著者
間宮 良美 平田 亨 栃木 真人 成田 佳乃 秋谷 司 古堅 進亮 石橋 啓一郎 小川 正至 三木 誠
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.84, no.11, pp.1969-1974, 1993-11-20
被引用文献数
7

上部尿路結石に対するESWLは徐々に外来施行での治療が中心となり,我々の施設では78.6%,最近2年間に限れば90%近くと大半を占めるようになった.そこで,その有用性・安全性・問題点などを見極めるために,外来ESWLを行った最初の500腎について検討した.対象は1989年3月から1992年1月までに,LithostarでESWLを行った600例636腎のうち,外来のみで治療を行った481例500腎(両側19例)で,性別は男367・女114例,年齢は16〜77歳であった.結石の部位は腎結石227・尿管結石273腎で,結石の大きさは90%以上が長径20mm以下の結石であった1腎あたりの平均治療回数及び衝撃波数は1.4回・6,988発で,全体の74%が1回の治療のみで,3回以上を要したものは9%であった.また,補助的処置を要したのは23腎(D-Jステント留置が5腎,尿管カテーテル挿入が18腎)のみで,474腎(94.8%)は補助的処置なく実施可能であった. 3ヵ月後の治療成績を評価可能であった470腎についてみると,完全排石率は腎結石70.3%・尿管結石84.5%,全体では78.1%と満足すべき結果であった.合併症として,実施帰宅後に疼痛のため当院または近医にて鎮痛処置を受けたものが4.6%,38℃以上の発熱が2.5%などが認められたが重篤なものはなかった.しかし,その実施にあたっては特に術後合併症の可能性についての十分な説明と,慎重な症例の選択が必要と考えられた.
著者
井田 正道
出版者
明治大学政治経済研究所
雑誌
政経論叢 (ISSN:03873285)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.273-295, 1999-12
著者
山本 宣之
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.3135-3159, 2009-02

論説(article)法人である主たる債務者が破産し消滅した場合、保証人はその後に完成した主たる債務の消滅時効を援用できるか。これについて、二〇〇三年、最高裁判所は形式的な理由を示して否定したが、同じ年に、ドイツ連邦通常裁判所は、詳細な理由を付して肯定した。ドイツでは、この問題は保証法理の観点から議論されている。保証人が財産的破綻のため消滅した場合、保証の担保目的によれば保証人が負うべきリスクであり、保証債務は主たる債務に付従せずに存続するとされる。そして、消滅時効の抗弁も同様の理由から否定する説と、消滅時効はそれとは無関係な制度であるとして肯定する説に分かれている。Wenn der Hauptschuldner als Rechtsperson wegen Insolvenz untergegangen ist, kann der Bürge die Einrede erheben, dass die Hauptschuld danach verjärt ist? Der japnanische OGH hat sie in 2003 aus einem formellen Grund verneint, während der deutsche BGH sie in demselben Jahr mit einer ausfürlichen Begründung anerkannt hat. Nach dem deutschen Recht gehört dieses Problem zum Bereich des Burgschaftsrechts. Die Bürgenschuld besteht trotz ihrer Akzessorietät auch bei Wegfall der Hauptschuld infolge Untergang des Hauptschuldeners fort, weil die Vermögenslosigkeit gerade das vom Burgen übergenommenen Risiko ist. Und eine Auffassung verweigert ebenfalls aus diesem Grund auch die Verjährungseinrede, aber die gegenteilige gründet sich darauf, dass sie unäbhangig von Vermögensverfall eintritt.
著者
西岡 郁夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.97, no.345, 1997-10-28

今日、半導体市場の需要の70%を占めると言われるパーソナル・コンピュータはインターネットの急速な普及もあって従来のStand alone PCからNetworked Systemになり社会の隅々にまで浸透し、会社や家庭などで誰もが使う情報端末となってきているが、一方では初心者には難解な道具として敬遠されることも事実である。そこで、万人にとって使いやすい物になるためパソコンがどのように変身していかなければならないのか、益々多機能/高機能化するマルチメディア処理によりパソコンが今後どのような方向に向かうのかを論じ、21世紀に向けてのVLSI開発研究への参考に供したい
著者
野口 啓介 水澪 不雄 山口 尚 奥村 善久 別段 信一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.3, pp.402-409, 1999-03-25
被引用文献数
7

小形アンテナの一つとして2線式メアンダラインアンテナ(2線式MLA)を取り上げ, その広帯域化について検討を行っている.素子を2線式にすることによりバランスモードとアンバランスモードの二つのモードの電流を流すことができ, 放射抵抗のステップアップとバランスモードのインピーダンスの反共振特性を利用することによってアンテナ自身で広帯域化が可能となる. 入カインピーダンスを放射抵抗, Q, 共振周波数を使って表し, その式において周波数の変化率を表すパラメータuを導入することにより広帯域化について考察している. 広帯域化に必要なバランスモードとしての平行2線の特性インピーダンスを20Ω程度まで小さくする必要があり, そのためにはストリップ導体を用いたメアンダラインの構造が有利であることを示している. 更に試作, 実験を行い, 高さ0.11波長の2線式MLAで, VSWRが1.5以下の場合において比帯域幅7.2%が得られている.
著者
星 仰 山田 貴浩 藤田 正晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.2, pp.283-291, 1999-02-25
被引用文献数
1

近年, 合成開口レーダ(SAR)の画像データ解析において, 偏波特性を用いたボラリメトリーの技術が注目されてきている. 従来, ボラリメトリックSARは航空機搭載型のものがほとんどであったが, 1994年にスペースシャトル"エンデバ"に搭載されたシャトル搭載型映像レーダC(SIR-C)によって帰還衛星としては初めてL, Cバンドによる多偏波・多バンドの観測が実施されている. 本研究の目的は, テクスチャ特徴量の偏波特性から地表パターンの分類がどの程度可能であるかを究明することである. このために, SIR-CのLバンドとCバンドのデータを用いて, 偏波合成により作成される画像についてGLCM法によりテクスチャ特徴量を算出し偏波依存性を求め, また, テクスチャ特徴量の値と領域の平均ミューラ行列から算出される偏波シグネチャの値との対応をとる. このことから, 後方散乱係数のみでは分類が困難と思われる領域について, テクスチャ特徴量との2次元分布に拡張することによりカテゴリーの分布の分離状況を図示する.