著者
田中 義久
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.128-131, 1969-07
著者
松原 聡 Satoshi MATSUBARA
出版者
京都府立大学学術報告委員会
雑誌
京都府立大学学術報告 理学・生活科学 (ISSN:0075739X)
巻号頁・発行日
no.37, pp.p91-99, 1986-11

サイトカイニン活性をもつ多くのプリン誘導体は, 人間の細胞培養において抗腫瘍作用など重要な生理作用を持っていることが知られている。一方, このような物質は種々の食品材料植物に, サイトカイニンあるいはtRNAの微量塩基として含まれていることが報告されている。本研究では, たけのこの煮汁に含まれているサイトカイニンについて, n-ブタノール分画, イオン交換樹脂カラム, セファデクスカラムを用いて分画し, 植物培養細胞の増殖を生物検定として調べた。その結果, たけのこの煮汁には数種のサイトカイニンが含まれていることがわかった。そのうちの水溶性サイトカイニンを, さらにペーパークロマトグラフィー, バリウム沈殿, 酵素分解などによって調べた結果, たけのこの煮汁に含まれている水溶性サイトカイニンはゼアチンのリボチドであると考えられる。煮汁には約20μMのゼアチンリボチドに匹敵する活性が含まれていることがわかった。
著者
阿部 未幸
出版者
岩手県立大学
雑誌
総合政策 (ISSN:13446347)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.161-180, 2014-03

東日本大震災からの地域コミュニティの再建に欠かせないもののひとつとして、郷土芸能の重要性はしばしば指摘されてきた。本稿では、岩手県岩泉町小本地区において伝承される中野七頭舞に着目し、1976年に小本地区で「中野七頭舞保存会」が結成されてから、東日本大震災に直面するまでの過程を明らかにする。中野七頭舞保存会は、自らの伝承・公演活動に加え、小本小学校の「民舞クラブ」設立をきっかけに同校で中野七頭舞の指導を始め、地区出身者の舞い手を育成している。現在の保存会メンバーの多くは、小本小学校で中野七頭舞を学んだ卒業生であり、彼らは進学や就職で小本地区を離れても、公演や講習会のために郷土へ戻ってくる。保存会は、県外の民族舞踊愛好者や教員たちに積極的に講習を行い、現在では、数多くの学校やサークルなどで中野七頭舞が取り組まれている。中野七頭舞は多様な担い手によって構成されており、こうした地域内外のネットワークが、地域コミュニティの維持や東日本大震災発生からの復興支援に機能したことを明らかにした。
著者
谷口 武士
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.311-318, 2011-11-30
被引用文献数
3

森林生態系における植物の種多様性の維持には、非生物的要因(光環境や土壌環境)が大きく影響しており、この点を中心にそのメカニズムが説明されてきた。しかしながら、近年、植物の病原菌や共生菌がこの森林の植物群集に関与することが示されてきている。菌根菌は、植物と相利共生する菌の一つであり、菌根共生によって宿主植物の養水分吸収や耐病性、各ストレス(乾燥、塩類、重金属など)耐性が向上する。このような菌根菌の効果は宿主植物種によって異なるため、菌根菌が宿主植物の種間競争の結果を変え、植物群集に影響を与えうる。また、野外では同一クローンの菌根菌と複数種の植物が菌根を形成し、菌根菌の菌糸によって植物根が連結された菌糸ネットワークが存在する。菌糸ネットワークは、実生の定着に影響し、森林における植物群集に影響を与えている可能性がある。これらの影響を通して、菌根菌が植物種間の競争を緩和する場合には多種共存が促進され、菌根菌が優位種の競争力を高める場合には種多様性が減少すると考えられる。しかし、菌根菌が森林の種多様性に与える影響に関する研究は実生を対象としたものが大部分であり、草本と比べて寿命が長い森林生態系では、実生更新時の菌根菌の影響が成木の植生にどの程度寄与するのかについては不明である。従って、ミクロコズム実験と野外調査の結果を組み合わせて考察するなどして、今後、この点を明らかにしていく必要がある。
著者
仁野平 智明
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育学部紀要 (ISSN:21881871)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.7-15, 2016-12-19

本稿は、改訂前の平成16年検定済から、改訂後の平成22年、現行の平成26年検定済教科書までの俳句教材の変遷を調査・分析し、「伝統的な言語文化に関する事項」の新設と教材の指定が、小学校国語教科書教材に与えた影響について考察することを目的とする。
著者
ラジャブザーデ ハーシェム
出版者
大阪外国語大学
雑誌
大阪外国語大学論集 (ISSN:09166637)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.119-150, 2001-03-30

ペルシア語の諺は、ペルシア文学の宝庫であり、その訪問者は、悠久の歴史を持つイラン人の文化と思想に触れることになる。古代イランの思想とイスラーム文明という、イラン文化の二つの源泉から湧き出た諺を知ることなしに、今日のイラン人の思考法やイランの社会、言語、思想のより深い理解は得られないはずである。諺は、人に意図を伝える手段として非常に有用である。そのため、古来、文筆家や詩人は、作品中に多くの諺をちりばめている。私たちが現在、サアディーやモウラヴィーのような大詩人たちの作品中に見る諺の中には、当時既に広く知られていた諺をそのまま用いた場合もあった。だが、その一方で、彼らが編み出した機知に溢れた表現や、物語の終わりに加えられた結論・教訓を示す一文が、以後新たに諺として伝えられるということも少なくなかった。このようにして、時を経るに従い、ペルシア語には、想定可能なあらゆるテーマにぴたりと当てはまる諺が見出せるようになっていった。本稿では、そのようなテーマの一つとして、「女性」を取り上げた。女性の言動を様々な角度から捉えた諺には、他者、とくに男性の視点が反映されている場合も多<、これを考察することによって、イランという男性中心主義社会の中の女性の地位と、今も残存する伝統的な女性観を明らかにする一助となり得ると考えるからである。
著者
李 慧瑛 深田 あきみ 新橋 澄子 横山 美江 橋本 智美 下高原 理恵 西本 大策 緒方 重光
出版者
大分県立看護科学大学
雑誌
看護科学研究 (ISSN:24240052)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.20-31, 2016-08

研究目的は、ポートフォリオを用いた臨地実習における成長報告書の自由記述を内容分析し、学生の内省傾向を明らかにすることである。看護学生72名の自由記述データを計量テキスト分析の手法を用いて、共起ネットワークの作成と対応分析を行った。共起ネットワークの構造分析の結果、「成長ベスト3」「学んだこと」「獲得した力」それぞれの項目で3〜5群のカテゴリーが抽出された。振り返りの大切さに気づいた学生が、より高い看護実践能力の向上を目指して努力する内省が読み取れた。対応分析による抽出語の全体的布置において、「獲得した力」が第1成分の寄与率の高いプラス側第1象限に位置しており、「成長ベスト3」と「学んだこと」を区別する基準軸になっていると考えられた。第1成分のプラス側には、「活かす」「力」「今後」の語が並んでおり、学生は応用力を獲得していると考えられる。しかし、それを「成長」としては捉えておらず、「学んだ知識や技術」を「自己の成長」と捉える傾向がある事が示唆された。
著者
千葉 優子 Yuko Chiba フェリス女学院大学 音楽学部 音楽芸術学科(教員)
出版者
フェリス女学院大学
雑誌
フェリス女学院大学音楽学部紀要 (ISSN:13410601)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.43-69, 2011-03

Much confusion and many theories surround the origins of the kokyu. This paper is a comprehensive study which considers a variety of sources, beginning with a rereading of the first literature on the kokyu, the Kokyu Shichikushoshinshu (1644) by Nakamura Sozan, and continuing with an examination of visual resources, the social milieu in which the kokyu functioned, how the Chinese characters for "kokyu" are used, early performers, and resources on late 16th -early 17th Christians in Japan. The result is an understanding that the modern instrument called the koyu was modeled on the Japanese shamisen, and that the technique of playing the kokyu with a bow was influenced by foreign instruments. In addition, in this paper the author points on which one must take care when using Edo period (1603-1867) narratives as modern scholarly documents. Finally, the author notes that by studying differing viewpoints throughout the years, we can learn the thoughts and values of people at various times.2009年7月4日開催日本音楽学会関東支部特別例会(東洋音楽学会東日本支部第45回定例研究会と合同)において「展望 キリシタン音楽研究の可能性」として口頭発表したもののうち、研究の実例として述べた後半の胡弓と近世邦楽史料としての説話に関する部分をもとにまとめたもの

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著者
柳原 紀光 橋本 不美男
出版者
和歌文学会
雑誌
和歌文学研究 (ISSN:02880172)
巻号頁・発行日
no.11, 1961-05