著者
松本 祐教
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.425, pp.155-160, 2006-12-07

携帯電話網へのアクセスに加えホットスポット等の無線LANによるIP電話機能を備えた携帯電話を実現するには、3,000MIPS以上の演算処理能力を必要とするWi-Fi機能を100mW以下の消費電力のSoCで実現する必要がある。TOPSTREAM^<TM> WLANはスケーラブルなマルチコア・プラットフォームを用いて携帯電話向けの無線LAN用のIEEE802.11 MAC及びIEEE 802.11bベースバンド処理用に設計したマルチコアSoCであり、内部バス上のデータ転送や信号処理演算による消費電力を低減するためにマッチドフィルタや128-bitSMIDプロセッサによるI/Q信号処理に符号絶対値表現を用いた。4つの異なる種類のプロセッサを組合せ、802.11bによる無線LAN機能を動作周波数50MHz、消費電力100mWで実現する。
著者
松本 昭彦
出版者
愛知教育大学教育実践総合センター
雑誌
愛知教育大学教育実践総合センタ-紀要 (ISSN:13442597)
巻号頁・発行日
no.12, pp.199-206, 2009-02

絵に求められているものは「個性」とか「新しい表現」なのであろうか。絵を見たり描いたりする際に必要なのは「絵心」や「感性」であろうか。モノを見ることを《入力》,モノを描くことを《出力》に例えると,世間では出力ばかりが強調され過ぎて,表現上の目新しさだけに注目が集まっているように思われる。豊田市立挙母小学校や岡崎市立常磐南小学校等でキミ子方式による似顔絵の指導をして「モノを見る」技術が「モノを描く」技術に先立って重要であるとの感を深めた。授業後の子どもたちの感想を読むと,自ら進んで絵を描こうとする意欲や,暖かい人間関係を尊ぶ心情が見て取れる。似顔絵は地味で卑近な題材ではあるが,昨今の子どもたちの漫画的な様式傾向を打破するのに必要と思われる《見る技術》や《描く技術》を学ぶためには格好の題材であると言えよう。
著者
野村 亞住
出版者
日本近世文学会
雑誌
近世文芸 (ISSN:03873412)
巻号頁・発行日
no.90, pp.1-15, 2009-07
著者
Borneff-Lipp Marianne
出版者
一般社団法人日本医療機器学会
雑誌
医療機器学 (ISSN:18824978)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.27-34, 2008
被引用文献数
2

本稿は,ドイツハレ市(Halle)に位置する大規模な大学病院の中央滅菌調度部門(Central Sterile Supply Department,以降CSSD)における,手術器材の再処理に関する品質管理に焦点をあてた報告である.本大学病院は2004年に新築され稼動開始したもので,病床は1,100床である.手術室,病棟や外来で使用される全ての器材が再処理されるこのCSSDは,ヨーロッパで最大かつ最新の施設の一つである.このCSSDは2006年12月にDIN EN ISO9001:2000とDIN EN ISO 13485:2003の認証を取得したが,これは全てのサブユニットを含む完全な状態での大学病院のCSSDとしての認証であり,ドイツで初めてである.CSSDには,ウォッシャー・ディスインフェクター,内視鏡洗浄消毒器,トンネル型ウォッシャー,蒸気滅菌器と,低温プラズマ滅菌器が設置されている.2台のステラッド[○!R]200低温プラズマ滅菌器は,高価で熱により影響を受けやすい器材を滅菌するために導入された.ハレ大学衛生研究所の科学研究チームは,10年以上にわたりステラッド[○!R]低温プラズマ滅菌器全機種の微生物的効力を試験: 研究してきた.この研究は,ANSI,AAMI,ISO14937の指針に従って実施された.試験を実施した全ての事例において滅菌保証レベル(SAL,10^<-6>)が達成されていた.このように,全ての機種が要求を満たしていることが証明された.さらた,新しい技術を用いたステラッド[○!R]NXは,より短い滅菌時聞で,細く長い管腔内を持つより滅菌が難しい器材の滅菌処理が可能であるという利点を示した.実使用条件下でのさまざまな適用においては,低温プラズマ滅菌器は,熱により影響を受けやすい器材の早い回転が求められる臨床や外来の現場に対しての最新の解決策であると考えられる.
著者
一柳 健 木村 智明 長島 重和 赤坂 吉道 益田 豊次
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會誌 (ISSN:00214728)
巻号頁・発行日
vol.89, no.810, pp.476-477, 1986-05-05

薄板圧延設備では,圧延材の長手方向の板厚精度を向上させることが最も重要な課題とされている.すなわち,板厚精度は歩留り向上の面からはもちろん,その後の深絞り加工製品精度へも大きな影響を与えるためである.この板厚精度向上のためには,圧延ロールの位置決めを行い,かつ圧延荷重を付与する圧下装置の精度,応答性の向上が不可欠であると共に,過酷な使用条件,環境に耐えうるように高信頼性,長寿命化等の改善が必要であった.この圧下装置では油圧サーボ弁が最も重要な役割を果たすが従来はノズルフラッパ式またはジェットパイプ式が使用されていた.これに対し,スプールを直接駆動する直動形油圧サーブ弁(商品名:フォースモータバルブ略称FM・V)を独自に開発し,またこのFM・Vの性能を十分発揮させるための高性能制御装置,位置検出機構等から構成される油圧圧下装置(商品名:HYROP-F)を完成させ,コールドストリップミルはもちろん,ホットストリップミル及びプレートミル等,板用圧延機の全機種に適用することに成功した.
著者
守屋 哲治
出版者
金沢大学地域連携推進センター
雑誌
金沢大学サテライトプラザミニ講演記録
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, 2008-05-17

英文法は英語を学ぶ上で弊害のように言われることがよくありますが,英文法の体系が生まれた時代背景やその変遷をたどると,そこには意外な「人間臭さ」が見えてきます。今回はこのような英文法の生い立ちをふまえた上で,英文法を通して見えてくる言葉の奥深さや,英語を学んでいくうえで英文法とどのようにつきあっていったらいいのかについてお話したいと思います。

1 0 0 0 SID'98概要

著者
鈴木 忠二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.22, no.38, pp.1-6, 1998-07-15

本年5月17日〜22日米国Los Angeles郊外のAnaheim Convention Centerで1998SID International Symposiumが開催されたのでその概要を報告する。発表論文数は281と昨年より増加した。参加者は1680名、併設の展示会も盛況で来場者も6200名と増加した。本年のSimposiumではFED、反射型カラーLCD, CRT関連の論文が注目され、LCD関連の論文は相変わらず多く、高品位カラーPDP関連の論文も内容が充実していた。展示会ではカラーFEDの実用パネルの展示とカラーPDP, カラーLCD動画表示デバイスの展示が注目された。
著者
阿江 道良
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.63, pp.31-34, 2003-11

ニュース番組のキャスターも「さあ、次はスポーツです」と言うとき、その表情が和らぐ。暗いニュースが多い昨今であるが、スポーツはわが国で明るい話題を提供し、多くを元気づける数少ないものの1つである。古くは、敗戦で自信を失い、 …
著者
太田 垣虔甫
出版者
公益社団法人日本航海学会
雑誌
航海 (ISSN:0450660X)
巻号頁・発行日
no.19, pp.112-126, 1964-03-25

本論文は,海上衝突予防法規が衝突を防止するために定めている各種規定の相互関係を研究し,もつて,いかなる場合においても,船舶が,その履行すべき航法の選択を誤らないような一貫した理論を見つけ出そうとするものである。白昼に金星を見つけようとするものが,あらぬものを金星と見まがうことがある。このようなことがないように十分気をつけたつもりであるが,理論の展開に急なるあまり,法の解釈について独断のそしりを免れないものがあるかも知れない。しかし,本論文のような方法が,衝突予防法規の簡明正確な解釈を得る研究方法として役立つならば望外の喜であり,江湖の批判を期待するものである。
著者
加納 弘二
出版者
武蔵丘短期大学
雑誌
武蔵丘短期大学紀要 (ISSN:13413120)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.35-43, 1994-03-15

The aim of this study is to find a theory of proper scale ski resort development in the region. Nowaday, the large scale resorts developments plans are almost incomplete for the cause of the economic depression. It seems that the cause of the failure depend upon the economic change and the lack of the theoretical background about the resort development. So it must be considered the meaning and the significance of the resort development, a tentative theory will be provided for the sake of development in this papar. The tentative theory will be derive from the thought of a theorist (Schumacher. E.f, 1911~1977) and a case of the hamlet which developed a small-scale ski area in Nagano prefecture. Schumacher insists on the importance of the education, the organization and the order for the development. In the education, he suggests, it is necessary to think about the metaphysics. And even in the natural science, the metaphysical consideration must be seeked in the education. Because, the education is requested for the answer of how to live and the meanings of life. In the organization, he thoght, the structure of organization must be small scale for the man who can understand the range and the group. If the large organization would be devised many small organization, it would be very useful and meaningful for the human being. From the monograph of K settlement development, three important points were found. First, so the ski area and other facilities were developed by the educational foundation, they wouldn't seek economic profits extremely. Second, same reason as the first, the men who work in the facilities are well educated in the need of their positions. They are almost the dwellers of K settlement. Three, in addition to the former two points, the foundation corporated with the dwellers of K settlement for developing the region.

1 0 0 0 IR 研究ニュース

著者
小形 正男 坂本 健作 小嶋 徹也 中田 好一 松田 佳久
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.11-14, 2002-11-19

クーロン斥力による超伝導/人工遺遺伝暗号/ショウジョウバエの肢はどの様に出来上がるのか?/ダストトレイルの地上観測に成功!/日本の金星探査計画と金星大気のスーパー・ローテーション
著者
深井 麟之助
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.55-60, 1965-03-20