著者
佐々木 満実
出版者
お茶の水女子大学ジェンダー研究所
雑誌
ジェンダー研究 = Journal of gender studies, Ochanomizu University : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報 (ISSN:13450638)
巻号頁・発行日
no.20, pp.87-100, 2017-03

"Marriage" has been defined as a socially recognized spouses'union or legal\relationship between spouses. However, in the Qin Dynasty and the early Han\Dynasty of China, the word " 夫妻(spouses)" had ambiguous meanings even in\legal documents, and even couples in relationships that were not yet authorized\by their society were called " 夫妻(spouses)". It is assumed that the word had\three meanings: one was a relationship built on a private promise, another was a\relationship built by social recognition, and the third was a relationship built by\state authorization.\ Up to now, whether "marriages" in ancient China needed permission\from the government or not has been discussed. However, in consulting\some excavated material, this study proposes that "marriage" did not require\permission from the government. Nevertheless, the government guaranteed the\right of people's marital relationship, and regulated it. The structure of "family"\of that period was different from our modern "family", so we should consider\afresh how to interpret the word " 婚姻(marriage)" and " 夫妻(spouses)" in\regards to the regionality and the era.
著者
肖 瑩 佐々木 和郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.155-158, 2015

本研究は日中の国際的な映像音楽作曲家久石譲と趙季平は何ゆえに国際的に高い評価を受けたかについて分析し、日中両国の映画ファンを魅了する彼らの音楽を利用し、日本を訪れる中国人観光客に対して、本当の日本の良さを知ってもらう。また、彼らの音楽の登場する映画コンテンツによる、各種の「巡行型コース」を想定し、旅行者のニーズに合わせて対象地域として、柔軟なガイド情報を供給するものであり、日本文化や歴史に関係がある場所を発見できるような、新しい時代の旅行ミュージックツーリズムを提案する。
著者
玉井 ひろみ 豊永 友紀 長澤 佳恵 堀 浩子 津村 晶子 佐々木 奈穂 福井 智恵子 岩下 憲四郎 弓削 堅志 岡見 豊一 山岸 和矢
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.121-125, 2001-07-15 (Released:2009-10-29)
参考文献数
8

遠方視力検査は5mとされているが、1.1mの距離で検査を行えるスペースセイビングチャート®(SSC-330 Type II、ニデック社、以下SSC)の有用性を検討したので報告する。症例は小児22例、成人105例。小児は5~8歳、9~12歳の症例に分けて検討した。成人は屈折異常のみ、偽水晶体眼、白内障の症例の測定を行った。さらに白内障では、核白内障、皮質白内障、後嚢下白内障に分けて、それぞれ裸眼視力、矯正視力、等価球面値の差について比較検討した。その結果、各症例ともSSCと5m視力表における裸眼視力、矯正視力はよく一致しており、等価球面値の差も0.1D以下で調節介入は見られなかった。使用して感じた利点は1.省スペースとして有用、2.他人に視標が見えないためプライバシーの保護ができる点であった。一方、欠点は1.視標の数が0.1以下で少なく低視力者に使いにくい、2.正面でしか視標が見えないので視野が狭いと視標が見つけにくいのではないか、という点であった。
著者
木村 丈司 甲斐 崇文 西海 一生 高橋 尚子 佐々木 秀美
出版者
Japanese Society for Infection Prevention and Control
雑誌
日本環境感染学会誌 = Japanese journal of environmental infections (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.405-410, 2009-11-25
参考文献数
7
被引用文献数
1 3

抗菌薬適正使用の推進は院内感染対策において最も重要な課題の一つである.当院では2006年4月より第4世代セフェム系,カルバペネム系,ニューキノロン系抗菌薬と抗MRSA薬を対象として使用届出制を開始した.使用届出制の開始後,特に第4世代セフェム系,カルバペネム系抗菌薬の使用量が減少し,また投与期間が14日以上に及ぶ長期投与の処方件数も減少した.また2008年4月からはpharmacokinetics/pharmacodynamics理論に基づく抗菌薬の投与方法に関する資料の配布を開始した.資料の配布開始以降,cefozopran (CZOP)では1000 mg×3回/day及び2000 mg×2回/dayの投与方法が,meropenem (MEPM)では500 mg×3回/dayの投与方法がそれぞれ増加した.緑膿菌のCZOPに対する耐性株率は2005年度から2006年度で一時増加したが,2007年度では2005年度と同程度まで減少し,またMEPMに対する耐性株率は年々減少が見られた.このように,抗菌薬適正使用の推進及び抗菌薬耐性菌の増加防止において,infection control teamによる積極的な介入は重要であると考えられる.<br>
著者
酒井 秀夫 大橋 文人 佐々木 重人 伊藤 福美 森田 明 小林 晋作 高井 信治 佐々木 伸雄 竹内 啓
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.1239-1242, 1984-06-15 (Released:2011-10-07)
参考文献数
9

活性炭などの吸着剤による直接血液灌流(DHP)は肝不全・腎不全などに対する治療として有効である。本治療法実施に際しての抗凝固剤としては主にヘパリンが使用されているが, 血球の減少・DHP後の出血傾向などの問題がある。我々はこれらの問題点を考慮し, ヘパリンにかわる抗凝固剤としてカルバサイクリン誘導体CS-570を使用して実験的尿毒症犬の活性炭によるDHPを行ない, 血球成分・血液凝固能・血圧・回路内圧などを指標としてCS-570のDHPにおける抗凝固剤としての有用性を検討した。その結果, DHP実施中の赤血球数・血小板数は変動せず, 血液回路内での血小板凝集は強く抑制されており回路内凝血の徴候は認められなかった。一方, 生体内での凝集抑制率は低くDHP終了後の凝集能回復も速やかであった。また, 血圧の低下はわずかであった。以上のことからCS-570はDHPにおける抗凝固剤として非常に有用であると考えられた。
著者
佐々木 交賢
出版者
創価大学社会学会
雑誌
Sociologica (ISSN:03859754)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.p79-100, 1993-12
著者
平井 達哉 本川 祐治 佐々木 慎一 丹京 真一
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.627-642, 2018-07-15

近年,ソフトウェアの脆弱性が明らかになってから,その点を突くサイバー攻撃が行われるまでの時間が短くなり,実被害を生じる例が増大している.生じる被害を抑えるために,各事業者では,セキュリティインシデントを未然に防止すること,セキュリティインシデントを生じた場合には迅速に対応することが,急務になってきている.それらを達成できるようにするには,各企業内に設置されているCSIRTが,各地で発生しているサイバー攻撃の動向やソフトウェアの脆弱性の情報,それらへの対策の方法を早期に入手できること,情報システム・機器の管理者や利用者に迅速に対策情報を通知できること,通知を受けた管理者や利用者が各機器に対して迅速に対策を実行できること等が必要である.そのためには,CSIRTがソフトウェア開発企業や国内外の情報収集機関等が発信するソフトウェアの脆弱性やサイバー攻撃,およびそれらへの対策に関する情報を入手し,情報を整理した上で,必要なものを,自事業者内や下位の組織・事業者等に展開できる必要がある.このような背景から,関連する組織,事業者,および人員の間で,情報を共有することを適切に支援するICTシステムが存在することが望まれる.上記観点から,我々はまず,被害を抑制するためにCSIRTが遂行する必要がある作業を分析し,その上でそれらをより迅速にCSIRTが遂行できるようにするためのICTシステムを開発・構築した.現在その有用性について検証を進めている.
著者
佐々木 淳 倉石 泰
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.3, pp.151-155, 2006 (Released:2006-05-01)
参考文献数
76
被引用文献数
1

神経因性疼痛は長期間持続する難治性の疼痛である.持続的な痛みは患者のQuality of Lifeを著しく低下させることから,痛み自体が治療の対象となる.しかし,従来の鎮痛薬では疼痛を十分にコントロールすることは難しい.また,同一症状の疼痛でも疼痛発症機序は多様であり,同一の治療法の効果は一様ではない.神経因性疼痛モデルは数多く報告されており,末梢神経損傷するタイプ,病態特異的タイプ,化学療法薬誘発タイプに分けられる.ヒト同様,モデルによって疼痛発症機序に違いがあり,薬物の効果も大きく異なる.絞扼性神経損傷(chronic constriction injury)モデル,坐骨神経部分損傷(partial sciatic nerve ligation)モデル,脊髄神経結紮損傷(spinal nerve ligation)モデルは,いずれも末梢神経損傷タイプの神経因性疼痛モデルであるが,疼痛の種類によっては発現のしやすさがモデル間で異なり,交感神経依存性やモルヒネ感受性にもモデル間で明らかな違いがある.神経栄養因子は3つのモデル全てで関与が報告されているが,substance P―neurokinin受容体系とglutamate―N-methyl-D-aspartate受容体系は,モデルによって,また疼痛の種類によって関与の程度が大きく異なる.各々のモデルでの疼痛機序は異なると考えることが重要であり,様々な神経因性疼痛のモデルで検討すること,そして,このようなモデル間の差がどのようにして生じるのかを明らかにすることが非常に重要である.
著者
小坂 浩司 浅見 真理 佐々木 万紀子 松井 佳彦 秋葉 道宏
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.125-133, 2017
被引用文献数
3

全国の水道事業を対象に2009~2011年度の原水での農薬の測定計画と検出状況の関連性を水道統計のデータを基に解析した。農薬を測定した水道事業は約650, その約20%で農薬が検出された。農薬を測定した水道事業を水道水源, 農薬の測定回数と測定種類数で分類したとき, 地表水を水源とし農薬の測定回数と測定種類数が多い水道事業のグループは農薬を検出した水道事業の割合 (検出率) や検出された農薬の種類数が多かった。農薬の測定回数が1回のグループは農薬が検出された水道事業の割合は少なく, その多くは1種の農薬を単年度のみで検出していた。地下水を水道水源に使用している水道事業は総じて検出率は低かった。検出された個別農薬は77種, 比較的多くの水道事業 (10以上) で検出されたのは10種程度であった。検出される可能性がある農薬には地域多様性があるが, いくつかは全国の多くの水道事業から検出される可能性が示された。
著者
森山 秀樹 山村 浩然 北村 祥貴 西田 佑児 竹原 朗 芝原 一繁 佐々木 正寿 小西 孝司
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.368-371, 2009-04-01 (Released:2011-12-23)
参考文献数
17

症例は18歳の女性で,自動車運転中の自損事故で受傷し,当院へ救急搬送された.シートベルトは着用していなかった.腹部全体が板状硬で上腹部に著明な圧痛を認めた.腹部CTで腹腔内遊離ガスを認めた.外傷性消化管損傷による汎発性腹膜炎が疑われたため緊急手術を施行した.腹腔内には血性の腹水があり,胃前庭部の離断を認めた.幽門側胃切除を施行し,Billroth II法再建,Braun吻合を行った.術後経過は良好で術後15日目に退院した.他臓器の損傷を伴わない外傷性胃離断の報告は今までに1例もない.その発生機序を考察し報告する.
著者
平岡 直樹 佐々木 邦博 伊藤 精晤
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.455-458, 1998-03-30
参考文献数
22

本研究の目的は, ベルギーの首都ブリュッセルにおいて, 近代都市計画の始点とされるイギリスの田園都市論の影響のもと, 20世紀初頭, 田園地域に数多く建設された住宅地の特徴を明らかにすることである。そのためにそれらの分布や規模, 計画技法, 住民共同組織の形態, 共有施設等を整理分析した。その結果, ハワードにより提案されたような真の自立した都市像ではなく, 既存市街地に部分的に依存し, 低層低密な2連戸住棟, テラスハウスによる中世風不規則配置構成を持った比較的小規模な田園郊外としての特徴を有していることが明らかになった。
著者
佐々木 真由美 伝法 公麿 賀来 亨 佐藤 昌明 森 道夫
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.254-265, 1981

3'-Me-DAB投与による肝癌発生過程の初期および胎仔,新生仔のラット肝について免疫組織化学的にα-フェトプロテイン(AFP)とアルブミン(ALB)の単染色及び二重染色を行なった.<BR>1) 3'-Me-DAB投与初期肝:細胞質の少ない,ごく少数の移行型細胞にのみAFP単独保有が認められたが,それよりも細胞質が多くなると,ほとんどのAFP産生細胞は同時にALBも保有していた.さらに成熟して明らかに肝細胞と同定できるようになるとALBのみの産生細胞となる.<BR>2) 胎仔,新生仔肝:ごく初期の胎仔肝(胎生12日)では,すでにほとんどの肝細胞がAFPとALBを同時に保有し,胎生期は同様の傾向を示し,生後は周辺部よりAFPのみ産生が認められなくなり,ついに肝細胞は100% ALBのみの産生細胞となる.<BR>3) 1)2)から3'-Me-DAB発癌初期肝のAFPとALB産生細胞の関係は肝の個体発生におけるそれと非常によく類似し,ほぼ後者をre-traceすることが明らかとなった.
著者
佐々木 かをり
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.795, pp.95-98, 2018-06-11

出会いを大切にし、次のビジネスにつなげるフォローアップは大切だ。日々多くのメールを受信する相手には、社交辞令で終わらない具体的なメールを送ろう。送るときのメールのタイトルや内容は、最初のコンタクト方法としていくつかの知恵を入れていきたい。まず重要になるのがタイトル。メールの件名は工夫したい。例えば、"件名:Follow Up - WPO Cference - Diversity Consulting & Opportunity for Strategic Alliance"…