著者
曽我 眞二
出版者
兵術同好会
雑誌
波涛
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.5-11, 2010-05
著者
藤井 忠重 平山 二郎 金井 久容 半田 健次郎 草間 昌三 矢野 今朝人 高本 信治 丸山 喜代次 滝沢 正臣
出版者
Japan Radioisotope Association
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.179-184, 1982

心肺疾患6例に<SUP>201</SUP>Tlシンチグラフィを実施し, 血液および体外計測により経時的放射能量変化を観察するとともに<SUP>99m</SUP>TC-ヒト血清アルブミン (<SUP>99m</SUP>TC-HSA) を併用し, 肺血管内スペースに存在する<SUP>201</SUP>Tlの画像を求め, これを<SUP>201</SUP>Tl像からサブトラクトし, 肺血管外スペースの<SUP>201</SUP>Tlの画像を算出した。血中消失曲線では急速に減少し, 15分後では静注1分後の値の10~15%となり, 体外計測で肺の放射能量は100~150秒後にほぼ一定となった。肺血管外および肺血管内スペースにおける<SUP>201</SUP>Tl量は, 症例により若干の差異を認めるが肺集積量のおのおの94.9~99.7%, 0.6~7.2%を占め, また, 前者の画像は通常の<SUP>201</SUP>Tl像とほぼ同様であり, <SUP>201</SUP>Tlの肺集積はほぼ肺血管外スペースへの集積とみなせる。
著者
山田 佳奈
出版者
武庫川女子大学
巻号頁・発行日
2016

終了ページ : 183
著者
角田 哲哉
出版者
日本箱庭療法学会
雑誌
箱庭療法学研究 (ISSN:09163662)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.29-41, 2016 (Released:2017-03-24)
参考文献数
12

軽度の発達障害傾向のある場面緘黙女子中学生は,箱庭が格好の「窓」となり,象徴的な表現を含む興味深い作品を次々とつくった。その過程で,彼女は自己の内界へと向かい,自己と対話を重ねる中で,自らのたましいの声とも言えるものに導かれて自立性を確立することができた。本論文では,箱庭と併せて,場面緘黙に特徴的な身体緊張の緩和をねらったアプローチを行ったが,その過程を追うことで,軽度に発達障害傾向のある場面緘黙の人の箱庭療法の有効性を述べた。

2 0 0 0 IR 絵本レビュー

著者
天野 恵美子 アマノ ミエコ 名武 なつ紀 ナタケ ナツキ 小山 信弥 大豆生田 啓友 オオマメウダ ヒロトモ 城倉 登代子 ジョウクラ トヨコ 辻 伸枝 森田 智子 西村 醇子 井田 瑞江 田口 幹比古 タグチ ミキヒコ 相澤 志保 天田 ユカリ アマタ ユカリ
出版者
関東学院大学図書館
雑誌
Library talk : 関東学院大学図書館報
巻号頁・発行日
vol.34, pp.4-6, 2010-11

The Missing Piece Meets the Big O (天野恵美子),ピーターラビットのおはなし(名武なつ紀),ゴムあたまポンたろう(小山信弥),トーマスのもくば(大豆生田啓友),さっちゃんのまほうのて(城倉登代子),くまのコールテンくん(辻伸枝),私の船長さん(森田智子),ワニくんのむかしばなし(西村醇子),すてきな三にんぐみ(井田瑞江),ちりめん本(田口幹比古),パパのカノジョは(相澤志保),いろいろへんないろのはじまり(天田ユカリ)
著者
武島 良成
出版者
京都教育大学
雑誌
京都教育大学紀要 (ISSN:03877833)
巻号頁・発行日
vol.119, pp.49-70, 2011-09

This paper is a consideration, evidenced through the intersection issue of the Eizan Electric Railway and the Kyoto City Tram, of the Kyoto City urban development initiative within the application of city planning laws. Backed by the Ministry of Railways and the Kyoto Prefectural government, the Eizan Electric Railway commenced work to extend itself to Sanjo Street in 1928. Opposed, however, to its intersection with it tramway, after the change of government to the Minsei Party, Kyoto City brought the Ministry of Home Affairs to its side, and had the work abandoned. Kyoto City further attempted a resolution to the city-planning No.1 route intersection issue, but the Eizan Electric Railway would not co-operate. The Ministry of Home Affairs and the Ministry of Railways as well were not proactive in intervening on the issue, and the route was closed five years after its completion.本稿は、叡山電鉄と京都市電の交差問題を通して、都市計画法準用下の京都における、町づくりの主導権について考察するものである。叡山電鉄は、鉄道省や京都府に後押しされて、1928年に三条への延長工事を始めた。だが、京都市は市電と交差するために抵抗し、民政党への政権交代後には、内務省を味方にして工事を断念させた。さらに京都市は、都市計画第1号線との交差問題を解決しようとしたが、叡山電鉄は応じなかった。内務省と鉄道省も、解決に向けて積極的に介入したわけではなく、この道路は完成後も5年以上にわたり封鎖されたままになった。
著者
Nakamura Kazuyuki
出版者
Faculty of economics, university of toyama
雑誌
Working Paper, No.305, 2017.03, Faculty of economics, university of toyama
巻号頁・発行日
vol.305, pp.1-20, 2017-03

Jenkins and Lambert (1993) and Chambaz and Maurin (1998) proposed extensions of the sequential generalized Lorenz dominance (SGL) criterion that was proposed by Atkinson and Bourguignon (1987): the extended version of SGL made it possible to compare distributions for different demographics. However, the tests to check the extended SGL “are not expressible in terms of generalized Lorenz curves” (Lambert 2001, p.79). In this paper, we show that the dominance condition can be easily checked by sequential comparisons of a modified version of the generalized Lorenz curve. We apply this procedure by comparing the income distributions of Italian households using data obtained from the Survey on Household Income and Wealth (SHIW, Bank of Italy) from 2006 and 2012.
著者
王 怡人
出版者
新潟大学
雑誌
現代社会文化研究 (ISSN:13458485)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.177-194, 2005-03

The present thesis aims to investigate the formation of the resultative compound verbs in Modern Mandarin. The resultative compound verbs show CAUSE and BECOME in their semantic meanings, even their component verbs do not have the meanings in them. The recent studies have tried hard to find how CAUSE originates in terms of the component verbs. To resolve this puzzle, I will make a crucial use of the lexical event structure templates by Rappaport Hovav & Levin (1996, 1998). And based on one of the lexical conceptual structures, the arguments of the resultative compound verbs can be interpreted.
著者
福田 崚 城所 哲夫 瀬田 史彦 佐藤 遼
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.1070-1077, 2016-10-25 (Released:2016-10-25)
参考文献数
24

東京一極集中を緩和・解消すべく企業を地方に移転する必要性が指摘されているが、産業活動の面から見れば東京に立地するメリットは大きく、その実現は容易ではない。既往研究では地方移転を惹起する様々なファクターが指摘されているが、定性的な分析に留まっており、また空間的な示唆に乏しい。本研究では、評価のために企業移転を用い、ルーチン的な観点から「非合理な」企業を抽出した上で、(1)ネットワーク(地域にの多様なリンク)(2)立地環境(魅力的な地域資源、それに敏感な主体)(3)中心市街地(集積による密度の高さと多様性)の三つのアプローチから定量的にこれらの移転を説明することを試みた。上の結果、「非合理な」企業は高度人材を志向して移転しており、それらの企業はイノベーションに重きを置いていることが多いことが明らかになった。また地域レベルで見ても、三つのアプローチいずれも流入企業を惹きつける誘因たりうることが示されたが、その中でも地域内のネットワーク構造が大きく影響していることが示唆された。
著者
藤巻 貴宏 重野 寛 清松 和明 〓 衛東 大森 博雄 岡田 謙一 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.535-536, 1997-03-12

モーバイル・コンピューティング環境において, ユーザは, 携帯型計算機や自宅のマシンから, 会社や学校の計算機にアクセスすることが考えられる. この際, 無線通信を使用することにより生じる通信中の回線の切断・接続不可能な状況などの問題点を解決するため, 我々は, MC^2Platform を構築した. しかしながら, 実際にはファイアウォールにより, どこからでもあらゆるネットワークにアクセスできるわけではない. そこで本稿では, ファイアウォールの存在を考慮した上で, どこからでもファイルを利用できるような, 新しいモーバイル・コンピューテイング環境を構築した. また, この環境上で動作する新しいモーバイル・アプリケーション, 宅配便エージェントを構築した.
著者
清松 和明 重野 寛 兪 衛東 岡田 謙一 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.367-368, 1996-09-04
被引用文献数
1

小型の計算機を持ち運び,移動体通信網を利用して計算機ネットワークに接続して使用するといったモーバイルコンピューティングが可能となってきた.モーバイル・コンピューティング環境を実現するには,回線の切断,接続不可能な状態,ユーザの使用するマシンの変化などを考慮する必要がある.現在のモーバイルコンピューティング環境では,有線ネットワーク上で実表されていたアプリケーションを携帯型計算機上で使用することが主流である.しかしこれらのアプリケーションは,上記のような特徴は考慮されていない. そこで,本稿では,これらのモーバイル・コンピューティングの特徴を考慮し,ユーザに代わって処理を行なうエージェントを提案しこのエージェントをMCプラットフォームで動作させた場合について述べる.
著者
Zaiser Martha J. Moyer Jack T.
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.95-98, 1981

三宅島沿岸で観察されたエソ科魚類<I>Synodus ulae</I>の産卵行動について報告する.本科魚類の産卵習性は未知であった.本種の産卵は1980年9月7日18時04分に三宅島伊ケ谷湾水深14mで観察された.産卵時の水温は29℃, 潮流はほとんどなかった.彦卵は雌雄一対 (全長約20cm) によってなされたが, 雌雄の外見による識別は困難であった.雌雄は海底から約1m上昇し体側または腹部を互いに接触させたまま約4m急上昇して旋回し, 雌雄別々に海底に戻る.急上昇の頂点で産卵が行われ雲状の生殖体が多量に放出される.産卵観察は1例だけであったが, 求愛行動はしばしば目撃された.即ち雌雄が砂底上に体を接触させて静止し, 雄はときどき咽喉部をふくらませて雌の周囲をまわる.薄暮時の急上昇による本種の産卵行動は産卵時の捕食圧を防ぐための適応と考えられ, この点について論議を行った.
著者
千 錫烈
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学人文学会紀要 = Bulletin of the Society of Humanities Kanto Gakuin University (ISSN:21898987)
巻号頁・発行日
no.134, pp.1-41, 2016

本稿では、指定管理者制度が公立図書館に導入された際の課題について論考を行うものである。第1章では指定管理者制度の概要および対象となる公の施設について論じる。第2章では指定管理者制度の導入状況について他の社会教育施設と比較し検討を行う。第3章では指定管理者制度の導入率が低い理由について、公立図書館はインスティチュート型施設であり人的資本が重視されることを述べる。第4章では指定管理者制度に関するメリットとデメリットを挙げ、論点整理を行う。第5章では公立図書館への指定管理者制度導入の課題として、短期的な利益と長期的な利益の相反があることを指摘する。その理由について、1:負のインセンティブが働く可能性、2:本当にサービスが向上するのか、3:行政に図書館運営のノウハウが残らない、4:他の機関・部署との連携不足による孤立化、5:短期的利益の追求のために長期的利益が損失、6:人口減少への拍車化の6つの観点から論じる。結論として指定管理者制度を検討する際には、短期的な経費削減を主眼とするのではなく、教育・文化政策の長期的な視野を範囲に入れることの重要性を指摘する。