著者
姫井昭男著
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
2019
著者
ガンヤラック チャイカンパ 松岡 正典 野間口 博子 高坂 健二
出版者
日本ハンセン病学会
雑誌
日本らい学会雑誌 (ISSN:03863980)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.28-32, 1993

我々はヌードマウスを用いてらい菌の継代をしてきている。継代株の内の一つタイ53株かららい菌DNAを分離し, lambda-gtllファージを用いてゲノムDNAライブラリーを作製した。これは平均3kbのインサートを持つリコンビナントDNAが106個近くから成るライブラリーであり,らい菌の全DNAを充分にカバーできるものであると考えられる。事実,PCRによる検索でらい菌特異遺伝子の存在が確認された。
著者
何 婉瑩 藤田 和成 浅沼 爽汰 王 美琦 郭 秀景 中島 浩平 町田 翔 延澤 志保
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.323-324, 2018-03-13

近年,日本と中国の国際文化交流はインターネットの発展により,スマートフォンなどのSNSアップリを使って簡単に交流ができるようになった.そのため,日中翻訳機の必要が高まっている.しかしながら,SNSを最もよく使う若者たちが使っている若者言葉は翻訳不能な状態とも言える.よって,本稿では若者言葉を含む句を対象とした日中翻訳の対訳分析をした.本稿では若者言葉を含む文を若者言葉の部分を相当する標準語に変換し,変換した文を3つの翻訳機で翻訳させ,翻訳評価を行う.その結果,翻訳評価が上がった場合もあれば,逆に落ちた場合もある.失敗の原因について,切り替え語が中国語でのニュアンスの違い,日本語多義語の判別間違え,文の成分の省略と句の区切りの判定が間違えの4原因にまとめた.
著者
下林 典正 井上 真治
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会2008年年会
巻号頁・発行日
pp.104, 2008 (Released:2009-04-07)

鳥取県若桜地域から産したヒスイ輝石岩およびその関連岩を横切るヒスイ細脈中から糸魚川石を報告しているが、それらと共存するバリウム鉱物を再度検討した結果、セルシアンとキュムリ石とが共生していることがわかった。この細脈はヒスイ輝石の長柱状結晶が主体となっており、脈中の紋斑部に糸魚川石-パンペリー石のintergrowthした共生体が見られる。セルシアン-キュムリ石の共生はその紋斑部の周縁に沿って分布している。すなわち、セルシアンとキュムリ石の平衡共存とパンペリー石の出現とから、このヒスイ細脈の生成条件を絞り込むことができた。
著者
廣瀬 晃子 可児 徳子 新谷 裕久 大橋 たみえ 石津 恵津子 福井 正人 可児 瑞夫
出版者
一般社団法人 口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.274-280, 1997
参考文献数
18
被引用文献数
1

フッ化物歯面塗布術式のうち,塗布後の洗口・飲食禁止時間を再検討する目的で,in situモデルを用いてAPF溶液(9,000 ppm F^-,pH3.6)4分作用アパタイトペレットの口腔内浸漬実験を行った。その結果,8時間浸漬後のペレット中の残留フッ素量は,すべての群でAPF溶液作用直後群の半量に減少していた。浸漬群間では洗口開始時間が早かった0分群,10分群は他の群に比較して残留フッ素量は少なかったが,一般にいわれている洗口・飲食禁止時間の30分群を基準に残留フッ素量を比較すると,0分群でも表層から内層に向かって一様に30分群の80%の割合でフッ素が確認された。各浸漬群の酸抵抗性試験では,すべての群で対照群に比べて耐酸性獲得が認められた。また脱灰時間が長くなると,洗口開始時間が早い群は遅い群に比べてカルシウム溶出が多く認められたが,それらの群もAPF作用直後群との間には差はみられなかった。以上のことから30分間の洗口・飲食禁止時間短縮の可能性が示唆された。
著者
吉澤 拓也
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.75-76, 2021-05-31 (Released:2021-06-05)
参考文献数
10
著者
有森 貴夫
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.113-120, 2021-05-31 (Released:2021-06-05)
参考文献数
26

In the protein crystallography, antibodies are frequently used as ‘crystallization chaperones’, where their binding facilitates production of high-quality diffracting crystals of complex macromolecules that are otherwise resistant to crystallization. To develop an ideal antibody fragment, we have designed a novel antibody fragment format, called ‘Fv-clasp’, that is a fusion of an anti-parallel coiled-coil structure derived from the hMst1 SARAH domain to the Fv fragment of an antibody. We have demonstrated that Fv-clasp has superior properties over conventional antibody fragments including Fab and single-chain Fv(scFv)in terms of producibility, stability, and crystallizability.