著者
中川 正美
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.68, no.12, pp.p23-36, 1991-12
著者
田中 正幸 益永 孝幸 中川 泰忠
出版者
一般社団法人 日本計算工学会
雑誌
日本計算工学会論文集 (ISSN:13478826)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.20090001, 2009-01-28 (Released:2009-01-28)
参考文献数
16

粒子法により非圧縮性流体を解析するMPS(Moving Particle Semi-implicit)法には空間的に粒子径を変更できないという問題があった.本研究では重み関数を粒子の大きさを考慮して計算し,さらに非圧縮条件を粒子径が異なる場合にも対応できるように変更することで,空間的に粒子径が異なっても安定に解析できるようにMPS法を改良した.また,粒子の分裂と結合を行うことによって動的に空間解像度を調整することを可能にした.その結果,ダム崩壊問題において計算時間を約1/9に削減することができた.
著者
中川 宏 熊本 水頼
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.83-89, 1973-10-25 (Released:2017-09-27)

ウェイトリフティングの選手について, ベンチプレスを行なわせたときの筋の作用機序について筋電図学的に検討した. 1) 手関節の姿勢制御を示すような筋の働きは認められなかった. 2) 肘関節はただ単純に伸展を行なっているだけで, 姿勢制御を示す筋の働きは殆んど認められなかった. 3) 筋力に余裕のあるとき, 肘関節伸展は上腕三頭筋外側頭のみで行なわれ, 筋力の劣るときは同筋長頭も参画した. 長頭の収縮がもたらす肩関節伸展の力は, 肩関節屈曲筋群の活動の増強で消却された. 4) 肩関節は水平位内転と屈曲の合成された動きを示す筋放電様相を呈した. 5) 挙上能力の劣るものには, 無駄な, かつまた抑制的と考えられる筋放電も認められた.
著者
中川 栄照
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.10, pp.A1-A18, 1985
著者
中川 麻子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

「美術染織」とは、明治から大正時代にかけて制作された絵画的な染織作品であり、近代染織を語る上で重要な存在である。本稿では明治時代初期から1893年(明治26年)頃を対象にし、国内外の博覧会に出品された染織作品について検討を行った。1876年(明治9年)フィラデルフィア万博出品の成功を受けて、内国勧業博には多くの絵画的な染織作品が出品された。また業者によって積極的に新しい技術の開発が行われ、1882年(明治15年)前後にはますますこの傾向が強まった。1886年(明治19年)京都色染織物繍纈共進会の出品分類に現れた「美術色染」「美術織物」の語は、染織分野に初めて「美術」の語が持ち込まれた例であり、はじめて《美術染織》概念が誕生した。1889年(明治22年)パリ万博では染織作品が「美術」とは認められなかった。しかし1893年(明治26年)シカゴ万博において、平面的かつ大型で、観賞用の性質が強い作品が美術部出品を果たし「美術的織物」と呼ばれ絶賛された。このシカゴ万博を機会に《美術染織》の概念と「平面」、「大型」、「鑑賞用」という作品形式が確立した。
著者
千葉 滋 立堀 道昭 佐藤 芳樹 中川 清志
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.427-437, 2004-11-25 (Released:2008-11-30)

リフレクションの研究は,計算モデルが先行したので,当初実装は素朴なものばかりで実用にはならないとされていた.本論文は,素朴な実装では実行時に全て動的におこなっていた処理を,機能に制限を加えつつも,静的におこなえるようにし,実行速度を改善する技術について述べる.我々が開発したこの技術により,C++言語やJava言語のような実行効率が重視される言語でも,リフレクション機能を利用することが可能になった.また本論文は,リフレクションとアスペクト指向プログラミングとの関連を軸に,この分野の研究の今後の展望について,著者らの見解を述べる.
著者
中川 仁
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.403-410, 2002 (Released:2002-09-01)
参考文献数
1
被引用文献数
5 2

“EBM(科学的根拠に基づく医療)”という用語が1997年ごろより日本国内においても急速に広がっているが,正しく理解されて用いられているとは言い難い。EBMは臨床疫学に基礎を置きながら,1991年にカナダMcMaster大学のGordon Guyattによって提唱された概念である。“EBM”という用語を用いるとき,本来の概念・考え方を理解したうえで用いることが必要であると考え,その定義・歴史・実践方法・学び方などについて解説した。これらEBMの全体像を理解したうえで,“EBM”を実践していくべきである。
著者
谷 明生 中川 智行 三井 亮司 NURETTIN Sahin
出版者
岡山大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

植物に多く共生するMethylobacterium属細菌の系統分類に関しては四株について新種提唱を行った。生育促進に関わる植物ホルモンについて分析し、サイトカイニンが最も重要であることを示唆する結果を得た。メタノール脱水素酵素(MDH)の補酵素が気孔を開く活性を持っており、その作用機構として活性酸素の除去にあることを見いだしている。MDHのホモログの中に希土類元素を要求するものを見いだし、機能解析を行った。イネをモデルとして本属細菌の種レベルでの同定を行い、イネの種子に含まれる本属細菌の種は、イネの遺伝型よりも栽培条件に影響されていることを示唆する結果を得た。
著者
角田 博之 宮岡 等 高木 謙 角田 和之 高森 康次 永井 哲夫 中川 種昭 藤野 雅美 片山 義郎
出版者
Japanese Society of Psychosomatic Dentistry
雑誌
日本歯科心身医学会雑誌 (ISSN:09136681)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.85-88, 2003-12-25 (Released:2011-09-20)
参考文献数
7

“Adolescent paranoia” includes phobias of emitting foul odor from one's own body, fear of eye-to-eye confrontation and dysmorphophobia.A 21-year old man visited the department of dentistry of our hospital complaining of foul breath, whose concern about his odor was delusional. He also exhibited “egorrhea” symptoms, such as fear of eye-to-eye confrontation and monologue, and was diagnosed as having adolescent paranoia by a psychiatrist. The patient had started avoiding people, shut himself away in his room and talked to himself from the age of 15 or 16, after initially becoming concerned about his pimples. He also became concerned about foul breath and having suspicious eyes from the age of 17, felt that others were avoiding him, and became self-recriminatory. He later presumed that his thoughts were being expressed by his mouth contrary to his will.The self-rating questionnaire for assessing the severity of phobia of emitting foul breath received a high score of 36 out of 40. The questionnaire indicated the delusion of having halitosis, delusion of reference and poor social adaptability. He was, accordingly, diagnosed as suffering from Group III (severe) type of phobia of emitting foul breath. On the day of his first visit, he was also examined by a psychiatrist, and diagnosed as having adolescent paranoia and administered 1 mg of risperidone.This patient's symptoms suggested the possibility of schizophrenia. Thus it was preferable to pay attention to other symptoms of schizophrenia and the patient was therefore observed carefully.Dentists are likely to receive outpatients of this type who require immediate referral to psychiatrists. The case of this patient demonstrates the importance of an accurate differential diagnosis regarding complaints of emitting foul breath.
著者
中川 良二
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.6, pp.283-289, 2018-06-15 (Released:2018-06-21)
参考文献数
8
被引用文献数
1

We have isolated a new strain of Lactobacillus plantarum from Japanese pickles produced by a farmer in Hokkaido, and have named the strain HOKKAIDO. Our investigation of HOKKAIDO strain revealed several characteristics. The strain exhibits digestive juice tolerance and can survive in the intestine. The strain strongly adheres to human enterocyte-like Caco-2 cells, and cells of HOKKAIDO strain competed with E. coli O-157 cells for adhesion to Caco-2 cells. From several examinations with human dendritic cells, this strain may act to improve immune function. It was found that HOKKAIDO strain is superior in the fermentation of vegetables, fruits, and cereals. These characteristics were exploited to produce foods such as fermented soybean milk, alcoholic beverages using sake lees, and fermented carrot drink. In addition, HOKKAIDO strain as a probiotic was contained in commercial products such as yogurt and a milk substitute for calves.