2 0 0 0 OA 黄詩全集

著者
宋黄庭堅撰
巻号頁・発行日
vol.第20冊, 1789
著者
井田 博史 福原 和伸 高橋 まどか 石井 源信 井上 哲理
出版者
Japanese Society of Sport Psychology
雑誌
スポーツ心理学研究 (ISSN:03887014)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.1-11, 2010 (Released:2010-04-15)
参考文献数
26
被引用文献数
3 2

The Cave Automatic Virtual Environment (CAVE), which is a computer-simulated 3D virtual reality (VR) system, is expected to provide sport learners with interactive and immersive learning materials. The purpose of this study was to reveal perceptual characteristics of tennis players when they viewed the tennis ball flight reconstructed in CAVE. The visual stimuli of this study were reconstructed based on the actual measured values of the tennis court and the ball flight. Perceptual performances, subjective impression scoring and shot type discrimination (flat, topspin and slice), were assessed by varying the conditions of three visual VR settings: binocular disparity, screen number, and viewpoint. The augmented-disparity setting was likely to induce a higher sense of discomfort than the no-disparity and normal-disparity settings. The four-screen condition was more likely to induce a correct response than the one-screen condition. The viewpoint of the umpire induced a significantly higher sense of discomfort than the field player viewpoints, and the viewpoint close to the approaching ball made it more difficult to discriminate the shot type. This research was a pilot study on sport perception in VR, and the results will contribute to the construction of sport-simulating VR systems.
著者
清家 浩
出版者
広島経済大学経済学会
雑誌
広島経済大学研究論集 (ISSN:03871444)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1-19, 2006-06

Ⅰ. 設定 : ブルーストとエリュアール Ⅱ. シャルマン・モーンストル : セシルの造形 Ⅲ. アンヌ : 幸福の破壊者としての Ⅳ. セシル : 矛盾する存在 Ⅴ. まとめ
著者
金井 好克
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.450-461, 2016-12-25 (Released:2017-02-25)
参考文献数
30

SGLT2阻害薬は、腎での糖の再吸収を抑え、尿中への糖排泄を増加させることで血糖降下作用を示す。腎近位曲尿細管のNa+/グルコーストランスポーターSGLT2を選択的に阻害する経口薬であり、天然のO-グリコシドであるフロリジンをC-グリコシド化することで代謝安定化させ、さらにSGLT2への高度の親和性と選択性を付与した化合物として創製された。SGLT2阻害薬は、腎糸球体で濾過されて原尿中に移行し、管腔膜のSGLT2に管腔側から結合することによって作用する。血糖値を下げることで糖毒性を軽減し、糖尿病の病態を改善するとともに、心血管死を低下させ、腎保護作用を示す大規模臨床試験の結果が報告され、今後の糖尿病治療への貢献が期待される。
著者
大宮 有博
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 言語・文化篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; LANGUAGE and CULTURE (ISSN:1344364X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.71-85, 2014-09-30

本論ではコーネル・ウエストの視点から,W. E. B. デュボイス,マーティン・ルーサー・キングJr.,マルコムXという3人のアフリカンアメリカンの社会思想を俯瞰する。その上でアフリカンアメリカンの社会思想がアフリカンアメリカンの経験を基に,彼らの苦境の原因であるレイシズムという悪を批判し,その苦境からの解放に強い関心を抱いていたことを明らかにする。デュボイスはアフリカンアメリカンの抱える問題を二重意識という概念で表し,「才能ある十分の一」による解放を唱えた。またキングは,アフリカンアメリカン教会の神学を基盤にしてリベラル・キリスト教思想やガンジーの非暴力,預言的市民宗教を取り込んで公民権運動を道徳的に導いた。最後にマルコムXはアフリカンアメリカンに,精神的回心を強く勧めた。彼はアフリカンアメリカンたちの怒りを正しい方向に導くよう努めた。またウエストは,アフリカンアメリカン文化が社会変革の力を持つことを明らかにした。
著者
宮宇地 秀和 福田 忠彦 諏訪 正樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.14, pp.13-18, 2005-02-18
被引用文献数
1

本研究は合奏を構築するプロセス,及びそこで見られるコミュニケーションを分析し,熟達者がどのようにして合奏という協調活動を維持しているのかを明らかにするのが目的である.本稿では音楽大学に通う,ペア内で経験の長さの違う女子学生1ペアに焦点をあて,2曲のヴァイオリン二重奏曲の主に合奏練習の過程で生理計測を行い,発話を収録した.眼球運動を計測した結果からは,合奏中には2回しかアイ・コンタクトが行われていないことがわかった.また,呼吸運動データの分析からは,個人,合奏練習にかかわらず,練習の最後の演奏の方が振幅,呼気相間の長さが共に多様になることがわかった.さらにプロトコル分析手法により,ペア内でより経験の長い奏者は音楽的アイデアを楽譜の音楽的形式や強弱,つながり等の要素に基づいて生成し,又それを言葉よりも演奏や弓のジェスチャなどによって表現し,伝達する傾向が明らかになった.The purpose of this study is to prove how expert maintain cooperative activity in ensemble by analyzing process of constructing ensemble and communication in ensemble.Focusing on a pair of female music academy student that there was a difference in experience between player while practicing two pieces of duet for violins,psychological data was measured and protocol was recorded.Analysis of eye movement proved that there was only twice eye-contact in ensemble.Analysis of respiration proved that an amplitude and expiration interval of respiration diversified in the latter performance of rehearsal both separated and joined practice.Protocol analysis revealed that more experienced expert tended to create musical ideas based on musical form or elements from music and convey these by musical performance or gesture than by language.
著者
Kenji Suetsugu Arief Hidayat Hirokazu Tsukaya
出版者
The Japanese Society for Plant Systematics
雑誌
Acta Phytotaxonomica et Geobotanica (ISSN:13467565)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.135-137, 2018 (Released:2018-06-30)

The discovery of a new locality of the mycoheterotrophic Gastrodia spathulata (Orchidaceae) in West Java, Indonesia, during herbarium studies in BO is reported. This species was previously considered an endemic species in Mt. Kinabalu, Sabah, Borneo.
著者
高西 春二 中野 晋 宇野 宏司 仁志 裕太
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題) (ISSN:21856621)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.I_130-I_137, 2012 (Released:2013-01-30)
参考文献数
7
被引用文献数
3

近年では,2004年および2011年の新潟・福島豪雨災害,2009年の佐用町豪雨災害,2011年の台風12号による紀伊半島豪雨災害などによる甚大な被害が発生している.これら洪水では,家屋・人的被害に加えて,各種事業所や病院,公共施設,ライフライン等が浸水のために大きな経済被害を被っている.そこで本研究では,沿川に立地しているために洪水被害を受けやすく他事業の復旧期間に大きく影響する『水道事業』に着目し,被災事例を調査した.浸水被害が水道事業者にもたらす影響と課題について考察するとともに,BCPの必要性と水道事業者が想定すべき事前対策等について提案する.
著者
鬼塚 健一郎 星野 敏
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.67-76, 2015
被引用文献数
2

農山村地域では,過疎化・高齢化に加えて混住化や就業機会の多様化により,地域コミュニティが弱体化し,従来コミュニティが担ってきた様々な地域環境の維持・管理が困難となる地域が増加している。地縁型の町内会や各種団体だけでは解決しきれない問題に対応することを目指して新たな自治組織が設立される例が増えており,例としてまちづくり協議会等が挙げられる。また,複数集落による集落機能の相互補完や自治範囲の見直し等,新たなコミュニティの将来像を策定することを目指した「集落機能再編促進事業」(農林水産省)や,農業者だけでなく地域住民や自治会・関係団体等の多様な主体が幅広く連携して新たな活動組織を形成することを要件とした施策,「農地・水・環境保全向上対策事業」(農林水産省)など,組織変革を伴う集落機能の再編は国の事業にも取り入れられている。このように,住民自治組織の再編や新設が実施され,事業の受け皿となる事例が増えており,受け皿組織から地域住民へのスムーズな情報共有は,特に住民参加型の事業・取組における住民の理解・参加の促進のための重要な課題である。地域内での情報や知識の共有には回覧板や広報紙など様々なメディアが利用されているが,対面での情報伝達である口コミも依然として重要な手段の一つであり,その際に活用されるのが地域内のネットワークである。ネットワークは,コミュニティの持つ機能を表現する概念として多くの分野で注目が集まっている社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)に関する多様な定義においても,中心的な要素とされている。2000年以降,人や組織等の間のネットワークを定量的に評価する社会ネットワーク分析が,様々な分野で導入されつつある。社会ネットワーク分析の特徴は,社会現象を,人や組織の持つ属性や規範から説明するのではなく,人のふるまいや思考・行動を規定する要因として関係性やその強度といった社会構造から説明を試みる点にある。農山村地域において幅広く住民参加が求められる事業における情報共有の実態を明らかにすることにより,事業の受け皿組織の選定や構成等のための重要な知見を得られることが期待される。そこで本研究では,集落・旧村範囲の農山村地域においてSNS(Social Networking Service)の活用に取り組んだプロジェクト(III章にて詳述)を事例として,受け皿組織から他の住民への情報共有の実態と促進に向けた課題について,特に地域内ネットワークが活用される口コミに着目し,社会ネットワーク分析により,個人や組織で構成される社会構造から定量的に明らかにすることを目的とする。
著者
熊谷 圭知
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理学会大会 研究発表要旨 2010年 人文地理学会大会
巻号頁・発行日
pp.56, 2010 (Released:2011-02-01)

社会文化地理学: 本報告では、日本の男性と男性性の変容を、地理的想像力とナショナリズムの問題に関連させて論じる。近年の日本の急速な社会経済変化は、日本の若い世代、とりわけ若い男性に大き打撃を与え、稼ぎ手としての男性という戦後家族モデルにもはや依拠できない若い男たちのジェンダー・アイデンティティに影響を及ぼしている。本報告では、新たな男性性のタイプとして「草食系男子」「オタク」「ネオ(プチ)ナショナリスト」を取り上げ、それが今後の日本の社会的・経済的・政治的変化といかに関連するかについて試論を提示したい。
著者
脇本 忍
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
vol.23, pp.83-93, 2016

本研究は、落語に登場する女性が男性に対してつく嘘の動機と構造について検討した。落語はフィクションであり、そこに登場する人物の嘘の是非を問うものではなく、嘘が物語を成立させるための重要な言動になることもある。Ford(1996)の報告では、嘘の動機には、罰回避・自意識維持・攻撃的行動・支配感獲得・騙す喜び・願望充足・自己欺瞞強化・他者行動コントロール・他者援助・他者の自己欺瞞援助・役割葛藤解決・自負心保全・アイデンティティ獲得の13種類があるとされてきた。本研究では、女性が嘘をつく落語作品から、「紙入れ」「星野屋」「芝浜」の3作品に注目し、それらの作品の嘘の動機と照合しながら、各作品に登場する女性たちの嘘について分析を試みた。その結果、「紙入れ」では罰回避と他者支援、「星野屋」では願望充足と他者行動コントロール、「芝浜」では他者援助と罰回避、さらに自負心保全の動機があることが考えられた。男性目線で創作され演じられてきた落語における女性の嘘には、心理的性であるジェンダーの視点から、嘘をついても許せる女性像と、理想の女性像に連関する要因が含まれていることが推察できた。
著者
山地 哲也
出版者
海上保安大学校
雑誌
海保大研究報告. 法文学系 (ISSN:04530993)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.159-185, 2013

1 はじめに2 避難場所に関連する事例3 避難場所への船体収容に関連する法令4 非常災害対策本部の権能5 大型タンカー事故等に対する非常災害対策本部の対応6 検討:避難場所への船体収容に係る非常災害対策本部の調整・指示7 おわりに
著者
橋本進吉述
出版者
啓明社
巻号頁・発行日
1934