著者
大石 仁 坂 代江 宮部 工
出版者
茨城県畜産センター
巻号頁・発行日
no.39, pp.67-72, 2006 (Released:2011-03-05)

豚のストレス軽減環境を調査する目的で、飼養密度の違いがストレッサーとして豚に及ぼす影響をストレス指標を用いて検討した。結果、通常飼養区(1.09m2/頭)と比較し、密飼い区(0.56m2/頭)及び放牧区(10.83m2/頭)がストレス指標を含む16項目の検査中、ほとんどの項目で同様の動向を示した。このことは、通常飼養区に比べ密飼い区、放牧区ともにストレスが賦課されることを現しており、結果として密飼いは、増体重、肉質を悪化させることが危倶され、放牧では、増体重は低下しても、ロース部が太く長くなる可能性が示唆された。

1 0 0 0 基調講演

著者
米澤 義信
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.9-18, 1988

お早うございます。昭和62年度の年次大会を開催するに当たり, 一言ご挨拶を申し上げます。<BR>本年は技術協会創位40周年という記念すべき年であり, 記念式典, 記念講演会そしてこの年次大会と, 協会としても大きな行事が続きました。この八戸市で開催致しました大会につきましても, 500名に及ぶ多数の方々のご参加をいただき, 誠にうれしく存じます。<BR>本日は, ハイテクの時代にふさわしい特別講演として, 青森県りんご試験場の工藤場長殿には「りんごの新品種の開発技術等について」のお話を, また, 東京大学工学部笛木先生には, 「超伝導について」のお話を, それぞれお願い致しております。そして一般講演としては10件の発表が行われ, さらに別会場におきましても, 新しい試みとして, 製品を展示出品された各関連会社さんの製品説明会も予定されております。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1895年06月07日, 1895-06-07

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1886年04月26日, 1886-04-26

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1886年05月05日, 1886-05-05
著者
海田 賢一 楠 進
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.29-39, 2011 (Released:2011-03-01)
参考文献数
55
被引用文献数
2 2

ガングリオシドはシアル酸をもつ神経系に豊富なスフィンゴ糖脂質であり,細胞膜上でクラスターを形成しマイクロドメインを構成している.ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré syndrome, GBS)において抗ガングリオシド抗体は発症および神経症状を規定する因子として作用している.GM1, GD1a, GalNAc-GD1aに対する抗体は純粋運動GBSに相関し軸索障害優位の電気生理所見を示す.抗GM1抗体はRanvier絞輪軸索膜上でNaチャンネルクラスターを補体介在性に障害し,抗GD1a抗体,抗GQ1b抗体は補体介在性に運動神経遠位および終末部軸索を障害することが実験的に示されている.古典的経路優位の補体活性化が推測され,これらの障害は補体活性化阻害剤で抑制される.一部の抗ガングリオシド抗体は補体非介在性にCaチャンネル機能障害をきたす.近年2種の異なるガングリオシドからなるガングリオシド複合体(GSC)に対する抗体がGBSの一部に見いだされ,抗GD1a/GD1b抗体陽性GBSは重症度の高さと相関している.またGQ1bやGT1aに対する抗体が90%以上に認められるフィッシャー症候群でも,約半数ではGQ1bまたはGT1aを含むGSCにより特異性の高い抗体が陽性である.抗ガングリオシド抗体の標的部位への到達性,結合活性は標的部位の糖脂質環境が影響し,同抗体の病的作用の発現を規定する可能性がある.本稿では抗ガングリオシド抗体,抗GSC抗体の病的作用について最新の知見を概説した.
著者
Yasutomo HORI Yasuhiro HEISHIMA Yohei YAMASHITA Masayuki IGUCHI Kensuke NAKAMURA Noriko ISAYAMA Hideyuki ONODERA Akihito KITADE Nobuyuki KANNO Atsushi HIRAKAWA Michio KATAGI Toshiki IBARAGI Shigeki YAMANO Yoshitaka ARAMAKI Tamotsu SAWADA
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.18-0187, (Released:2019-02-12)
被引用文献数
7

We investigated the clinical characteristics of healthy cats in accordance with the target organ damage (TOD) risk category, on the basis of systolic blood pressure (SBP). This prospective multi-center study included 137 healthy cats. Indirect blood pressure was measured using an oscillometric technique. The median SBP in all cats was 147 mmHg (interquartile range: 134‒158). On the basis of the TOD risk category, 57.7, 19.7, 21.9, and 0.7% of the cats were classified into categories I–IV, respectively. Age, sex, and body weight did not affect the SBP. This study provides basic information on the distribution of TOD risk categories in clinically healthy cats.
著者
柴田 直樹
出版者
岡山医学会
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.104, no.5, pp.609-616, 1992
被引用文献数
1

The clock gene of Drosophila containing a hexamer repeat sequence (ACAGGC)n(period, per, repeat) is reported to be involved in the circadian rhythm. Young et al. (1985) cloned a mouse genomic DNA with the per repeat (cp202). In this study, temporal and spatial expres-sion of CP2.2F. and RB15 was examined in the adult rat branin by in situ hybridization. The former is a family of genes detected by using cp2.2 as a probe, and the latter is a gene corresponding to pRB15, one of the 11 rat brain cDNA recombinants homologous to cp2.2. Both genes were expressed in almost all neurons. Fluctuation of the genes under the light-dark cycle was apparently observed in the suprachiasmatic nucleus ; an intensive hybridization signal in the middle of the day and a weak in the middle of the night (p<0.01). However, the signal stayed relatively constant in other brain regions. Expression of both genes was detected in some glial and ependymal cells in the day but few at night. The present findings suggest that CP2.2F. and RB15 are involved in the circadian rhythm in the rat nervous system.
著者
畑中 研一
出版者
東京大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2007

動物細胞を糖鎖生産工場と見立てて糖脂質の類似体を合成するバイオコンビナトリアル合成法を用いた糖脂質GM3(NeuAca2-3Galβ1-4Glcβ1-Cer)類似体の生産における最適条件を詳細に検討した。アルキル鎖の根元にアジド基を導入した糖鎖プライマーは他のプライマーと比べて約2倍糖鎖伸長を受けやすいことが明らかとなったが、プライマーの界面活性能を測定することによりこの理由も明らかにした。また、播種細胞数依存性、プライマー濃度依存性、培養時間依存性についても明確な依存性を確認し、最適条件を決定した。さらに、検討した最適条件を用いてのGM3類似体の大量合成と、生成物の分離精製方法も検討した。次に、GM3とepidermal growth factor receptor(EGFR)の相互作用や細胞における外因性/内在性GM3について検証した。GM3とEGFRの相互作用の機序を、共焦点レーザー顕微鏡による画像解析など様々な手法により明らかにした。さらに、GM3の代謝中間体であるlyso-GM3のオリゴマー化、合成された化合物のキナーゼ活性への阻害効果や細胞毒性を評価した。EGFRを高発現しているA431細胞に各化合物を様々な濃度で添加したところ、lyso-GM3 dimerに高いチロシンキナーゼ活性阻害能が見出された。大量合成の可能性が示されたGM3類似体(lyso-GM3 mimetic)を応用して同様な機能性糖鎖含有分子の合成を行い、それらがEGFRの関係する生理現象に及ぼす作用を検証した。A431細胞にこれらの各々の化合物を投与し、糖鎖伸長したプライマーを応用した新規化合物であるmimetic dimerに天然型であるlyso-GM3 dimerと同様のEGFRのチロシンリン酸化阻害能があることを示した。さらに、EGFRシグナリングの下流にあたるAktや細胞増殖も抑制することを明らかにした。EGFRとGM3の直接的相互作用を、SPR法を用いて詳細に解析した。結合定数やkinetics parameterの解析により、EGFRと糖脂質の相互作用が特異的であることを発見した。
著者
岩本 崇
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.452-455, 2011-10-29

弊社がリリースしたばかりの新しい制作ツール「Adobe Digital Publishing Suite」を中心にプレゼン致します。 新しいAdobe Digital Publishing Suiteはクラウドサービスで提供をする、旧来とは異なる製品です。但しコンテンツを作成するツールは、多くの出版社様や印刷会社様で採用していただいているInDesignを中心です。旧来の紙ベースのワークフローを大きく崩すことなく、従来から制作やデザインに準じている方々にも容易に作成できるように開発をしました。実際どの様に使い、どうコンテンツを作成するのかを実機でのデモを交えながらご紹介していきます。 またフォーマットとして、PDF,Flash,EPUB,FolioといくつかのフォーマットをInDesignでは作成が可能ですが、ユーザーはどのフォーマットで作成するのかを悩むことになるでしょう。でもどんなゴールを目指すのかで答えは見えてきます。それはそれぞれに得意不得意があるからです。 弊社は電子出版という広い言葉では「EPUBとFolio」をベースに考えております。電子書籍では「EPUB」が、リッチコンテンツでは「Folio」を活用していただきたいと考えております。あまり馴染みの「Folio」は上記のAdobe Digital Publishing Suiteで作成ができるフォーマットで、既に世界中で採用していただいており、700近いコンテンツがリリースされています。アメリカなどの電子出版の先進国だけでなく、ワールドワイドでコンテンツが生まれております。日本の出版社さんでも採用していただいている会社が複数有り、どんなコンテンツに向いているのか、そしてどんなモノが作れるのか、日本の事例も多く紹介したいと思います。
著者
勝野 真人
雑誌
中央ロー・ジャーナル (ISSN:13496239)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.193-252, 2013-12-20

行政裁量行為に対する司法審査方式を参考にしつつ,経営判断原則及び我が国における取締役の経営判断についての司法審査方式の将来の方向性を考察するもの。
著者
小川 晃一 小柳 芳雄 伊藤 公一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J84-B, no.5, pp.902-911, 2001-05-01

本論文では,人体腹部に近接した150 MHz帯ノーマルモードヘリカルアンテナについて,有能電力に基づいた放射効率を新たに定義することによって,インピーダンス不整合及びアンテナ自身の抵抗による電力損失を考慮した取扱いをし,アンテナの長さやアンテナと人体の距離によって生じるアンテナの実用状態における実効的な放射効率の変化を解析的に求めた.更に,各部の損失電力を求めることによって放射効率低下をもたらしている要因分析を行い,効率低下のメカニズムを明らかにするとともに,その結果に基づいて人体近接時の放射効率改善の可能性について検討した.その結果,人体近傍における放射効率は-20 dB以下になること,その主要な要因はインピーダンス不整合損失であること,人体近接時に常に共役整合の状態を保つことによって10 dB以上の放射効率の改善が可能であることを示した.更にこれらのことを実験的に確認した.