著者
安藤 豊 小南 力 藤井 弘志 岡田 佳菜子
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.69, no.6, pp.618-625, 1998-12-05
参考文献数
15
被引用文献数
5

To clarify the growth of rice plants grown under no-tillage and conventional tillage conditions, N absorption pattern and tillering habit at the early growth stage, and N absorption, photosynthetic and exudation rate of rice plants at the middle and late growth stages were examined. Results obtained were as follows ; 1) There was no difference in the number of tillers between no-tillage (NT) and conventional tillage (CT) grown rice within 3 weeks after transplanting. However, the increasing rate of tillers in CT was more than that in NT. No significant difference was observed in basal N absorption by rice plants between NT and CY from transplanting to the middle of June. In the NT plants, the amount of basal N at the end of June was almost same as that at the middle of June. On the other hand, in CT plants, the amount of basal N at the end of June was two times higher than at the middle of June.2) The relationship between soil hardness, plant shoots and root dry weight was presented by linear equations. Increasing soil hardness caused a decrease in the dry weight and amount of N in the rice plant. 3) The rate of N absorption and exudation by rice plants under NT conditions was more than that under CT conditions at the middle and late growth stages. In addition, the photosynthetic rate of rice plants under NT conditions at the late growth stage was more than that under CT conditions.
著者
齋藤 佳菜子
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

HER2陽性乳癌患者において、抗HER2モノクローナル抗体であるTrastuzumabを投与することで、HER2特異的細胞性免疫応答がされるかどうか検証した。患者末梢血中に、HER2特異的細胞障害性CD8陽性T細胞が誘導されるかどうかテトラマーアッセイとELISPOTアッセイを用いて検討した。進行乳癌患者においては、trastuzumab投与後にHER2特異的CD8陽性T細胞をテトラマーアッセイにて検出する症例があった。しかしながら原発腫瘍の根治手術後、術後trastuzumab療法後においては検出困難であった。原発腫瘍の摘出後であるため、腫瘍量が少ないことからHER2特異的CD8+T細胞の誘導が検出できない可能性があった。しかしながら技術的な問題点として、HLA-A2402に拘束されるHER2エピトープの検出力が低いことが挙げられた。
著者
櫻井 祐子 横尾 真 湊 真一
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

効率的な提携を形成すること(提携構造形成問題)は,人工知能やマルチエージェントシステムの研究領域において,重要な研究分野となっている.本研究課題では,多分岐ゼロサプレス型BDD~(MTZDD)を応用し,(1) あらゆる特性関数を記述可能,(2) 既存の表現法よりも指数的に簡略化可能な場合が存在,(3) コアに関する問題をMTZDDのノード数の多項式時間で求解可能,(4) 提携構造形成問題は混合整数計画法を用いることで,既存アルゴリズムよりも高速に解を求めることが求解可能といった性質を持つ簡略記述法の提案などを行った.これらの研究成果は,国際会議 PRIMA2011で優秀論文賞を受賞した.
著者
湯川 将之
出版者
新領域創成科学研究科 生命科学研究系 先端生命科学専攻
巻号頁・発行日
2008-03-24

報告番号: ; 学位授与年月日: 2008-03-24 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(生命科学) ; 学位記番号: 修創域第2519号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科先端生命科学専攻
著者
屋名池 誠
出版者
東京女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

1.日本語は、縦書き・横書き両方が可能であるという、世界的にもめずらしい表記システムをもつ言語である。もともとあったのは縦書きで、横書きは江戸時代末期・明治時代初期に生じてきたものである。西欧との接触により、多くの文物が取り入れられる中で、(画面に)水平な文字配列や(在来の右から左へという方向に対し)左から右へという方向の文字配列が必要な場合が生まれたからである。この必要によって、横書きのほか、横倒しの縦書きや、右方向へ行がかわってゆく縦書きなども生じたが、みな明治末期までには横書きにとってかわられた。2.横書きには、ほぼ同時に、それぞれ使用者が異なる、右横書きと左横書きが生じた。その後両者の使い分けの条件は、使用者によるものジャンルによるちのなど順次変わっていったが、結局、平面上レイアウトで果たす役割は同じであるため、昭和23年ころまでに、(アラビア数字との共存などの点で)より効率的な、左横書きに統一された。3.横書きであることが必要な用途、縦書きするのがふさわしい用途のほか、どちらであってもかまわない用途がある。こめ第3の用途には長い間縦書きがもちいられてきたが、次第に横書きに取って代わられつつある。近い将来、日本語の書字方向は縦書き:無標横書き:有標という現在の体制から横書き:無標縦書き:有標という体制に変わるものと予想される。
著者
飯田 弘之 小谷 善行
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.1296-1305, 1992-11-15
被引用文献数
5

現在のゲーム木探索理論は 各局面ごとの可能な合法手の数が少ないオセロやチェスに大きな成果をもたらした.しかし その成果をそのまま将棋や囲碁で用いて 良質な評価を得るまで先読みすると組み合わせ爆発が生じる.ここでは こうした合法手数が多いゲームにも適用可能なゲーム木探索の方式を提起する。まず本方式を考案するにあたって 将棋を題材として プロ棋士らの専門家の思考法を収録した.それを分析した結果 特徴的に現れる現象から 「先読み中の探索空間の共有」という考えを導いた、これは別の局面で発見した手(手段)を現在局面などで活用すること等'人間的な思考の動きを反映したものであるさらに この考えを利用した前向き枝刈りによるゲーム木探索法を提案した.本手法は 一度先読みして得た「別」の局面において発見した良手を 先読み手候補として選択する方式である・本手法と 従来の前向き枝刈り法を専門家の評価および実際の対戦において比較した.その結果 本方法のほうが従来のものより良いことが確認され 意味深い好手など 高品質の手が実際に生成され 強さに寄与することがわかった。また チェスなどで一般に行われる(合法手をすべて読む)全幅探索に対して共有の考えを導入する方法を示た.
著者
但馬 康宏
出版者
岡山県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

文脈自由言語の部分言語族のひとつである単純決定性言語について,そのある部分言語族は多項式教示可能であることを示した.この結果は,多項式時間での教示可能性と多項式時間での質問による学習可能性の本質的な違いの一例となっている.さらに,本研究により得られたアルゴリズムを文書の段落分割アルゴリズムに応用し,テキストデータを話題に応じた段落に分割する手法を開発した.この手法は,分割精度において従前の良く知られた手法よりも高性能であることが実験的に示された.またこれらを思考ゲームの着手決定アルゴリズムに応用し得ることを示し,実験的にその有効性を示した.
著者
大場 秀章 塚谷 裕一 秋山 忍 若林 三千男 宮本 太 池田 博 黒沢 高秀 大森 雄治 舘野 正樹
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1999

1.現地調査:ネパール、ミャンマーおよび中国にて下記の調査を行った。調査の主目的は、種子植物相を詳細に調査し、標本を収集すること、ならびに繁殖システムと動態、変異性を観察し、さらに帰国後の室内での分析に必要な試料を採取することである。(1)ネパール:ジャルジャル・ヒマール地域(1999年8月から9月);東部地域(2001年5月から6月)。(2)ミャンマー:中部地域(2000年8月)。(3)中国:雲南省梅里雪山・中旬県(1999年8月から9月);チベット東部(2000年7月から8月);雲南省西北部、チベット東・中部(2001年7月から8月)。2.収集した標本・試料等にもとづく分析 (1)分類学的研究:採集した標本を中心に同定を行い、新種ならびに分類学上の新知見について発表を行った。(2)細胞遺伝学的解析:Saxifraga(ユキノシタ科)、Potentilla(バラ科)、Impatiens(ツリフネソウ科)、Saussurea(ともにキク科)等で、染色体を解析した。(3)帰国後の分子遺伝的解析:Rhodiola(ベンケイソウ科)、Saxifraga(ユキノシタ科)、Impatiens(ツリフネソウ科)、Saussurea(ともにキク科)等で分DNAを抽出し、rbcL、ITS1、trnF-trnL non coding region(trnF-L)の遺伝子領域で解析を行っている。
著者
津末 昭生 石原 舜三
出版者
The Society of Resource Geology
雑誌
鉱山地質 (ISSN:00265209)
巻号頁・発行日
vol.24, no.123, pp.13-30, 1974-03-04 (Released:2009-12-14)
参考文献数
42

The iron-titanium oxides in the granitic rocks of Southwest Japan have been examined under the microscope and analyzed with the electron probe micro-analyzer. Ilmenite containing up to 4 mole percent hematite molecule is almost sole iron-titanium oxide present as an early accessory constituent of the granitic rocks in the Outer zone, Ryoke zone, and Sanyo. Naegi zone of Southwest Japan. While, magnetite, magnetite intergrown with ilmenite, and hemo-ilmenite containing up to 20 mole percent hematite molecule are present as early accessory constituents in the Sanin-Shirakawa zone.From the chemical composition of the granitic rocks of Southwest Japan, it is suggested that the granitic magmas in the Sanin-Shirakawa zone were more oxidized than those in other three zones.Residual ilmenite sand deposits derived from gabbroic rocks are found only in the Ryoke zone, while residual magnetite sand deposits originated in granitic rocks are found only in the Sanin-Shirakawa zone. Thus, the distribution of residual iron sand deposits well corresponds to the generalization stated above.
著者
石原 舜三
雑誌
資源地質 (ISSN:09182454)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, 1995-10-31
著者
野沢 保
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.91, no.11, 1985-11-15
著者
木村 靖子 島田 玲子 松田 賢一 宅見 央子
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.16-26, 2004-03-10

近年,若年女性における食生活の乱れが問題になり,それとともに身体的症状を訴えることも多くなっている。本研究では,身体的症状で訴えの多い便秘と食生活,生活状況との関連性を検討するために,本学短大生47名を対象に連続した1週間の食事調査と生活状況,排便状況の調査を行った。47名のうち,1週間の排便日数が4日以下の22名を便秘傾向群,5日以上の25名を非便秘傾向群として統計的に比較した。その結果,便秘,非便秘にかかわらず本学短大生は食品の総摂取量が少なく,エネルギーおよび各栄養素の充足率がかなり低いのが特徴であり,予想以上に粗末な食事内容であることが示唆された。便秘傾向群と非便秘傾向群を比較すると,便秘傾向群は食品の総摂取量が有意に少なく,その結果としてエネルギー,たんぱく質,脂質,炭水化物,マグネシウム,亜鉛,ビタミン_B1,ビタミンB_6,食物繊維などの充足率が有意に低くなった。また,食事のとり方においても1日の喫食回数が有意に少なく,食事時間も不規則な傾向を示した。生活状況は起床時刻,就寝時刻ともに遅かった。以上の結果より,若年女性の便秘は食事の絶対量の不足と不規則な食事時間,夜型の生活パターンが起因していると考えられる。