著者
増田 和宏
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2017-ICS-189, no.1, pp.1-8, 2017-07-29

人の記憶や感情などの知識推論を機械推論とは異なる,脳型知識構造で実現した新しい知識推論モデル 「ニューロンナレッジモデル」 を提言し,新知識モデル基盤を利用した感情推論システムについて説明する.ニューロンナレッジモデルはニューラルネットワークには無い高度な記憶の自由度を持ち,新しい知識推論モデルは機械推論の対岸の推論基盤として人工知能研究の礎になると考えられる.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1913, pp.38-41, 2017-10-23

全国に約170のホテルを展開し、約3万5000の客室数を誇る日本最大級のホテルチェーン、アパホテルズ&リゾーツ。2010年から「SUMMIT5(頂上戦略)」と名付けた5カ年計画を掲げ、猛烈に拡大路線を突き進んできた。現在は「第2次頂上戦略」を実行中で、20年までに客室…
著者
野島 啓子 林田 哲郎 藤谷 順子 田中 こずえ 三島 佳奈子
出版者
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
雑誌
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (ISSN:13438441)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.33-40, 2000-06-30 (Released:2020-06-20)
参考文献数
15

ジストニアが出現した後,嚥下障害が徐々に悪化した症例に対し,リラクゼーションと寒冷刺激を中心とした訓練を実施し,藤島の嚥下Grade5Aから7Aに改善する成果が得られた.症例の嚥下透視検査を分析し,考察を加えた.〈症例〉18歳男性.8歳時,ギランバレー症候群の加療中に無酸素性脳障害発症.後遺症として,四肢体幹失調,仮性球麻痺,下肢筋力低下,action myoclonusが残るものの車イスにてADLはほぼ自立していた.しかし17歳5ヶ月でジストニア出現を契機に,他院にて嚥下訓練をうけたものの徐々に嚥下障害が悪化し,11ヶ月後誤嚥性肺炎をきたし当院入院.〈経過〉摂食状態の観察,嚥下透視検査結果から咽頭期障害として嚥下反射惹起大幅遅延,食道入口部開大不十分,嚥下反射と食道入口部開大の連動不全等が認められた.嚥下障害の背景として①ジストニア,②嚥下パターン形成器(いわゆる嚥下中枢)への入力の障害,③飲み込もうとする過剰な努力を考え,円滑な嚥下運動が可能な条件を作ることを目標に訓練を実施した.嚥下状態は徐々に改善し,入院後約3ヶ月で全粥軟菜極キザミ食が40分以内で摂取可能ととなった.〈分析結果と考察〉嚥下透視検査のビデオ映像の分析から嚥下反射惹起までの時間の短縮と嚥下運動パターンの変化(舌骨,喉頭の動く方向が上方から前方に変化)が認められた.これらの変化について嚥下パターン形成器の概念を用いての説明を試みた.また本例の嚥下障害は無酸素性脳障害発症後長期間経てからの脳幹の二次的変性によるものと考えられた.
著者
城武 雅 郭 東潤 李家 賢一 砂田 保人
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 = Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.54, no.627, pp.175-180, 2006-04-05
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

Wind tunnel tests were conducted to investigate static roll characteristics of an SST model at high angles of attack. The Reynolds number based on the mean aerodynamic chord was 6.2&times;10<SUP>4</SUP>. Normal force and rolling moment measurements have been done at different roll angles for the cranked arrow wing SST model. Smoke visualizations and Particle Image Velocimetry (PIV) measurements were also performed. Force measurement results were compared both with flow visualization pictures and with PIV measurement results. It was shown that the vortex breakdown has strong influences on the static roll characteristics of the cranked arrow wing.

1 0 0 0 OA ポオ全詩集

著者
佐藤一英 訳
出版者
聚英閣
巻号頁・発行日
1923
著者
Sao Tern Moeng
出版者
Dunwoody Press
巻号頁・発行日
1995
著者
齋藤 鮎子
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理学会大会 研究発表要旨
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.96-97, 2012

B級グルメとしての浜松餃子がいかに発祥し、定着・普及したかを地域社会との関わりから考察する。
著者
山形 弘隆
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.169-174, 2017 (Released:2019-07-30)
参考文献数
42

ストレス負荷マウスやうつ病患者死後脳などの遺伝子発現解析で,細胞死関連遺伝子の発現変化が報告されている。これらの報告はうつ病と神経細胞死との関連を示唆しているが,もし神経細胞死がうつ病の原因であるならば,「うつ病は神経変性疾患なのか」という疑問も生じてくる。認知症とうつ症状との関連も報告されていることから,神経細胞死が病態と深く関わっているうつ病と,そうではないうつ病があるのかもしれないが,ICD-10やDSM-5などの操作的な診断基準では,病態が異なる「うつ症候群」がすべて「うつ病」と診断されてしまうという問題がある。この問題を解決するには,うつ病を戦略的に亜型分類し,臨床研究の結果を基礎研究で確かめるトランスレーショナルな研究を計画することが有用かもしれない。本稿では,うつ病と神経細胞死について,最近の知見や当科の研究成果を紹介しながら,うつ病研究のこれからの方向性について考察する。
著者
正木 恵 寺部 慎太郎 葛西 誠 武藤 雅威
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.I_313-I_322, 2015
被引用文献数
1

本論文では,ご当地グルメにより地域活性化を目指す自治体がご当地グルメを観光資源として有効活用できているのかを振り返るために,ご当地グルメの成熟度(栄枯盛衰)を把握する方法を考案することを目的とした.先行研究に引き続き,ご当地グルメの観光資源としての成熟度はその店舗立地に表れるのではないかと考えた.本稿では特に「店舗配置の時間方向への変化」に着目し,2012年と2014年の二時点での浜松餃子店舗の位置情報を用いて1)ご当地グルメの観光資源としてのポテンシャルの変化を集積度により評価すること,2)店舗間の関係性(競合・補完関係)を空間点過程により定量的に評価することを提案し,これらがご当地グルメの成熟度を把握するためのツールの基礎となり得る可能性を示した.
著者
恋水 諄源
出版者
一般社団法人 日本創傷外科学会
雑誌
創傷 (ISSN:1884880X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.133-140, 2021 (Released:2021-07-01)
参考文献数
26

足病診療においては,「治る見込みが薄くても,足は切断しないで欲しい」という患者の強い希望にしばしば遭遇する。その希望が医学的に実現困難であったとしても,医療者が現実的な治療法を強制することはできず,医療者は本人の意向と医学的適応の間で板挟みになる。このような状況をどのように受け止め解決していくべきだろうか。 本稿では,仮想事例として「少しでも長く足を残す治療をして欲しい」と希望する虚血肢患者を取り上げ,生命倫理四原則に沿った倫理的検討を行う。本事例では,無危害原則と善行原則の両方が自律尊重原則と対立し,原則を適応するだけでは結論に至らない。より実践的な方策を見出すには,患者の価値観を繰り返し問うとともに医療者の価値観を問い直し,真に患者の Well-being を中心に置いた選択肢を考える必要がある。加えて,足病治療に関するエビデンスの蓄積,社会制度設計に貢献するための長期的・巨視的視野が必要となる。
著者
浜辺 良二 駒谷 和範 尾形 哲也 奥乃 博
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.50(2005-NL-167), pp.89-94, 2005-05-27

音声対話システムにおいて,聞き取りやすさを考慮したシステム応答側の発話内容や言語表現についてはほとんど研究されていない.本研究では,システムの語彙内の音韻的に類似した単語に対して,それらを聞き分けやすくする新たな単語を付加した確認を自動的に生成する.まず,複数の知識源を利用して,付加する単語の候補を複数取得する.さらに確認の適切性を測る尺度を定義することにより,候補から最適な確認表現を自動的に選択する.京都市バス運行情報システムおよびホテル検索システムの語彙に対して,本手法により確認を生成し評価を行った.被験者5名に対する聴取実験により,生成した確認によって音韻的に類似した単語の聞き分けが改善されることを確認し,本手法の有効性を示した.
著者
河野 哲也 寺田 俊朗 望月 太郎
出版者
立教大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、日本において哲学実践を確立することを目的とする。哲学実践とは、主に対話という方法を用いて、実社会のさまざまな問題について哲学的に議論し、相互理解や問題解決に至る活動である。成果としては、子どもの哲学では、全国で20箇所をこえる学校や図書館、児童館などで哲学対話を行い、数校で定期的な実践として教育に組み込むことに成功した。この3年間で子ども哲学はかなり全国的に普及した。哲学的カウンセリングは海外から研究者を招聘して導入した。企業内哲学対話はプログラムを開発し、パイロット講座を開くことができた。重要な著作の翻訳と導入書の出版ができた。哲学対話のNPOと哲学プラクティス連絡会を設立した。
著者
長谷川 正裕
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.422, 2020-05-01

金属アレルギー陽性例は2007~2008年の欧州でのサーベイランスでは,ニッケル(Ni)が12~27%で,コバルト(Co)が5~14%であった.わが国におけるジャパニーズスタンダードアレルゲンは2008年の集計において,Ni 12%,Co 6%,クロム(Cr)7%であり,欧州と同等であった.2012年はNi 16%,Co 9%,Cr 8%に増加している.Niアレルギーが一番多い.人工股関節全置換術(THA),人工膝関節全置換術(TKA)にはチタン合金,CoCr合金,ステンレス鋼が用いられているが,後二者は少量のNiを含んでいる.
著者
平尾 和子 米山 陽子 濱西 知子 高橋 節子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.16, pp.24, 2004

【目的】みたらし団子用たれは、一般的に馬鈴薯澱粉などの天然澱粉が用いられており、その保存期間は短い。そこで本研究においては、耐老化性や低温保存安定性に優れた化工小麦澱粉を用いて団子用たれを調製し、馬鈴薯澱粉、天然小麦澱粉を用いたものと、物性ならびに官能評価による食味特性を比較し、保存方法および利用性についても検討した。<br>【方法】試料とした化工小麦澱粉はMidsol 4, Midsol 46の2種を用い、天然小麦澱粉Midsol 50 (ともに米国MGP社製) および馬鈴薯澱粉(ホクレン社製)と比較した。たれの調製は澱粉濃度9%とし、ショ糖は全液量の40%、醤油は10%とした。各澱粉の粘度はラピッドビスコアナライザー(RVA)により求め、糊の物性はテンシプレッサーを用いて測定した。凍結・解凍安定性は、RVAで調製した試料を室温に20分間放冷後、-20℃で22時間凍結、室温で2時間解凍を1サイクルとし、1から7サイクル繰り返した試料について物性測定を行い、調製直後と比較した。官能評価は評点法により検討した。<br>【結果】1)化工小麦澱粉2種は天然小麦澱粉に比べて、粘度上昇開始温度は低く、最高粘度、冷却50℃時の粘度がともに高く、糊の付着性は大きい値を示した。2)化工小麦澱粉は凍結・解凍後の糊の物性変化および離水は認められなかった。3)醤油の添加により、いずれの澱粉も最高粘度は低下した。4)ショ糖と醤油を加えたたれは凍結・解凍に伴い、馬鈴薯澱粉では硬さ、凝集性、付着性、ねばさの値の変化が大きいのに対し、化工小麦澱粉はこれらの変化が少なく凍結・解凍安定性が認められた。5)官能評価の結果から、化工小麦澱粉を用いたたれは、馬鈴薯澱粉および天然小麦澱粉に比べて高い嗜好を示した。

1 0 0 0 OA 魔法のコマ

著者
今井 功
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.288-293, 1953-08-25 (Released:2008-04-14)
参考文献数
5
被引用文献数
1