著者
山野 善正 江本 三男 福井 義明
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.571-573, 1973

かまぼこの荷重による変形をテクスチュロメーターの硬さで追求したところ,かなりの荷重まで変形が生じず,その変形は経時的に増大し,ある時点で飽和点に達するようであるが,充分時間をとれば,その変形を回復することがわかった。これらのことから,かまぼこは,ほぼ完全な遅延弾性体として挙動すると考えられる。<BR>また,実際の商品の輸送,棚ざらしなどの間にかかる荷重程度ではかまぼこの変形はほとんど起らないといってよい。
著者
岩井 孝夫 加藤 三智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.509, pp.186-187, 2000-11-20

「ナレッジ・マネジメントが企業の勝敗を決める」と最近よく耳にする。しかし気をつけないとナレッジの共有化は,「法則の発見」や「傾向の把握」という面ばかりが注目されがちだ。個人のノウハウを共有化しようというのであれば,システムだけでは実現できない。ノウハウの共有化は,人事政策や業務面からのアプローチが主となる。
著者
陸軍糧秣本廠 編
出版者
糧友会
巻号頁・発行日
1937

1 0 0 0 OA 国史大辞典

著者
萩野由之 著
出版者
吉川弘文堂
巻号頁・発行日
vol.[本編], 1908
著者
今口 忠政 三輪 尚巨 加藤 実禄
出版者
慶應義塾大学出版会
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.65-83, 2011-06

研究ノート近年, 国内外のライバル企業同士が互いに独立性を保ちながら, 経営戦略の根幹に関わる部分で協力しあう「戦略提携」が増加している。戦略提携とは, 2つ以上の独立した企業が競争優位性を確立するために他社の経営資源を効果的に活用することを目的とした戦略である。双方の企業が保有する経営資源を相互補完させ, 新規市場開拓や新規技術開発などでシナジー効果を生み出すことができれば, 競争優位性を強化することができる。そのためには, 企業間の提携関係を効果的にする連携のマネジメントが重要な役割を担っている。そこで, わが国企業の戦略提携の現状と, 連携効果を引き出すためのマネジメントに焦点を当て, ハイテク産業である化学産業(医薬品を含む), 電気機器産業, 輸送用機器産業, 情報・通信産業, 精密機器産業に属する企業を対象にアンケート調査を実施した。本稿は戦略提携の理論的考察と, 92社から得られたデータの集計結果および数社のインタビュー調査をもとにして, わが国ハイテク企業の戦略提携について取りまとめたものである。
著者
井上 功一 入口 豊 太田 順康 吉田 雅行
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.193-210, 2001-08

本研究では,高度に発展しているアメリカ大学競技スポーツを統括する組織の1つ,アメリカ最大の組織NCAAに焦点をあてて,アメリカ大学競技スポーツ組織のメリット,デメリットを考察し,そこから得られた知見から我が国の大学競技スポーツ組織の今後の展望を図ることを目的とした。本研究において,我が国の大学競技スポーツ組織の問題点として,個別に学生連盟組織が存在していることや,大学の教職員が連盟の役員などを兼任していることなどが上げられた。また,NCAAにおいては統括組織や,専任の職員が多数いること等がメリットとして挙げられる反面,巨額の資金を抱えるなどの問題点も挙がった。今後,我が国の大学競技スポーツは組織の統一,専任の職員,女性スポーツへの援助,諸問題への対応という点においてNCAAを参考に改革を進めていかなくてはならない。The purpose of this study was to make the organization of NCAA (National Collegiate Athletic Association) in the U.S.A. and Japanese collegiate athletics' current status clear and to examine the future prospects of Japanese collegiate athletics. The finding and discussions on the following topics are presented in this paper: 1. The current status and problems of collegiate athletic organization in Japan (1) The current status of collegiate athletic organization in Japan (2) The problems of collegiate athletic organization in Japan 2. The currernt status of collegiate athletic organization in the U.S.A. (1) The NCAA in the American Collegiate athletics (2) About the NCAA (3) Purpose of the NCAA (4) Colleges and Universities of Participating to the NCAA and sports (5) History of the NCAA (6) Existence of Athletic Department (AD) (7) Example of AD (UCLA) 3. Merit of the NCAA (1) Organizations of unification (2) Full-time staffs (3) Process of unification 4. Demerit of the NCAA (1) Financial problem (2) Amateurism (3) Schoolwork of students' athlete (4) Gamble 5. The future prospect of collegiate athletic organization in Japan (1) Unification of the organizations (2) Employment of the full-time staffs (3) Support to collegiate women's sports (4) Possibilities of some problems
著者
功刀 正行 藤森 一男 中野 武 原島 省
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.1375-1387, 2004-12-05
被引用文献数
4 4

商船に搭載するための連続濃縮捕集システムを開発し,同システムを用いて同一海域を頻繁に航行するフェリーを観測プラットフォームとする有害化学物質による海洋汚染観測態勢を確立した.観測は,大阪港と那覇新港管を航行するフェリー「くろしお」において1996年12月から1998年2月に,またフェリー「さんふらわああいぼり」において1998年12月から2000年3月に実施した.観測結果から,海洋における有害化学物質による海洋汚染の動態の把握には高頻度の観測が不可欠であること,ヘキサクロロシクロヘキサン類,クロルデン頻を観測することにより観測地点・時点で支配的な起源推定が可能であることが明らかとなった.
著者
上野 博司 細川 豊史 山下 智充 廣瀬 宗孝 水野 省司
出版者
Japan Society of Pain Clinicians
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.446-450, 2002

Epiduroscopy 施行時では, 癒着剥離のために比較的大量の生理食塩液 (以下: 生食) を硬膜外腔に注入するため, 脳脊髄圧が上昇し頭痛などの合併症が起こるとされている. われわれの施設ではこの合併症を予防するため, 頸部硬膜外カテーテルを挿入し硬膜外腔圧と頭痛発症との相関について検討を行っている. Epiduroscopy 施行中に頭痛を訴えた2症例につき, この頸部硬膜外腔圧変化曲線を解析, 検討した結果, 特に癒着剥離時の痛みに伴う体動, 癒着剥離後の生食の急速注入によって圧が過剰に上昇し, 80mmHg以上になると頭頸部の圧迫感や疼痛を訴えること, 生食の注入を一時的に停止すると1~2分以内に圧は元のレベルまで回復することなどが明らかになった. Epiduroscopy 施行時に頸部硬膜外腔圧をモニターしながら処置を行うことは, 脳脊髄圧元進に伴う合併症の発現とそのメカニズムの解明に有用と考えられた.
著者
住谷 美登里 青山 久枝 山田 泉 ブラウン マーク
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.165, pp.1-6, 2013-07-19

航空交通の増大に伴い、空港面の交通においても航空交通の効率性向上を目指した空港面の運用の検討が必要となっている。そのため電子航法研究所では、出発便の混雑時の地上走行による離陸待ち等の滞留の軽減策を検討している。本稿では、日本で最も離発着便が多い羽田空港を対象に、まず空港面交通状況を把握するために、空港面地上走行データを用いて、滑走路離着陸数に関する分析結果を報告する。次に、出発便の離陸時刻を予測し、離陸待ちによる滞留を軽減するように滑走路離着陸数の予測に基づいて駐機スポットからの出発時刻を調整する手法について提案する。そして、この手法について電子航法研究所が開発した空港面交通流を模擬するシミュレータを利用して、検証した。その結果、離陸待ちしている便数および離陸待ちによる滞留時間が軽減されたことが示された。
著者
住谷 美登里 青山 久枝 ブラウン マーク 山田 泉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.162, pp.1-6, 2012-07-20

航空交通の増大に伴い、航空交通の効率性向上を目指して、空港面の交通においても空港面交通管理手法の検討が必要となっている。電子航法研究所では日本で最も離発着便が多い羽田空港において、出発便の混雑時の地上走行による離陸待ち等の滞留の軽減策を検討している。本稿では、まず羽田空港の空港面監視データを用いて、空港面交通分析を行った結果を報告する。次に、空港面交通管理手法の検討のために電子航法研究所が作成している空港面交通流を模擬するシミュレータの概要を説明する。そして、出発便の滞留緩和策の一つである駐機スポットからの出発時刻を調整する方法をシミュレーションで検討した結果の例を示す。
著者
金子 格 竹内 大貴 大山 貴紀
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.61-67, 2016-02-01

音楽を題材とし,数学や物理との関係を示すことで,受講者の理数系科目への関心を高めようとする授業は数多くみられる.しかし我々は,音楽を題材にしても受講者が受動的に説明を聞くだけでは,受講者に理数系科目への強い関心を持たせるのは難しいと考えた.そして,受講者が自ら数式により音楽を合成しながら音楽と数学の関係を確認し,また数式を用いた音楽合成による作品を制作する演習授業の実施を試みた.演習授業にはScilabを用いた.受講者にとって演習授業が困難すぎることはなく,4時間〜9時間の授業の中で説明〜制作を終え各自の作品の発表を行うことができた.高校生の受講者で数学への関心に有意な上昇が確認できた.本論文では,我々が行った演習授業の詳細と評価アンケートの分析結果を報告する.受講者の演習授業の内容と受講者が作成した作品はwebページで公開している.
著者
金子 格 竹内 大貴 大山 貴紀
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.61-67, 2016

音楽を題材とし,数学や物理との関係を示すことで,受講者の理数系科目への関心を高めようとする授業は数多くみられる.しかし我々は,音楽を題材にしても受講者が受動的に説明を聞くだけでは,受講者に理数系科目への強い関心を持たせるのは難しいと考えた.そして,受講者が自ら数式により音楽を合成しながら音楽と数学の関係を確認し,また数式を用いた音楽合成による作品を制作する演習授業の実施を試みた.演習授業にはScilabを用いた.受講者にとって演習授業が困難すぎることはなく,4時間〜9時間の授業の中で説明〜制作を終え各自の作品の発表を行うことができた.高校生の受講者で数学への関心に有意な上昇が確認できた.本論文では,我々が行った演習授業の詳細と評価アンケートの分析結果を報告する.受講者の演習授業の内容と受講者が作成した作品はwebページで公開している.