著者
小川 峻右 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.60, 2013

近年キャラクターはテレビや漫画から生まれたものだけでなく、企業で開発されたもの、地方自治体で作られたものも多く存在する。日本人の生活の中で様々な世代から支持されるキャラクターには共通要因、パターンがみられる。共通要因とパターンをキャラクターから抽出し、それらを取り入れた新しいキャラクターの発想法を考案することを研究とする。
著者
瀬邊 惠鎧
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學會誌 (ISSN:03694208)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.1130-1136, 1943-08-28 (Released:2009-12-22)
参考文献数
9
被引用文献数
1

(1)臺灣に野生せる蛙絲草の精油の主成分は一種のケトンにしてペリラケトンと命名せるが,β-フリル-イソアミル-ケトンなるを見たり.(2)ペリラケトンとα-フリル-イソアミル-ケトンとの對應する結晶性誘導體は混融して融點變化顯著ならざる事少からず.(3)ペリラケトンに亞硝酸エステル及ナトリウムを反應せしめフラン-β-カルボン酸を生ずるが,中間體と考へらるイソニトロソ化合物をも分離し得たり.(4)ペリラケトンはフランのβ-置換體研究の好材料と信ず.
著者
Lee DongKwan Pawlowski Georg
出版者
フォトポリマー学会
雑誌
Journal of Photopolymer Science and Technology (ISSN:09149244)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.427-434, 2002
被引用文献数
7

A review of the progress in DUV single layer resist technology during the last 10 years is presented and some of the more recent performance achievements are highlighted.<br><b>Once upon a time there was a princess who's afternoon walk was always crossed by an ugly frog, who asked her to give him a kiss. While she long time refused, she finally followed his request with anger and the frog turned into a beatiful prince who married her and they lived a tong and happy life together.<br>Freely adapted after Brothers Grimm 1810</b><br>Particular attention is directed to issues expected to become dominant on the verge from current design rules to the 70nm node, and considered to be of general relevance for photoresist technology, such as pattern collapse, line edge roughness, and defect control. Other areas of discussion include plausible sub 100nm extensions of specific techniques, such as thermal flow, or application of the RELACS process.
著者
遠藤 薫
出版者
日本情報経営学会
雑誌
日本情報経営学会誌 (ISSN:18822614)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.3-12, 2009-08-17 (Released:2017-08-07)

This paper makes clear differenves between the fads in former times and the internet fads today. Then, it points out the shortage of The existing discussion on viral marketing which intends to cause fads for promotion. At last, it suggests that the key of the fads which have social influence is "authenticity".
著者
浦松 雅史 斉田 芳久 長尾 二郎 渡邉 学 岡本 康 中村 陽一 榎本 俊行 浅井 浩司 桐林 孝治 草地 信也
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.29-33, 2012 (Released:2013-02-25)
参考文献数
2

【緒言】同意書は私文書であるので,署名があれば押印がなくても文書の真正を推認する点で差はない.押印欄廃止に向けて,押印の必要性についての意識を調査した.【方法】医師,看護師,患者に,同意書に関する意識等を尋ね,押印の法的意義を説明した後,意識の変化を調査した.【結果】外科医24名,看護師35名,患者20名から回答を得た.同意書押印欄の不備を経験した外科医は8名33%,看護師は18名51%であった.対処方法は,両群とも患者拇印が最多で,患者押印,家族押印が続いた.法的説明後は,同意書には署名のみ必要と考える者が増加した.医療従事者では,押印を廃止すべきとの意見が増加したが,患者では病院次第であるとの考えが多かった.【結語】同意書での押印要求は,法的に不要なだけでなく,拇印の半強制などの不適切な事項の原因になる.廃止について患者の不安の増強もなく,同意書の押印欄廃止を早急に図るべきである.

1 0 0 0 OA 東寺百合文書

出版者
巻号頁・発行日
vol.[122],
著者
西島 真美 吉原 崇恵
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.45, 2006

<br><b>【目的】</b><br> 現代の子どもたちは高度に発達した文明社会に生まれ、便利で快適な生活をしている。しかしその反面、生活感が乏しく、依存性が強く自己中心的な生活をしているとも言われており、このような生活をしている生徒たちに家庭科を通してどのようなことを伝えていくのか、どのような力を育成していくのか、様々な方向から家庭科教育の学習について見つめ直したいと考えていた。生徒の日常生活は、様々な選択の連続である。無意識的に選択していることも多いのではないだろうか。この選択の連続は生き方やライフスタイルを決めることにつながっていく。生徒が主体的に生きていく生活者として育っていくためには選択の仕方を通して、情報の必要性や自分の価値観の見直しが求められていると考えた。つまり、意思決定プロセスについて学習する必要性があると考えた。そこで本研究は、意思決定プロセスの3つの方法と3つの課題を設定して中学生にとって効果的な方法を検討すること、中学生が学びうるものは何かを明らかにすること、意思決定プロセスを導入した授業計画の提案を行うことを目的とした。<br><b>【方法】</b><br> 2005(平成17年)年11月15日~28日に三島市Y中学校1,2,3年生から1クラスずつ抽出して95名を対象に調査した。それぞれ異なる3つの課題を設定し、方法1・方法2・方法3の3種類の方法を用いた。生徒は、3つの方法でそれぞれ異なる3つの課題について、価値項目、資源、選択方法、メリットやデメリットを考え課題解決に取り組んだ。そのプロセスについて、生徒一人ひとりのカルテを作成し、追跡調査を行った。なお、方法1は自由記述の形、方法2は価値や資源との照合ができる形、方法3はデシジョンツリーの形である。<br><b>【結果と考察】</b><br> 各学年ごとの集計結果から、分かりやすい方法は方法2,3であると評価され、課題の違いには関係がなかった。また、生徒一人ひとりのカルテを追跡調査した結果、方法2は、どの学年においても価値項目や資源について考え合わせた問題解決を行っている生徒が多いことがわかった。方法3は、多くの選択方法を考えることはしやすいが、価値項目や資源を考え合わせるという点についてはできない生徒もみられた。方法1は、1つの選択方法について詳しく考えることはできるが、それ以外の選択方法については考えが広がりにくいことがわかった。生徒の感想にも多く書かれていたが、新たな選択方法に気づいたり、今までの生活を見直したり、親のありがたさや、お金の大切さなど、わかっていたつもりであったことを改めて感じ、考えるきっかけとなったようだ。<br> 方法1,2,3についてそれぞれ3学年のカルテを見てきたが、これからの生徒の生活や学習に生きる可能性を見つけることができた。<br><b>【課題】</b><br> 今回の研究では、決定した内容を生徒自身が診断するプロセスについては実践できていない。教師側から、よりよい問題解決ができたという診断を行った。この点はこれからの課題としている。これからは、意思決定プロセスを組み入れた単元構想をもとに「食分野」「消費生活分野」での授業実践を行い、授業後意思決定プロセスの実践が生徒の生活にどのように生きるのか追跡する。単元構想では、1時間の授業や単元のまとめなど様々な場面を使い、生徒自身が自分の決定内容の見直しや診断を行っていくよう計画した。そこまでを意思決定プロセスであると考えている。<br> また、カルテからは生徒の生活実態についての間題点も浮き彫りになった。この点についても授業では、個人の生活と社会との関連が学べるように実践したい。
著者
山田 正行
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 第4部門 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.279-294, 2009-09

フロイトとエリクソンの心理歴史研究をヴィクトル・フランクル,ジュディス・ハーマンなどにより発展させ,それをパスカルとブルデュの研究と組み合わせ,アイデンティティとハビトゥス(ヘクシス)の連関を示し,西田や宮原の形成と教育の考察を介して自己教育の研究に結びつけた。その中で歴史と社会を時間と空間を統合した時空間と捉え,前回の「アイデンティティと歴史の自己教育的研究(I)」で用いた「モメント」に加えて「ベクトル」も心理歴史的に援用する意義を示した。I refined the psycho-historical study of Freud and Erikson by Victor Frankl, Judith Herman, connected it to the study of Pascal and Bourdieu, showed correlation of identity and habitus (Hexis), and developed the study of the self education through the idea of formation and education of Nishida and Miyahara. By regarding the history and the society as the space-time that unified time and space, I showed the psycho-historical significance of "vector" as well as "moment" that I used in "Study of Identhity and History from the View-point of Self-education (I)".
著者
佐藤 翔
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.115-121, 2016

近代の学術コミュニケーションを最も特徴づけているのは査読制度の存在である。しかし増大し続ける研究者数とその生産論文数に,査読制度は対応できておらず,限界を迎えつつある。その結果,従来から存在した,査読者による不正や査読者のバイアス等の問題に加え,近年では査読者の不足,詐称査読,投稿者による不正等の新たな問題が起きている。これらの問題に対応するため,Publons やポータブル査読,オープン査読,査読の質保障等の新たな取り組みが現れている。しかしこれらの延命措置によって査読制度を維持し続けることができるのか否かは現状,未知数である。