著者
鈴木 豊 阿部 賢史 山田 英一 秋山 承太郎 雨海 正純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.267, pp.45-48, 2005-09-01

近年半導体パッケージの統合化、微細化、小ピッチ化に伴い開発されたスタック・ダイ・パッケージの内部構造の影響が与えるダイのストレスについて、ストレスセンサーを使用して定量的に評価した。ストレス測定は信頼性試験下で行い、各試験下におけるダイのストレスを測定した。また、4点曲げ試験との相関を取ることで、ストレスセンサーの定量的な応力の測定を行った。
著者
王 彩華 棚橋 英樹 佐藤 雄隆 平湯 秀和 丹羽 義典 山本 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.421, pp.155-160, 2001-11-08
参考文献数
13

本研究では, K2Tで得られた高解像度パノラマレンジデータと全方向ステレオシステム(SOS)で得られた高解像度全方向画像の位置合わせとセンサの相対的な姿勢の推定について考える.本手法はまずそれぞれのパノラマ画像の縦方向のエッジヒストグラムをマッチングし, 2つのセンサーの方位角を合わせる.次に, 各方位角において, それを中心とした90°の視野角を用いて透視射影のエッジ画像を生成し, 横方向のエッジヒストグラムを生成する.これらの横方向のエッジヒストグラムをマッチングすることによってセンサの縦方向の位置と軸の傾きを推定する.実験では, シーンの状況が多少違う画像を用いて, 提案手法の有効性とロバスト性について検証した.
著者
秋山 義継
出版者
拓殖大学
雑誌
経営経理研究 (ISSN:02878836)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.37-54, 2002-06-10

地方自治の確立には, 権限と財源の国から地方への委譲が必要である。特に権限と財源がセットで委譲されなくては真の地方分権は進まない。形式的に地方の裁量範囲が拡大されても, これまでと同じように補助金を通じて図るコントロールが続くことになり, 中央省庁のスリム化も進まない。しかし, 直ちに権限と財源を地方へ委譲せよといっても, 地方の小さな自治体には受け皿としての能力もない。国の地方分権推進計画では, 市町村合併の促進がうたわれている。市町村合併によって誕生した自治体には, 経済性や経営感覚を取り入れることが望まれる。自治体経営には, 経営資源の効率的な活用と民間企業の経営感覚を持つことが重要である。
著者
飯尾 高明
出版者
都城工業高等専門学校
雑誌
都城工業高等専門学校研究報告 (ISSN:0286116X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.81-87, 2004-01

Bei den fruhen Werken von Thomas Mann handelt es sich um die Kunstler-Burger-Opposition. Auch in "Tonio Kroger" steht diese Opposition im Vordergrund. Bei genaueren Beobachtungen zeigt sie sich aber als eine Variante der Eros-Selbstbewusstsein-Antinomic. Die Ursache seiner inneren Schwankung seit der Jugendzeit ist diese Entgegensetzung. Er verneint den Dilettantismus, was von einer Art Hassliebe gegen sich selbst in der Vergangenheit herkommt, wo er sich als Dilettant von seiner Umwelt entfremdet fuhlte. Aber Tonio begreift seinen eigenen Zwiespalt als solchen nicht. Noch am Ende dieser Novelle beschrankt er sich auf die Wiederbestatigung seiner eigenen Liebe zum Burgertum. In dieser Novelle ist die wahre Auflosung der 'Eros-SeIbstbewusstsein-Antinomie' noch nicht gefunden worden. Aber das zeigt ironisch die Problematik dieser Novelle.
著者
三輪 祐太 野口 拓 川合 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.476, pp.221-226, 2012-03-05

本稿ではBluetoothで構築したアドホックネットワークの構築手法と特性について述べる.Bluetoothは低消費電力・低コストという有利性を備え,近年は携帯電話やスマートフォンなど多くのモバイル端末で実装されている.通信デバイスにZEAL(Bluetooth通信デバイス),制御ハードウエアにSTBee(ARMマイコンボード)を利用し,実機を用いたBluetooth通信の評価を行う.結果を基にBluetoothに適したアドホックネットワークの構成を検討し,その特性に関する実機評価を目指す.
著者
本郷 次雄
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.116-126, 1982-04-20
著者
岩田 吉弘 福士 秀人 鈴木 義孝 平井 克哉
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.201-205, 1987-01-10

某輸入愛玩鳥卸売業者において,流涙,結膜の浮腫と充血,眼瞼腫張,角膜の混濁と潰瘍などの症状を示すオウム・インコ類の疾病が観察された。アオボウシインコ11羽中9例ならびにオカメインコ5羽およびボタンインコ4羽の全例からボックスウイルスが分離された。また,これらの症例からグラム陽性菌がほぼ純粋に検出され,混合感染によって病性が悪化すると考えられた。
著者
稲生 勝 鈴木 恒範
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学地域科学部研究報告 (ISSN:13428268)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-11, 1998-09-10

本稿は、G.W.F.Hegel:Enzyklopadie der philososophischen Wissennschaften im Grundrisse, 1817(エンチクロペディー初版、いわゆるハイデルベルク・エンチクロペディー)のB. Philosophie der Naturの翻訳である。おそらくは、初めての日本語訳である。なお、テキストは、グロックナー版ヘーゲル全集第6巻(Georg Wilhelm Friedrich Hegel Samtliche Werke., hrsg. von Hermann Glockner, Band 6,1968)を用いた。稲生が下訳をつくり、鈴木が確認し、その後、二人で討議した。
著者
田淵 篤 正木 久男 稲田 洋 森田 一郎 石田 敦久 菊川 大樹 遠藤 浩一 村上 泰治 藤原 巍
出版者
The Japanese Society for Cardiovascular Surgery
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.260-263, 2000

症例は26歳, 男性. 3年前にアメリカンフットボールの競技中に左膝靱帯損傷をきたし, 保存的加療を受けた. 2カ月前から左足の冷感, 知覚障害を自覚し, 当科に入院した. 大腿動脈造影では左膝窩動脈の高度狭窄, 前脛骨および後脛骨動脈の閉塞が示された. CT, MRI検査では左膝窩動脈内腔に突出した腫瘤, 解離などが考えられた. 手術は後方到達法で施行, 左膝窩動脈外側からの圧排はなく, 切開を加えると狭窄部位は白色血栓であった. 血栓を摘除し, 膝窩動脈切開部は自家静脈にてパッチ閉鎖した. 狭窄性病変の病理組織学的所見は, フィブリンを主体とした器質化血栓および内膜からなり, 血栓および内膜内に肉芽組織の進入が観察された. 本症の成因として鈍的血管損傷後の治癒過程で壁肥厚, 血栓形成をきたし, 狭窄したと考えられた. 術後経過は順調であった.
著者
山本 晴彦 岩谷 潔 鈴木 賢士 早川 誠而 鈴木 義則
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.315-328, 2000-11-30
参考文献数
17
被引用文献数
8

Typhoon 9918 (Bart) passed through the Kyushu and the western part of Chugoku districts on September 24,1999. The strong wind and storm surge disasters were caused by the typhoon 9918 in western part of Japan. During the typhoon passing, the peak gust speed recorded at Ushibuka weather station in Kumamoto Prefecture was 66.2 m/s, which was the maximum value in Kyushu district (exclusive of islands). The peak gust speed recorded at the Onoda fire station and the Hofu north base were 58.9 m/s and 61.2 m/s, respectively. The sea level recorded at Moji was 372 cm at 8 : 10,which was 140 cm higher than the calculated value (232 cm). The loss money by the strong wind and storm surge disasters in Yamaguchi Prefecture by the typhoon 9918 exceeded 41 billions yen.