出版者
資源地質学会
雑誌
資源地質 (ISSN:09182454)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.54-58, 2010
著者
堀越 叡
雑誌
資源地質 (ISSN:09182454)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.344-345, 1997-12-01
著者
日鷹 一雅 嶺田 拓也 渡邊 修 本林 隆 東 淳樹 大澤 啓志
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

まずはカメ類、両生類、畔畔の高等植物、昆虫等について現状の生息状況を在地の多様な研究者と検討した。その結果から、トノサマガエル、イシガメ、チガヤ、ススキ、ヒメゲンゴロウなどの水生昆虫などの水田普通種が地域的に減少傾向であった。これらの普通種減少について、激減仮説(新農薬・侵入生物・栽培環境・圃場整備など)のそれぞれが減少要因に関与していた。減少傾向の種のうち、とくに減少傾向の顕著な種群に悪影響を及ぼす要因について影響評価実験を行った。メソコズムとマイクロコズムを考案し、半致死濃度を求め、ある殺虫剤の悪影響をつきとめた。昆虫種の中には地域個体群の激減に一部の普及農薬の化学成分が影響していた。減少種とその要因の関係性は多様であり、在地の研究者の役割は大きい。
著者
小林 宏 鈴木 星子 高橋 久憲 丹下 明 菊池 耕生
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.66, no.648, pp.2778-2783, 2000-08-25
被引用文献数
4

This paper deals with the method in order to realize automatic contour extraction of facial organs such as eyebrows, eyes and a mouth for the time-wise deformed frontal face. Because Snakes which is one of the most famous method to extract contour, has several issues, we propose a new method to overcome these issues. We define the elastic contour model in order to hold the contour shape and then determine the elastic energy acquired by the amount of modification of the elastic contour model. Also we utilize the image energy obtained by brightness differences of the control points on the elastic contour model. Applying the dynamic programming method, we determine the contour position where the total value of the elastic energy and the image energy becomes minimum. By using 1/30s time-wise frontal face image, we renew the elastic contour model and then realized automatic contour extraction for the time-wise deformed face. Employing facial images in terms of 6 typical facial expressions obtained from 20 subjects, we have estimate our method and find the high accuracy automatic contour extraction in terms of eyes, eyebrows and a mouth.
著者
山本 勝
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

金星や地球を含めた地球型惑星大気力学の理解を深めるために,金星大気大循環モデルの高度化に向けた微細擾乱の数値実験を行った.地表付近と雲層内の3次元マイクロスケール気象シミュレーションによって,対流調節や対流混合が静的安定度の鉛直構造や地表風の構造に与える影響を調査した.微細擾乱の数値実験と並行して,高度化するベースモデル(大気大循環モデルと微物理モデル)の整備を行った.特に,金星大気大循環モデルの妥当性を議論するために,モデルの中の極渦の力学等を明らかにした.
著者
鈴木 正利
出版者
東京医学社
雑誌
周産期医学 (ISSN:03869881)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.1625-1627, 2000-12
著者
古川 匡恵
出版者
昭和大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

オフィスブリーチは現在審美歯科において人気のある漂白法である。しかしながら、オフィスブリーチ法は熟練した術者においても術中に歯肉や口腔粘膜に漂白剤が付着してしまうことがある。その場合、歯肉に一過性の疼痛および白色化が起こるが、数時間後には症状は緩和し、白色化も消失してしまう。この漂白剤の歯肉に対する影響については文献などでは知られていないため本研究では、漂白剤の歯肉に対する為害性をin vitroで検討した。
著者
佐藤 至英
出版者
北翔大学
雑誌
北方圏生活福祉研究所年報 (ISSN:1342761X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.67-69, 2007

フィンランドにおけるホームレス政策は,比較的成功している事例として世界的に注目されている。1987年18,000人近くいた単身ホームレスや1,400世帯のホームレス世帯は,1996年には単身ホームレスが44%,ホームレス世帯は74%減少している。2006年現在,フィンランドにおけるホームレス人口は,単身ホームレス7,400人,ホームレス家族300。フィンランドのホームレス対策において中心的役割を担っているNPO(Y財団)のハンヌ・プットネン代表からホームレス支援活動(永住のための住宅供給)の実態について,またヘルシンキ郊外にあるケアクリニックのジルキ・ラウスバアラ所長ならびに長期入所している元ホームレスの男性2人からリハビリテーション・プログラムの実際について,インタビューした。
著者
松村 瑞子 因 京子
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

(1)社会的身分や年齢に差がある話者間の会話やテレビのインタビュー番組など公開を目的とした会話のデータを収集し、文字化を行なった。次に文字化したデータをタイプ1(ある程度親しいが上下関係のある対話者間の会話(大学教授と学生等)、タイプ2(医者が患者を診察してる場面の会話)、タイプ3(テレビのインタビュー番組における女性司会者と客の会話)に分類した。(2)次に、日本語における丁寧さの基準とは何かを考察するために各々のタイプのデータを分析した。その結果、日本語のポライトネスには、ポライトネス・レベルの基準となる言わばポライトネス・レジスターを決める「わきまえ」を示す部分と、そのレジスターの枠内で会話を成功させるために用いられる「ストラテジー」が存在することが分かった。井出(1989)はアンケートに基づいて「わきまえ」は話者の意図的選択ではなく社会的慣習によって決まってくるものであると論じたが、本研究では実際の会話の綿密なデータ分析を行なった結果、「わきまえ」の表現は会話参加者の相対的地位によって決まっていること、また使用されるストラテジーの種類や頻度も会話参加者の相対的地位や状況によって左右されていることを示した。さらに、この結果を国際学会(International Symposium on Linguistic Politeness : Theoretical and Intercultural Perspective.Dec.7,1999.Chulalongkorn University, Thailand)にて発表した。(3)最後に、日本人および日本語学習者がそのポライトネスの基準をどの程度認識しているかの調査を行い、日本人と学習者の間の意識のずれを特定した。収集したデータやアンケート結果を基盤にして、日本語会話における丁寧さの実態を日本語学習者に合理的に提示するための資料・教材を作成した。
著者
細谷 昂 小野寺 敦子
出版者
岩手県立大学
雑誌
総合政策 (ISSN:13446347)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.187-216, 2006-03-01
被引用文献数
3

近年農産物直売所が、関心をよんでいる。岩手県内でもあちこちの道路際に、果物や野菜を並べた直売所をよく見かける。しかし、ひるがえって農産物直売所とは何か、と考えると、答えはそう簡単ではない。いわゆる「産直」には違いないが、「産直」にもさまざまな形態がある。近ごろでは、スーパーマーケットにさえ、「産直コーナー」が開設されているほどである。さらに、農産物直売所は何を目指すべきか。農産物直売所にとって成功とは何か、となると、いっそう問題は難しくなる。農家の所得を増やすためであることはむろんだが、売れればよいかというと、問題はそう簡単ではないように思う。販売高からすれば、スーパーマーケットに到底かなわないのが多くの実情であろう。それにもかかわらず生産者側からも消費者側からも広く関心をよんでいるのはどのような特性にあるのであろうか。この稿では、まず前提的な作業として日本の青果物流通のなかでの直売所の位置づけ、その特質についてやや理論的な考察をおこなった上で、岩手県内の直売所に対するアンケート調査および面接調査の結果によってその実態を明らかにし、農産物直売所は何を目指すべきか、農産物直売所にとって成功とは何か、という問いに対する回答を模索してみたい。得られた結論はこうである。青果物直売所の成功は、売上高だけで測定されるようなものではなく、個別生産者のそれぞれの生産物の消費者への直接販売という特質が、そのことによる人格性、個別性の発揮という特質がどれだけ生かされているか、その基盤として小経営の小規模生産の特質がどれだけ発揮されているか、という観点から評価されるべきであり、さらにいえば経済的意義だけでなく、消費者との、あるいは生産者相互のパーソナル・コミュニケーション、そして地域活性化への寄与、などさまざまな社会的意義をも含めて、多面的な観点から評価されなければならない。
著者
小林 信之
出版者
青山学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

高速搬送される柔軟体の挙動解明のために,Absolute nodal coordinate formulationを用いてモデル化し,ローラと柔軟体の接触を拘束方程式で記述した運動方程式の構築を行った.MATLAB上でプログラム化して,一定速度で搬送される場合と周期的に往復動する場合について数値シミュレーションを行った.その結果,一定速度で搬送される場合には,搬送速度が速くなるとダイバージェンス型の不安定が生じ,周期的に往復動する場合には,柔軟体の曲げ1次固有振動数の2倍の振動数で駆動することによりパラメトリック共振が生じることが明らかになった.Finite segment methodを用いたモデル化も行い,さらに既存の実験装置の改造と実験を行い,数値シミュレーション結果と比較した.その結果,一定速度で搬送される場合には低い速度領域でフラター型の不安定が,また,早い速度領域で搬送される場合にはダイバージェンス型の不安定が生じることが分かった.実験と解析に若干の差異があったことから,実験装置の改良およびモデル化に関する更なる検討を行う必要がある.また,柔軟体が周期的に往復動する場合には,柔軟体の曲げ1次固有振動数の2倍の振動数で駆動することによりパラメトリック共振が実験によっても計測されて,数値シミュレーションと実験が比較的良く一致することが分かった.接触問題をユニラテラルコンタクト問題と考えたモデル化手法について検討を行い,多点接触問題を伴う柔軟構造物の地震時の挙動解析に適用した.MATLAB上でプログラム化して,重心位置の高い大型構造物を対象に地震応答シミュレーションを行った.その結果,構造物のロッキング振動と下端部のすべりが連成した地震応答特性が明らかになり,本研究で展開した解析方法の有用性を示すことができたとともに柔軟体の不安定挙動についての知見を得た.
著者
大野 和男 小幡 守 串山 繁 鳥井 信吾
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北海道支部研究報告集. 構造系
巻号頁・発行日
no.57, pp.189-192, 1984-03-26

図1,2に示す対辺距離200mの生6角形平面・鉄骨造陸屋根構造物に鉛直荷重が作用した場合,及び部材に温度差が生じた場合の応力解析を微小及び大変形理論により行った。解析は対称性を考慮し,全体の1/2について行った。図1に示すIシリーズは,屋根トラスを支える柱の剛性の大小,スパンの長短及びはりせいの大小が解析結果に及ぼす影響を検討する為にI-stを基本タイプ(頂[部柱幅600/19√3m≒6.08mの場合,I-A-2 : 頂部柱幅=0m,すなわち柱が無くて屋根トラス端部がローラーで支持された場合,I-B-1 : 対辺距離を250mとした場合,I-B-2 : 対辺距離を300mとした場合,I-C-1 : はりせいを4mとした場合。また温度応力の解析はモデルの相違による温度応力の影響の差を検討する為,先ず微小変形理論によってI-st及び図2のIIの架構について解析し,その結果,より大きな応力が生じたI-stについて大変形理論により温度を-40℃〜40℃の範囲で10℃刻みで変化させて解析した。
著者
砂川政徳 編
出版者
内藤半月堂
巻号頁・発行日
1884

1 0 0 0 OA 女重寶記 5巻

著者
艸田寸木子 [著]
出版者
吉野屋次郎兵衛[ほか2名]
巻号頁・発行日
1692

大雑書風の実用書。女性の日常生活に必要な知識や作法を、女中万嗜の巻、祝言の巻、懐妊の巻、諸芸の巻、女節用集字尽の巻の5巻に纏めたもの。解説文と字尽からなる。巻5の首書に源氏香の図を入れる。苗村丈伯撰。序者の草田寸木子は丈伯のこと。元禄5年(1692)三都版。10行本。(岡雅彦)
著者
西田 宗弘 畠中 憲之
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

超伝導系で起こる現象の多くは、量子化された渦電流である量子渦の運動に支配される。この量子渦が対を形成すれば、一種の移動可能な人工分子が実現する。本研究では、量子渦対が生じ得る系として、超伝導/強磁性/超伝導伝送線路と一次元超伝導干渉素子列を考案し、量子渦対の運動の詳細を明らかにした。これにより、強磁性層の磁区構造やラチェット効果を用いて量子渦対の運動制御が可能と分かり、新規量子機能デバイス実現への可能性が開かれた。
著者
作田 裕美 坂口 桃子 佐藤 美幸 新井 龍
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

上肢リンパ浮腫は、リンパ節郭清を行った乳がん患者にしばしば発症する。リンパ浮腫の有効な治療手段が確立されていない中、国際リンパ学会において標準治療として認められている「複合的理学療法」を各施設で施行しつつある。しかしながら、標準化には至っていない(複合的理学療法とは、スキンケア、リンパドレナージ、圧迫療法、圧迫下での運動療法の併用を指す)。複合的理学療法の効果を「リンパ浮腫発症予測指標」を用いて検証した結果、有用であることが示唆された。