著者
町野 静雄
雑誌
青山學院女子短期大學紀要 (ISSN:03856801)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.37-50, 1962-11
著者
池田 功夫 安藤 春美 鈴木 公宏
出版者
繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.T362-T366, 1986-06-10 (Released:2008-11-28)
参考文献数
13
被引用文献数
4 4

Immobilization of invertase on cross-linked polymers consisting of cellulose and polyethyleneimine (Cell-PEI) and the enzymic activity of immobilized invertase were investigated. Invertase was coupled with Cell-PEI by glutalaldehyde. The amount of invertase coupled was independent of reaction temperature and increased with an increase in invertase concentration. Neutral or weak basic conditions were favorable for the coupling reaction.The optimum pH of invertase activity was shifted to acidic side by the immobilization. The activity at the optimum pH was 26% of that of native invertase. The optimum temperature of invertase activity was little affected by the immobilization. The immobilized invertase was repeatedly used without the activity loss.
著者
小原 智永 山﨑 一史 鈴木 啓介 廣野 文隆 小林 敦郎 甲賀 英敏 岡部 敏幸
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2013, 2014

【はじめに,目的】静岡県高校野球メディカルサポート(以下:MS)は,静岡県高校野球連盟の要請を受け昨年の第95回全国高等学校野球選手権静岡大会(以下:夏季大会)にて11年が経過した。静岡県のMSは,県士会の公益事業として組織的に活動が可能となっているため,1回戦から決勝までの県内全10球場にて試合前・中に関わる処置や試合後のcooling downを行っている。近年では,熱中症に対する処置(観客も含む)や啓蒙活動において力を入れており,その一つに球場内で暑熱環境の指標として運動時の熱中症の予防措置に用いられるWet-bulb Globe Temperature湿球黒球温度(以下:WBGT)を測定し,場内の注意喚起を促している。夏季大会のWBGTと熱中症罹患との危険性の関連を明らかにすることは,大会での熱中症予防・パフォーマンス低下回避の一助となると考えられる。そこで,本研究の目的は球場内のWBGTなどの暑熱環境と熱中症罹患の特徴を明らかにすることとし,分析・検討を行った。【方法】平成25年7月13日から同年7月29日の暑熱環境を計測するために乾球温・湿球温・黒球温・WBGTを熱中症指標計(京都電子工業製WBGT-203A)を用いて測定した。県内全10球場のうち4球場(西部・東部地区の各1球場と中部地区2球場)にて,各試合前・試合中(5回終了時)と全ての試合終了後にグランド中央で計測を行った。分析は,観客を含めた熱中症有りの計測群(以下:有群)と熱中症無しの計測群(以下:無群)に分け乾球温・湿球温・黒球温・WBGTの差を独立したt検定を用いて求めた。また,熱中症罹患についてはROC曲線を用いWBGTのカットオフ値を算出した。有意水準は危険率5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】大会役員,責任教師,審判,選手に対してWBGTの測定について説明し,同意を得た。今回の報告にあたっては,個人情報の保護,倫理的配慮に十分注意し集計を行った。【結果】全計測回数は150回であり,その内有群は24回(観客を含む)であった。1回戦で17回,2回戦で1回,3回戦で2回,4回戦で1回,準々決勝で2回,準決勝で1回であった。選手の罹患件数は,1回戦で9人,2回戦で0人,3回戦で2人,4回戦で1人の計12人であった。また,ポジション別では投手3人,捕手1人,1塁手2人,3塁手1人,遊撃手3人,中堅手1人,補欠1人であった。重症度別では,筋痙攣などのI度が8人,頭痛や倦怠感などのII度が4人,意識消失などのIII度が0人であった。各測定項目の平均値は,乾球温30.9±2.0℃,湿球温62.9±8.5℃,黒球温35.8±3.9℃,WBGT28.3±1.4℃であった。無群の平均値は,乾球温27.9±2.75℃,湿球温70.4±10.4℃,黒球温32.9±4.2℃,WBGT26.4±2.0℃であり,有群と無群との比較では乾球温,黒球温,WBGTが有意に高く,湿度は有意に低かった(p<0.05)。またWBGTは,曲線下面積0.77(漸次有意確率p<0.05),カットオフ値27.35℃であった(感度83.6%,1-特異度39.7%)。【考察】日本体育協会運動指針(以下:運動指針)では,WBGTの27.35℃は「警戒レベル」である。中井らによるとWBGT28℃以上になると熱中症罹患が増加するとしている。今回の静岡県の夏季大会におけるWBGTのカットオフ値が指針や先行研究よりも低値であったことは,野球が全身を覆う着衣での競技であり熱放散しにくい着衣環境であるため,通常より熱中症罹患率が高いと考えられる。そのため,野球では運動指針を一段階下げて注意喚起を促す必要があると考えられる。一方で,夏季大会においてWBGTが31℃の「運動は原則中止」の段階に至ったとしても,中止になることはない。熱中症罹患時は,1回戦に最も多く認めておりMSによる1回戦からの介入や熱中症予防の啓蒙活動は,有意義な活動と考えられる。重症度別では,III度の救急搬送を必要とする重度の選手を出さなかったことも,MSによる活動が浸透し予防または早急に対応が出来たこともうかがえる。選手の熱中症罹患の傾向を見ると,最も運動頻度が高い投手だけでなく,様々なポジションで熱中症罹患が生じることが考えられる。今回の結果は,観客を含めた球場全体の熱中症罹患件数での検討であったため,この結果を,来年度から球場全体への注意喚起を具体的な数値とリスクや対応を示し,観客を含めた熱中症予防に活かしていく必要がある。さらに今後,一昨年から開始した高校へMSが指導に出向くMS訪問事業においても,統一した適切な熱中症予防の指導を行い,熱中症予防における啓蒙活動の実施が重要な課題である。今回選手のみのデーター数が少なかったため,今後もデーターを蓄積し,選手のみのWBGTカットオフ値を求めて熱中症予防に活かしていきたいと考える。【理学療法学研究としての意義】熱中症予防における啓蒙活動の発信により,障害予防・パフォーマンス低下を未然に防ぐことが期待される。

2 0 0 0 OA 十大詔勅謹解

著者
前島義教 [著]
出版者
科外教育叢書刊行会
巻号頁・発行日
1918
著者
編輯部
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.33-44, 1936-03
著者
谷 晃 西浦 芳史 清田 信 村瀬 治比古 穂波 信雄
出版者
生態工学会
雑誌
CELSS JOURNAL (ISSN:09154353)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.11-16, 1994-03-28 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5

A centrifugal phytotron was designed and fabricated to study the effects of gravity on the growth of plant. The magnitude of centrifugal force can be selected arbitrarily up to 4G by controlling angular velocity of cultivation drum (1 m diameter). Environmental factors in this phytotron such as temperature, humidity, CO2 concentration and light intensity can also be conditioned.On the earth, different magnitude and different direction of artificial gravity, which is centrifugal force plus 1G earth gravity, distribute over the cultivation drum. Results of spectral analysis on vibration of the cultivation drum showed that overall vibration changed with centrifugal force and ranged from 0.7 to 2.1G.Wind velocity over the cultivation drum increased with raising centrifugal force and ranged from 1.5 to 2.7 m s-1.Results of preliminary cultivation experiment with radish (Raphanus sativus L.) showed that mean dry weight of the plants cultivated under centrifugal force of 2G was not significantly different from that of the plants cultivated under centrifugal force of 1G, and root/total dry weight ratio increased with raising centrifugal force. These tendency, however, might be due to several physical factors described above.Isolation of gravitational effect on the plant growth from existing influential factors such as the vibration and wind will be required for further experiment.
著者
渡辺 熙 岡田 純一郎 竹内 一夫 豊田 博
出版者
杏林医学会
雑誌
杏林医学会雑誌 (ISSN:03685829)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.27-31, 1980

1953年にLichtensteinがeosinophilic granuloma, Hand-Schuller-Christian病Letterer-Siwe病の3疾患を包括して, Histiocytosis Xなる語を提唱した事は周知の事実である。今回, 我々は9才女児の後頭頭頂部の軽度圧痛を初発症状として発症した頭蓋骨の単発性eosinophilic granulomaを経験した。そこでこの症例の臨床経過を述べ, 更に若干の文献的考察を加える。
著者
中園 美紀 岩佐 真宏
出版者
The Mammal Society of Japan
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.59-65, 2015

本研究では,地表棲小型哺乳類の生態研究への応用を目的とした自動撮影センサーカメラの使用法を検討した.まず通常の水平方向での撮影を行ったところ,被写体はきれいに撮影されるものの,種同定に重要な情報になり得る体サイズを把握することができなかった.そこで,被写体の焦点距離を一定にできるよう,三脚に自動撮影センサーカメラを固定して上方から垂直方向に撮影する方法を試行した.その際,地面には10 mmメッシュの方眼が描かれたカッターマットを敷き,そのマット中央に誘因用の餌(オートミール)が入った釣り用のサビキカゴを固定して設置した.またカメラバッテリーを24時間以上維持させるため,撮影のインターバルを1分間とした.その結果,ほぼ一定の倍率で被写体が撮影され,体サイズを計測することが可能になり,尾長等からドブネズミ<i>Rattus norvegicus</i>やヒミズ<i>Urotrichus talpoides</i>は容易に同定可能であった.一方,形態の酷似するアカネズミ<i>Apodemus speciosus</i>とヒメネズミ<i>A. argenteus</i>は,眼球直径と左右の眼球間の外縁幅と内縁幅の差を用いることで正確に同定できた.さらに本使用法により,アカネズミの活動時間帯について,2013年11月~2014年10月に神奈川県藤沢市石川丸山谷戸で調査したところ,日没前後から日出前までの時間帯に撮影されたことから,先行研究と同様,本種はほぼ夜行性であることが示唆された.したがって,本研究で検討した自動撮影センサーカメラの使用法は,地表棲小型哺乳類の生態研究に活用できることが明らかになった.
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.180, pp.134-139, 2008-04

多くの組織で,新年度スタートのタイミングです。本連載もリニューアルして,上流から下流まで,開発フェーズ(局面)ごとの計画立案・作業遂行上の注意点を図解しながら見ていきます。みなさんが仕事を進める上でのヒントになればと思います。 さて,第1回のテーマは,最上流の部分,プリセールス,セールスから契約に至るまでの部分です。
著者
加藤 由美 安藤 美華代
出版者
一般社団法人 日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.54-66, 2016 (Released:2016-10-24)
参考文献数
77

本研究の目的は, 保育士の経験年数や勤務状況, 首尾一貫感覚, 対処スキルと抑うつの関連を検討することである。法人立保育園の保育士 292 名を対象として 2012 年に実施した自記式調査 (“CES-D Scale”, “Kiss-18”, “TAC-24”, “SOC 3-UTHS”) を分析した。その結果, 常勤か非常勤か, 1 人担任か複数担任かといった保育士の勤務状況と抑うつとの関連は見られなかった。相関の結果に基づいて, パス解析を行った結果, 経験年数と首尾一貫感覚は, 「対応のスキル」や「肯定的解釈と回避的思考」といった対処スキルを介して, 抑うつに関連することが明らかとなった。
著者
山口 誠史 松尾 沢子
出版者
THE JAPAN EVALUATION SOCIETY
雑誌
日本評価研究 (ISSN:13466151)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.1_31-1_46, 2011

日本の国際協力NGOによるアカウンタビリティに関する取り組みは、1990年代中頃までほとんどみられなかった。しかし、1990年代後半になるとNGOへの関心の高まりや社会の様々な組織に対するアカウンタビリティ向上の要望、NGOによる補助金不正使用事件の発覚などをきっかけに、NGO独自のアカウンタビリティ取り組みの必要性が認識されるようになった。<br>国際協力NGOのネットワーク組織である(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)は、2002年に有志による委員会を発足させ、「組織運営」「事業実施」「会計」「情報公開」の4つの分野で合計322項目からなる自己審査キット「NGOのアカウンタビリティ行動基準」を策定した。その後、項目数の削減や立会人制度の導入などの改良を加えた「アカウンタビリティ・セルフチェック2008(ASC2008)」を作成し、JANIC正会員団体を対象に普及に取り組んでいる。<br>今後は、途上国で開発協力を行う現場型以外のNGOにも適用できる基準の見直しや組織強化につながる仕組みづくりなどを進めつつ、ASC2008の実施団体を増やし、NGOの社会的信頼性の向上に貢献していく。
著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.715, pp.125-130, 2014-04

三原さんはこの少し前、「マジックビジョン」という技法を用いた食玩商品のアイデアをバンダイの新商品企画会議に提出していました。マジックビジョンとは、箱の中にフィギュアなどの物体を置き、その前にハーフミラーを前後に傾かせて設置して、上方や下方…