著者
岩下 皇藏
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.345-346, 2021 (Released:2021-09-28)
参考文献数
1
被引用文献数
1
著者
Homma Riko Uyeno Daisuke Kakui Keiichi
出版者
Elsevier
雑誌
Parasitology International (ISSN:13835769)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.102135, 2020-10
被引用文献数
4

Based on specimens from the gill cavities of one Platichthys stellatus individual collected in the Sea of Japan, we investigated the taxonomic status of the enigmatic caligid genus Pseudolepeophtheirus and its type species, Pseudolepeophtheirus longicauda. In a maximum likelihood (ML) tree based on 18S rRNA gene sequences, the sequence from our sample was nested in a well-supported Lepeophtheirus clade, along with the type species, confirming that Pseudolepeophtheirus should be considered a junior synonym of Lepeophtheirus; our morphological data support this synonymy. Although a previous study had synonymized Pseudolepeophtheirus longicauda with Lepeophtheirus parvicruris, we found that the former differs morphologically from the latter in having a short leg-4 exopod, with the articulation between the first and second segments not evident (the shape of the posterior striated membrane on the leg-2 intercoxal sclerite also differs between two species), and detected slight differences in 18S rRNA sequences between two taxa. We thus concluded that this synonymy is invalid, and reinstate Lepeophtheirus longicauda as a valid species. A ML analysis of COI sequences from Pl. stellatus (the host fish for both L. longicauda and L. parvicruris) showed the host species to comprise distinct northwestern- and northeastern-Pacific clades. Lepeophtheirus longicauda is distributed in the northwestern Pacific and L. parvicruris in the northeastern Pacific, indicating co-divergence of the two copepod species with the host lineages.
著者
岩崎 久夫 金子 憲雄 小野 承行 大久保 薫 磯田 政恵 岩瀬 賢介 安藤 泰正
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.382-385, 1973-07-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
12

Liver cirrhosis was detected at a high rate from among pigs brought to the Omiya Abattoir, Saitama Prefecture, by a swine husbandry man over a period of January to May, 1969. The affected pigs presented no marked gross changes other than liver cirrhosis. Histologically, the liver showed thickening of the stroma and formation of septula, paeudolobules, or pseudo-biliary ducts. Hepatic cells were mostly affected with focal vacuolar degeneration, necrosis, and colliquation. Large nucleated or polynuclear cells appeared. In the kidney, vacuolar degeneration occurred to epithelial cells of some uriniferous tubules, and large nucleated and polynuclear cells appeared. The ovary had follicular cyst.
著者
鈴木 邦明 渋谷 真希子 長谷 由理 平沖 敏文 木村 幸文 藤澤 俊明
出版者
北海道歯学会
雑誌
北海道歯学雑誌 (ISSN:09147063)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.116-123, 2017-03

日常臨床において,全身麻酔も,局所麻酔も,高い安全性で実施されているが,全身麻酔薬及び局所麻酔薬の詳細な作用機序や,副作用の機序については,いまだに不明な点が多く残されている.全身麻酔の作用機序の仮説は,大きく,脂質に対する作用を重視する非特異説(リピド説)と,特定のタンパク質に対する作用を重視する特異説(タンパク説)とに分けられる.長年にわたる研究の中で,非特異説に傾いたり,特異説に傾いたりしてきたが,現在でも一致はみていない.本稿では,両説の現状を紹介した後に,非特異説に違いないと考えて著者らが行ってきた研究を紹介したい.局所麻酔薬の作用機構は,Na+チャネルを遮断して神経インパルスの発生と伝導を抑制する,として確定されているが,Na+チャネル以外のさまざまな受容体,イオンチャネルや酵素に作用することも認められている.局所麻酔作用に付随する種々の作用の詳細,あるいは副作用の機序という点では,不明な点も多い.本稿では局所麻酔薬の作用に関する現状を紹介した後,ATPaseを中心に著者らが行ってきた研究を紹介したい.
著者
神山 智美
出版者
富山大学経済学部
雑誌
富大経済論集 = The journal of economic studies, University of Toyama : 富山大学紀要 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.83-106, 2017-12

身近な公職選挙の一つに地方議会議員選挙がある。2016年(昨年),筆者の居住する富山市では,不祥事(政務活動費不正利用)のため多くの地方議会議員が辞職し,その補欠選挙もなされた。補欠選挙では,多くの候補者が斬新さと自身が掲げる政策案の実現をアピールして,世間の関心も高まった経緯がある。関西ではローカル・パーティー「大阪維新の会」が,東京都議会議員選挙でも,「都民ファーストの会」が大躍進を遂げており,地方政治における政策型選挙も定着してきた。一方,「市議会議員になる方法」等というタイトルのマニュアル本も多数刊行されている。しかし,転職先として人気のある地方議会議員は,その報酬から見ても都市部であり,中山間地域等に存する小規模な町村においては,高齢化および人口減少化のなかで定員を満たす立候補者を確保することが難しくなっている実態もある。こうした現況から,地方議会の実態と地方議会議員選挙の法的性質を踏まえ,地方議会議員とりわけ市町村議会議員に係る地方自治法(自治法,昭和22(1947)年法律67号)上および公職選挙法(公選法,昭和25(1950)年法律100号)上のいくつかの論点について検討するのが,本小稿の目的である。
著者
加納 靖之
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.205-217, 2019 (Released:2019-06-20)
参考文献数
39

史料にみられる液状化現象の詳細な分析により,将来の液状化の発生について評価することができる。1854年伊賀上野地震は山城(現在の京都府南部)に被害を及ぼしたが,伏見(現在の京都市伏見区)で局所的に液状化が発生しており,備前岡山藩の記録に泥や砂の噴出や蔵の倒壊が記述されている。史料や地図の詳細な検討により,この液状化の発生地点を特定した。さらに古い時代の地図や同じ敷地内での考古学的な発掘調査を検討したところ,この地点は池を埋め立てた場所であり,地下に砂層をふくむことがわかった。
著者
稲田 利徳
出版者
岡山大学教育学部
雑誌
岡山大学教育学部研究集録 (ISSN:04714008)
巻号頁・発行日
no.91, pp.p1-16, 1992-11

この注釈は、前稿「今川了俊『道行きぶり』注釈(一)(二)」(研究集録、第八十九号、第九十号)に続くものである。念のために、凡例を再録しておく。
著者
今井 亮佑
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.5-23, 2009

「亥年」である2007年の参院選後に行われた意識調査の分析を通じて,「統一選で自分の選挙を戦い終えたばかりの地方政治家が,参院選時に選挙動員に精を出さないこと が,『亥年現象』を発生させる要因である」とする石川仮説の妥当性について,有権者レヴェルで実証的に再検討した。具体的には,地方政治家の中でも特に市町村レヴェルの政治家の動向に着目した分析を行い,(1)春の統一選時に道府県議選のみが実施された自治体の有権者に比べ,道府県議選に加えて市町村レヴェルの選挙も実施された自治体の有権者の方が,参院選時に政治家による選挙動員を受ける確率が有意に低かった,(2)後者の自治体の有権者の間では,参院選時に政治家による選挙動員を受けた人ほど棄権ではなく自民党候補への投票を選択する確率が有意に高かったという,石川仮説に整合的な結果を得た。
著者
宮本 謙介
出版者
北海道大学經濟學部
雑誌
経済学研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.p1-25, 1990-06
著者
宮本 謙介
出版者
北海道大学經濟學部
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-25, 1990-06
著者
小岩 俊行
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.9-15, 2002-02-16
被引用文献数
2

日林誌84:9〜15,2002カラマツ根株心腐病菌の生態を明らかにするために,36〜41年生の3林分で腐朽伐根調査を行った。調査林分では,カイメンタケとハナビラタケが病原菌として多く分離された。病原菌の子実体は梅雨期から初秋まで発生し,胞子の飛散は比較的長期間にわたると推察された。腐朽伐根の掘取り調査を行ったところ,腐朽伐根には約10本の主根がみられ,そのうち1〜2本に侵入口となった傷がみられた。侵入口の種類は,5タイプに分けられ,開口・大型の傷,根切れ・根腐れタイプが多かった。侵入口の形成部位は根株と主根が大半を占め,いずれの場合も深さ30cm以内の浅い位置であった。侵入口の年輪調査によって,病原菌の侵入時期は,樹齢7年〜31年生と推察された。侵入口となった伐根の傷は,石レキあるいは風が原因と推察された。

2 0 0 0 OA 書法詳解

著者
武島羽衣 著
出版者
帝国講学会
巻号頁・発行日
vol.實用書翰文之部, 1914

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1933年09月30日, 1933-09-30