出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.552, pp.12-17, 2012-09-24

視点の移動に伴って連続的に変化する「シークエンスデザイン」。山形県鶴岡市を通る日本海東北自動車道の四つのトンネルに採用した。写真は、あつみトンネルの中間地点。左側壁面は夕日をイメージして赤や黄色のタイルを貼り付けた。右側壁面は山の稜線を表現。トンネル内を安心して走行できるようにサポートするのが目的だ。
著者
外山 軍治
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1962

博士論文
著者
小野 厚夫
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.612-616, 2005-06-15

情報は日本で作られた言葉で、1876年出版の酒井忠恕訳『佛國歩兵陣中要務實地演習軌典』に最初の用例があり、その原語はフランス語のrenseignementである。初期には情報と状報が併用されていたが、ほどなく情報に統一された。はじめは兵語として用いられていたが、日清、日露戦争の記事で新聞用語として定着し、一般化した。第二次世界大戦後は英語のinformationの日本語訳として用いられ、科学的に取り扱われるようになった。
著者
長島 彦衛 大竹 通男 勝田 金太郎
出版者
Japanese Society of Sheep Science
雑誌
日本緬羊研究会誌 (ISSN:03891305)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.19, pp.14-17, 1983

めん羊脱線血作製について, 従来から行われているビーズ玉法と, 今回考察したブラシ法について, 脱線血獲得量, Ht値, 血球抵抗性, 溶血度および無菌性について両法を比較検討した結果, 次のように要約される。<BR>1. 脱線血獲得量は, ビーズ玉法では平均52.1±15.0 (SD), ブラシ法では平均70.8±2.5 (SD) であり, ビーズ玉法に比べブラシ法が勝っていた。<BR>2. Ht値および血球抵抗性では, 両者に際立った差異は認められなかった。<BR>3. 溶血度は, ビーズ玉法で平均1.112±0265 (SD) に対し, ブラシ法では平均0.637±0.153 (SD) であり, ブラシ法のほうが優れていた。<BR>4. 無菌性においては, ビーズ, ブラシ法の両法に顕著な差異はみられなかった。<BR>以上の成績から, ブラシを使用しためん羊の脱線血製法は, ビーズ玉法に比較して有効な脱線血製法であることが認められた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.870, pp.45-47, 1996-12-16

頭打ち状態のドーム事業の活性化が緊急課題だ。2000年に大型ホテルを開業,飲食・物販などへの波及効果を高める。雑貨店「ショップイン」の出店を強化,流通事業にも本腰を入れる。「そりゃあ,ほっとしましたよ」。東京ドームの林有厚社長は,安堵の笑みを浮かべながら振り返る。11月20日,ホテル建設を柱とする東京ドームの都市計画事業が,東京都の正式な認可を得た。
著者
岡野 裕行
出版者
筑波大学
巻号頁・発行日
2006
被引用文献数
2

資料編: 付属資料3: 文学館の出版形態
著者
高野 彰
出版者
聖徳大学
巻号頁・発行日
2006

博士論文
著者
中村 宏 位守 弘充 中澤 喜三郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.669-680, 1993-04-15
被引用文献数
2

レジスタウィンドウ方式を用いてベクトル計算を高速に処理する新しい擬似ベクトルプロセッサを提案する。提案するプロセッサは、スーパスカラ方式を前提としているが基本的にスカラアーキテクチャであり、ベクトル命令やベクトルレジスタを有するものではない。スカラプロセッサではキャッシュミス時の主記億アクセスペナルティによる実効性能の低下が問題となる。ここで提案するプロセッサでは、データキャッシュの代りにレジスタウィンドウ方式により拡張した浮動小数点レジスタを採用し、さらに主記憶アクセスをパイプライン化することでこれを解決する。1つのベクトル命令の処理内容は複数のスカラ命令を垂直マイクロプログラム的に便用することにより擬似的に処理される。これらの特徴により、提案するプロセッサは既存のスカラアーキテクチャとの上位互換性を保つことが可能である。本論文では、提案するプロセッサのアーキテクチャとその処理原理を説明し、ベンチマークを用いた性能評価結果を示す、評価した結果、提案するプロセッサは主記億アクセスペナルティが20CPU Cycleの時に、拡張を行わないスカラプロセッサに対して約10借の性能、キャッシュヘのプリフェッチを行うプロセッサに対しても約1.4倍の性能を達成することがわかった。また、30CPU Cycle程度までの主記億アクセスペナルティをほぽ完全に隠せることがわかった、また、レジスタウィンドウの構成方法の相違による性能への影響についても検討した。これらの評価結果より、提案するプロセッサは主記億アクセスペナルティによって実効性能が低下することなく、高速にベクトル計算を処理できると結論できた。
著者
高橋 晃周
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 = Japanese journal of ornithology (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.22-35, 2004-07-30
被引用文献数
3 3

海鳥類は通常,繁殖地から遠く離れた餌資源に依存し,繁殖地と採餌場所の間を繰り返し往復しながら繁殖を行っている.このような繁殖における基本的制約から,海鳥類の親の餌の選択や,採餌にかける努力量,採餌効率の個体間の違いは繁殖成績に大きく影響すると考えられる.本論文では,海鳥類の採餌行動と繁殖成績の関係を個体レベルで調べた研究について簡単にレビューした.海鳥の個体ごとの食性は,これまで伝統的に餌•ペリットのサンプリングや直接観察により調べられていたが,最近では安定同位体比を用いた解析も行われ始めた.これらの研究では,エネルギー価の高い餌を専門的または高い頻度で採餌する個体の繁殖成績が高いという傾向が見られる.しかし,食性の個体変異の研究例はカモメ類に偏っており,他の海鳥類での研究が必要である.海上での海鳥の採餌行動は,近年発達した小型の動物装着型記録計や,衛星またはVHF発信器によって追跡されてきている.このような計測器によって,親の海上での採餌努力量を定量化したペンギンにおける2つの研究では,親の採餌努力量と雛の成長速度の間に関係は見られなかった.繁殖成績に結びつく個体の採餌行動として,採餌の努力量よりも採餌効率が重要であることが示唆された.採餌効率の個体間の違いは主に,個体間の1)形態の違い,2)学習による採餌技術の違い,3)他個体との競争,によって生じると考えられる.採餌生態を個体ごとに追跡し,これが親自身のエネルギー配分プロセスを通じていかに繁殖成績に影響するか調べることは,今後,採餌戦略と生活史戦略をリンクさせる重要な研究となる.鳥類の中でも特徴的な採餌生態•生活史特性を持ち,また近年採餌行動を個体ごとに追跡する手法が整いつつある海鳥類をはじめとした魚食性鳥類での研究の発展が期待される.
著者
三科 正樹 杉浦 彰彦 山下 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.81, no.5, pp.508-514, 1998-05-25
参考文献数
10
被引用文献数
2

本研究では, 普遍同期方式の微弱電波スペクトル拡散通信方式を用いて, 混信の少ない空きTVチャネル帯域の有効利用を検討する.ここでは, 放送波中のカラーバースト信号を用いた普遍同期方式を提案し, 試作装置により2チャネル帯域を用いた双方向通信を実現する.初めにCATV等の有線系を想定して実験を行い, つぎに無線系において室内電波通信について評価を行う.試作装置を用いて微弱電波データ通信を評価した結果, 基準信号送信方式と比較した場合で, 約16dB妨害余裕度が向上した.