著者
福田 裕
出版者
水産庁中央水産研究所
雑誌
中央水産研究所研究報告 (ISSN:09158014)
巻号頁・発行日
no.8, pp.77-92, 1996-03 (Released:2011-03-05)
著者
高橋 梯二
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.107, no.6, pp.395-412, 2012 (Released:2013-10-08)
著者
町口 裕二 高島 国男 林 浩之 北村 等
出版者
水産増殖談話会
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.323-331, 2012 (Released:2013-10-08)

道東海域に多産する海藻6種と海草1種を餌料としたときの,エゾバフンウニ生殖巣の発達に及ぼす影響を室内飼育実験によって調べた。ウニは殻径45mm以上のものを用い,2カ月の絶食ののち,自然水温下で75日間の給餌飼育を行った。ウニの生殖巣指数は,ナガコンブ,スジメ,アイヌワカメおよびアナアオサで高く,クシベニヒバ,カレキグサ,スガモで低く,とくにカレキグサでは生殖巣の発達は見られなかった。保存餌料(乾燥ナガコンブ,冷凍アナアオサ)を与えたウニの生殖巣指数は,それらの生鮮藻体を与えたときより低かった。ナガコンブ,乾燥ナガコンブ,冷凍アナアオサ,スガモを餌料として,給餌期間の影響を比較した結果,生殖巣指数は短期間飼育(189日間)より長期間飼育(249日間)で高くなった。食味試験では,短期間飼育より長期間飼育で高い評価(ナガコンブが最も高評価)であったが,乾燥ナガコンブでは長期間飼育でも苦みが改善されなかった。
著者
花尾 貞明
出版者
[出版者不明]
雑誌
岡山県養鶏試験場研究報告 (ISSN:03852830)
巻号頁・発行日
no.24, pp.87-93, 1982-07 (Released:2011-12-19)
著者
Mojica L.E. Reforma M.G.
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.19-30, 2010-06 (Released:2011-07-26)

玄米は白米よりも栄養分を多く含んでいる健康食品として知られている。玄米は、その消費による健康面の効果だけではなく、経済的かつ生態的な面でも効果を有している点においても評価されており、フィリピンでも再び見直されてきている。多くの研究が玄米消費による健康上の利点を証明している。それらの利点はよく知られているのであるが、本稿では、玄米の需要維持に関する障壁の克服と玄米需要の機会増進という目的の達成とともに、玄米流通のレベルと消費動機、玄米の購買行動と消費行動について明らかにすることを研究目的とする。玄米はロスバニオスとマニラの市場において入手することができる。しかし、ロスバニオスの小売店と比較して、マニラの小売店においては、より多くの銘柄や包装サイズのものが提供されており、より積極的なマーケティング戦略が実施されている。ロスバニオスにおいて実施した消費者調査では、健康維持への動機が消費者を玄米の購入・消費に導いている。彼らは、玄米の重要な属性としてその栄養価値と有機物性を重要視している。健康食品としての玄米のポジショニングは、それ故により多くの情報活動を通して強化しうる。消費者は一般的に玄米を好み、白米の代替品として利用し又は白米と混ぜて利用していた。しかしながら、彼らの健康への関心と玄米に対する嗜好レベルは、彼らの玄米に対する購買行動と消費行動には直接的に表れていない。現在の消費者は、まだ玄米のいわば偶発的な購買者であり利用者であるに過ぎない。調理や料理、食の質・食感、効用の点における便益性のような抽象的な健康の範囲を越えた議論が必要である。玄米に対する一般的な嗜好レベルと消費者の知識の向上は、玄米に関する需要開発の機会の可能性を示している。長い調理時間と食の質・食感に関する問題点を処理するため、また最終的に玄米需要を維持するためには、玄米を主たる原材料、基本的な原材料として利用しうるより多くの調理・加工方法が消費者のために開発され導入されなければならない。
著者
相良 泰行
出版者
日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.8, pp.429-443, 2009-08 (Released:2011-03-05)
著者
喜多 常夫
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.104, no.7, pp.531-545, 2009 (Released:2011-03-05)
著者
喜多 常夫
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.104, no.8, pp.592-606, 2009 (Released:2011-03-05)
著者
永江 弘康
出版者
千葉県農業試験場
雑誌
千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station (ISSN:05776880)
巻号頁・発行日
no.27, pp.121-139, 1986-03 (Released:2011-03-05)

梨需要の急増,労働集約的な新品種の導入にともなう経営構造,技術構造の再編方向を,新しい部分技術の格付け,適期作業の遂行,収穫期間の前進・拡大等の3つの視点によって明らかにした。1. 戦後40年の千葉県の梨生産は,復興・作付拡大期(昭和41年以前),維持・安定期(昭和42年~53年頃),品種更新期(昭和54年以後)の3期に分かれる。42~53年の単収(10a当たり収量)は平均3197.9kg,標準偏差221.6kgできわめて安定していた。2. 新品種,新技術の導入は,家族労働力,経営耕地面積,梨園面積,それまでの品種構成,品種別の団地集積等との関係が大きい。生産力・品質等級実績・新品種導入実績等により発展地区30戸,停滞地区24戸(いずれも一つの生産組織)を対象にして調査し,分析した。1戸当たり梨園面積は両地区平均84~90a,家族労働力3人。品種構成比は,発展地区では「幸水」4,「豊水」2,「長十郎」1,「二十世紀」3であり,停滞地区の中規模以下では同じく3:2:3:2(「二十世紀」ではなく「新高」)であり,停滞地区の大規模梨作では「幸水」5,「豊水」3,「新高」2である。3. 「二十世紀」を保有する発展地区では労働集約的な新品種「幸水」の適期作業(とくに摘蕾,摘果)に対応できるが,労働粗放的な品種しか保有していない停滞地区では作業の遅れがある。このことが収量に影響する。発展地区の「幸水」10年生単収は2162kg(最高2,717kg),停滞地区では1884kg(最高2200kg)である。4. 高収量,高品質を新品種において実現する場合には,作業規模,作業者,時間標準,作業の格付け・序列,作業回数を確認し,季節性と作業開始時間を重視することが必要である。これを実現できる適正な品種構成は,労働力2.5人で,「幸水」35a(27%),「豊水」35a(27%),「長十郎」「新高」60a(46%)計130aになるであろう。5. 新品種「幸水」育成価は所期の収量を実現できるか否かによって異なる。大苗利用・標準収量(発展地区)の場合にはわずか2年で成園となるが,低収量(停滞地区)・低価格の場合には15年以上を要する。したがって新品種,新技術の導入に際して梨作経営の6割以上が「増収・品質向上」「基本技術の習得」が必要であると認識している。
著者
Ajadi A.A.
出版者
近畿大学農学部
雑誌
近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University (ISSN:04538889)
巻号頁・発行日
no.46, pp.15-30, 2013-03 (Released:2014-02-21)

多くの途上国では,いまなお農業がその潜在力を十分に発揮できていない。この事態は部分的には,女性が農民として,あるいは労働者としてまた企業者として農業や農村経済で重要な役割を担っているのに,生産要素へのアクセスが男性よりも制限されていることによって引き起こされている。農業技術は過去何年にもわたってさまざまの形で導入されてきたが,その開発過程では女性の役割を十分に考慮してこなかった点に,その理由の一端を求めることができる。本稿では3つの農業普及システムの特徴を論じ,農業技術におけるジェンダー・ギャップをどのようにして埋めていけるのかを検討する。そのために,AIS(Agricultural Innovation Systems)と呼ばれる農業普及システムの必要性と農業の技術革新におけるジェンダーの役割に影響する最近の動向を明らかにする。
著者
塚越 覚 犬塚 沙織 北条 雅章 池上 文雄 武永 早苗 中尾 千草 瓜生 登 萩原 俊彦 膏木 仁史 花村 高行
出版者
千葉大学園芸学部
雑誌
食と緑の科学 (ISSN:18808824)
巻号頁・発行日
no.65, pp.81-86, 2011-03 (Released:2012-12-06)

野菜の中でも地方品種が多く,古くから地域の食生活に根付いてきたダイコン(Raphanus sativus L. Daikon Group)について,官能試験および「性味」に関連すると考えられる各種成分含有率をもとに,薬膳素材としての適性という観点からの評価を試みた.一般的なF1品種に加え,地方品種といわれる11品種群16品種を試験に用いた.主成分分析による予備評価の結果.'信州地大根'と‘聖護院'が薬膳素材としての適性が高い品種である可能性が示された.そこでこれら2品種とF1品種について,さらに詳細に比較した結果,'信州地大根'はショ糖,GABA,総アミノ酸,イソチオシアネート含有量が非常に高い品種であった.特にGABA含有量はF1品種の5倍,イソチオシアネート含有量は4.5倍であった.また‘聖護院' もGABA.総アミノ酸,イソチオシアネート含有量がF1品種より高かった.これらのことから,今回の試験に用いた品種の中では,風味が強く,機能性に関連すると考えられる成分の含有量も高い‘信州地大根'が,最も薬膳素材としての適性が高いと考えられた.

1 0 0 0 OA 飼料学(49)

著者
山本 朱美 古谷 修 石橋 晃
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.695-701, 2008-06 (Released:2011-01-18)

1 0 0 0 OA 飼料学(102)

著者
佐藤 幹 石黒 瑛一 石橋 晃
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.67, no.9, pp.917-922, 2013-09 (Released:2014-03-06)