著者
中島 憲一郎
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.135-159, 2000 (Released:2001-06-29)
参考文献数
199
被引用文献数
31 32

化学反応の結果生じる発光を計測して,反応基質そのものや反応に関与する化合物を分析する化学発光計測法は,高感度で選択的な方法の一つとして良く知られている。特に,化学発光は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)やイムノアッセイの検出系に利用され,超高感度な分析法が開発されている。本論文では,化学発光の歴史について簡単に触れた後で,代表的な発光反応の機構や特性を概説し,化学発光計測を利用する分析法についてHPLCなどのフロー分析法への応用研究を中心に詳述した。応用研究については,化学発光試薬を詳述するとともに,化学発光計測の特長である高感度性を利用する生体成分などの微量物質の分析例を多数紹介した。また,新規な化学発光計測あるいは発光試薬を紹介し,それらの分析化学的な応用性について概説した。
著者
千賀 則史 SENGA Norifumi
出版者
名古屋大学大学院教育発達科学研究科
雑誌
名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 心理発達科学 (ISSN:13461729)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.57-68, 2014-12-26

The purpose of this study is to explore the current situation and tasks regarding psychological supports for family reunification at child guidance centers. Recently, child maltreatment has become a serious social problem and the number of the cases of child maltreatment accepted and dealt in child guidance centers has rapidly increased since 1990’s. Since the Child Abuse Prevention Law was enforced in 2000, child guidance centers have been reinforced to intervene in the families suspected of child maltreatment. However, the role conflict occurs because child guidance centers have both roles of compulsory intervention and family reunification. It is a difficult and complex work for child guidance centers to build constructive relationship with the parents who are compulsorily intervened. At the field of child protection, community approaches such as outreach and network supports based on multi-institutional collaboration are essential in order to provide necessary services for the involuntary cases of child maltreatment. While there are various factors causing child maltreatment, it is significant for the workers to evaluate not only risk factors but also protective factors. Even if there are many risk factors, protective factors may act as buffers to prevent child maltreatment. Among the cases which achieved family reunification, 50 percent of children returned home within a year and a half, and 70 percent within three years. Meanwhile, 50 to 60 percent of the reunified families got back together with some problems to be solved in a long term; 11 to 14 percent of the cases were re-intervened as child maltreatment case within a year. In practice, it is impossible to solve all of the problems within such a short term. It is necessary to build social support network so that the children can live in the community despite some problems left unsolved. In Japan, 44 percent of child guidance centers use Common Sense Parenting (CSP), and 26 percent of them apply Signs of Safety Approach (SoSA) as family reunification programs. While CSP is a parenting program to give parents effective discipline skills, family reunification is developed by the approach not only to parents but also to children, family and extended family members. Therefore, it is essential for the workers to have not only the perspective on an individual but also the perspective of community psychology, or an ecological perspective on the person-environment fit. SoSA is a safety oriented child protection framework which focuses on the interaction between a person and society. One of the features of SoSA is that it integrates the role of crisis intervention with that of family reunification, so it can be extended to the general social work process. Partnering for Safety (PFS) is a family and safety-centered approach which integrates various theories including SoSA. PFS has useful tools such as ‘The Safety House’ which help the children and their parents participate in the casework process. Through the process of psychological supports for family reunification above, the core role of child psychologists at child guidance centers is to make psychological assessments, which help to share the understanding of the cases and to facilitate collaboration with the workers. As child psychologists are now expected to work in a team, it is required to construct a new psychological support model which takes account of team approach.
著者
源 裕介
出版者
了德寺大学
雑誌
了德寺大学研究紀要 = The Bulletin of Ryotokuji University (ISSN:18819796)
巻号頁・発行日
no.13, pp.215-220, 2019

理学療法士が作成する足底挿板はどのような疾患に対して有効か, またどのような疾患が適応外かという傾向に関しては不明な点が多い. そこで今回, 理学療法士が作成するパッド貼付型足底挿板の治療効果にどのような傾向があるかを明らかにした.対象は千葉こどもとおとなの整形外科リハビリテーション科にて,1名の理学療法士が2014年4月から2017年3月までの3年間に作成された足底挿板を対象に調査を実施した.結果は膝関節(10名), 足関節・下腿(12名), 足部(18名)の3つ部位に分類して各部位での治療成績を示したところ, 膝関節は16名(70.0%), 足関節・下腿は4名(91.2%), 足部は14名(83.3%)の割合で症状の改善または消失が確認された. 疾患別で症例数が比較的多かったものを確認すると, 変形性膝関節症7名(4名改善), 足関節捻挫6名(5名改善), シンスプリント4名(全例改善), 有痛性外脛骨4名(全例改善),という結果であった.変形性膝関節症の足底挿板の適応としては,Kellgren-Lawrence 分類Grade1までが効果を示せる可能性が考えられた. 下腿・足関節・足部に関しては骨折などの形態異常や明らかな機能不全がなければ効果は十分に期待できると考えられた.
著者
森田 栄伸
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

花粉に感作され、果物、野菜を摂取時に口腔アレルギー症候群を示すことは花粉-食物アレルギー症候群として知られている。研究者は、オオアワガエリやカモガヤなどのイネ科花粉に感作され、小麦製品の摂取によりアレルギー症状をきたす患者6名から血清を収集して、小麦抗原に対する免疫ブロットを行い、小麦水溶性分画に反応するIgEを保有していることを見出した。患者血清をあらかじめオオアワガエリ花粉抗原と混合処理をした後免疫ブロットを行ったところ、オオアワガエリ花粉抗原の濃度に依存して、小麦水溶性分画に反応するIgE量は減少したことから、患者IgEが認識する小麦アレルゲンはイネ科花粉との交差反応することが確認された。電気泳動による免疫ブロットを行い、患者IgEが認識する25kDaと35kDaのタンパク質を同定した。質量分析によりそれぞれチオールレダクターゼとペルオキシダーゼIと確認した。精製ペルオキシダーゼIを用いてCAP-FEIAを作成し、イネ科花粉による小麦アレルギー患者6名、小麦依存性運動誘発アナフィラキシー患者18名、加水分解コムギアレルギー患者11名、イネ科花粉症患者11名、牛肉あるいは甲殻類アレルギー患者22名の反応を検討した結果、ペルオキシダーゼI特異的CAP-FEIAのイネ科花粉小麦アレルギー患者の検出感度50%、特異度100%であった。このことから、ペルオキシダーゼI特異的CAP-FEIAはイネ科花粉による小麦アレルギーの診断に有用であると結論した。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1905年09月07日, 1905-09-07
著者
伊藤 和行
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

本研究では,17世紀科学革命の核心とも言える力学の誕生過程に焦点を定め,基本的物理概念-「重さ」,「物質量」,「速さ」,「加速」,「力」,「モーメント」-に関して,ガリレイから,カヴァリエリ,トリチェッリ,デカルト,ホイヘンス,ニュートンらにおける,それらの概念の変遷を検討した.とくに数学的運動論の提唱者であるガリレイに関しては,速度概念とその数学的表現に関して大きな問題を抱えていたことが明らかになった.ガリレイは加速運動の考察において瞬間的速度を表すために「速さの度合」という中世的概念を用い,それを「不可分者」という数学的概念によって扱おうとしたが,それが含む理論的問題点のために彼の落下法則の証明は不完全なものとなっていた.ガリレイの直面したのは無限小量をどのように理解し,数学的に処理するかという問題だった.ガリレイの落下法則はホイヘンスやニュートンにおいても,一定力下の加速運動の法則として,一般的な加速運動の考察の出発点となっていたが,無限小量の導入によりガリレイの証明はまったく過去のものとなった.ニュートンの最大の功績は重量と質量の概念的区別をし,運動法則を定式化したことであるが,彼の第二運動法則が解析化され,力学体系の核心となるにはまだ半世紀を要するのであり,18世紀の解析力学の発展過程に関するさらなる研究が必要である.本研究ではガリレイの主要著作,および他の科学者の力学関係著作に関して,コンコーダンスを作成した.報告書ではとくに約2,000語を選び,各人ごとにまとめてある.このコンコーダンスは後日Webサイトにおいて公開する予定である.また約20,000語に及ぶ全体のコンコーダンスもWebサイトにおいて公開することを計画している.
著者
松本 優作 木崎 速人 池田 裕樹 仲村 昌平 喜納 信也 永井 尭範 那須 隆史 宮本 興治 堀 里子
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
日本薬学会第140年会(京都)
巻号頁・発行日
2020-02-01

目的:現在,国家戦略特区の過疎地等で認められている遠隔薬剤指導(オンライン服薬指導)は,オンライン診療と合わせて医療へのアクセシビリティ改善への寄与が期待されている。本研究では,実際にへき地で実証運用されているオンライン服薬指導を利用する患者が感じるその利点や課題点を,インタビュー調査により探索的に検討した。方法:2019年10月に,オンライン服薬指導を受けた経験のある患者を対象として,インタビューガイドに基づく半構造化インタビューを実施した。インタビュー内容は逐語録化し,コーディング,カテゴリ化(<>で示す)を複数の研究者で行い,質的に分析した。結果・考察:対象者の年代は60代が3名,90代が1名,性別は男女2名ずつであった。患者はオンライン診療・服薬指導に関して,<病院・薬局に行かずに薬の入手が可能>,<医療機関が遠い地域での診療の簡便化>といった地理的課題の解消による利点を挙げるだけでなく,<自分の都合で診療時間の設定が可能>,<働き世代の通院に掛ける時間の省略>といった利便性の向上についても実感していた。一方で,<高齢者のタブレット端末の操作の難しさ>が課題点として指摘された。へき地在住者は高齢で独居の場合が多いことから,高齢者を対象としてタブレット端末への抵抗感をなくしたり,操作を支援したりする取り組みが必要であると考えられた。本調査では,オンライン上での医師への相談から受診を勧められ,疾患に気づいた経験をもつ患者がいた一方で,これまで薬剤師との接点がなかったためか,オンライン上で薬剤師に相談した経験をもつ患者は少なかった。今後,へき地でのオンライン服薬指導の有用性を向上させるためには,へき地における医療や健康サポートにおける薬剤師の関わり方についても同時に検討していく必要があると考えられた。
著者
末廣 忠延 水谷 雅年 石田 弘 小原 謙一 大坂 裕 高橋 尚 渡邉 進
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2014, 2015

【はじめに,目的】腹臥位での股関節伸展運動(Prone hip extension:以下,PHE)は,腰椎骨盤の安定性の評価としても使用され,股関節伸展に関与する筋活動のタイミングや腰椎骨盤の過剰な動きの有無が検査される。PHE時の筋活動の開始時間を調査した先行研究は,健常者を対象とした腰部多裂筋,脊柱起立筋,大殿筋,ハムストリングスを被験筋としているが,一致した結果が得られていない(Vogtら1997,Lehmanら2004)。また腰痛者でのPHE時の筋活動を調査した研究においては,健常者と比較して大殿筋の活動開始の遅延や広背筋の過剰な活動が報告されている(Brunoら2007,Kimら2014)。このように腰痛者においてPHE時の後斜走スリングを担う大殿筋,広背筋は,健常者と異なる筋活動パターンを示す。しかしながら,PHE時の広背筋の活動開始時間について調査した研究はなく,PHE時の正常な広背筋の活動開始時間は不明となっている。そこで本研究は,PHE時の体幹・股関節伸筋群の活動開始時間を明らかにすることで腰椎骨盤の安定性のメカニズムを解明することを目的とした。【方法】対象は健常男性20名(平均年齢23.4±4.0歳,身長168.9±8.4cm,体重61.2±11.0kg)とした。筋活動の測定は表面筋電計Vital Recorder 2(キッセイコムテック社製)を用い,被験筋は,対側の広背筋,両側の脊柱起立筋,両側の多裂筋,股関節伸展側の大殿筋と大腿二頭筋とした。測定肢位は,リラックスした状態で両上肢は体側とし,足関節以遠をベッド端から出した腹臥位とした。また頸部は,被験者の前方に設置したLEDライトが見えるようにわずかに頸部を伸展した。被験者は,光信号に反応して可能な限り速く,膝を伸展したまま股関節の伸展を実施し,その際の筋活動を測定した。なお,股関節を伸展する足は,非利き足とし,測定は3回実施した。筋活動開始時間の決定は,安静時の筋活動の平均振幅の2標準偏差を超える点とし,データ分析には,各筋がフィードフォワード活動であったかを検出するために,各筋の開始時間と大腿二頭筋の相対的な差を分析した。各筋の相対的な活動開始時間を求める式は,各筋の筋活動開始時間-大腿二頭筋の活動開始時間で算出した。従って,負の値は,その筋が大腿二頭筋の前に活動したことを示す。統計学的解析では,統計解析ソフトSPSS 22.0(IBM社製)を用い,反復測定分散分析とTukeyの多重比較検定を実施し,各筋の相対的な筋活動開始時間の差を検出した。なお,危険率は5%未満とした。【結果】相対的な筋活動開始時間は,同側多裂筋(-3.8±9.2 ms),対側多裂筋(7.0±13.5 ms),対側の腰部脊柱起立筋(8.3±14.1 ms),同側の腰部脊柱起立筋(22.6±21.6 ms),対側の広背筋(24.5±26.1 ms),大殿筋(51.6±57.9 ms)の順であった。すべての体幹筋は,大殿筋よりも有意により速く活動した。また同側の腰部多裂筋は同側の腰部脊柱起立筋,対側の広背筋,大殿筋よりも有意に速く活動した。【考察】フィードフォワード活動は,主動作筋の筋活動開始の100ms前から50ms後と定義される(Hodgeら1997)。そのため本研究のすべての体幹筋は,フィードフォワードの活動であった。すべての体幹筋は,大殿筋よりも有意により速く活動した。これは,大殿筋が働く前に体幹を安定化させるためだと考えられる。また同側の多裂筋の活動は,同側の腰部脊柱起立筋,対側の広背筋,大殿筋よりも早期に活動した。これは,PHE時に多裂筋が最も早期に活動したとするTateuchiら(2012)の結果と類似している。彼らは,多裂筋の活動開始が遅延すると骨盤の前傾角度が増加すると報告している。また腰部多裂筋は,腰椎の分節的な安定性に関与すると報告されている(Richardsonら2002)。これらのことから本研究で多裂筋が早期に活動したことは,股関節が伸展する前に腰椎の分節的な安定性を増加させるために生じたと考えられる。対側の広背筋の活動は,大殿筋よりも早期に活動した。骨盤の安定性は,広背筋,胸腰筋膜,大殿筋の後斜走スリングの筋膜などによって担っている。そのため広背筋が早期に活動したことは,大殿筋が活動する前に胸腰筋膜の緊張が高まり,大殿筋の活動開始時に効率よく骨盤部の安定性が高められたと思われる。【理学療法学研究としての意義】健常者におけるPHE時の体幹・股関節伸筋群の活動開始時間が明らかとなった。本研究の結果をPHEの正常運動の基礎的資料とし,今後,腰痛を持つ者との差を検討することにより腰痛者の理学療法に寄与できる点で意義がある。

1 0 0 0 OA 統計学総論

著者
錦織理一郎 著
出版者
巌松堂書店
巻号頁・発行日
vol.上冊, 1933
著者
野村 亮太 ヒュース 由美
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.29-40, 2019 (Released:2019-11-30)

落語は手軽におもしろさを体験できる演芸だが、現在は多くの噺家(落語家)がおり、好みに合う噺家を探すのにも手間がかかるようになってきている。従来、芸人の印象の類似性が高いとき、観客がそれぞれの芸人に対して抱く好ましさ(好き・嫌い)には正の相関があることが知られている(野村, 2010)。このため、印象評定は多くの噺家から好みの噺家を見つけ出すために利用できる。この目的のために、本研究では、落語に限らず、人前で話す者としての演者について、より一般的に印象を評定できる評定尺度(Performer's Impression Scale, PIS)を作成した。古今亭文菊師(芸歴16年)の口演時の印象について評定を行ってもらった結果、いずれの下位尺度においても、印象評定値は、聞き手の年齢、性別、落語の視聴経験による差は、ほとんど見られず一貫していた。本研究の尺度は、その応用として、好みの噺家の候補を挙げるサービスの提供に加え、教師や政治家といった人前でパフォーマンスを行う者の印象評定と改善にも用いることができる。
著者
田村 隆光 久保園 隆康 田村 勝 吉村 晴夫
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.44, no.12, pp.1086-1092, 1995-12-20 (Released:2009-10-16)
参考文献数
21
被引用文献数
2 1

A pseudo-first-order reaction constants (kobs) of dyes having a single hydroxyl group inthe molecule (Orange I, Orange II) by various bleaching agents were measured as a function ofpH. Used bleaching agents were hydrogen peroxide, peracetic acid, potassium permonosulfate, and sodium hypochlorite. The kobs of each dye showed maximum at intermediate pH betweenan acid dissociation constant of bleaching agent (pKa) and an acid dissociation constant of dye (pKd). Distribution curves of kobs on pH showed symmetrical narrow distribution when the value of pKd was close to pKa, and symmetrical broad distribution when the value of pKd was far apart from pKa. These results were analyzed with reaction kinetics by assumming the ionic reaction among protonated and deprotonated form of the bleaching agents and the dyes. It wasproved that the distribution curves of kobs on pH follow the following equation.kobs= [A] t/ (1+ [H+] /Ka) (1+Kd/ [H+]) where [A] t is the total bleaching agent concentration, k1 is a second-order reaction constant byassuming the reaction between protonated dye ; [DyeH] and deprotonated bleaching agents ; [A-]. The calculated values obtained by above equation were in good agreement with the observed values. Therefore, it was concluded that the decoloration mechanism of the dyes by bleaching agents conforms to the ionic reaction among protonated and deprotonated forms of the bleaching agents and the dyes. We have named this decoloration mechanism as “the mutual ionic reaction mechanism”.