著者
岡田 和廣
出版者
虎屋虎屋文庫
雑誌
和菓子 (ISSN:13406019)
巻号頁・発行日
no.10, pp.5-8, 2003-03
著者
最上 善広
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

運動活性と酸素消費の同時測定を応用し、単細胞生物繊毛虫での「基礎代謝」を特定し、単細胞生物での、アロメトリー理論の生物界全般への普遍性の検証を行った。ゾウリムシに対して,コンピューター・トモグラフィーによる細胞重量の推定方法を適用することによって,細胞咽頭による餌の取り込みに依存するアイソメトリー関係と,細胞表面からの酸素の流入に依存するアロメトリー関係のふたつの基礎理論が導入された。測定精度を向上し,より精密な理論予測の検証を行うことで、アロメトリー理論の普遍性が検証される方向性が確立された。
雑誌
日経ホームビルダー
巻号頁・発行日
vol.134, pp.55-57, 2010
被引用文献数
1

2010年1月13日早朝、東京都練馬区に建つ築4年の2階建て賃貸アパートで火災が発生、一室が全焼した。原因は電気ストーブの上へ生乾きのタオルが落下したためだ。住まい手は賃借人の女性。シャワーを浴びていてしばらく着火に気づかなかったが、自力で脱出して無事だった。
著者
土屋 裕睦
出版者
大阪体育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009-04-01

本研究の目的は、スポーツチームの競技力向上・試合での実力発揮に役立つ心理的サポートのあり方を検討することであった。5年間にわたる縦断的・実証的研究より、以下が明らかになった。①スポーツチームの競技力向上・実力発揮をもたらす心理要因には、集合的効力感と集団凝集性が強く関与している。②スポーツチームに対する心理的サポートでは、個別のカウンセリングのほかに、チームビルディングが有効となる。③そのためのプログラムとして、メンタルトレーニング技法を取り入れた構成的グループ・エンカウンターが開発され、世界大会優勝を目指す日本代表チーム等での実践からその有効性が確かめられた。
著者
三宅 なほみ 大島 純 白水 始 中原 淳
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2009-04-01

人とロボットが,それぞれの立場で相手の存在を認識し,互いに学び合い,育っていくような人ロボット共生による新たな協創社会の実現に向けて,「A03班:知恵の協創班」では人の持つ潜在的な学習能力を洗い出し,それを活かした新しい学びを実践的に創造する実践学的学習科学を発展させた.斬新な方法論として,遠隔操作によるロボットを「よい聞き手」「共に学び合う仲間」として協調学習場面に参画させ,人と人との相互作用を制御・支援することによって,学習科学の経験則を再現性のある理論研究へと発展させる基盤を形成した.
著者
桐山 孝信
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

日本では、平和主義に基づく法の研究は、第二次世界大戦後に始められたように見られているが、実際には、第一次世界大戦後に開花し、一九三〇年代半ばまでには世界的にも水準の高い研究がなされた。田中耕太郎の『世界法の理論』が著名であるが、後年、法理学者として有名になる恒藤恭は、社会科学的な方法論により、歴史的・社会的基盤を説き起こしながら、世界法の理論を展開した。これは当時にあっては世界的な水準を持つだけでなく、世界平和への一筋の道をさし示していたことを明らかにした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.192, pp.51-55, 2013-10

手間を掛けずに医薬品の欠品を出さないで過剰な在庫を減らしたい─。こうした思いから、ピノキオファルマでは自作でシステムを開発した。発注システムでは数量などの決定を"半自動"で行うようにした一方、加盟するフランチャイズの全店舗の在庫を確認・調整…
著者
伊藤 裕之 須長 正治 レメイン ジェラード バスチアン
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究では、視知覚の様々な側面における順応と残効を調べた。たとえば、残像の形成、順応による形の知覚的変化、錯視的運動にあらわれる運動残効などである。我々は、残像は網膜上の光受容器の疲労パタンそのものではなく、脳活動を表すことを残像の形の変化から見出した。そして残像が現れたり消えたりするのは、脳内での視覚的要素間の相互抑制によることを発見した。また、運動残効の実験により、オップアートに見られる流れの錯視が、相対運動の検出によって決定されていることを示した。さらに、繰り返される動きに対するサッカードの学習についても調べた。これらの結果は、順応と残効がいかに脳の活動を知るのに有効かを証明している。
著者
神谷 賢 雨宮 沙織 有泉 均
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.86, pp.7-13, 2001-05-17
被引用文献数
1

筆者らは声道模擬型の規則音声合成器の研究をしている. 今回人間の放射音声/a/から求めた逆フィルタ波形を1波形に切り出さないで連続したまま音声合成器へ入力した. すると, その人の個人性を保存した肉声レベルの/aiueo/を合成できた. このため, この方法を使えば, 数式でのモデル化が困難な声質も実現できる可能性がある. また, 筆者らの合成方法はターミナルアナログ型であるため, 人間の発声機構の理解に役立つと思われる. 今後は様々な性質を実現する.
著者
掛谷 英紀
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究プロジェクトにおいては、立体視における眼の疲労や違和感の主原因とされる輻輳調節矛盾を解消する方法として、多視点方式とエッジのボリューム方式を組み合わせた立体ディスプレイと、シリンダーレンズを用いた方式の2方式について研究を行うことを計画した。前者については、昨年度、35視点の色情報提示用多視点ディスプレイと8枚のモノクロ液晶からなるエッジ情報提示用ボリュームディスプレイを組み合わせた17インチ相当の実機を製作した。しかし、この方式では、モノクロ液晶パネルの増加に従い画質劣化が見られ、現状のディスプレイ材料を使うと、それ以上の枚数増加は難しいことが分かった。そこで、今年度は、色情報・エッジ情報を分離せず、ボリュームディスプレイそのものを多視点化する方法として、レンズピッチの粗いインテグラルイメジング(粗インテグラルイメジング)の表示パネルを多層化する手法を提案し、それを実装した。この実装には透過性のフルカラー多層パネルが必要であり、その電子的実現は現時点では難しいため、透明フィルムへの印刷による静止画方式の実装となっている。実機製作の結果、極めて高画質の立体像が実現されることが確認された。多層式電子ディスプレイが実現されれば、本研究で提案した光学系は、次世代の立体表示方式の極めて有力なオプションになると期待される。一方、後者のシリンダーレンズを用いた輻輳調節矛盾解消法にっいては、高周波パターンの傾き、コントラスト、両眼視差提示の有無など、種々の条件にてレフラクトメータを用いた実験を行い、生理データの蓄積を行った。ただ、これまでの実験結果には個人差も多くあり、今後さらなる実験・解析を要する状況にある。
著者
松林 昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.555, pp.19-24, 2005-01-12

グラフを格子に最小の辺負荷で埋め込む問題は, メッセージ交換並列計算機に並列アルゴリズムを効率的に実装する問題等に応用がある.小文では, 効率的に再帰分割可能であるグラフは同じ点数の格子に小さい辺負荷で埋め込めることを示す.特にN点平面グラフがN点格子に辺負荷O(Δ^2logN)で埋め込めること, さらに, グラフが木である場合には辺負荷O(Δ)で埋め込めることを示す.木に対する辺負荷は定数係数の範囲内で最小であり, 平面グラフに対する辺負荷は知られている下界に対してO(min{Δ^2√<logN>, Δlog N})の係数の範囲内で最適である.