著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.76-78, 2014-05

「いっ、痛っ!」。肩を押さえるカズオさん。自動ドアを通り抜けようとしたところ、開きかけたドアに肩をぶつけてしまったのだ。たまたま通路の向かい側を歩いていた同期のミカさんが、心配してカズオさんに駆け寄り、「そそっかしいわね。
著者
Yulianti Nina Hayasaka Hiroshi Usup Aswin
出版者
Association of International Research Initiatives for Environmental Studies
雑誌
Global environmental research (ISSN:13438808)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.105-116, 2012

The worse air pollution due to haze from fires occurred in the Southeast Asia during the strongest 1997-1998 El Niño event in the last century. The dense haze came from forest and peat fires mainly occurred in Indonesia. Recent fires in Indonesia have become an annual phenomenon nevertheless rapid deforestationrate showed declined trend. In addition, Indonesia formally admitted very large amount of CO2 emissionmostly from fires and deforestation (about 3.01 billion tonnes after the United States). Indonesia is nowrequested to reduce air pollution due to haze and carbon emissions at the same time. For an execution ofREDD+ (Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation plus) in Indonesia, it is also essential to develop an effective firefighting strategy.In this paper, recent hotspot data captured by NASA MODIS from 2002 to 2010 was analyzed to graspthe recent fire trend in the whole Indonesia. As Indonesia is not so small country, various grid sizes utilizing latitude and longitude angles from 1x1 to 0.01x0.01 degrees were used for various analysis purposes. Analysis results using one degree grids clearly showed the highest hotspot density areas in Indonesia located in Kalimantan and Sumatra Islands. Among them, One of the Mega Rice Project (MRP) regions (grid center:south latitude 3o, east longitude 114o) showed extremely high hotspot density, 0.188hotspots/km2/year. Two regions in Riau and South Sumatra of Sumatra Island followed the MRP area and their hotspot densities were 0.111 and 0.106 hotspots/km2/year, respectively. Other high hotspot density regions were mostly found in deforested area on peat. Analysis results on seasonality of peat fire showed strong correlation with El Niño event. Finally, the authors are now proposing an effective fire forecast method based on recent fire trend in Indonesia.
著者
加賀見 俊夫 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1198, pp.90-93, 2003-06-30

問 今年4月に東京ディズニーランド(TDL)が開業20年を迎えました。創業からここまでを振り返って、胸中いかがですか。 答 私たちは、ある意味で、過去にない、日本で全く新しいビジネスにチャレンジしてきました。誰も手がけたことのないビジネスですから、いろいろな立場の人から、あれやこれや言われました。
著者
金井 一彦 森鼻 英征 山崎 敏樹 寺田 邦夫
出版者
日本造船学会
雑誌
日本造船学会論文集 (ISSN:05148499)
巻号頁・発行日
no.132, pp.269-279, 1972
被引用文献数
1

In order to obtain the collapse strength data on the spherical shells suitable to the pressure capsule of DSSV, collapsing tests were conducted using spherical shell models by means of MHI 1,200kg/cm^2 hydrostatic tank. These models were made from several kinds of materials including ultra-high yield strength steels such as 18% Ni maraging steel, 10% Ni dual-strengthened steels etc., and machined into near-perfect spherical shape or spheres with initial imperfection of various thicknesses. From these experiments the following conclusions are obtained : (1) Collapse pressure of relatively thick shells (h_a/R_<10>≧0.03) agrees to the theoretical inelastic buckling pressure by Gerard et al. (2) The effect of initial imperfections are evaluated by local radius in case of relatively thick shells. But for thinner shells, this method is not sufficient and nonlinear elasto-plastic analysis will be required. (3) Present results will not always agree with Krenzke's data, especially in thinner shells with flat spot. (4) Fracture appearance of collapsed shells are closely related to the fracture toughness of materials.
著者
青木 圭子
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.120-120, 2006

近年の分子シミュレーションの発達は目覚しいものがあるが、液晶などの異方性の強いソフトマターを扱うにはまだ問題点も多い。それは、異方性に伴って時間スケールが混在することにより、系に容易にストレスが生じやすく、かつ大きいゆらぎに伴い統計量がとりにくいからである。登壇者らは、最近、そうした点を考慮し、液晶に適合した新しいシミュレーション法をいくつか開発してきた。これらの方法は、直接実験結果との比較を念頭に開発されている。本講演では、なぜそうした液晶の本質に適合するシミュレーション法が必要なのかを中心に、シンプレティック積分法などの周辺技術に関する情報もあわせて報告する。
著者
伊藤 嘉規
出版者
富山大学経済学部
雑誌
富大経済論集 = The journal of economic studies, University of Toyama : 富山大学紀要 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.471-515, 2017-03

勝馬投票券(以下,本稿では「馬券」という)の払戻金に関する所得区分については,最高裁平成27年3月10日第三小法廷判決(以下,同判決で争われた事案のことを本稿では「大阪事件」という)において,「一応の基準」が示されたはずである。その基準を概略すると,「所得税法上,営利を目的とする継続的行為から生じた所得であるか否かは,文理に照らし,行為の期間,回数,頻度その他の態様,利益発生の規模,期間その他の状況等の事情を総合考慮して判断するのが相当であり,一連の馬券の購入が一体の経済活動の実態を有する本件事実関係の下では,払戻金は営利を目的とする継続的行為から生じた所得として所得税法上の一時所得ではなく,雑所得に当たる」。「外れ馬券を含む一連の馬券の購入が一体の経済活動の実態を有する場合,当たり馬券の購入代金の費用だけでなく,外れ馬券を含む全ての馬券の購入代金の費用が,当たり馬券の払戻金という収入に対応するということができ,本件外れ馬券の購入代金は,所得税法37条1項の必要経費にあたる」というものである。その後,同判決を受け,所得税基本通達の改正が行われ,税務当局としては,最高裁の判決の射程が当該事案と「ほぼ類似のもの」のみに及ぶようにと,インターネット,コンピュータの予想ソフト等を利用し,反復・継続的に大量かつ長期にわたって馬券を買い続けて多額の払戻金を得ていた事案に馬券の収入が雑所得とされる範囲を限定しようとした。そのため,その後,紛争が収拾する方向に向かうよりは,類似の判決において判断が分かれる状況になっている。その代表例として,東京地裁平成27年5月14日判決(以下,同判決で争われた事案のことを「札幌事件」という)が挙げられる。その事案は,6年間の馬券の購入代金が約72億円,払戻金が約78億円(約6億円のプラス)というものであり,上記大阪事件最高裁判決の判断枠組み自体は使いながら,馬券の払戻金を一時所得と判断し,外れ馬券を(必要)経費ではないと判示した。このように判決における一種の「ゆらぎ」,すなわち判断枠組みの不明確さ,不安定な状況に関して,札幌事件の控訴審である東京高裁平成28年4月21日判決を検討することで,あるべき方向性を示そうというのが本稿である。その際に馬券の収支が年間でマイナス(「馬券の払戻金額」―「馬券購入代金額」が赤字)であった東京地裁平成28年3月4日判決(以下,同判決で争われた事案のことを「麻布事件」という)も外れ馬券の購入代金の経費性の有無を論じるところで取り上げることにしたい。
著者
柴田 昌治
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.82-85, 2016-04

給料をもらっているわけだから、ちゃんと仕事をしなくてはならないことは、皆よく分かっている。会社が大きくなればなるほど、待遇が良くなり、会社の安定感も増していく。しかしそのうちに、自分ひとりの力ではどうにもならない無数の壁に囲まれて仕事をし…
著者
大下 祥枝
出版者
沖縄国際大学
雑誌
沖縄国際大学総合学術研究紀要 (ISSN:13426419)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.1-111, 2005-12-30

本稿は、バルザックの5幕劇『継母』の上演計画と翻案をとおして、この戯曲の受容が時代と共にいかに変化していったかを考察したものである。『継母』は1848年5月に歴史劇場で初演され、1859年にはヴォードヴィル座で公演が行なわれた。フランス座でも実行される迄には至らなかったものの、この作品の上演計画が1851年と1854年と1900年に持ち上がっており、バルザックの戯曲への関心が高かったことを窺わせる。1851年のものに関しては、1848年刊行の初版本に劇場側が配役や、台詞の削除等を書き込んだ記録が残されている。『継母』は1859年の公演以来90年間のブランクを経て、1949年10月にリヨンのセレスタン劇場で舞台にかけられた。上演に際し、演出家兼主演役者のシャルル・デュランは、翻案をシモーヌ・ジョリヴェに委ねた。本稿では、1851年に手直しされた台本、および1949年の翻案を取り上げ、それらと原作を比較しながら、当時の関係者による作品解釈の仕方を探ってみた。コメディー=フランセーズ付属図書館所蔵の初版本の余白記載を調べると、初演時とは異なる配役が予定されていたことが判る。新たな台詞の加筆はどの場面にも見当たらない。総計64場のうち、25場に削除箇所があり、11場は完全に省かれている。フランス座は原作を出来うる限り短縮しようとしたようだ。娘と継母が一人の男性を巡って死闘を繰り広げるという主要テーマについては、娘の従順さと継母の厳しさのみが強調された結果、その当時よく演じられていた平凡な悲劇に変質した印象は免れない。バルザックはこの戯曲によってブルジョア家庭の真の姿を明るみに出そうとしたのであるが、父親と娘の重要な対話なども大幅に削除された1851年版では、作者の意図が生かされないまま最終幕を迎えている。セレスタン劇場での公演はシャルル・デュランの病気のために5日間しか続かなかったが、どのような内容の翻案であったのだろうか。作品全体は3幕で構成されており、1幕目は原作の1幕と2幕目、2幕目は3幕と4幕目、3幕目は5幕目をそれぞれ基礎としている。しかし、脚本家は脇台詞や、筋を煩雑にする場面を出来うる限り省くと同時に、最終場での新しい展開を予告する台詞を随所に挿入しているのである。登場人物に関しては、名前がアガトに変更された継母に原作のジェルトリュードのような強烈な性格付けをしていない点と、医者のヴェヌロンに大きな役割を与えている点が我々の目を引く。アガトと彼女に操られる夫の将軍が敵役で、彼らが窮地に追い込んだ娘ポリーヌを救出するために動き回るヴェヌロンをヒーローと看徹すことができる。演出ノートには、役者の演技の詳細な指示の他に、人物の所作や台詞を強調しながら場面の雰囲気を盛り上げる音楽を演奏する箇所が記されている。脚本家は作品の構成と演出の面から、原作を観客の共感を得やすい古典的メロドラマに変えてしまったのではないだろうか。原作を読まずにこの舞台を見た観客は、批評家から称賛された優れた演出と役者の見事な演技に魅了されたことであろう。確かに、バルザックの劇作品に頻出する脇台詞と説明的な長台詞を適度に整理することは必要であるが、作品の主要テーマに連なる場面は残すべきであろう。1851年の上演計画と1949年の翻案を調査した結果、前者は平凡な悲劇に、後者は一世紀前に流行った古典的メロドラマに内容を変更しており、「生活の中の真実」描写が実現されているバルザックの原作と重ならない部分が目立つのである。劇作品の受容は、その時代の世相や観客の好みを反映しているともいえよう。
著者
キャット アダム
出版者
西南アジア研究会
雑誌
西南アジア研究 = Bulletin of the Society for Western and Southern Asiatic Studies, Kyoto University (ISSN:09103708)
巻号頁・発行日
no.86, pp.16-34, 2017

Ever since the influential proposals of Thieme (1949) and Hoffmann (1969), the root vidh- is commonly thought to have arisen by incorporation of the preverb vi with the root dhā-. vi-dhā- means 'distribute, allocate', and the root vidh- is usually assigned a similar semantic value in more recent dictionaries and translations. Based on a careful analysis of the syntax and semantics of Vedic vidh- and its Old Avestan counterpart vid-, I argue that the root concerned existed already in Proto-Indo-Iranian as a root unrelated to vi-dhā-. This root appears in sacrificial contexts, and its meaning is essentially 'honor, offer', as recognized by older dictionaries. An important result of this study is the finding that the commonly supposed construction for vidh- in which the recipient is placed in the accusative does not appear in the Rgveda. This discovery allows us to clarify some commonly mistranslated passages and misunderstood constructions. A detailed appendix of construction types for vidh- in the Rgveda and Atharvaveda has been included.
著者
Simon Croft 北 潔
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.149, no.5, pp.220-224, 2017
被引用文献数
1

<p>リーシュマニア症は典型的な「顧みられない熱帯病(neglected tropical diseases:NTDs)」の一つであり,中南米,アフリカから中近東,ヨーロッパ,アジアそしてインドと世界中に患者が見られる点が特徴である.単細胞の寄生虫で鞭毛虫類に属するリーシュマニア<i>Leishmania</i>によって発症し,サシチョウバエによって媒介される.宿主哺乳類の中ではマクロファージに寄生していることからワクチンによる予防や治療は困難であり,薬剤による治療が中心となっている.しかし治療薬の現状は,長期の投与や激しい副作用など満足できる状態ではない.そこで,薬剤開発と治療デザインを考えるにあたっては,リーシュマニア症の特徴である多様な症状と病原体の原虫としての多様性を理解することが必須である.リーシュマニア症は2つに大別され,皮膚リーシュマニア(cutaneous leishmania:CL)においては主に感染がサシチョウバエに刺された部位に成立するが,<i>Leishmania donovani</i>や<i>L. infantum</i>などによる内蔵リーシュマニア(visceral leishmania:VL)では肝臓や脾臓,骨髄のマクロファージに感染し,治療しなければ死をもたらす.このような問題を解決するには安価で投与しやすく効果的で,しかも小児への投与を含む短期間投与が可能な新規薬剤の開発が喫緊の課題である.VLとCL両者のリーシュマニア症の新しい治療法の開発は不可欠であり,われわれはこの原虫に関する生物学,病理学,医薬品化学,薬物動態学や製剤学などを統合して新薬の開発と新たな治療法の確立をめざしている.近い将来にリーシュマニア患者に新しい治療法が提供されることを確実にするためには製薬企業,政府や非営利組織を含む国際機関,バイオテクノロジーセクターおよびアカデミアのパートナーシップと弛まぬ努力が必要である.</p>
著者
宇佐美 慧
出版者
The Japanese Association of Educational Psychology
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.385-401, 2011
被引用文献数
5

社会科学の分野においては, サンプリングされた個人(e.g., 生徒, 患者, 市民)の測定データが, 上位の抽出単位である集団(e.g., 学校, 病院, 地域)にネストされた構造を持つことが多い。このような階層データにおいては, 一般に階層線形モデル(Hierarchical Linear Model : HLM)のような, 同一集団内に所属する個人間の相関情報を考慮した解析手法が有用である。本研究では, 階層データにおいて, 2群間の平均値差に関心がある場合に着目し, 検定力および効果量の信頼区間幅の観点から必要なサンプルサイズを決定するための決定方法を, 群の割り当てが個人単位で決定される場合(Multisite Randomized Trials : MRT)と集団単位で決定される場合(Cluster Randomized Trials : CRT)のそれぞれについて, ランダム切片モデルを用いて解析した状況を想定して統一的に導出する。さらに, 実用上の観点から, 一定の検定力および信頼区間幅を得るために必要なサンプルサイズをまとめた数表の作成も試みた。 MRT型の収集デザインのための数表は, 個人内の反復測定デザインや, ランダムブロックデザインなどの, いわゆる対応のあるデザインから得られるデータにおいても利用可能である。
著者
中村 好和 桜井 泰憲
出版者
水産庁北海道区水産研究所
雑誌
北海道区水産研究所研究報告 (ISSN:05132541)
巻号頁・発行日
no.54, pp.p1-7, 1990-03
被引用文献数
2

1988年6月に北海道松前沖で釣獲されたスルメイカ(外套背長13~20cm)を,北海道大学水産学部付属臼尻水産実験所内の水槽(容量12トン,1個)で29日間飼育し,その間に平衡石にマークを付けるための処理を合計4回行った。その処理はテトラサイクリン塩酸塩または塩化ストロンチウムの溶液に浸したスケトウダラ幼魚を,それぞれ2回14日間の間隔で投餌することによった。テトラサイクリンによるマークは,紫外線照射下で,研磨した平衡石の周縁部に1つの帯状として観察された。テトラサイクリンによるマークの開始位置から平衡石外縁までの輪紋数は,4個体で数えることができ,それぞれ18,21,21,23本であった。テトラサイクリンを加えた餌を最初に与えた日から飼育終了までの経過日数は20日間であった。計数した輪紋数が経過日数に近かったことは,スルメイカ平衡石に日周期的な輪紋形成が存在することを示唆した。平衡石研磨標本において,ストロンチウムによるマークは検出されなかった。