著者
時実 象一 前沢 克俊 緒方 靖弘
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.385-389, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
12

EuropeanaTechはEuropeanaに参加する各国の文化機関、研究機関、企業などの技術者・開発者が集まり、最新の成果や技術の進展方向を共有するための会議である。オランダのロッテルダムで開かれた今年の会議では、IIIF, Wikidata, AI(人工知能)などが主なトピックであった。また翻刻や手書きOCRに関する発表もいくつか見られた。
著者
日比 遼太
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.364-369, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
12

平成27年6月15日、宮城県図書館は、県内の全自治体と連携・協力して震災デジタルアーカイブである「東日本大震災アーカイブ宮城」を公開した。アーカイブ宮城は、宮城県の担当所属である宮城県図書館がサイトの運営に係る庶務の統括を担っており、協同して運営を担う連携自治体についても、総務、防災、広報、生涯学習など様々な所属によって構成されている。本稿では、アーカイブ宮城の構築経緯や手法の一端を交えながら、県が実施したことについての特有の利点と、構築から現在までの運営状況や環境の変化の中で生じた課題等を述べる。
著者
杉本 重雄 三原 鉄也 永森 光晴
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.359-363, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
11

東日本大震災に関する記録を集めたデジタルアーカイブが多く作られ、国立国会図書館はそれらのポータルとして東日本大震災アーカイブひなぎくを提供している。現在、こうしたデジタルアーカイブの利活用性の向上が求められている。本稿では、筆者等がこれまでの研究から得た知見に基づきメタデータの視点から東日本大震災アーカイブにおける利活用性の課題に触れ、さらに、オープンデータ環境を利用したアーカイブ内ならびにアーカイブ間でのコンテンツ集約による利活用性の向上について述べる。最後に、アーカイブのコンテンツを結ぶことによる利活用性向上について考察する。
著者
伊東 敦子
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.353-358, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
11

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称:ひなぎく)は、東日本大震災に関する記録等を包括的に検索できるポータルサイトである。東日本大震災の記録等を国全体として収集・保存・提供するために、様々な機関と連携・協力して国のアーカイブとしての役割を担っている。現在、国内外の47アーカイブと連携しており、検索対象メタデータ数は約376万件となった。震災から7年が経過し、様々な機関との連携を進めると同時に防災学習等にも力を入れている。本稿では、ひなぎくの特色ある記録等の収集を俯瞰するともに、見えてきた課題等を紹介する。
著者
柴山 明寛 ボレー セバスチャン
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.342-346, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
17

2011年3月11日発生した東日本大震災は、震災から7年が経過し、数十の震災デジタルアーカイブが構築された。過去の地震災害においても震災デジタルアーカイブが構築はされたが、同時多発的に複数の団体が震災デジタルアーカイブを構築した事例は、東日本大震災以外、全世界的に見ても存在しない。本総論では、東日本大震災の概要及び7年目の復旧・復興の状況、そして、東日本大震災の震災デジタルアーカイブついて概説する。さらに、震災デジタルアーカイブの課題について説明するとともに、本特集号で執筆されている国立国会図書館や宮城県図書館、ハーバード大学、筑波大学について概要を説明する。
著者
町 英朋
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.337-341, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
9

本稿では、コミュニティアーカイブのマッピングを取り上げる。コミュニティアーカイブはコミュニティによるアーカイブもしくはコミュニティを対象にしたアーカイブである。それぞれにコンテンツをデジタルデータとしてデータベース化しているコミュニティアーカイブを地理情報ツール上に視覚的に表現するにあたり、データベースのデータベースであるコミュニティアーカイブの位置を、それらが保有するコンテンツの位置情報を利用してどのように表現が可能か考察する。
著者
吉田 耕一郎
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.330-336, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
4

朝日新聞フォトアーカイブは、朝日新聞社が所蔵する約2,000万枚の写真をデジタル化し、社内外での利用を進めるため、2010年に発足した。写真の提供は有償。テレビ局や教科書会社、出版社などが主な取引先となっている。最近は、周年企業の社史、都道府県や市町村の歴史年表などでの利用に加え、海外メディアで使われるケースも増えている。写真のデジタル化と書誌編集作業には、膨大な手間とコストがかかる。写真を死蔵することなく、広く活用してもらうためにも、事業としての発展性が重要になる。古い写真に加え、最新のニュース写真、図表なども扱い、ここ数年は動画の利用が伸びている。
著者
杉田 昭 小金井 一隆 辰巳 健志 山田 恭子 二木 了 黒木 博介 荒井 勝彦 木村 英明 鬼頭 文彦 福島 恒男
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.66-72, 2012 (Released:2012-04-24)
参考文献数
18

痔瘻癌は痔瘻の症状が併存するため早期診断が困難で,進行癌で発見されることから予後が不良な疾患である.本邦ではCrohn病症例に合併する肛門病変として痔瘻が最も多い.Crohn病に合併する大腸癌のうち,痔瘻癌を含む直腸肛門管癌が半数以上を占めるのが本邦の特徴であり,合併する痔瘻癌の特徴は基本的に通常の痔瘻癌と同様であるが,自験例の痔瘻癌診断までの罹病期間は平均20年,癌診断時年齢は平均39歳と通常の痔瘻癌に比べて罹病期間に差はなかったものの,若い年齢で発症していた.痔瘻癌発見の動機は粘液の増加,肛門狭窄の増強,腫瘤の出現などの臨床症状の変化であることが多く,長期に経過した痔瘻を合併するCrohn病症例では痔瘻癌の合併があることを念頭に置き,痔瘻の症状の変化,肛門所見に留意して定期的な指診,大腸内視鏡検査,積極的な細胞診,生検を行うことが早期診断と長期生存に重要である.直腸肛門管癌(痔瘻癌を含む)に対する癌サーベイランスプログラムの確立が望まれ,その可否の検討が必要である.
著者
長瀬 博 松本 和久 西山 久雄
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1055-1066, 1996-12-01 (Released:2009-11-16)
参考文献数
44
被引用文献数
6 10

Just after the discovery of PGI2, we started to find chemically and metabolically stable PGI2 derivatives with longer duration of action. Extensive studies led us to a new class of stable PGI2 analogue, 5, 6, 7-trinor-4, 8-inter-m-phenylenePGI2 that has a phenol moiety instead of enol-ether linkage in PGI2. In order to accomplish synthesis of the m-phenylenePGI2, novel synthetic methods were developed, for instance, ortho-selective metal-halogen exchange reaction of bromoanisoles by means of Grignard reagent, copper-catalyzed SN2' cyclization to prepare dihydrocyclopenta [b] benzofuran, and regioselective and stereo-selective elongation of ω-side chain by Prins reaction. Further efforts were devoted to synthesize derivatives of m-phenylenePGI2 with enhanced pharmacological activity and less adverse reaction. Finally, we attained to Beraprost sodium which is the first launched drug as an orally active PGI2. This paper will focus on the study of total syntheses of m-phenylenePGI2.
著者
Yoko Yoshida Hideki Kato Yoichiro Ikeda Masaomi Nangaku
出版者
Japan Atherosclerosis Society
雑誌
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis (ISSN:13403478)
巻号頁・発行日
pp.RV17026, (Released:2018-11-02)
参考文献数
98
被引用文献数
52

Atypical hemolytic uremic syndrome (aHUS) is a type of thrombotic microangiopathy (TMA) defined by thrombocytopenia, microangiopathic hemolytic anemia, and renal failure. aHUS is caused by uncontrolled complement activation in the alternative pathway (AP). A variety of genetic defects in complement-related factors or acquired autoantibodies to the complement regulators have been found in 50 to 60% of all cases. Recently, however, the classification and diagnosis of aHUS are becoming more complicated. One reason for this is that some factors, which have not been regarded as complement-related factors, have been reported as predisposing factors for phenotypic aHUS. Given that genotype is highly correlated with the phenotype of aHUS, careful analysis of underlying genetic abnormalities or acquired factors is needed to predict the prognosis or to decide an optimal treatment for the disease. Another reason is that complement dysregulation in the AP have also been found in a part of other types of TMA such as transplantation-related TMA and pregnancy-related complication. Based on these findings, it is now time to redefine aHUS according to the genetic or acquired background of abnormalities.Here, we review the pathogeneses and the corresponding phenotypes of aHUS and complement-related TMAs.
著者
浜谷 祐司 舊谷 亜由美 福井 洋平 矢野 豊 武輪 俊彦 里見 正隆
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.84, no.5, pp.1007, 2018-09-15 (Released:2018-10-20)

日本水産学会誌80(6), 956-964 (2014)「シメサバ調味液から分離されたヒスタミン生成乳酸菌の分類と増殖特性」 浜谷祐司,舊谷亜由美,福井洋平,矢野 豊,武輪俊彦,里見正隆 https://doi.org/10.2331/suisan.80.956 上記報文について,不適切な研究結果の図を使用し,科学的な事実を正確に記載しなかったことを理由とした著者からの撤回の希望を受け,投稿規程第9条に基づき本論文の掲載を取り下げる。
著者
藤本 修平 小向 佳奈子 光武 誠吾 杉田 翔 小林 資英
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11332, (Released:2017-09-02)
参考文献数
37

【目的】リハビリテーション(以下,リハビリ)分野の自費診療を行っている病院・施設において,Web サイト上の質の評価を行うこととした。【方法】リハビリ分野において自費診療を行っている病院,施設を抽出するために,自費診療とリハビリに関する検索語を選定し,Web サイトの検索を行った(Database:Google)。対象のWeb サイトに対し,e ヘルス倫理コード2.0,医療広告ガイドライン,医療機関ホームページガイドラインを参考にWeb サイトの質の評価を行った。【結果】Web サイト内の治療の効果やリスクに関する情報について,引用を示して記載したものは45 件中1 件(2.2%)であり,その他の医療広告ガイドラインの項目についても遵守割合が低いものが認められた。【結論】リハビリ分野において自費診療を行っている病院・施設のWeb サイトは誇大に広告されている可能性があり,情報提供者は治療の利害情報の正確な提供が必要である。
著者
小城 春雄 佐藤 理夫
出版者
The Ornithological Society of Japan
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.101-102, 1991-05-25 (Released:2007-09-28)
参考文献数
6

Observations of birds on Oshima Ooshima Island, 55 km west of Era, southern Hokkaido, was done during the period from 8 to 10 October 1990. A total of 1, 235 birds consisting of 36 species were observed. The most abundant bird was the Siskin Carduelis spinus (n=435, 35.2%). Other main species in order of decreasing were: Great Tits Parus major (n=130, 14.7%), Oriental Greenfinches Carduelis sinica (n=106, 8.6%), Rustic Buntings Emberiza rustica (n=34, 2.7%), Jungle Crows Corvus macrorhynchos (n=35, 2.8%), Temminck's Cormoramts Phalacrocorax capillatus (n=29, 2.3%), Bullfinches Pyrrhula pyrrhula (n=20, 1.6%), and Peregrine Falcons Falco peregrinus (n=18, 1.5%). As the rare bird species on this island, 16 Mandarin Ducks Aix galericulata, one Tengmalm's Owl Aegolius funereus, and one Pine Bunting Emberiza leucocephala were observed.