著者
久田俊夫著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1998
著者
黒木 翔吾 真鳥 晃一 松村 隆
出版者
一般社団法人環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 (ISSN:03896633)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.455-460, 2011

大学生を対象に携帯電話リサイクルに関する意識調査を行った。携帯電話端末にレアメタル等が使用されていることを知っている学生は約64%であった。機種変更時に使用済み携帯電話端末を返却・リサイクルしたものは約25%で,約67%の学生はそのまま所持していた。返却・リサイクルしなかった理由は,電話機能以外の目的で所持(約27%),思い出として手元に保管(約28%),処理が面倒(約19%),リサイクルできることを知らなかった(約11%),個人情報流出への懸念(約10%)であった。返却・リサイクルをしなかった学生約90 名を対象に携帯電話リサイクルに関する経済的なインセンティブに関する調査も行った。
著者
岩間 暁子
出版者
北海道社会学会
雑誌
現代社会学研究 (ISSN:09151214)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.100-122, 1994-04-15 (Released:2009-11-16)
参考文献数
18

本稿は、人がどのように社会現象の中に不公平を見出していくのか、という認知メカニズムの解明を目的とする。ここでは学歴と職業についての不公平認知を取り上げ、両者が共に社会階層とパーソナリティ要因の双方によって規定されることを明らかにする。パーソナリティ要因として特に権威主義と無力感に注目し、これらと不公平認知との関係を明らかにする。女性データを用いて構造方程式による分析を行った結果、以下の三つの知見が得られた。(1)社会階層が低いことは、学歴や職業に関する不公平認知を形成する(2)権威主義的であることは社会にある不公平を認知しにくくさせる(3)無力感を持つことは権威主義的性格を形成する
著者
倉塚 平
出版者
明治大学政治経済研究所
雑誌
政経論叢 (ISSN:03873285)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.71-100, 1966-08
著者
明石 欽司
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, pp.1-28, 2007-08

論説序論 : 問題の所在第一章 一七世紀後半の「国際法」関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 プーフェンドルフ (一) 『自然法及び国際法論』(一六七二年) (二) 『ドイツ帝国国制論』(一六六七年) 1 『ドイツ帝国国制論』における「帝国」とウェストファリア条約 2 『ドイツ帝国国制論』におけるプーフェントルフの意図 : "irregulare aliquod corpus et momstro simile"を巡って (三) 評価 第二節 ラッヘル : 『自然法及び国際法論』(一六七六年) 第三節 テクスター : 『国際法要論』(一六八〇年) 第四節 ズーチ : 『フェーキアーリスの法と裁判』(一六五〇年) 第五節 第一章のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・(以上八〇巻六号)第二章 一八世紀の「国際法」関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 ドイツの諸学者 (一) グントリンク (二) ヴォルフ (三) モーザー 1 国際法関連著作 (a) 「帝国」への言及 (b) ウェストファリア条約への言及 2 『ドイツ対外公法』(一七七二年)及び『ドイツ近隣公法』(一七七三年) 3 『帝国宮内法院の活動からのウェストファリア条約の解明』(一七七五/七六年) 4 帝国国制関連著作 5 評価 (四) グラファイ (五) ギュンター (六) マルテンス 第二節 ドイツ外の諸学者 (一) バインケルスフーク (二) ヴァッテル 第三節 一八世紀「国際法史」研究におけるウェストファリア条約 (一) マブリー (二) ワード (三) コッホ 第四節 第二章のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・(以上八○巻七号)第三章 一九世紀国際法関連文献における「帝国」及びウェストファリア条約 第一節 一九世紀初頭のドイツにおける若干の国際法概説書 : ザールフェルト・シュマルツ・クリューバー 第二節 一九世紀初頭のドイツ外の国際法関連文献 第三節 ホィートン 第四節 一九世紀中葉以降の国際法関連文献 (一) ドイツ内の諸学者による著作 (二) ドイツ外の諸学者による著作 1 英米系の諸学者 2 フランス系及びその他の諸学者 第五節 第三章のまとめ結論・・・・・・・・・・・・・・・・(以上本号)
著者
中島 健三
出版者
公益社団法人日本数学教育学会
雑誌
日本数学教育会誌 (ISSN:0021471X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.2-6, 1968-02-01
被引用文献数
5
著者
藤内 和公
出版者
岡山大学法学会
雑誌
岡山大学法学会雑誌 (ISSN:03863050)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.254-243, 2003-12
著者
荒尾 禎秀
出版者
国学院大学出版部
雑誌
国学院雑誌 (ISSN:02882051)
巻号頁・発行日
vol.80, no.7, pp.p28-38, 1979-07
著者
浦野 栄一郎
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.109-118, 1990-03-25 (Released:2007-09-28)
参考文献数
22

一夫多妻の雄と番ったオオヨシキリAcrocephalus arundinaceusの雌同士が,なわばり内でどのように共存しているかについて検討した.調査は1980-87年に石川県河北潟干拓地で行った.一夫多妻第二雌の定着は第一雌の産卵~抱卵期に多くみられ,両雌の産卵開始は平均14.1日ずれていた.新しい雌が定着する時期は,雄が活発にさえずっている時期に対応していた.また第二雌は,なわばり内の第一雌の巣からより離れた所に営巣する傾向があり,平均巣間距離は21.0mだった.定着したばかりの雌と先住雌との間では,争いが頻繁にみられた.雌の定着の時間的ずれは,(i)番い形成•造巣期に雄のさえずりが不活発になることと,(ii)雌同士の反発とによって生じるものと考えられる.雌同士の反発は,第二雌の営巣場所選択にも影響しているであろう.
著者
大山 陽生
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.221-226, 1987-03-31

わが国の演能空間は近代以後において、建物の中におさめられる傾向が現れたか、かつては屋外でおこなわれた。舞台、橋掛り、楽屋が完備したものでも観客は屋外で観賞した。一方、ヨーロッパでは今世紀に入って演劇、オペラの屋外上演志向が強まってきた。日本の代表的な演能空間6つを選び詳細な調査を行って、ヨーロッパの野外劇場や野外劇が行われる広場と比較しながら、新しい空間創造のための資料つくりを行った。