著者
八尾 史
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.897-894, 2007-03-20
被引用文献数
1
著者
小池 清廉
出版者
龍谷仏教学会
雑誌
仏教学研究 (ISSN:02870312)
巻号頁・発行日
no.66, pp.98-117, 2010-03
著者
奈良 間功 永谷 真理子 土谷 稔 稲垣 晴久
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.549-555, 1985-08-15
被引用文献数
1

日本モンキーセンターにおいて飼育・維持されているゲルジーモンキー(アマゾン流域森林に棲息する希少な小型猿)の小コロニー由来成熟動物4例の肝臓にミエロリポーマが認められ, 病理組織学的には正常な骨髄組織から構成され異型性を伴わなかった. 同種猿の新生仔および胎仔諸臓器を検索して正常な髄外造血巣との形態学的比較を試みたところ, ミエロリポーマの組織像は胎仔あるいは新生仔の肝臓における髄外造血巣とは明らかに異なり, 本腫瘍を持つ成熟動物には慢性貧血の証拠は得られなかった. この腫瘍が比較的多発した原因として, 動物の遺伝的背景の近似性, 飼料・飼育環境等の環境因子の同一性が考えられた.
著者
岩井 正浩
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

2004年〜2006年度の調査・研究によって得られた成果は以下の通りである。(1)2004年度のよさこい祭りでは、音楽制作のキーパーソンである三谷章一氏との長時間対談を始め、地区競演場の責任者、数多くの音楽および振付け制作者を対象として、聞き取り調査を実施し、よさこい祭りを支えている人々の役割と位置づけを明らかにした。(2)2005年度では、実際に地方車に搭乗し、パフォーマーの側からのアプローチを実施した。チームは52回皆勤の地元町内会チームである「上町よさこい鳴子連」である。地方車の役割、子どもチームにおけるパフォーミングが、子どもの成長、よさこい祭りの発展にとって大きな役割を果たしていることを明らかにした。(3)2006年度では、53回皆勤の商店街チームである「帯屋町筋」チームの地方車に搭乗した。テレビ局の取材(全国放映)を受けつつ、地方車のトップから鳥瞰的に祭りを調査し、全体像を把握することができた。そして商店街の重要な要として、祭りが位置づけられていることを明らかにした。中間的まとめとして単行本『これが高知のよさこいだ!いごっそとハチキンたちの熱い夏』を、岩田書院から刊行した。(4)以上、現代の都市の祭りであるよさこい祭りの創造と進化は、町内会と商店街、そして地区競演場の底支えで成立していること、人口30万人規模が、都市の祭り規模として適正であったこと、さまざまな課題を市民レベルで克服してきたことにある。さらに重要なのは、祭りへの参加規程を最小限にして自由性を正面に据えたことである。それらは、(1)音楽《よさこい鳴子踊り》の一部を含めること、(2)鳴子を両手に持つこと、(3)前進すること、である。これらは土佐人の自由性・開放性の精神表出であり、パフォーミング・アーツを常に創造し進化させている。
著者
武藤 伸明 斉藤 和巳 池田 哲夫 大久保 誠也 藤澤 由和 小藪 明生
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、 ソーシャルネットワークから収集可能なエゴセントリック情報より、全体ネットワーク構造を推定する手法の開発を目的とする。このネットワークの構造推定は NP-困難クラスに属する組合せ最適化問題を扱うことになり、その効率的な解法として遅延評価付き貪欲法の応用法を考案した。また、ネットワーク構造推定法の妥当性を評価するために、ネットワークの本質的構造を表す評価尺度の考案や、ネットワークデータを含む各種データの可視化法の考案を行った。
著者
定方 晟
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 文学部 (ISSN:05636760)
巻号頁・発行日
vol.79, pp.108-84, 2003-09-30

The origin of gnosticism is variously discussed. Among possible influences on it the strongest candidates are, according to Mr. Arai, Platonism and Judaism. I think that Indian influence should be included though its force is limited. This problem is so difficult to solve that I start my study by collecting historical materials relevant to it.
著者
山崎 祥一郎 井邑 智哉 深田 博己 塚脇 涼太
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.10, pp.53-59, 2010

インターネット利用に関する心理学的研究において, 社会関係資本の概念を用いた研究が注目を集めている。本研究では, (a)インターネット社会関係資本の醸成に, コミュニティサイズの認知及びコミュニケーション時間が及ぼす影響と, (b)インターネット社会関係資本が精神的健康(抑うつ, 幸福感)に及ぼす効果を検討することで, インターネット社会関係資本にかかわる一連の過程を検討した。本研究の結果, インターネット上のコミュニティサイズがインターネット結合型および橋渡し型の社会関係資本を醸成し, インターネット橋渡し型社会関係資本が個人の抑うつを増加させる傾向があるということが分かった。
著者
柴田 幸子 藤野 祐司 辰田 一郎 金岡 靖 石河 修 梅咲 直彦 荻田 幸雄 恩田 博 松本 雅彦 日高 敦夫 山本 啓司 宮崎 晶夫 西村 淳一 迫 久男 島本 雅典 濱田 和孝 田中 文平 田村 俊次 中村 哲生 須川 倍
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.6-11, 1996-01-01 (Released:2010-09-27)
参考文献数
11

子宮筋腫に対する薬物療法に関してさまざまな試みがなされているが,なかでもGnRHアナログ(プセレリン)の使用が注目されている.今回,われわれは,子宮筋腫患者80例に対してプセレリンを900μ9/日,16週間投与し,その子宮筋腫に対する効果を検討した.対象は27歳から52歳(80症例)の過多月経などの症状を有する子宮筋腫患者で,超音波断層法にて計測し,平均65.4%の縮小率が得られた.また,子宮サイズの縮小とともに子宮筋腫にもとつく症状が軽快していくことが認められた.しかしながら,子宮筋腫発生部位別にみると筋層内筋腫,漿膜下筋腫に比べ,粘膜下筋腫において十分な縮小効果が得られず,筋腫発生部位により薬剤の効果に差があることが認められた.結果として,子宮筋腫患者に対する有用な治療法であると考えるが,子宮筋腫の発生部位別にGnRHアナログ療法の適応症例の選択を考慮する必要があると考えられた.〔産婦の進歩48(1)6--11,1996(平成8年1月)〕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1102, pp.53-56, 2001-07-30

7月のある日の昼過ぎ、神奈川県内の私鉄の駅前——。酷暑の中を黒塗りの車から降りたスーツ姿の男が、近くの小さな婦人服店に向かって歩き出す。外から店内を覗き込んだかと思えば、キョロキョロしながら店の周辺を速足で歩き回る。そして今度は近くのコンビニエンスストアに入り、売り場を入念にチェックする。 「うん、いけるな。出そう」——。
著者
伊勢 雄也 恩田 光子 三浦 義彦 島崎 真知子 川田 佳子 萩原 研 片山 志郎 菊池 有道 亀井 美和子 小林 宏司 白神 誠
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.127, no.6, pp.1021-1025, 2007 (Released:2007-06-01)
参考文献数
9
被引用文献数
2 5

The contents of pharmacist interventions, which were carried out by the ward pharmacists in their routine pharmacy service activities, were sorted and analyzed to evaluate the contributions of pharmacists. In the ward where pharmacists were stationed, there were a total of 196 cases of pharmacist intervention. The prescription was changed in 170 cases, giving a rate of prescription change of 86.7%. The breakdown of the pharmacist intervention was as follows: “efficacy/safety”, 106 cases, followed by “dosage regimen” (48 cases) and “compliance” (10 cases). Cost savings achieved during the investigation period were calculated to be 440,639 yen, and cost avoidance was valued at 1,941,847-3,883,695 yen using the Diagnosis Procedure Combination (DPC). The results of the present investigation showed that pharmacists contribute to through not only their pharmacy services, but also through the promotion of proper drug use and risk management, thereby contributing to hospital management through cost savings and avoidance.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年08月18日, 1920-08-18
著者
木村 健二郎 平田 恭信 菅谷 健 佐藤 武夫
出版者
聖マリアンナ医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

尿蛋白による腎臓の間質尿細管障害の発症と進展の機序を明らかにする目的で実験を行った。(1)マウスの蛋白負荷モデル:12週齢のBalb/cマウスの腹腔内に牛血清アルブミン(BSA)を連日14日間投与して、腎臓の間質尿細管障害を観察した。(1)組織学的検討:通常のBSA(Fraction V, Sigma)では強い間質尿細管障害が生じたが、脱脂したBSAでは間質尿細管障害は軽度に止まった。(2)BSA(Fraction V)中の脂肪酸分析:BSAに含まれる脂肪酸は主としてoleic acid, stearic acid, palmitic acid, linoleic acidであり、ヒトの血清脂肪酸とほぼ同様であった。(2)培養マウス近位尿細管上皮細胞におけるBSAの取り込みの検討:培養液中にBSAを添加して、BSAがどの程度細胞内に取り込まれるかを見た。通常のBSAでは247ng albumin/mg proteinであり、脱脂したBSAでは494ng albumin/mg proteinであり、両者に有意差は見られなかった。(3)ヒト脂肪酸結合蛋白(L-FABP)トランスジェニックマウスでの蛋白負荷モデル:ヒトのL-FABPの染色体遺伝子を導入したマウスを樹立して、腹腔内蛋白負荷を行った。(1)と同様に、脂肪酸を含むBSAを投与したマウスでは強い間質尿細管障害が、脱脂したBSAを投与したマウスでは軽い間質尿細管障害が見られた。脂肪酸を含むBSAを投与したマウスでは尿中のL-FABPの排泄が増加し、また、腎組織中のL-FABPの遺伝子発現ならびに蛋白発現量は著明に増強した。(4)腎組織に浸潤しているマクロファージを免疫組織化学的に染色した。通常のBSA投与群では著明なマクロファージの浸潤を間質に認めたが、脱脂したBSA投与群ではマクロファージの浸潤は軽度に止まった。トランスジェニックマウスにおいても同様に、腎組織に浸潤しているマクロファージは通常のBSAを投与した群で著明であったが、これは野生型マウスで見られるマクロファージの浸潤よりも軽度であった。脱脂したBSAを投与したマウスでは遺伝子導入マウスと野生型マウスの間にマクロファージの浸潤には有意差が認められなかった。考察と今後の課題:尿蛋白に含まれる脂肪酸が間質尿細管障害を惹起し、L-FABPの発現を増強させていることが明らかになった。今後はL-FABPの細胞保護作用を明らかにする必要がある。
著者
脇阪 史帆 久保田 直行
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp."1P1-G04(1)"-"1P1-G04(4)", 2008-06-06

Recently, the existence of the robot approaches human's daily life. In such an environment, the robot not only follows the action designed in advance but also should perceive what the situation is, and do an appropriate action. Then, in this paper, it aims to achieve the perceptual system like humans for the partner robot that coexists in the same environment with people, and to acquire an adaptive action in an interaction. So approaching the interaction ability of the robot from the side of feelings and installing the perceptual system that models human's feelings in the robot., it aims at the achievement of the natural, effective interaction that humans is doing.
著者
武田 雅子 岡村 眞紀子 岡村 眞紀子
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学研究紀要 (ISSN:21860459)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.117-122, 2012-01-31

原著Ryme's Reason [Rhyme's Reason]は、詩、特に英語の詩・韻文の法則、またその特質を、実際に詩を使って分かりやすく説明した書である。「詩」で「詩」を、「韻文」で「韻文」を説明するところが、本著の特色であり、面白くユニークなところである。そこがまた翻訳を困難にしてもいるのであるが。本稿はその冒頭「詩とは何か」から「韻律について」の前半部分の翻訳である。「詩」は、我々の生に不可欠なものとして確と存在するが、その定義は不可能に近い。一方、「韻文」はまず、その韻律から説明が可能になる。英詩はヨーロッパ古典の伝統に則りつつも、言語の特質の違いから、韻律の拠って立つところが、音節の「量」(quantity)から「強さ」(stress)へと大きく変化し、独自性を形成した。その独自性を活かした韻律をiamb(弱強格)、trochee(強弱格)、spondee(強強格)、dactyl(強弱弱格)、anapest(弱弱強格)と分類する。また行における「歩」の数からも説明が可能となり、iambic pentameter(弱強五歩格)といったふうに詩型は定義付けられる。
著者
木村 哲也
出版者
北海道教育大学
雑誌
語学文学 (ISSN:02868962)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.31-39, 1999-03
著者
木村 晟
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.85-111, 1995-02
著者
源 高根
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, 1977-12-30

Takehiko FUKUNAGA, contemporary Japanese writer and poet, translated Charles Baudelaire's L'Invitation au Voyage into rhymed verse. Although we cannot say that it has no shortcomings, we can feel a natural rhythm in it and notice the fact that this rhythm comes from rhymes in Japanese. From our point of view, there exists generally a interrelation between meanings and rhymes ; clear meanings go well with effective rhymes. If so, then, there should be found more devices and considerations in our contemporary Japanese poems. There has been, as such an experiment, Matinee Poetique, Japanese rhymed poem movement, members of which, inspired by Shuzo Kuki's Rhymes in Japanese Poetry, tried to compose rhymed poems in fixed form. Their works are, however, almost neglected in Japan. Tatsuji MIYOSHI, Japanese famous poet, dares to say that rhymed poems cannot be written in Japanese. But, although clear rhymes don't always mean comfortable sounds to ear, rhymes can, if hided effectively, make poems very rhythmic. Thus there exists the reason why we should ask the possibility of rhymed verse in our contemporary Japanese poems.