著者
柳原 英孝 河上 雅範 工藤 峰一 外山 淳 新保 勝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.83, no.5, pp.1266-1273, 2000-05-20
被引用文献数
4

画像を低周波成分と高周波成分の二つの成分に分離し, 各成分を別々に符号化する2チャネル符号化において, 低周波成分の符号化にスプライン曲面を用いる手法を提案する.本手法では, 原画像から抽出した標本点をもとに, スプライン曲面を用いて原画像を近似することにより, 少ないビット数で滑らかな低周波成分を得る.高周波成分は原画像と低周波成分との差分を離散コサイン変換符号化を用いて符号化する.実験により, 本手法が従来の多チャネル符号化方式やJPEG方式と比較して, より高品位な再生画像を得ることができることを示す.
著者
竹山 智子 廣瀬 信之 森 周司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.423, pp.145-150, 2012-01-20

スポーツ,特に球技では短い時間の中で対戦相手や味方のプレーに素早く対応するために,予測して動くことが必要となる場面がある.本研究ではバレーボール選手の予測の正確さと予測反応の偏りについてアタッカーの攻撃場面の映像を用いて実験を行い検討した.実験参加者(熟練者・経験者・初心者)に映像から攻撃の種類(スパイク・フェイント)と攻撃の方向(左・右)を予測させ,各実験参加者群の予測反応について信号検出理論に基づいて分析し,弁別能力(d')と判断の基準(c)を求めた.その結果,競技レベルが高いほど弁別能力が高くなるということ,どの実験参加者群も攻撃の種類と方向の予測に偏りがあること,さらに偏りには競技経験が影響することが示唆された.
著者
赤木 正人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.78, no.5, pp.450-453, 1995-05-25
被引用文献数
8
著者
伊田 政樹 中村 哲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.195-203, 2003-02-01
被引用文献数
18

実環境下で音声認識システムを利用することを考えた場合,入力音声への周囲の環境雑音の混入が避けられず,認識性能の劣化を招く.混入する雑音を予測することは多くの場合困難であり,入力信号と音響モデルの間の雑音環境の不一致が認識性能劣化の原因である.このことから,多様な雑音の混入に対してロバストな音響モデルの構築法が求められている.混入する雑音の問題は雑音の種類の多様性の問題とSN比の多様性の問題の二つに分けて考えることができる.本論文では,前者の問題に対しては雑音GMMの重み適応化によるHMM合成法を用い,後者の問題に対してSN比別のマルチパスモデルを用いることで,これらの問題の解決を試みる.旅行対話タスクとAURORA2タスクによる雑音下音声認識実験により,二つの手法を併用した場合の性能評価を行った.実験の結果,AURORA2タスクSN比=5dBにおいて1秒の適応データを用いた場合,ベースラインのHMMに対して53%の認識率改善を得た.これは従来法のHMM合成では10秒の適応データを用いた場合に匹敵する.
著者
土屋 隆 横山 和也 小林 達郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.578, pp.7-13, 2000-01-21

各種メータ等の検針システム内で使用されるリードスイッチの磁石のバックラッシュに起因する誤作動を改善するために、感動値15AT以上において感動値と開放値との差(PI-DO)が5.5AT以上となるワイドディファレンシャルタイプのリードスイッチ設計を行った。 現在量産されている汎用型リードスイッチの寸法を基に、バネ部の厚さ、接点部の厚さ、オーバラップ、及び接点メッキ厚さについてシミュレーションを行った。その結果、開発目標を満足するリードスイッチの設計ができた。
著者
今井 桂子 河村 彰星 徳山 豪 マトウシェク イルジ レエム ダニエル
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.391, pp.17-22, 2010-01-18

距離空間内の空でない二集合P,Qから等距離にある点の全体をP,Q間の距離二等分という.列 C_1,…,C_<k-1>であって各C_iがC_<i-1>とC_<i+1>との距離二等分であるもの(但しC_0=P,C_k=Qと考える)をP,Q間の距離k等分という.この概念は回路設計についての村田の問をもとに浅野,マトウシェク,徳山が導入し,PとQとがユークリッド平面内の点でありkが3であるときに限りその存在と唯一とを既に示した.本稿ではより一般に固有測地空間内の空でなく交らない二閉集合間に距離k等分が存在することを示す(一意性は不明).証明においては,二集合間のk階層という概念を定義し,その存在をタルスキ不動点定理によって示す.これはレエム,ライクが似た問題に対して用いた手法である.
著者
渡辺 康夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.355, pp.31-36, 2011-12-09

2004年のスマトラ・アンダマン地震のとき,衛星搭載のマイクロ波(Ku及びC帯)電波高度計はmid-oceanを伝播する津波の波高プロファイル及びレーダ後方散乱係数等を初めて明瞭に観測した.2011年の東北太平洋沖地震のときには,北海道,カリフォルニア及びチリのHFレーダがcoastに接近する津波のsurface current及びドップラー特性を初めて明瞭に観測した.本発表ではこのエポックメーキングな二件の観測を中心に,先行研究及びフォローオン研究を含めて文献調査した結果を報告する.
著者
柳田 友尚 清水 昭伸 小畑 秀文 縄野 繁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.579, pp.101-106, 2005-01-14
被引用文献数
6

本論文では, 人体の3次元アトラスを用いて, 腹部CT像から複数臓器を同時に抽出するアルゴリズムを提案する.この手法では, あらかじめ用意されたアトラスを浮動画像とし, 入力の3次元画像を参照画像として位置あわせを行ない, 位置合わせ後の参照画像の各画素にアトラスの臓器ラベルを割当てることで臓器を抽出する.ただし, アトラスと未知画像の臓器の間では, 個人差によって位置や形が大きく異なるため, それらにも対応出来るように工夫した.本論文では, 提案手法を実際の画像に適用した結果を評価し, 有効性について考察する.
著者
中野 博明 西岡 善彦 伊藤 稔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, 1997-03-06

物体形状を計測する手法としてスリット投影法, パターン投影法が利用されているが, これらは, 物体表面が石膏表面のように乱反射することを前提条件としており, 鏡面の計測に用いることはできない. 鏡面の場合の計測法として環境パターンから面形状を復元しようとする試みが提案されている. この方法は, 鏡面上の基準点の位置が既知であることを前提としてその隣接点の勾配を求めるという手順を周辺領域に伝搬させていくものである. このため, 各位置での勾配計算にその近傍の正確な位置情報が予め必要である. しかし位置情報は, 位置情報は勾配から算出されるため, 計測誤差が大きく累積されやすいという問題がある. 本研究ではこの問題を解決するために基準点の位置情報が不要で, 面上の各点毎に独立に位置と勾配を算出する新しい計測手法を考案し, 計算機シミュレーションによりその有用性を検討したので報告する.
著者
田村 宏直 秋山 一宜 高橋 和秀 神宮司 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.327, pp.7-12, 2004-09-24
参考文献数
5
被引用文献数
12

地理的に分散配置された多種多様で非常に多くのネットワークエレメント(NE:Network Element)により、移動体通信ネットワークは構成されている。ネットワークにおいて発生する故障を検出するために、NEからのメッセージ(警報を含む)を監視し、コマンドによりNEを制御するシステムをEMS(NE Management System)と呼んでいる。我々は、EMSのTCO(TCO: Total Costs of ownership)を大幅に削減し、外部仕様変更に柔軟且つ迅速に対応することが可能な分散データ駆動型アーキテクチャ(D3A: Distributed Data Driven Architecture)[5]に基づいて、これを実用化した。しかし、本アーキテクチャに基づいて、プラグイン業務等のネットワーク管理業務を自動化するWMS(Work Management System)を実現する場合、その業務実行時間の増大が懸念される。本稿では、分散データ駆動型アーキテクチャに次元構造の概念を導入し、本アーキテクチャを拡恨する。拡張したアーキテクチャを2次元分散データ駆動型アーキテクチャ巾4A: 2-Dimendional Distributed Data Driven Architecture)と呼ぶことにする。また、拡張したアーキテクチャに基づいて実用化したWMSの実装構造について説明し、その性能評価結果を示す。
著者
佐藤 吉信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.74, pp.1-6, 2000-05-16
被引用文献数
1

ドラフト(原案)"IEC 61511-Functional safety: Safety Instrumented Systems for the process industrial sectors"は, IEC 61508-Functional safety of electrical/electronic/programmable electronic safety-related systemsのプロセス産業のセクター(分野)規格である。本稿では, 2000年4月現在におけるIEC 61511について, その概要を述べると共に, ドラフト作業の進捗状況等について報告している。また, 新規格であるIEC 61508との関係, 現時点での主要な問題となっている運用モード, フォールトトレランス要求事項, 第3者の認証・評価等について論じている。特に, 安全計装系の安全度水準認証問題は, 我が国にも深刻な影響を与える可能性が強く, 今後これに対応するための早急な体制作りが望まれる。
著者
嵯峨田 淳 如澤 裕尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.95, no.367, pp.69-76, 1995-11-17
被引用文献数
3

領域形状予測に基づく動ベクトル内挿を提案する。本方式は符号化対象画像の領域形状情報を元に、内挿する領域の線形内捕手法を適応的に切替えることで動領域境界を跨いでの動ベクトル内挿を抑止する。符号化対象画像の領域形状情報は局部復号画像の領域形状情報と動きベクトルより予測されるので、複合器側に領域形状情報を伝送する必要はない。また内挿する領域毎に提案手法と平行移動補償を切替えることで、領域形状抽出が不十分な場合でも符号化が破綻することはない。本手法により、とくに動領域境界での予測精度が改善し、予測誤差を大幅に削減できる。さらに、提案方式をMPEG-1に組み込んだ結果、復号画像のSN比は従来法に比べ1.7dB前後向上する。
著者
井上 学 エスマイルザデ リアズ 中川 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.716, pp.105-110, 2004-03-08

近年,無線通信システムにおいて,複数アンテナを送受信機に用いて,同一時刻,同一周波数で信号伝送を行なう多入力多出力(MIMO: Multi-Input Multi-Output)方式,特に,各送信アンテナから独立な信号系列を送信するMIMO-Multiplexing方式について,同一チャネル干渉の影響低減,周波数利用効率の改善を目指す研究が盛んに行なわれている.本稿では,MIMO-Multiplexing方式において,誤り検出符号の一種である巡目冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)を用いた信号分離方式と再送方式について検討を行なった.前者においては,最も良い受信特性を示す信号分離方式である最尤検波法(MLD:Maximum Likelihood Decision)を適用して送信信号を検波した後に,さらにバッファにためておいた受信信号からMLDにより検波された信号を差し引くことで,新たに送信信号を復元する方式を提案した.また,再送時における信号の送信方法として,誤ったパケットのみを効率良く再送する方法を検討しており,前回送信時に誤ったパケットを誤りが生じなかった送信アンテナから再送する選択送信ダイバーシチ法(STD: Selection Transmit Diversity),そして,誤ったパケットに対して時空間ブロック符号化(STBC:Space-Time Block Coding)を適用して再送する方式を提案した.計算機シミュレーションによる特性評価より,各々の場合において提案方式の有効性が確認された.
著者
鵜殿 治彦 勝野 広宣 田中 昭 助川 徳三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス
巻号頁・発行日
vol.93, no.45, pp.19-24, 1993-05-20
被引用文献数
2

所望の組成のGaAsP混晶層をGaP基板上に形成する新しい液相技術を開した。まず、ステップクーリング法によってGaP基板上にGaAs層を成長させ、続いてそれをGa-As-P飽和溶液と接触させ、795℃に保った。この熱処理によってGaAs成長層の組成がGaAsPに変換された。この変換が約5分で完了すること、変換後の混晶組成が熱処理に用いるGa-As-P溶液の組成を調整することによって制御できること等が判った。熱処理に引き続いて徐冷することによって、変換されてできちGaAsP層上に良好なGaAsP混晶層を成長させることができた。
著者
SOUFIANE Ayad ITOKAWA Tsuyoshi NAKAMURA Ryozo
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
IEICE transactions on fundamentals of electronics, communications and computer sciences (ISSN:09168508)
巻号頁・発行日
vol.86, no.5, pp.1075-1081, 2003-05-01

The linear hashing is a well-known dynamic hashing algorithm designed for internal main memory as well as external secondary memory. Traditional analysis of this search algorithm has been proposed under the assumption that all keys are uniformly accessed. In this paper, we present a discrete analysis of the average search cost of the linear dynamic hashing algorithm for internal main memory in consideration of the frequency of access on each key. In the proposed discrete analysis, the number of probes itself is regarded as a random variable and its probability distribution is derived concretely. Furthermore, the evaluate formula derived from the proposed analysis can exactly evaluate the average search cost in conformity with any probability distribution of the frequency of access. The proposed analysis is compared to the traditional one provided that the frequency of access on each key is uniform, and the differences are discussed.
著者
中川 学 永瀬 文昭 橋本 洋一 下川 義弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.322-329, 1997-06-25
被引用文献数
12

衛星回線と地上回線を組み合わせ, インタラクティブなマルチメディアサービスを時間や場所の制約にとらわれることなく容易に提供可能なシステムの実現を目指し, 東海大学とNTTは共同で遠隔教育を適用例としたマルチメディア双方向衛星通信システムを構築し, フィールド実験を行っている. 今回はその基礎的なシステム特性として遅延時間, TCP/IPによる1:1通信, UDP/IPネットワーク同報のスループットの測定, 評価を行った. 受信端末からping (ICMP echo) によりラウンドトリップタイムを測定し, その結果から実際のTCP/IPによる通信でのラウンドトリップタイムを見積もった. またTCP/IPのスループットを測定し高速な情報転送が可能であることを確認し, その値は見積もったラウンドトリップタイムから求めた理論値によく一致した. UDP/IPでは使用している専用線の帯域による上限である約6Mbpsのネットワーク同報が可能であることを確認した. TCP/IP, UDP/IPともウィンドウサイズや専用線の帯域の変更により更に高速の情報転送が可能である見通しをえた.
著者
舟木 慶一 金城 竜彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.101, pp.79-84, 2007-06-15

LPC残差を用いた自己相関関数やAMDFによりF0推定を実現すると、F0の推定精度が向上することが知られているが、基本周波数と第1フォルマントが隣接している場合、両者を分離できず推定精度は劣化する。解析信号は正領域のスペクトルしか有しないため、解析信号を入力とする複素音声分析では低周波数領域でのスペクトル推定精度が向上する。複素音声分析により推定される複素残差信号に対する、自己相関関数やAMDFを用いて、F0推定を実現すれば、推定精度の向上が期待される。島村らが提案した自己相関関数とAMDFの比による評価尺度を採用し、複素残差信号を用いたF0推定方式の提案を行い、音声信号、解析信号、LPC残差信号を用いた従来方式と比較した結果を既に報告した。今回、電話の特性を模擬したIRSフィルタを通した音声信号に対し、前向き後向き線形予測基準MMSE分析ならびにELS分析を適用した実験を行ったので、報告する。
著者
望月 慶輔 西 正博 吉田 彰顕 福田 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.605, pp.21-27, 2002-01-17

約33年周期で現れる, しし座流星群において, 2001年は期待通りの大出現が日本各地で観測された.天候や時間帯に左右されず流星活動を捕らえることができる電波観測には, これまではアナログFMチューナを用いた観測が行われてきた.筆者らは, 高感度なディジタルFMチューナを用いて, FM放送波による反射と広帯域ノイズを区別できる二周波観測法という観測法を考案し, しし座流星群のVHF帯流星エコー観測を全国3ヶ所で同時に行った.その結果, 流星の出現時刻に呼応し, 多数の流星エコーを観測することができたので, その観測方法および観測結果を報告する.また, 流星自身からの放射とみられる電磁波を検出したので, 結果を報告する.