著者
Atsushi Usami Takuya Sasaki Nobuhiro Satoh Takahiro Akiba Satoshi Yokoshima Tohru Fukuyama Kenzo Yamatsugu Motomu Kanai Masakatsu Shibasaki Norio Matsuki Yuji Ikegaya
出版者
(公社)日本薬理学会
雑誌
Journal of Pharmacological Sciences (ISSN:13478613)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.659-662, 2008 (Released:2008-04-19)
参考文献数
15
被引用文献数
24 33

Oseltamivir, a widely used anti-influenza drug, inhibits virus neuraminidase. A mammalian homologue of this enzyme is expressed in the brain, yet the effect of oseltamivir on central neurons is largely unknown. Patch-clamp recordings ex vivo revealed that oseltamivir enhanced spike synchronization between hippocampal CA3 pyramidal cells. Time-lapse multineuron calcium imaging revealed that oseltamivir and its active metabolite evoked synchronized population bursts that recruited virtually all neurons in the network. This unique, so-far-unknown, event was attenuated by muscarinic receptor antagonist. Thus, oseltamivir is a useful tool for investigating a new aspect of neural circuit operation.
著者
松野 善之 小玉 恭弘
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.66, no.645, pp.1380-1383, 2000-05-25
参考文献数
6

Viscosity of magnetic fluid changes when an interaction angle between magnetic field and flow vorticity changes. The test shows that viscosity becomes maximum when they cross perpendicularly and becomes minimum when they are parallel. These phenomena were studied theoretically by M. I. Shliomis and W. F. Hall. This paper describes an analysis of the relation between viscosity and the interaction angle from test results and the comparison between that and the theory.

1 0 0 0 OA 鉄世界

著者
ジュールー・ヴェルーヌ 著
出版者
集成社
巻号頁・発行日
1887
著者
水本 篤 浦野 研 前田 啓朗
出版者
全国英語教育学会
雑誌
ARELE : annual review of English language education in Japan (ISSN:13448560)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.33-48, 2014-03-31

This study reviewed three representative aspects (themes, methods, and outcomes) of the published articles in ARELE, volumes 1 to 24. The review of 450 ARELE articles revealed the following results: (a) the 24 ARELE volumes could be divided into two periods (the first 12 and the second 12); (b) articles in each period have characteristic words to represent the themes peculiar to the period; (c) research themes have shifted from teaching to learning, with reading, vocabulary, assessment/testing, and motivation coming to the forefront; (d) articles are predominantly empirical studies, targeting learners at secondary and tertiary levels, and hypothesis generating, with a quantitative approach, while intervention studies are not common; (e) medium strength of effect size was obtained with a meta-analytical approach; (f) the effect size decreases toward more recent volumes, which may be a sign of theoretical refinement; (g) the statistical power of most studies is lower than it should be. A number of suggestions are offered for improving the quality of future research practice.
著者
花井 一則 中澤 務
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

へブライズムによるギリシア哲学の受容・深化の様相を探り出す作業を通して西欧諸科学の母胎としてのスコラ学の成立過程を明らかにするという所期の目的を達成するために、平成9年度にはテキストデータベースの調査や最近の研究状況の調査などの基礎的研究を行ない、平成10年度にはこうした基礎的調査を整理し総合するとともに、具体的なテーマに即した個別的研究をおこなった。また、個別的研究を総合し、近世諸科学に対するスコラ学の概念的な影響に関して一定の見取り図を描き出す作業をおこなった。中澤はギリシア哲学研究の立場から、ギリシア哲学の基本概念がスコラ学の形成過程でどのような変容を受けたのかについて考察した。特に、ギリシア哲学における真理概念を、プラトンの『プロタゴラス』と『テアイテトス』を主なテキストとして分析する作業と、快楽概念をプラトンの『ピレボス』とアリストテレスを中心に分析する作業をおこなうとともに、スコラ学におけるこれらの概念の受容に関して、主要な哲学者のテキストの調査をおこなった。花井は、トマス・アクイナスにおける真理と善の概念を分析してその特徴を明らかにすると共に、その後世への影響について考察した。また、こうした研究成果をもとに、スコラ学の基礎的概念の独自性を総合的にまとめ、また、それが近代諸科学に与えた影響とその意義についてまとめた。その成果は、研究成果報告書に収録されている。
著者
花井 一典 中澤 務
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

中世におけるギリシア哲学の複雑かつ微妙な受容過程を、多少なりとも明確な図式の中に描き出すことが、本研究の目的であった。この目的を達成するために、哲学史上の基本概念(「心」「理性」「本質」「意志」「認識」「言語」など)に焦点を当て、盛期スコラの哲学者達に至るまでの代表的な哲学者達に関して、その概念の理解と用法の変遷を洗い出し、どのような影響関係を持ちながら、問題の概念が受容されていったのかを調査し、このような基礎的研究をもとにして、中世スコラ哲学におけるヘレニズム・ヘブライズム統合の基本的な図式に関する総合的な見方を提示する試みを行った。この目的を実現するために、次のような基本的な作業を主に行った。(1)現有の『キリスト教著作家全集』、『アリストテレス全集』、『トマス・アクィナス全集』のテキストをCD-ROM版によって整理し、哲学上の基本概念に関して、その用法を網羅したインデックスを作成した。(2)以上の作業によって集められたデータをもとに、各分担者がそれぞれの専門分野から分析を行った。中澤はギリシャ研究の立場からアリストテレス的概念の中世における受容(ないし変容)形態を考察した。また、その後の中世独自の展開過程に関しては、花井が、詳細な調査・分析を試みた。本研究は、データベースを活用した、概念の歴史的な受容の姿を明確にする試みであり、研究も大部分は基礎的な調査に終始したが、より総合的な研究への足がかりとしての基盤作りは十分にできたのではないかと考えている。
著者
隅田 飛鳥 吉永 直樹 鳥澤 健太郎
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.3_3-3_24, 2009 (Released:2011-09-01)
参考文献数
21
被引用文献数
2 6 12

本稿では,Wikipedia の記事構造を知識源として,高精度で大量の上位下位関係を自動獲得する手法について述べる.上位下位関係は情報検索や Web ディレクトリなど,膨大な Web 文書へのアクセスを容易にする様々な技術への応用が期待されており,これまでにも様々な上位下位関係の抽出手法が開発されてきた.本稿では,Wikipedia の記事構造に含まれる節や箇条書きの見出しから,大量の上位下位関係候補を抽出し,機械学習を用いてフィルタリングすることで高精度の上位下位関係を獲得する手法を開発した.実験では,2007 年 3 月の日本語版 Wikipedia 2.2 GB から,約 77 万語を含む約 135 万対の上位下位関係を精度 90% で獲得することができた.
著者
田中 尚喜
出版者
医学書院
雑誌
臨床整形外科 (ISSN:05570433)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.540-543, 2015-06-25

はじめに 履き物としての靴は,人間の歩くなどの活動を支持すること,足部や身体を保護することが最重要の事項と考えられるが,古代エジプトでは神官などの身分を示すものとして使用された.当然,機能的ではない華美な装飾も用いられた.したがって,歴史的な流れの中で,機能的な靴とファッショナブルな靴など,アンビバレントな状況で進化してきた.また,モータリゼーションの影響もあり,本邦のみならず世界的に歩行距離が減少してきている.本来,ファッショナブルな靴も履く側の足に合わせて使用されるものであったが,昨今の靴の選択要素として,短期間の履き心地が重要となっている.オーダーメイドの革靴では使用するまでには1カ月は必要とするのだが,非日常的な遠足や運動会などの直前に既製品を選ぶ際に,履き心地を重視するあまり,「芯のない靴」,言い換えるとソックスを履くのと変わらない靴を購入する方が増えている.確かそれらの行事のお知らせには,靴に対しては「履き慣れた」という言葉が付いていたと記憶している.科学技術の進歩と逆行して,足部は間違いなく退化の一途となっている. そこで,靴と履く側の人間の変化を考慮したうえで,現在の足部障害について検証してみる.
著者
大平 吉夫 上口 茂徳
出版者
日本下肢救済・足病学会
雑誌
日本下肢救済・足病学会誌 (ISSN:1883857X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.8-16, 2015 (Released:2015-03-31)
参考文献数
6

要旨:機能するフットウェア(足底装具,靴型装具)や短下肢装具を提供するためには適切なアセスメントが重要であり,神経障害や血流障害の有無以外にも関節可動域やポジション,動きの質などの機能的評価が必要とされる.それらアセスメントの情報が少なければ機能するフットウェアの作製は困難である.フットウェアを機能させるためには治療プログラムが重要となる.フットウェアは適切に装着して使用することで効果を得ることができ,適切な装着と使用を促す環境が必要とされる.本邦は糖尿病足病変に対するフットウェアの総論(前編)に続く後編であり,より機能的なフットウェアを提供すること,フットウェアが機能する治療プラグラムを中心にまとめている.
著者
小林 雅文
出版者
Japanese Society of Psychosomatic Dentistry
雑誌
日本歯科心身医学会雑誌 (ISSN:09136681)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.43-47, 1997-06-25 (Released:2011-09-20)
参考文献数
7
被引用文献数
1

The study describes a case of ill-fitting dentures caused by long-term polypharmacy.Patient: 55 year old female office worker.First examination: March 26, 1996.Chief symptoms: Difficulty fitting lower denture.Therapeutic history: The patient gradually lost her lower teeth, except for a single canine, after breaking her leg in a fall. Several sets of dentures were made but the patient was unable to keep them correctly positioned.Present status: The patient walks with difficulty and has the characteristic moon-face induced by chronic steroid administration. The alveolar membrane was frail and inelastic. The remaining canine was very mobile and was removed with minimal damage. However, bleeding continued for longer than was expected and healing was delayed. She was advised to stop taking steroids, non-steroidal anti-inflammatory drugs, anti-allergic drugs (anti-histamines?) and anxiolytics which had been prescribed by different clinics over a period of several years. She also received counselling and was informed that the problems with ill-fitting dentures would be resolved. This was indeed the case. Her alveolar membrane and psychological well-being also improved.
著者
久保 和也 松本 純一 村田 健児 大橋 聡子 井澤 克也 山崎 知美 寺部 雄太 大平 吉夫 安藤 弘
出版者
日本下肢救済・足病学会
雑誌
日本下肢救済・足病学会誌 (ISSN:1883857X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.81-84, 2013-06-28 (Released:2013-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

【目的】糖尿病・末梢動脈疾患患者における足底部創傷部位と足関節背屈可動域との関係を明らかにすることとした.【対象と方法】糖尿病・末梢動脈疾患患者15例27肢(男性18肢,女性9肢,平均年齢69.9±9.4歳)を対象とした.年齢,糖尿病・人工透析の有無,足関節可動域,膝関節可動域,足底部創傷部位,機能的自立度評価表(FIM)移動項目,足関節上腕血圧比,皮膚灌流圧をカルテより後方視的に抽出した.足底部創傷部位は横足根関節より遠位を前足部とし,前足部・後足部に分類した.足関節背屈可動域0°以下を制限あり群とし,なし群との2群間比較を行った.【結果】制限あり群に前足部創傷を有する者が有意に多かった(p<0.01).【結語】前足部に創傷を有する患者の足関節背屈可動域訓練の関連性が示唆され,創傷予防・治療の一貫として足関節背屈可動域拡大は十分な介入効果を認める可能性がある.
著者
中島 惠仁 小池 清美 深水 圭 楠本 拓生 玻座真 琢磨 松元 貴史 上田 誠二 奥田 誠也
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.493-499, 2013-05-28 (Released:2013-06-08)
参考文献数
32

ロサルタン,フロセミドによる中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis:TEN)を発症し救命しえた1例を経験した.症例は76歳,男性.慢性腎不全と高血圧の教育入院中にTENを発症した.原因薬剤中止後も改善せず,ステロイド内服とステロイド外用薬に加え,ステロイドパルス療法,血漿交換を施行し,口腔内膿瘍合併に対しヒト免疫グロブリン大量静注療法(Intravenous immunoglobulin:IVIg)を併用した.リンパ球幼弱化試験(DLST)陽性と臨床経過よりロサルタン,フロセミドを原因薬剤と判断した.TENの原因薬剤としてロサルタンは本邦初,さらにフロセミドもまれであるため報告する.腎不全患者で薬疹が疑われた場合は速やかに被疑薬を中止し,薬疹が改善しない場合は重症薬疹を考え迅速に対症することが重要と考えられた.