像との論理積から求める。論理積画像を3種類の領域(縦方向、横方向、及び回転方向)に分割し、各領域内の輝度平均値の時系列データにウェーブレット変換を適用し、得られたウェーブレット係数からジェスチャを記述する特徴ベクトルを生成する。本手法は、各ジェスチャを1つの特徴ベクトルで記述するため、ジェスチャモデルの作成が容易である。また、分割領域内の輝度平均値にウェーブレット変換を適用するため、個人差によるジェスチャの空間的及び時間的なズレに対応できる。複数のジェスチャの組み合わせを認識する実験を行い、本手法の有効性を示す。
著者
沢田 晴彦 伊丸岡 俊秀 松本 圭 塩谷 亨 近江 政雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.479, pp.139-142, 2005-12-08
参考文献数
5

情動価を持つ単語に対して色命名反応が遅延する情動ストループ効果について、遅延反応パラダイムから検討した.通常の情動ストループ課題では、彩色された情動単語が被験者に呈示された後、即座に発声による色命名が求められる.しかし今回用いた遅延反応パラダイムでは、彩色された情動単語が被験者に呈示された後に、彩色されたターゲットの中から同じ色をボタン押しで選択させた.通常の情動ストループ課題において有意な遅延がある被験者を対象にした実験の結果、単語の呈示時間に関係なく、遅延反応パラダイムにおいて情動単語に対する色選択の遅延は有意にならなかった.この結果は、情動ストループ効果が情動単語への単純な暴露効果には依存せず、反応時に刺激が呈示されることにより生起する視覚的注意に依存した現象であることを示唆している.
著者
島村 達也 関口 啓貴 北島 律之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.143, pp.51-54, 2006-06-29
被引用文献数
1

仮想経路が提示されるヘッドマウントディスプレイを装着して,実際に経路を10mから20m歩行した際に,映像の種類によって歩行距離が影響を受けるかどうか調べた.操作したパラメータは,経路周囲の物体密度と,映像の移動速度であった.実験の結果,歩行距離に対する映像の顕著な影響は見られなかった.本研究で用いた歩行距離内では,ヒトの歩行による距離評価システムは,視覚による影響を受けづらく,比較的頑健であると推測される.
著者
大石 周平 尾田 政臣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.536, pp.31-36, 2006-01-13
被引用文献数
3

2者間での対話において、社会的スキルが高いもの同士であっても、コミュニケーションが円滑に進むときと、そうでないときがある。本研究では、話者特性の一つである発話テンポに焦点を当て、コミュニケーションの円滑度との関係を調べた。円滑度の測定には交替潜時(話者交替に要する時間)を指標としてもちいた。その結果、話者間の発話テンポが類似していれば、対話の初期段階からコミュニケーションが円滑に進んでいることが示され、発話テンポが会話の円滑化に影響を与える要因の一つであることが認められた。また、先発して発話を行っている話者の発話テンポが、後発の話者の発話開始タイミングを規定していることが示された。これらのことから、対話中における「間」の役割について考察した。
著者
加来 俊彦 栗田 多喜夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.423, pp.33-38, 2001-11-08
参考文献数
8

一般写真からの顔抽出では画像中の大部分を占める顔以外の領域での誤抽出を削減する必要がある。テンプレートマッチング等のように顔の各点において均等な重みで識別器を構成すると、頬やおでこなどの面積の広い部分は影響が大きく、目や鼻などの小領域の影響は小さくなり、誤抽出が起こる。そこで本論文では、顔の各点で"顔らしさ"を求め、顔の抽出に有効な特徴点を選択し、それらを統合して誤抽出を抑制する方法を提案する。切り出した画像の各点での"顔らしさ"は、各点の周辺領域の輝度値から線形判別分析により構成した特徴量に基づいて定義した。
著者
和田 有史 野口 薫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.582, pp.33-38, 2000-01-21

本研究は重みづけモデルを検証した.重みづけモデルとは, S効果(Kappa効果)において"物理的な力の表象"が時間評価に対して重みづけ的に働くと仮定するモデルである.実験では, 斜線上に三つの円を以下のように呈示した.一つめの円と二つめの円は坂を降るように呈示した.三つめについては二つめ, 三つめ間の時程(1550, 1850ms), 三つめの円の移動距離(短, 長), その方向(登り, 降り)の要因を操作した.課題は二つめ, 三つめ間の時程の長さを評価することであり, 出力は予め学習したshort, medium, longの時間弁別であった.結果は, 円に対する重力と, 上に牽引する力の表象が時間知覚に影響することを示しており, 重みづけモデルを支持した.
著者
新垣 紀子 野島 久雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.44, pp.35-40, 2002-05-03
被引用文献数
1

人のナビゲーションの支援のあり方について、心理学的な観点とビジネス的な観点から概観するとともに、心理学的な観点をどのようにしてシステムの構築に取り入れていったらよいかについての検討を行う。
著者
村田 和義 中野 有紀子 榎本 美香 有本 泰子 朝 康博 佐川 浩彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.610, pp.25-30, 2007-03-16

マルチモーダルコミュニケーションでは,音声,ジェスチャ,オブジェクト操作など異なるモダリティーの振る舞いが同時にかつ適切なタイミングで生じている.本研究では特にテレビパソコン操作時におけるマルチモーダル対話型ヘルプエージェントに注目する.まずWizard-of-Oz法を用いて利用者-ヘルプエージェント間の対話例を収集し,対話的なヘルプエージェントでは利用者の状態の確認とそれに伴う補助的な説明が行われることを示す.さらに利用者-エージェント間の対話状態を予測するための確率モデルをベイジアンネットワークにより構築し,ヘルプエージェントが補助的な説明を行う最適なタイミングの予測を行う.
著者
安部 美緒子 大村 和典
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.582, pp.65-70, 2000-01-21
被引用文献数
4

握力インターフェースによる、遠隔地間での親しい人同士のインフォーマルコミュニケーションの研究 インフォーマルコミュニケーションにおいては、気持ちを伝えあうことによって対話を創り上げる過程を、対話の参加者は楽しんでいる。我々は、この対話を創るためのコミュニケーションシステムとして、握力インターフェースHearty Eggを試作し、ユーザ間のインタラクションを検討した。ユーザは独自のリズムの生成とその壊しのサイクルによって対話を創り上げる。このコミュニケーションモデルの紹介と、更にそのモデルのインターフェースへの応用として、コミュニケーションの痕跡の概念について考察する。
著者
大野 健彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.138, pp.31-36, 2000-06-15
被引用文献数
6

本論文では人がWWWを利用して目的の情報を探すプロセスを明らかにするため, ユーザーの視線を測定して注目している領域の種類を調べた結果について報告する.実験はあらかじめWWWプラウザの画面をキャプチャして得られた画像を被験者に提示し, 被験者に目的の情報を選択させる形式でおこなわれた.実験の結果, 被験者は一般に各領域に対して極めて短い時間しか注目していないということがわかった.また, 被験者が特定領域に長く注目している回数は, 問題によって大きく異なるという結果が得られた.これらの結果はWWW画面のデザインによってユーザーが目標を探し出すプロセスが大きく異なることを示しており, ユーザーの視線を測定することでWWWの画面デザインを評価できる可能性があることを示している.
著者
山本 哲也 高橋 成子 花川 隆 浦山 慎一 福山 秀直 江島 義道
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.143, pp.23-28, 2006-06-29

立体運動効果とは、前額平行面内において視軸について回転する2次元の視覚刺激によって、あたかも3次元の物体が運動しているかのように知覚される現象である。これを刺激に用いることによって、奥行き、運動、形態の3つの情報処理を分離することが可能である。本研究では、運動と形態が奥行き知覚に対してどのように寄与するかを明らかにするために、fMRI実験を行った。その結果、MT+、LO、V3Bを含む後頭側頭領域は、奥行きの抽出に重要な役割を果たしていることが示唆された。DIPSM、DIPSAを含む背側頭頂間領域は知覚された3次元物体の運動軌道の計算、V3A、V7、VIPSを含む腹側頭頂間領域は高次領域で高度な処理を行うための情報抽出に関わっていると考えられた。
著者
齋藤 洋典 柳瀬 吉伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.504, pp.65-70, 1999-01-19

小学校の国語教科書を対象として形容語彙の調査を実施した.まず, 日本語形態素解析システムChaSenを利用してテキストを形態素に区切り, 品詞情報を付加した.この品詞情報に基づいてテキストから抽出された形容詞表現をイ形容詞とナ形容詞とに分類し, 集計を行なった.教科書の形容語彙について, 見出し語数1009語の形容詞辞典と比較したところ, 教科書の語彙は辞書の22%を占めていた.次に, 個々の形容詞が有する語義ごとに感情的評価値(快-不快)を割り当て, 教科書の形容詞における評価値の分布を求めた.辞書における形容語彙の快-不快比率は27%vs.56%で, 不快の評価値を有する形容詞の種類が圧倒的多数を占めるのに対し, 教科書の形容語彙においては35%vs.40%であり, この傾向が緩和されていた.
著者
宮崎 大輔 Ammar Mahdi 川上 玲 池内 克史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.199, pp.25-32, 2008-08-29

近年,バーチャルアースやグーグルアース,マップキューブなど,屋外環境をモデル化して仮想都市を作ったり,そこに他の仮想物体を合成するサービスが盛んに展開されている.本稿では,屋外環境の解析の第一歩として,屋外環境の情報の半分を占める天空光の偏光解析の結果について報告する.太陽光は非偏光であるが,大気中のエアロゾルに太陽光が反射することにより,空が偏光する.本稿では,直線偏光板と魚眼レンズを搭載したカメラで天空を観測し,晴天時および曇天時において太陽の方向を検出した実験結果を示し,その考察を行う.
著者
大谷 智子 永井 淳一 横澤 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.108, no.27, pp.53-54, 2008-05-12
参考文献数
3

The purpose of this study is to examine the relation between focal attention and color feature processing. Previous studies have shown that unattended objects could be detected more efficiently when the attended and the unattended objects are common in color feature. In a experiment, subjects were required to identify the color of a peripheral blob as well as the value and color of a digit in the focal attention. The spatial distribution of activation should be decrease with the distance from the focus of attention centered on the attended object. However, the distribution might be decrease with the distance from the fixation point. The dual-task experiment could be conducted to examine these possibilities.
著者
加藤 博一 森長 健太郎 橘 啓八郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.227, pp.29-34, 2001-07-19

本報告では, 我々の開発した拡張現実感技術を用いたビデオ会議システムを紹介し, その有効性に関する評価実験について述べる.拡張現実感環境にいる会議参加者は, 実世界中の紙製のカードの上に会話相手のビデオ映像を見ることができる.また, カメラで撮影された矩形のビデオ映像はそのまま表示されるのではなく, 背景が除去された映像が表示される.これを仮想モニタと呼んでいるが, それは自由に移動させることができ, それにより会話を円滑に行うための空間的手がかりが利用可能となると考えた.評価実験の結果からは, ヘッドマウントディスプレイを装着する影響で目が覆われるという問題があるにもかかわらず, ビデオ映像が効果的に機能していることがわかった.
著者
杉浦 志保 繁桝 博昭 北崎 充晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.143, pp.1-5, 2006-06-29

両眼視野闘争の空間的コンテクスト効果については,同化が優位に知覚されるとする報告と,対比が優位に知覚されるという相反する2つの報告がある。本研究では,これらを統合的に理解するために,方位と運動に関する空間的コンテクスト効果の時間特性および空間特性について調べた。その結果,提示時間が長くなるにしたがい対比効果は減少した。一方,網膜偏心度については,方位では偏心度の増加に伴い対比効果が増加したのに対し,運動では偏心度の変化にともなう対比効果の変化が見られなかった。この結果から,両眼視野闘争において同化が生じるためには,ある程度の時間が必要なことが示唆された。一方,偏心度の効果が方位と運動とで異なることから,それぞれの知覚モジュールにおける空間相互作用の結果が両眼視野闘争の処理に利用されていることが示唆された。
著者
坂木 栄治 松嵜 直幸 北崎 充晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.143, pp.59-63, 2006-06-29

オプティカルフローに基づく知覚と行動を科学的に解明する上で,自動車運転時の知覚やステアリング操作,アクセル,プレーキ操作は,非常に魅力的な研究対象である。自動車の運転は,歩行と同様に,知覚と行動が切り離せない状況であり,日常生活にも密着した問題を振起する。このような問題に対して,安全性や実験パラメタの制御・統制の点から,ドライビングシミュレータを用いた研究が一般的に行われている。しかし,多くのシミュレータは,視覚刺激の融通性と統制のなさなどから,知覚心理学,特に心理物理学的研究には向かない。本研究では,これらの点を解決したドライビングシミュレータを開発したので,その概要を紹介すると共に,予備的な評価実験の結果を示す。
著者
寺井 仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.28, pp.97-102, 2009-05-07

In this study, we investigated effects of information acquisition through a partner in collaborative problem solving. In the experiment, an insight problem that participants met an impasse since some constraints prevent them from reaching a solution was used as an experimental task. To find the solution, they needed to realize an irrelevant problem space where they are captured. Two conditions were set up: (1) the solo condition that the participants evaluated a rejected hypothesis of their own hypothesis during solving problem; and (2) the pair condition that they evaluated same hypothesis as a partner's hypothesis. The experimental results showed that information acquisition through a partner did not influence hypothesis generation process though evaluation time for the hypothesis increased.