著者
川口 良
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.37-57, 2017-09

「断り表現」として用いられるようになった「大丈夫」の「新しい用法」に注目して、「大丈夫」の意味機能の歴史的変遷を明らかにし、現在の新用法をその変化の過程に位置付けることを目的とした。分析に当たっては、語用論的意味変遷のプロセスとして「文法化」「主観化」「間主観化」を援用した。まず、『日本国語大辞典』(小学館)の用例によって「大丈夫」の意味変遷をたどり、「大丈夫」が明治期までに二度の「主観化」を起こしたあと、「聞き手の懸念を打ち消す」という配慮表現となって「間主観化」を起こしていることを示した。次に、現在の「断り表現」としての用法を検討し、「大丈夫」が「聞き手の気遣いを辞退する」表現となって、相手の主観性にいっそう配慮した意味機能をもつようになったことを論じた。これは、話者の間主観性がより強まって、「大丈夫」が新たな「間主観化」の段階に進んだことを示すものと考えられる。
著者
江種 満子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.65-91, 2004-01

前稿で中断した「こわれ指輪」論を発展させ、テクスト全体の構造を、「女権」という主題軸と「指輪」によるレトリックの軸の相互関係としてとらえた。さらにこれらの二つの軸に埋もれるようにして、植木枝盛のいわゆる「歓楽」への視線が瞥見できる点を指摘。これはのちの紫琴時代のテクスト群がみせる粘弾性の強い人間観の貴重な兆しである。しかし紫琴時代に至るまでには、女権論者清水豊子を挫折させた二つの体験(大井事件による妊娠出産と古在由直との結婚)が介在する。この時期を、豊子書簡と古在書簡および掌篇「一青年異様の述懐」によって考えた。その後、夫の由直の留学によって僥倖のように訪れる紫琴時代をいくつかのテクストによって読み解く。なかでも「葛のうら葉」の位置は最も重要である。「葛のうら葉」は、構造的に清水豊子時代の「こわれ指輪」をなぞるかにみえて、じつはその後の豊子の体験と英知と想像力を結集して、異質な世界へ超え出た成熟の文学的達成である。
著者
岡田 斉
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
no.22, pp.139-147, 2000

The purpose of the present study is to survey the frequency of visual, auditory, kinaesthetic, cutaneous, organic, gustatory, and olfactory experience in dream recall. A total of 1267 undergraduate students completed a dream recall frequency questionnaire, which contained a question about dream recall frequency and about recall frequency of seven sensory modalities. Results showed that seven sensory modalities were divided into two groups; normally perceived sensory modalities in dreaming, which involve visual, auditory, kinaesthetic sense and rarely perceived sensory modalities in dreaming, which involve cutaneous, organic, gustatory, and olfactory sense.
著者
宮島 三香子
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.89-94, 1982
著者
遠藤 織枝
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.39-67, 2008-09-01

戦時中の家庭雑誌『家の光』のグラビアと、戦時中のドラマ台本に基づいて、当時の日本語を検証している。今回は当時の日本語の中でも、形容詞・形容動詞・副詞に焦点を当てて、戦時中のそれらの語群が、現代語と比較したときどのような部分に差があるのか、あるいはどのような部分に差がないのかを考察する。また、戦時中に多く使われた漢字「国」「聖」「戦」について、それぞれの熟語を拾い出して、その特徴を分析する。その結果、戦時中の形容動詞には古語の「タリ」活用「ナリ」活用の語が比較的多く残っていること、オノマトペも多く見られたが、それらはすべて、現在の辞書にも収録されているものであることが分かった。「国・聖・戦」のつく熟語の中には、現在では辞書にも収録されなくなっているものが多く、まさに戦時色の濃い語群であることがわかった。
著者
星野 晴彦
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
no.35, pp.27-34, 2013

This paper attempts to introduce the concept of hospitality into social welfare services. First, the essential meaning of hospitality must be understood. This paper describes Derrida's thinking, which includes "the aporia of the impossible" that originated from Derrida's deconstructionism. This paper also describes the results of research into the hospitality mindset of individuals involved in the provision of social welfare services.Aporia means "impassable" or an "insoluble contradiction," which is why the term has come to represent "the impossible."There are practical limits to the extent that we can devote ourselves to social services. The needs of clients of social services exceed our limits, and we must consider the extent to which we will register this fact. The statements of Derrida may facilitate the introduction of the concept of hospitality into social welfare services. Rather than being limited to a superficial understanding, the statements of Derrida may help to provide a deeper understanding of hospitality in welfare services. 本稿では福祉サービスにおいてホスピタリティ概念を導入することを試みた。そこには、ホスピタリティを単なる「思いやり」だけではなく、本質的理解をしていくことが求められる。 そこで本稿では、本質的理解につながるものとして、デリダの脱構築的思想から導き出された「不可能性のアポリア」を紹介し、また筆者が行った調査の結果も示し、ホスピタリティの本質的構造に迫っていきたいと考えるものである。アポリアとは、「道がない」「通行できない」という意味で、ここには「不可能なもの」が見られる。しかも、進むことのできない道を横断しなければならないという「アポリアの経験」をデリダは主張する。筆者は本稿で、デリダの言説に着目し、福祉サービスは、自分たちが想定している以上の人々が求めており、それに対して対応できることには現実的に限界があるが、それにどのような責任を認識していくのかを考える必要があるのではないか、ということを述べる。ホスピタリティを福祉サービスに導入することが、皮相的な理解にとどまらないようにするため、デリダの言説はホスピタリティの本質的理解に一助となるのではないか。
著者
王 鉄橋
出版者
文教大学
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.25-48, 1989-06-01

The honorific expression term is not peculiar to Japanese only, but also exists in Chinese. But the forms of this expression are stressed differently in these two languages. The Chinese honorific expression is mainly shown in presonal expression terms and the roundabout expressions which have greatly increased recently. The honorific expression term of Japanese, however, exists in prefixes, suffixes, vocabulary, grammar etc., and personal expression terms tend to be reduced while the roundabout expressions tend to increase. That the difference between the honorific expression term of Chinese and that of Japanese has some influence in Chinese and Japanese lauguage teaching should be paid great attention to.
著者
斉藤 修平 佐藤 ひろみ 中林 みどり 岡本 紋弥
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.129-140, 2014-03-01

元荒川とその周辺の田圃、用水などはかつて川魚資源の宝庫であった。そこから捕獲された淡水魚介類は人々の食生活を彩る食材であった。その食材は伝承された加工・調理によって食卓を賑わしてきた。同時に元荒川沿いに点在する川魚料理店には、元荒川とその周辺で取られていた淡水魚介類が持ち込まれ、おなじく活用されてきた。 本稿では、元荒川沿いでいまも川魚料理店として営業をしている小島家 (岩槻区大戸) 、鮒又 (岩槻区本町) を採訪し、献立として提供している川魚料理を調理依頼し、一品ずつの味つけなどについて伺い、 「元荒川沿いの川魚料理店の現在」 を確認し、提供された川魚料理を賞味、併せて料理人から直接の解説をいただき、それを記録した。同時に淡水魚介類を県内、都内に卸している川魚卸問屋 「鯉平」 を訪ね、現在の川魚料理店への卸状況を紹介した。 川魚料理店では地元の川から種類によっては食材を得ていた時代はかつてあったが、現在は、きわめて限定されたものになっている。鰻はもとより、鯉、なまず、すっぽん、どじょうに至るまで養殖技術が進化したこと、輸入も可能になったこと、活魚の運搬範囲の拡大とスピード化が実現してきたことにより、食材が安定供給されていることがわかった。同時に、川魚料理店は、かつてのように鯉、鮒、鯰、どじょうといった川魚料理の調理機会が激減し、〈鰻一辺倒〉 に近いような献立に変更していったことが判明した。併せて、元荒川からの淡水魚供給はきわめて限定されていることが判明した。
著者
神田 信彦
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.1-8, 2019-03-30

本研究は私的自己意識特性と公的自己意識特性との関係を対人的自己嫌悪感と関連付けることによって検討した。133名の大学生を対象に自己意識特性尺度と自己嫌悪感を測定するための項目群からなる質問紙調査を実施した。その結果、私的自己意識特性と公的自己意識特性との間に.3台の有意な相関を、対人的自己嫌悪感は両自己意識特性と.4~.5台の有意な相関を得た。さらに対人的自己嫌悪感を統制し、私的自己意識特性と公的自己意識との返送関係数を算出したところ無相関となった。この結果について自己注目の過程の観点から考察を行った。
著者
加藤 理
出版者
文教大学
雑誌
教育学部紀要 = Annual Report of The Faculty of Education
巻号頁・発行日
no.53, pp.219-227, 2019-12-20

『赤い鳥』が創刊された大正時代は,『赤い鳥』の他に『おとぎの世界』『金の船』『童話』などの児童文芸雑誌が次々に創刊されるが,それらを手にした子どもたちはごく一部にとどまっていた.多くの子どもたちは,貧困な生活の中で,貧困な文化環境を強いられ,童謡や童話と無縁の生活を送っていた.そうした時代の中で,投稿欄に多数の作品が掲載されて注目されたのが茨城県である.特に,県西部の小学校の児童の作品は,多くの雑誌を席巻した.そこで,なぜ茨城県の子どもたちが童謡などの芸術的児童文化に接することができたのか,文化環境を分析し,茨城県西部で童謡が隆盛した背景を中心に考察する.
著者
福田 倫子 小林 明子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.107-125, 2020-08-15

本研究では日本語学習者を対象に、「防災」をテーマにしたPBL授業を行い、学習者の発話内容から思考の変化の過程を追った。3回のディスカッションによる対話を録画して分析した結果、学習者は自ら問題を抽出し、資料を探し出して理解し、問題解決策の決定に達することができたことがわかった。段階的に問題解決策に対する思考が広く、深くなったことが示され、PBLの有効性がある程度示されたと考えられる。
著者
藤上 隆治
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.59-72, 2019-10-31

文字では正確に発音を表記できない上に、英語は綴りどおりに必ずしも発音しない言語の一つである。従って、コミュニケーション上、カナであれ発音記号であれ、英語を読ませる工夫が必要である。これを本稿の立脚点とし、本稿では幕末・明治初期の英学書における英語の発音表記に関する研究の一環として、1867(慶応3)年に出版された『洋學指針 英學部』に見られるカナ表記の工夫を探った。その結果、『洋學指針 英學部』では、カナで英語音を表すことには無理があるという見解を示しながらも、wineを「ウワイン」というように[w]をカナ2文字で表すなどの工夫が見られた。
著者
井徳 正吾 渋谷 詩織
出版者
文教大学
雑誌
情報研究 = Information and communication studies (ISSN:03893367)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.1-19, 2018-01-31

Green Tea beverages sold in plastic bottle could represent as one of the best samples ofcommodity product in Japan. We have 4 major brands and the first one sold was the “Oi Ocha(pronounced Oh Yee Ocha)” by Ito En, LTD., which still maintains strong market share as thepioneer brand. This report focuses on “Namacha” by Kirin Co., Ltd., and studies how itstrategically challenged the pioneer, Oi Ocha, and what were their strategy to compete againstthe late starters such as Iyemon by Suntory and Ayataka by Coca Cola Japan. Brand valueshall specifically be focused to understand the brand strategy of the product represents thecommodity in the category.
著者
岸田 直子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.95-106, 2018-09-15

現代アメリカ英語の口語表現の代表的な構文の一つである、go/come+ 原形不定詞構造を取り上げて、まず、その統語的、意味的な特徴について、述べる。つぎに、先行研究として、Shopen( 1971)および Jaeggli and Hyams (1993)を紹介する。つぎに、この構文の史的な発達過程について、Jespersen( 1940), Mitchell( 1985), Mustanoja(1985), Visser (1969)を概観し、特にVisser の命令形の扱いに注目する。古英語から現代にいたるまでの、この構文関連の資料を概観し、最後にこの構文の起源について考察する。
著者
上谷 香陽
出版者
文教大学
雑誌
文教大学国際学部紀要 = Journal of the Faculty of International Studies (ISSN:09173072)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.1-14, 2012-07-01

This paper considers girl zines as feminist alternative media. Girl zines were participatory media produced through grass roots feminist movement in US in 1990s. In following discussion, I review American girl's cultural creating activities in relation to the history of modernization and industrialization in US and gender norms. In so doing I examine the difference between consumer oriented girl's "bedroom culture" and girl zine's culture. Through these considerations, this paper tries to understand the problematic posed by this young feminist movement in the 1990s. Following the study of Stephen Duncombe, Chapter 2 discusses the defi nition of zines, their origin and their main concerns. Chapter 3, following the study of US girl culture by Mary Celest Kearney, locates girl ziens within US history of girl's cultural creating activities. Chapter4 and 5 analyze the relation between girl zines and feminist movement in US since 1970s. This paper suggests that girl zines don't simply mean zines made by girls. Rather, they are alternative media for women who demonstrate the unconformity against dominant values in modern society, such as male-centrism, hetero-sexism, white-centrism and consumer capitalism. Based on punk's DIY ethos and feminism, girl zines challenge mainstream girl culture, "bedroom culture", which is lead by corporate culture industries. At the same time girl zines are the site where girls explore what does it mean to be an American girl or American woman.
著者
阿川 修三
出版者
文教大学
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.1-20, 2008-03-01

蒸気(joki) is the Japanese translation made by 蘭学者(Scholars of Dutch learning)in the l9th century. It spread from the birth, and formation process until established and was considered in this thesis according to material in 蘭学書(Dutch learning books) and 蘭和辞書(Dutch-Japanese dictionary). It was considered whether 英華字典(missionaries' English-Chinese dictionaries) and 漢訳洋書(foreign books translated into Chinese) had influenced the formation of the translated word 蒸気(joki) and confirmed that it was unrelated in anyway.
著者
上谷 香陽
出版者
文教大学
雑誌
文教大学国際学部紀要 = Journal of the Faculty of International Studies Bunkyo University (ISSN:09173072)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.1-15, 2010-01-01

This paper considers some critical discussions about the sex/gender dualism. They argue that the dualism presupposes that on one hand there is crucial difference between women and men ; on the other hand there is crucial similarity among women (or men). This presupposition overlooks the difference among women (or men) and accepts the idea that there issome essential difference between women and men by assuming a natural sex without any social, cultural and historical contexts. Against the sex/gender dualism, an alternative view of gender has been discussed since 1990’.This view argues that, whether physically or socially taken, who is a ‘woman (or man)’ and what doesthat category mean are determined in a specifi c context. This view helps to reconsider the concept of gender which assumes the analytic distinction between sex and gender and argues that dividing someone into woman and man is itself a social, cultural and historical matter, namely “gender”. Adopting this view of gender, we can respecify the issues on the sociological investigationof gender. How division of sex can be articulated in each context can be itself an important issueon the sociological investigation of gender. Being a woman(or man) is produced through some activities and in itself a social phenomena. This paper explores a kind of view of language in these reconsiderations of the concept of gender. From this view of language, identifyng, recognizing or naming someone as a woman or man is not simply representation of some given object with language, but is itself doing something, namely a language ?use-practice. Being a woman (or man) is not a given social fact but a socialphenomena constructed in and through people’s language-use-practices. Through these examinations, this paper raises some issues on the sociological investigation of gender about what gender is and where we should fi nd the social phenomena of gender.
著者
浅野 正
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
no.36, pp.195-206, 2014-03-01

犯罪被害者を保護する法制度の整備が着実に進む中、被害者の精神的健康や望ましい被害者支援の在り方に関心が向けられている。犯罪被害者は自然災害や交通事故などと同様に、外傷後ストレス障害を引き起こしやすいことが知られている。外傷後ストレス障害と関連する危険因子のなかでも、犯罪被害支援の実践に役立つと思われる。被害経験を周囲に伝えようとする被害者の態度と、周囲の否定的・肯定的反応を取り上げた実証的な研究を本稿では詳しく紹介する。犯罪被害支援の実践現場、その中でも特に本稿では、被害者参加制度や証人の保護制度などが導入されている裁判所を取り上げる。被害者の精神的健康に関する調査や研究から引き出される知見を踏まえながら、裁判所で生じやすい二次被害を克服し、被害者の精神的健康の促進を図る被害者支援の在り方を検討する。
著者
浅野 正
出版者
文教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

犯罪心理学領域では、犯罪者の性格傾向を解明するためのメタ分析が複数公表されているが、いずれも心理測定尺度や質問紙心理検査を使用した研究論文によるものである。本研究では、さらに幅広い犯罪者の性格傾向を把握することを目指して、投映法心理検査であるロールシャッハ・テスト研究論文のメタ分析を行う。犯罪者の中でも、性犯罪者と暴力犯罪者を対象とする。刑務所等での処遇実践で活用できる心理アセスメントの方法を提示する。