著者
堀 豊彦 花澤 徹郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-09-18

前回の報告で、ディジタル移動通信ベアラモードにおいてインターネット接続時に適用されるTCP/IPプロトコルを利用した時の伝送特性をレイリ一フェージング環境下で測定した。本報告では、レイリーフェージングの不規則な波形を最大ドップラー周波数をパラメータとした周期的な波形と仮定することによりパケット受信率を求める方法について考察を行なった。
著者
越仲 孝文 西脇 大輔 山田 敬嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27
被引用文献数
1

漢数字"一","二","三"およびセパレータ"|","ノ"などからなる文字列は住所文字列において出現頻度が高く,ストロークの位置関係を考慮しない通常の方式で切り出し認識は困難である.この問題を解決するために,ストロークの線分特徴を用いて、文字列を認識ペースで切り出す方法について検討したので報告する.
著者
稲船 浩司 赤澤 正道 佐野 栄一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.296, pp.45-49, 2004-09-07
被引用文献数
2

コプレーナ導波路(CPW)の放射損失を低減する構造、及びそれをEBGフィルタへ応用した構造の数値解析の結果について報告する。CPWとフィルタのフルウェーブ解析のために、有限差分時間領域(FDTD)法を用いた。低誘電率絶縁体を用いて補強したGaAs薄膜上に構成したCPWは、放射損失を大きく低減できることが予想された。同じ基板構造のCPWをEBGフィルタへ応用した結果、この構造は高周波側のパスバンドで高い透過率を維持するために有効であることが分かった。
著者
中島 慶人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.281, pp.55-60, 2005-09-08
被引用文献数
1

電気所構内の充電部への不用意な接近は, 人身事故につながるため監視が重要である.しかし, 目視による監視は, コストなどの制約から作業時などの特別な場合に限られる.既に電気所構内には多数の監視カメラが設置されているが, 電気所の無人化などに伴いその数が増える傾向にある.そこで, 既存監視カメラの有効活用の一つとして, 充電部等への人物の接近を実時間で監視する画像処理方式を提案する.機械学習による人物判定を取入れた人物検知は, 一般に画像全体を検索するため高速な処理が困難である.本論文では, 充電部等の監視領域が既知であることに着目し, 処理する画素を限定することで高速に人物検知を実現する方式を示し, 実験結果によりその有効性を示す.
著者
石田 修己 北沢 祥一 近藤 博司 末松 憲治 辻 幹男 山岸 明洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.366, pp.85-92, 2000-10-13

2000年6月11日から16日まで米国ボストンで開催された2000年IEEE MTT-S国際マイクロ波シンポジウムの概要を報告する。今回のシンポジウムは、参加者、発表論文件数ともに昨年の記録を更新し、それぞれ12,500人以上、518件に達した。シンポジウムで発表された内容は、増幅器、発振器、コンバータおよび制御回路、受動回路、電磁界解析の分野に大別し、会議に出席した専門家が概要をまとめている。
著者
窪田 歩 片岸 一起 浅見 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-09-18

携帯型コンピュータの高性能化に伴い,普段オフィスで使用している端末を外出先でも使用するといったコンピュータの利用形態も一般化してきている.この際,IPアドレスの変更やファイアウォールの存在などのために,外出先からでは普段利用しているネットワークヘの透過的なアクセスが出来ないことが問題となっている.外部でインターネットにダイヤルアップで接続した場合,端末のIPアドレスが接続の度毎に変わるので,ファイアウォールにおいて適切なフィルタの設定を行うことが困難である上,IPアドレスやドメイン名などによりアクセス制限がかけられているネットワーク資源の利用もできなくなる.本稿では,ダイヤルアップでインターネットに接続した端末からの社内ネットワークヘの透過的なアクセスを実現するためにMobile-IPを利用する事を考え,インターネットサービスプロバイダ(ISP)との連携によりファイアウォールの設定を動的に変更し,Mobile-IPによるトラヒックに必要な最小限度の許可を与える機構を提案する.
著者
茶木 修一 清末 悌之 中濱 清志 秦泉寺 浩史 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.156, pp.55-60, 2008-07-17

日本市場におけるキーテレホンシステム、所謂ビジネスホンは1969年に製品化され、以後、1980年代前半の電子化、1980年代後半のディジタル化などを経て現在に至っている。本稿では、ビジネスホンのマルチライン機能をCSCW(Computer Supported Cooperative Work)の観点からとらえ、音声を中心としたオフィスワーカ間のコラボレーションサービスを、今後求められてくると想定されるIPプロトコルのネットワーク上に構築する場合に、どのような管理対象に対してどのような管理方法を用いるべきかについて考察する。多様なサービスを柔軟に構築することができるフレームワークをめざす。
著者
松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.161-166, 1995-02-25
被引用文献数
3

近年,各種情報システムのディジタル化,これに伴うネットワークの進化,端末装置のダウンサイジングにより,パーソナル移動通信環境においてもユーザが利用できる端末の小型軽量化,高機能化が行われている.特に,移動環境では相手が話中や不在の場合にも有効な携帯情報端末が注目されている.ここでは,パーソナル通信の担い手である携帯情報端末に焦点を当て,その端末の位置付け,動向および構成技術並びに既存ネットワークへの展開方法について述べた.
著者
天野 和彦 神田 亮 下田 達也 向野 義人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.644, pp.37-40, 2005-01-22

ヒトの動きは筋と骨格と多関節を連動させることにより、手先の微細な動きやスポーツ動作のようなダイナミックな動きが可能となる。しかし、ヒトの身体は動きに異常があると本来の運動能力を発揮できないことが起こる。そこで、本研究ではヒトの筋と骨格と多関節を連動させた負荷動作を体系化し、身体の動きに支障のある系統と関係する東洋医学の治療点の選択を目的とした負荷動作の指導をするweb用三次元CGの開発をした。その結果、三次元CGによる負荷動作の人体モデルと、身体の動きの異常を修復するツボの選択を指示する写真画像とを関連付けるwebを介したバイオメカニックス的な治療指導の見通しを得た。
著者
平松 尚子 八村 広三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

われわれは、人間の身体運動を記述し、そのデータを蓄積、検索、表示するためのシステムについて、研究を行っている。本報告では、身体運動をオブジェクト指向により、記述し、表現することについて述べる。人間の身体は、多様な器官から構成されており、その動作は複雑で、記述することは一般に困難である。身体運動のシミュレーションを行なう際、これらの細かい動きを逐一記述するのは大変面倒な作業である。そこで、ここでは人体モデルや動作データを、体の器官ごと、成分ごとに細分化したオブジェクトとして作成し、ライブラリ化して、これらを組み合わせて使う、という方法をとる。
著者
森山 剛 坂内 正夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.1122-1131, 2001-06-01
被引用文献数
29

本論文では, テレビドラマ映像の心理的内容に基づいた要約映像の生成手法を提案する.従来の映像要約の研究では, カットなどの映像の構造を利用する方法やビデオ中のオブジェクトに基づく方法などがほとんどであった.一方テレビドラマに対しては, 映像コンテンツの心理的な展開(盛り上がりなど)を視聴者は重要視していると考えられるが, 映像の心理面に基づいた方法はまだ提案されていない.テレビドラマは, 物理的構成要素としてトラック構造(カッティング、登場人物のセリフ, BGM, 効果音)を有しているが, 演出家などは特定の心理的な印象を表現するために経験的知識に基づいてその時間的構造を巧みに操作していると考えられる.そこで本研究では, この経験的知識に基づき, 心理的に重要な箇所をそれに対応するトラック構造の時系列パターンとして検出し, 要約映像を生成する手法を提案する.実験において本手法をテレビドラマ映像に適用した結果, 約14分の1の時間長に圧縮でき, 更に主観評価実験の結果, 本編内容の保存性能及び切出しの自然性に関しても本手法の有効性が示唆された.
著者
黒柳 奨 岩田 彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.267-276, 1996-02-25
被引用文献数
32

人間は, 両耳間の信号の時間差(ITD:Inter-aural Time Difference)と音圧差(ILD:Inter-aural Level Difference)を用いて, 音源の方向を知ることができる. 我々は神経細胞の機能を模倣したパルスニューロンモデルを用い, 2信号間からITDとILDを独立に抽出する聴覚神経系モデルを提案している. 今回, この聴覚神経系モデルの上層に新たなパルスニューラルネットワークを追加し, 入力信号間の特定のITD,ILDにそれぞれ特異的に反応するマッピングニューロン群を構築した. この新たな聴覚神経系モデルに対して, 計算機上でシミュレーションを行った結果, 入力信号間のITD,ILDの変化によってマッピングモデル内での発火ニューロンの位置が変化することが確認され, 本モデルが単純なパルスニューロンモデルの組合せのみでITD,ILDをマッピング可能であることが示された.
著者
加藤 邦人 遠藤 利生 村上 和人 鳥生 隆 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.384, pp.53-60, 1996-11-21
被引用文献数
6

PHT(Probabilistic Hough Transform)にRHT(Randomized Hough transform)のエッジ点消去の機能を加えた、ランダムな投票によるHough変換(Randomized Voting Hough Transform : RVHT)を提案し、その直線検出性能が、ある特別な方式でエッジ点対をランダムに選ぶRHTと等価であり、計算量が多くの場合RVHTの方が少なくなることを示す。次に、この特別なRHTとオリジナルのRHTの関係を考察する。パラメータ平面の各セルの投票度数を様々な値をとる確率変数とみなしたとき、この両者の分散が異なり、この違いはセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数に影響することが予想される。この予想を基に実験を行った結果、この特殊なエッジ点対選択方式のRHTの方がセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数が少なくなることを確認したので報告する。
著者
山田 博司 長坂 保典 鈴村 宣夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.98, no.608, pp.65-72, 1999-02-18
被引用文献数
2

本研究では手話の認識を目的として、人の上半身を撮影した動画像より手の動きを認識することを検討した。青い手袋をして三角や丸などの図形を手の動きにより描き、アフィン変換による圧縮や色情報などを用いて手の位置を特定する。その図形に対して手の移動量を登録パターンとして記録しておく。次に任意の図形を描いている動画像と登録パターンの手の位置を比較する。そのユークリッド距離より連続DPマッチングを用いて入力された動作を認識する。動作は全て単純な動きの組み合わせとして表現し、複雑な動きはその連続として考えて認識を行う。また、実時間での認識が可能な装置を作成しその評価実験により、動作の登録者以外の人物であっても動作の認識が可能であることを示した。
著者
清水 佑輔 長谷川 貴正 周 瑞 笹瀬 巌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.113, pp.79-84, 2007-06-21
被引用文献数
1

本論文では,直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)において,従来のスケジューリングアルゴリズムと比較し,RT(Real-Time)型トラヒックのQoS(Quality of Service)要求を満たしつつ,NRT(Non Real-Time)型トラヒックのスループット特性を改善するパケットスケジューリングアルゴリズムを提案する.提案アルゴリズムでは,トラヒック状況の変化に応じて適応的にRT型及びNRT型トラヒックのスケジューリングを行うために,基地局でのパケットの時系列処理を表す,時間効用関数(TUF:Time-Utility Function)の限界スケジューリング時間間隔(MSTI:Marginal Scheduling Time Interval)を調整する.提案方式では,各ユーザのバッファにおいてNRT型トラヒックのパケット数が0になる場合,voiceトラヒック及びvideoトラヒックにおけるMSTIの長さを各々の最大許容遅延の値に変更することにより,RT型トラヒックのバケット遅延を低減し,NRT型トラヒックのスループット特性を改善することができる.計算機シミュレーションによる特性評価を行い,提案方式がRT型トラヒックのパケットロス率を低減し,NRT型トラヒックのwwwトラヒックのスループット特性において良好な特性が得られることを示す.
著者
浅野 三恵子 下辻 成佳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.131-138, 1997-01-25
被引用文献数
8

入力された帳票が既登録帳票のどのフォーマットに最も類似しているかを識別するシステムにおいて, セル (枠) に記入された文字や, コピーによって起こるかすれやつぶれ, スキャナ入力による傾きやゆがみなどに影響されずに, 帳票種別を識別する手法を提案する. 帳票文書は一般に, 水平・垂直線分に囲まれたセルで表現できる. セルの中心点をそのセルの代表点とした場合に, 帳票識別は入力画像から得られる点と登録されている帳票上の点とのマッチングの問題として考えることができる. 本論文では, この点マッチングを2次元ハッシュテーブルを用いて実現する手法を提案する. これにより入力画像上の点の揺らぎに対してロバストな帳票識別処理が実現でき, 登録帳票数が増加しても識別に要する時間はある程度一定に抑えることができる. また, 帳票文書同士の類似度によりシステムに登録されている帳票相互の類似性を数値化することができ, 登録帳票が指定された際にシステムの識別能力を予測できる.
著者
田中 耕平 堂薗 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.281, pp.43-48, 2008-10-31

音楽情報の自動分類の1つとして,MIDIによって作られた楽曲を,時系列情報のモデル化に有効である隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model,HMM)を用いて表現し,HMMをノードとする自己組織化マップを用いて分類する実験を行った.MIDIは楽曲の譜面情報を電子化したもので,楽曲を再生するためのすべての情報を表現することができる.本研究においては,MIDIのデータから1小節毎の音高列を,発音時刻モデルにおいて尤度が最大となるHMMを持つノードを勝者ノードとし,自己組織化マップをバッチ学習させることで,音楽情報の特徴を抽出し,複数の音楽ジャンルごとに分類されるように学習することが可能であるか,実験を行った.
著者
館木 敏晃 坂戸 克成 甲斐 清治 吉江 金三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11
被引用文献数
2

近年、データベースを含むシステムを構築するにあたりそのデータベースのサイズが極めて膨大な量となってきている。また、高度INにおいては24時間連続運転でサービスを提供する事を前提としておりシステムの持つサービス管理データの高信頼化が望まれている。サービス管理データはカスタマ個々の情報を持ちデータベースとしてサービス提供において絶対に欠くことの許されないデータである。データベースのバックアップはシステムに重大な故障、例えば、2重化しているでぃすくの2重故障が発生した場合にデータのリカバリの為に必要になる。このためサービス提供を中断する事無くデータベースのバックアップを取得する機能(オンラインバックアップ機能)が重要になってきている。データベースの容量が大きくなるほどバックアップにかかる時間は非常に大きくなりシステムにかかる負荷も多くなりかねない。そこでシステムの保守/運用/性能面を考慮したサービス管理データの二次媒体へのオンラインバックアップ/リカバリ方式を評価し実現方式を提案する
著者
IKEDA Yoshikazu TOKINAGA Shozo
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
IEICE transactions on fundamentals of electronics, communications and computer sciences (ISSN:09168508)
巻号頁・発行日
vol.83, no.8, pp.1599-1607, 2000-08-25
被引用文献数
42

This paper deals with the identification of system equation of the chaotic dynamics by using smaller number of data based upon the genetic programming (GP). The problem to estimate the system equation from the chaotic data is important to analyze the structure of dynamics in the fields such as the business and economics. Especially, for the prediction of chaotic dynamics, if the number of data is restricted, we can not use conventional numerical method such as the linear-reconstruction of affractors and the prediction by using the neural networks. In this paper we utilize an efficient method to identify the system equation by using the GP. In the GP, the performance (fitness) of each individual is defined as the inversion of the root mean square error of the spectrum obtained by the original and predicted time series to suppress the effect of the initial value of variables. Conventional GA (Genetic Algorithm) is combined to optimize the constants in equations and to select the primitives in the GP representation. By selecting a pair of individuals having higher fitness, the crossover operation is applied to generate new individuals. The crossover operation used here means the replacement of a part of tree in individual A by a part of tree in individual B. To avoid the meaningless genetic operation, the validity of prefix representation of the subtree to be embedded to the other tree is probed by using the stack count. These newly generated individuals replace old individuals with lower fitness. The mutation operation is also used to avoid the convergence to the local minimum. In the simulation study, the identification method is applied at first to the well known chaotic dynamics such as the Logistic map and the Henon map. Then, the method is applied to the identification of the chaotic data of various time series by using one dimensional and higher dimensional system. The result shows better prediction than conventional ones in cases where the number of data is small.