1 0 0 0 OA 袖珍外科医典

著者
田村光顕, 岡隆太郎 編
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1902
著者
LI Zhenghui LUO Yali DU Yu CHAN Johnny C. L.
出版者
公益社団法人 日本気象学会
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.98, no.1, pp.213-233, 2020
被引用文献数
38

<p>In this study, the climatological characteristics of pre-summer (April to June) rainfall over South China (SC) and the associated synoptic conditions are examined using 1980–2017 hourly rainfall observations and reanalysis data. The amount, frequency, and intensity of rainfall show pronounced regional variations and substantial changes between pre- and post-monsoon-onset periods. Owing to the more favorable thermodynamic conditions after monsoon onset over the South China Sea (SCS), rainfall intensifies generally over SC irrespective of the rainfall-event durations. Increased rainfall amounts in longer-duration (> 6 h) events were found over a designated west-inland region (west of 111°E), which are partially attributed to enhanced dynamic instability. In addition, rainfall events occur more frequently over the west-inland region, as well as coastal regions to the west of 118°E, but less over a designated east-inland region. Inland-region rainfall is closely linked to dynamic lifting driven by subtropical synoptic systems (low pressure and an associated front or shearline). The westward extension of the western North Pacific high and the eastward extension/movement of the front or shearline, interacting with the intra-period intensification of the southwesterly monsoonal flows, play important roles in providing high-<i>θ</i><sub>e</sub> (equivalent potential temperature) air to the west- and east-inland regions, respectively. Warm-sector coastal rainfall is closely related to the deceleration of the southerly boundary layer (BL) air flow over the northern SCS and associated convergence of BL high-<i>θ</i><sub>e</sub> air near the coast. Meanwhile, the southwesterly synoptic-system-related low-level jet in the lower-to-middle troposphere to the south of the inland cold front can contribute to the coastal rainfall occurrence by providing divergence above the BL convergence near the coast. The BL flow often simultaneously strengthens with the lower-troposphere horizontal winds, suggesting a close association between the BL flow and the synoptic systems. The quantitative statistics provided in this study complement previous case studies or qualitative results and, thus, advance our understanding about pre-summer rainfall over SC.</p>
著者
竹松 正樹 下 相慶 VOLKOV Y.N. 崔 ぴょん昊 羅 貞烈 金 くー 金 慶烈 蒲生 俊敬 磯田 豊 DANCHENKOV M GONCHAREKO I CREPON M. LI RongーFeng JI ZhougーZhe ZATSEPIN A.G MILLOT C. SU JiーLan 尹 宗煥 OSTROVSKII A 松野 健 柳 哲雄 山形 俊男 野崎 義行 大谷 清隆 小寺山 亘 今脇 資郎 増田 章 YUNG John-fung BYOG S-k. NA J.-y. KIM K.r. CHOI Byong-ho CREPON Michel 崔 秉昊 金 丘 オストロフスキー A.G YURASOV G.I. 金子 新 竹内 謙介 川建 和雄 JIーLAN Su FENG Li Rong FEI Ye Long YARICHIN V.G PONOMAREV V. RYABOV O.A.
出版者
九州大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1993

1.本研究の特色は、研究分担者間の研究連絡・交流を促進し、研究成果の統合を図るに止まらず、研究課題に対する理解を格段に深めるのに必要な新しいデータセットの取得を提案し、実行することにある。実際、前年度の本研究主催の国際研究集会(福岡市)に於いて策定された計画に従い、平成6年7月に、日・韓・露の3国の参加を得て、日本海全域に亘る国際共同観測を実施した。この夏季観測では、海底までの精密CTD、化学計測、ドリフタ-の放流、測流用係留系(3本)の設置・回収と並んで、分担者の開発した特殊な曳航体を用いてクロロフィル、O_2、CO_2及び表層流速の測定が試みられた。特筆すべきは、日本海北部のロシア経済水域内の3点において、11ヶ月に及び長期測流データを取得したことである。これは、日本海誕生以来、初めて、日本海盆の中・深層の流動特性を明らかにしたもので貴重である。なお、現在、3本の係留計(うち1本にはセディメントトラップ付)が海中にあって測流中である。更に、冬期の過冷却による深層水の生成過程を調べる目的で、平成7年3月1日から、ウラジオストック沖において、3国共同観測が実施された。これは、次年度以降に予定されている本格的な冬季観測の準備観測として位置づけられている。2.現地観測による新しいデータセット取得の努力と並んで、室内実験に関する共同研究も活発に実施された。即ち、昨年度の研究集会での打ち合わせに従って、日・韓・露でそれぞれ冷却沈降過程に関する実験を進めるとともに、平成6年10月にはロシア・シルショフ研究所からディカレフ氏(研究協力者)を日本に招き、また、研究代表者が韓国漢陽大学を訪問し研究途中成果の比較検討を行った。この共同研究においては、特に、自由表面を確保する冷却(駆動)方法が試みられ、従来の固体表面を持つ実験と著しい差異があることを見出した。しかし、こうした実験結果を現実の沈降現象と結びつけるには、冬季における集中的現地観測の成果を持たねばならない。3.昨年1月の研究集会での検討・打合わせに従って、日・韓・仏・中・(米)の研究者により、日本海及び東シナ海域に関する数値モデル研究が共同で進められた。その成果として、東韓暖流の挙動(特に離岸現象)を忠実に再現できる新しい日本海数値モデルを開発するとともに、黒潮を含む東シナ海域の季節変動のメカニズムを解明するための数値モデル研究がなされた。4.夏季観測の際に放流したドリフタ-(アルゴスブイ)の挙動は韓国・成均館大学及び海洋研究所で受信され、衛星の熱赤外画像と高度計データは九州大学で連続的に収集された。こうした表層に関する情報を有機的に結合し、検討するため、平成7年1月に成均館大学の崔教授が九州大学を訪問した。5.以上の共同研究活動の全成果を多面的に検討し統合するために、平成6年11月7〜8日の2日間に亘り、韓国ソウル大学に於いて開催された国際研究集会に参加した。この集会には、日本・韓国・ロシアから、一般参加も含めて、約70名の参加者があった。参加者の専門分野が、海洋物理、化学、海洋工学及び生態学と多岐にわたっていることは学際性を標ぼうする本研究の特色を象徴するものである。アメリカからも2名の特別参加があり、本研究が口火を切った日本海及び東シナ海に関する学際的・国際的研究に対するアメリカの並々ならぬ関心が表明された。なお、ここで公表・検討された成果は、逐次、学術誌において印刷公表される予定である。過去2年に亘る本研究成果の総括もなされたが、そこでは、本研究が取得した新しいデータセットは、問題に解答を与えるというよりも、むしろ、新たな問題を提起する性質のものであることが認識された。そのため、最終セッションでは、提起された問題を解明して行くための今後の方策(主に現地観測)が詳細に検討された。
著者
稲福 政史 幸喜 香織 蝦名 真澄 奥村 健治 与古田 稔
出版者
沖縄県畜産研究センター
巻号頁・発行日
no.45, pp.87-98, 2008 (Released:2012-12-06)

ギニアグラス新品種候補系統「琉球3号」の収量性および形態特性について「ナツユタカ」,「ガットン」および「パイカジ」と比較検討したところ,結果は以下のとおりであった。1. 「琉球3号」は他の品種に比べ利用1年目の初期生育性に劣るが,利用2年目以降は草勢に優れ,他品種に比べ旺盛な生育を示した。2. 「琉球3号」の利用1年目は2番草刈取り以降の再生性に優れ,また利用2年目および3年目の再生性は他品種と同等かやや優れた。3. 「琉球3号」の倒伏程度は極強で,試験期間中の台風襲来による倒伏はほとんどみられなかった。4.「琉球3号」は利用2年目以降の乾物収量が極多収で,沖縄県畜産研究センター(沖縄畜研)試験の利用2年目で551kg/a,3年目で464kg/aであり,また八重山家畜保健衛生所種苗圃(八重山家保)試験でそれぞれ325kg/aおよび245kg/aで,「ナツユタカ」比111~138%「ガットン」比139~161%であり,極多収で,永続性に優れる。5. 「琉球3号」の利用2年目以降の乾物消化率は「ナツユタカ」より優れ「ガットン」よりやや優れ,「パイカジ」よりやや劣る。また,出穂期における乾物消化率の減少が大きい。6. 「琉球3号」の出穂始日は10月17日で,「ナツユタカ」より32日,「ガットン」より47日および「パイカジ」より36日遅く,極晩生に属した。また,刈取り調査時の出穂期は11月上旬から12月下旬の年1回のみであった。7. 「琉球3号」は他品種に比べ穂長,稈長,葉身長,葉身幅および茎の太さが大型で,草型は直立である。以上の結果から「琉球3号」は大型で収量性に非常に優れ,また永続性および再生性にも優れるため,多回刈りによる収量増も可能であると考えられた。また,極晩生で,年1回の秋の出穂に伴う乾物消化率の減少が著しいが,出穂前から出穂始期に刈取りを行うことで,乾物消化率の減少を抑制し,年間を通して消化性に優れる高品質な飼料供給ができる可能性が示唆され,新品種候補系統として有望であると考えられた。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1925年03月27日, 1925-03-27

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1943年04月16日, 1943-04-16

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1944年05月09日, 1944-05-09
著者
小池 隆太
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 = Bulletin of Yonezawa Women's Junior College
巻号頁・発行日
vol.48, pp.63-70, 2012-12-26

キーワード:メディア・フレーム, 語り, 解釈項
著者
伊藤 有史 伊藤 春見 中島 千雄 三宅 隆史
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.765-772, 2018-11-30 (Released:2018-11-30)
参考文献数
34

【目的】75gOGTTの男女差を調べる.【方法】2008年11月~2015年5月に当院で75gOGTTを行いHbA1c値が6.0~6.4 %の375名(男性146名,女性229名)について血糖値を男女間で比較した.【結果】男性は0,30,60,120分血糖値のすべてで女性よりも有意に高値を示した.各血糖値を目的変数とした重回帰分析は,性別,Insulinogenic index(II),HOMA-IRが4点の血糖値で,身長が60,120分値で有意な独立変数であった.判定区分別では,境界型の0,30,60分値で男性が,120分値で女性が有意に高値を示した.正常型は境界型と同じ傾向を示したが有意差を認めなかった.糖尿病型は120分値で男性が高い傾向を示したが有意差を認めなかった.各区分のHbA1c値に男女差はなかった.【結語】糖尿病型では境界型で見られた血糖値の男女差が消失した.
著者
金田 徹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.83, no.8, pp.717-721, 2017-08-05 (Released:2017-08-05)
参考文献数
30
被引用文献数
2 1
著者
馬場 英朗
出版者
日本NPO学会
雑誌
ノンプロフィット・レビュー (ISSN:13464116)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.81-92, 2005 (Released:2006-04-15)
参考文献数
38
被引用文献数
1

NPOは市民社会との関わりの中で活動を行っており,そのアカウンタビリティは法的なディスクロージャーに止まらず,広く社会に対して情報を公開することで果たされる.したがって,財務情報の公開が義務付けられていない現行の非営利法人制度では,アカウンタビリティが十分に果たされているとは言えないが,NPO法人制度の成立に伴い,NPOによる情報開示の重要性が明確化されたことは画期的である.その一方で,愛知県におけるNPO法人の財務データを分析した結果,NPO法人は社会からの資金的サポートを十分に受けておらず,実際には社会に対して大きな責任を負っているわけではないことが判明した.むしろ,補助金や委託事業を通じて行政から資金を得ている社会福祉法人や学校法人に対して,納税者に対する受託責任の観点から情報公開を義務付けるべきであり,アカウンタビリティとディスクロージャーとの間にあるミスマッチを解消する必要がある.
著者
白石 善興 赤木 文男
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.71-76, 2002-03-30 (Released:2011-11-14)
参考文献数
5

インターネットが普及する以前の電子商取引は, 恒常的な取引関係にある企業が相互の事務的な作業を簡素化する為, 専用回線を用いて取引を行う Electric Data Interchange (EDI) が中心であった. そのため問題とか事故も少なかった.その後, 公衆回線を用いて世界中に情報網が張り巡らされているインターネットの普及に伴い電子商取引の市場規模は飛躍的に拡大したが, その反面では問題も多く発生する様になった.本研究では, こうした現状を踏まえ中小企業と消費者間における電子商取引に焦点を当て, 中小企業などにも広く電子商取引が広まるための有効な対策について検討した.
著者
川浦 昭彦
出版者
同志社大学大学院総合政策科学会
雑誌
同志社政策科学研究 (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.1-4, 2008-07

ハーディンは「共有地の悲劇」という言葉により、共有地(ローカル・コモンズ)の資源枯渇は避けることが困難であることを主張した。しかし、現実には多くの共同体において共有地を維持するための伝統的管理手法が継承されており、random allocationもその一つの方法である。random allocationとは共有地・共有資源を一定の規模に分割した上で、くじ引き等のランダム・プロセスによりそれぞれの区画を共同体構成員に配分し、一定期間の後に配分を繰り返す仕組みである。本論文では2時点モデルにより、random allocationによる管理が共有地の資源保護をもたらす条件を明らかにする。論説(Articles)