著者
宮腰 昌利
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

大腸菌やサルモネラなどの腸内細菌科細菌で見出されたmRNAの3’UTRから生成するsmall RNA (sRNA) は、従来型のsRNAと同様に転写後レベルで遺伝子発現を調節する機能を持つ新しいタイプの制御因子である。本研究はmRNAの長年見過ごされていた機能を浮き彫りにし、RNAの機能を理論的に拡張することで遺伝子の概念を覆すことを狙いとしている。また、病原性細菌のRNAによる遺伝子発現制御について新しい知見を得ることで、細菌感染症の抑止に応用することが期待される。
著者
遠藤 悟朗
出版者
国土社
雑誌
月刊社会教育 (ISSN:02872331)
巻号頁・発行日
vol.15, no.12, pp.40-48, 1971-12
著者
奥村 武信 佐々木 康次 松本 茂登 虞 毅 高 永 韓 太平 胡 小龍 李 錦栄
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.247-250, 2009-08-31
参考文献数
1

乾燥砂地での緑化は,流動的砂丘の固定が前提となる。カーボン・ニュートラルな素材,ポリ乳酸糸を袋編みしたものに現地で砂を詰めて砂面に方格状に敷設することにより,砂丘砂面を固定し風来種子の定着を図ることを目途とした工法を,中国ウランプフ沙漠吉蘭泰塩湖地区の流動砂丘地域等で試験施工している。ここでは,麦草を使用した方格工と裸地duneを対照として,地表部の砂輸送量,風砂流(砂を含んだ風)の構造,風速低下比率,砂面の侵食堆積,植被回復状況を対比して,サンドソーセージ方格工と草方格工の防風,砂固定,植被回復への効果を比較した。また,サンドソーセージ方格工と他の方格工との歩掛の比較を述べる。
著者
田代 正夫
雑誌
社會勞働研究 (ISSN:02874210)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.70-72, 1954-11-01
著者
嶋田 光洋 坂田 宗之 安室 喜弘 井村 誠孝 眞鍋 佳嗣 千原 國宏
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
vol.2007, pp._5-8-1_, 2007

We are proposing the method which estimate a stature of running person from image sequence of security camera. This paper describes about the experiment to make a model of relation between the speed and the time courses of the head position and to estimate a stature from the images of a security camera.

1 0 0 0 OA 御触書集成

出版者
巻号頁・発行日
vol.[10],
著者
藤本 亜弓 井上 容子
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.30, 2008

犯罪抑止効果に期待して青色防犯灯が普及しつつあるが、犯罪対策上重要な防犯カメラ画像への影響が懸念される。そこで本研究では、青色光が防犯カメラ画像の見えに与える影響を画像評価実験により検討する。実験では、白光と青光の下で撮影された画像をモニターに表示し、色、文字、人物の分りやすさを青年女子36名の被験者に評価させた。色度測定の結果、白光よりも青光で色度の変化が大きく、このことが色の判別の結果に反映されている。輝度測定の結果、0.3 lx標準感度の条件では青光の方が輝度対比が大きいが、その他の条件では光色による差はなく、文字の判別の結果に反映されている。人物の判別は標準・低照度の条件では青光が、高感度・高照度の条件では白光の方が評価が高い。このように青光で見やすい場合が多いのは、使用したカメラの光感度ピークが暗所視の比視感度曲線に近いものであった事に依存しており、光源の分光分布とカメラの光感度ピークによって結果は異なると考えられる。また、評価結果は再生画像の輝度、色度条件と概ね対応しているため、再生画像の物理量を予測する事ができれば見え方は推定できると考える。
著者
辻 広生 福水 洋平 道関 隆国 山内 寛紀
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.510-521, 2017

防犯カメラにより撮影された顕著な照明光成分の偏りを有する複合劣化ナンバープレート画像の文字認識精度を改善し,かつ人の視覚特性にも適合する輝度値補正手法が求められている.この要求に沿った輝度値補正を行うため,サポートベクター回帰をRetinexモデルにおいて適用する手法を提案する.提案手法は,顕著な照明光成分の偏りに対応するためサポートベクター回帰を用いて従来のRetinex処理よりも正確に照明光成分を推定し輝度値補正精度を改善する.提案手法の有効性を確認するため,実写画像に複合劣化を付与した画像を実験用画像とし,正規化相互相関による劣化文字認識精度実験を行った結果,提案手法における正答率は従来のRetinex処理における正答率よりも最大で約39パーセント高い値となった.また提案手法を適用した画像は従来のRetinex処理を適用した画像よりもHalo が低減し,提案手法は,少なくともHalo の観点で従来のRetinex処理よりも視覚的に自然な画像を復元した.さらに実環境で撮影された防犯カメラ画像を対象とした場合においても提案手法は従来のRetinex処理よりも優位性があることを確認した.また輝度値補正手法を畳み込みニューラルネットワークによる文字認識に応用した場合においても提案手法は従来のRetinex処理よりも有効であることがわかった.
著者
二条持通
出版者
飛鳥井栄雅 写
巻号頁・発行日
1489

書名は巻頭による。別名「柳営歌合」「大樹家歌合」等。文明14年(1482)6月10日に室町幕府9代将軍足利義尚の主催で行われた歌合。作者は前関白二条持通、関白近衛政家以下左右各10人、判者は飛鳥井雅親。本写本は、長享3年(1489)の栄雅(雅親の法名)の自筆奥書に拠れば、豊前守賢家(細川家の重臣上原賢家であろう)の求めで書写したもの。雅親の判詞は、第一番のあとに記した自序にあるように、折句で記されており、和歌の各句の頭字を連ねると判詞となる(たとえば第一番では「みきはまけ(右は負け)」)。本写本ではその各字に朱点を付す。装訂は綴葉装(列帖装)。第1丁に古筆家の極札を貼る。黒印「守村」は古筆分家二代目了任の名で、分家の代々が鑑定に用いたもの。飛鳥井雅親(1417-90)は室町時代後期の公卿、歌人。文明5年(1473)に出家して栄雅と称する。歌壇の第一人者として活躍、蹴鞠、書にも優れた。