著者
藤森 照信
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.669, pp.132-135, 2000-06-26

藤森教授,一人親方焼酎工場に踏み込む。内部のあまりの男ヤモメぶりに驚嘆し,ダダをこねず大人の対応。 工場の中に入って様子を見,作業の労苦を知って,設計はひとまず"おあずけ"となった。新しい建物を作るより,作業の労苦の減少に資金を振り向ける方がいい,と思ったのだった。
著者
栗田 剛 大場 正昭
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.20, pp.2-2, 2008

本研究では,大気の安定度と地表面の熱的条件を系統的に制御できる温度成層風洞を用いて,都市接地境界層の熱的乱流特性を把握する目的で,大気不安定時の接地境界層流れにおいて乱流フラックスや平均風速・平均温度の鉛直プロフィルを測定し,実測データと比較検討したので報告する。実験から次の知見が得られた。(1)水平方向熱フラックスuθと鉛直方向熱フラックスwθは正負が逆の波形を示した。(2)温度変動のパワースペクトル密度はu成分とほぼ同じ分布を示し,温度変動はu成分の変動に大きく影響された。(3)平均風速と平均温度の鉛直分布を、大気安定度を考慮したDyerらの普遍関数を用いて対数近似し、運動量粗度長と熱粗度長を算出した。(4)Case3とCase4の熱粗度長と運動量粗度長の比KB-1はBrutseartの実験回帰式に近い数値を示した(5)運動量フラックスと熱フラックスから乱流相関係数比を算出し、Z/Zδ>0.3で熱の運動量に対する相対的な輸送効率が高いことが示唆された。

1 0 0 0 OA 鳥羽誌

著者
曽我部市太 (一紅) 著
出版者
富久館
巻号頁・発行日
1911
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.956, pp.46-50, 1998-09-07

この8月。東京都内某所に日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下ケンタッキーと表記)のフランチャイズチェーン(FC)に加盟する企業、十数社が集まった。 ケンタッキーチェーンに参加するオーナーは、コンビニエンスストアのチェーンなどに多い個人ではなく、各地方に基盤を置く企業である。
著者
岩田 拓記 浅沼 順 大谷 義一 溝口 康子 安田 幸生
出版者
養賢堂
雑誌
農業気象 (ISSN:00218588)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.1-9, 2009-03-10
参考文献数
39
被引用文献数
2

サーフェスリニューアル法を顕熱輸送モデルとして用いて,日中の平坦なマツ林上における複数高度での乱流観測から算出した鉛直長さスケールと乱流輸送の関連性を調べた。鉛直方向の積分長さスケールは大気不安定が強くなるに従い大きくなる傾向を示したが,Raupach <i>et al.</i> (1996, Boundary-Layer Meteorol., 78, 351-382) のシア長さスケールは大気安定度に比較的依存しなかった。これらの長さスケールを輸送渦の高さとして用い,サーフェスリニューアル法によって顕熱フラックスを算出した。渦相関法で算出したフラックスと比較した結果,異なる長さスケールを用いたサーフェスリニューアル法のパフォーマンスは不安定条件下で大きく異なり,積分スケールを用いた場合のフラックスの精度が最も良かった。これらの相違は長さスケールの安定度依存に関係していると考えられる。この結果は,渦のスケールを直接測定した積分スールをサーフェスリニューアル法において用いることが妥当であることを示している。また,乱流生成において浮力の影響が大きいときには,シア長さスケールは粗度層の渦スケールを表すのに制限がある可能性が示唆された。

1 0 0 0 OA 勝ち抜く僕達

著者
平出英夫 著
出版者
毎日新聞社
巻号頁・発行日
1943
著者
山本 浩之 緒方 辰男 日下 裕 蓮井 昭則 佐々木 康
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集C (ISSN:1880604X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.718-731, 2008

計画された長大切土のり面の中央部に三成分(X, Y, Z 方向)地中変位測定孔を埋設し,掘削期間中の三成分の地山挙動を計測した.その結果,掘削時における鉛直変位(リバウンド)や水平変位などの変形量および収束時期の傾向,掘削除荷(土被り荷重が減少)することにより鉛直ひずみが非線形で増加する傾向が捉えられた.そして,掘削による除荷の大きさと鉛直変位から見掛けの弾性係数を整理するとともに,掘削前に実施した孔内載荷試験の除荷過程の応力−変位曲線から得られる除荷重と弾性係数との関係を比較した.さらに,切土のり面の変形挙動の予測手法として,掘削前の孔内載荷試験に基づく解析モデルの構築方法,また掘削時の管理基準値設定方法の考え方について提案した.

1 0 0 0 OA 家計の数学

著者
小倉金之助 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1938
著者
多久島 寛孝 山口 裕子 水主 いづみ
出版者
熊本保健科学大学
雑誌
保健科学研究誌 (ISSN:13487043)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.7-16, 2005-03-15

老人保健施設の痴呆性専門療養棟において,ケア・スタッフが痴呆性高齢者の訴えや行動に対応した場面を,参加観察法で収集した。収集した場面を質的に分析し,ケア・スタッフのケア提供へ影響しているものについて検討した。その結果,以下の点が明らかになった。1.ケア提供へ影響するものとして,【痴呆性高齢者の日常生活支援のあり方】【痴呆性高齢者の思いとのすれ違い】【否定的感情の表面化】の3つのコアカテゴリーが抽出された。2.【痴呆性高齢者の日常生活支援のあり方】には,〔基盤となる姿勢〕〔創造的な支援〕の2つのカテゴリーが抽出され,〔基盤となる姿勢〕には,『入所高齢者への気遣い』『信頼を壊さない』『安全の保障』『入所高齢者の感情への寄り添い』の4つのサブカテゴリーが含まれ,〔創造的な支援〕には,『探索』『入所高齢者の力を生かす』の2つのサブカテゴリーが含まれた。3.【痴呆性高齢者の思いとのすれ違い】には,〔個人的体験の優位さ〕〔個人の意識の差〕〔その場をしのぐ〕の3つのカテゴリーが抽出され,〔個人的体験の優位さ〕には,『体験的ルーティン化』『強引さ』の2つのサブカテゴリーが含まれ,〔個人の意識の差〕には,『優先順位』『見過ごし』『無意識』の3つのサブカテゴリーが,〔その場をしのぐ〕には,『説得』『関心を寄せない』の2つのサブカテゴリーが含まれた。4.【否定的感情の表面化】には,〔混乱〕の1つのカテゴリーが抽出され,〔混乱〕には,『困難感』『答えが出ない』『引きずられ』の3つのサブカテゴリーが含まれた。
著者
細川 巌
出版者
社団法人 日本流体力学会
雑誌
日本流体力学会誌「ながれ」 (ISSN:02863154)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.641-642, 2005-12-25 (Released:2011-03-07)
参考文献数
2

This is a live voice of the late Professor Imai who spoke of “Miscellanea on Fluid Dynamics” in the first meeting of the Fluid Dynamicist Circle (over West Tokyo) at University of Electro-Communications in November, 1995. He began with how difficult it is to understand pressure in flow, mentioning Cisotti's paradox, and stressed that the force on an object in flow should be considered as the momentum flux of the flow absorbed by it. In connection with this, various interesting stories he experienced were interwoven.