著者
内藤 岳
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1073-1074, 1986-10-01

高価なワークステーションによる高度なマンマシンインタフェースがソフトウェアの生産性向上の面から高い評価を得ている.しかし,従来からソフトウェア開発に利用されている大型TSSにおいても,ハードとして高価なワークステーションを利用せずに,大衆的な市販パーソナルコンピュータ(パソコン)と交換回線を利用するだけで,TSSの改良とパソコンソフトウェアの工夫により,マルチウィンドウ,マルチタスクでかつセンタ端末間で機能分散した高度なユーザインタフェースを実現できる.本論では,高度なマンマシンインタフェースを経済的に実現することを目指した大型TSSセンター市販パソコン接続システムの構成法について,(1)TSSセンタの機能拡張,(2)マルチパスを可能とする新しいプロトコルの設定,(3)パソコンソフト構成上の方式について述べる.
著者
内藤 建 亀井 智成 中島 浩二 小野 伸幸 坂口 正雄 矢永 尚士 大橋 俊夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.94, no.261, pp.63-68, 1994-09-29
被引用文献数
1

我々は発汗と心拍変動の同時計測が可能な携帯型自律神経モニタ装置の開発を行った。本装置は記録媒体に無接点式フラッシュメモリカードを使用し、24時間中4時間分(任意の1時間×4回)の局所発汗と心拍数、RR50、RR間隔の同時計測が可能である。本研究では生理学的負荷中、および日常生活行動中での精神性発汗と心拍変動の無拘束同時計測に本装置を適用した。
著者
内藤 徳男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会北陸支部会報 (ISSN:0388791X)
巻号頁・発行日
no.3, pp.17-19, 1967-03-25
被引用文献数
1

昭和33年7月23日〜25日に300mmにおよぶ集中豪雨があり, 水田約2, 000haが浸水または冠水した。その中でも福島潟周辺では浸水日数が7〜10日, または10日以上におよび, 新発田川, 太田川流域の旧佐々木村曽根では冠水日数が5日におよんだ。当時, この地帯には早生品種60, 中生品種30, 晩生品種10%が作付されていた。元肥はN成分量10a当り8kgが30〜35%, 5〜6kgが60〜70%, 3〜4kgが10%, 中間追肥は6月10〜15日に0.5〜1.5kg施したものが20%あり, また穂肥は出穂前20〜15日前, すなわち中生コシヒカリ以前の品種に対し1.5〜2.0kg施したものが多く, 一般に多肥の傾向にあり, 且つ7月中旬までの気象が高温に経過したため初期の生育がよく, 過繁茂軟弱な様相を呈した水田が多かった。冠水時期は, 早生品種では出穂10〜15日前, 中生品種では25〜20日前, 晩生品種では30日前にあり, 大部分のものが過度な穂肥を施した直後のために, 被害はいちじるしく多かった。当時, その被害の様相を明らかにするために, 冠水日数別, 稲の生育段階別に調査したのであるが, 昭和41年7月17日に再び水害をうけ, 当時の資料が被害の診断並に対策に益することが多かったのでここにとりまとめて報告したい。
著者
内藤 健一
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.142-148, 2005 (Released:2007-06-01)
参考文献数
1

The ACG Oil Field is situated offshore Azerbaijan, about 100-140 kilometers ESE of Baku, in water depth between 150 and 450 meters.The ACG megastructure is comprised of three culminations, namely the Deep Water Gunashli, Chirag and Azeri field. On 12 December 1994, the Azeri Government awarded the Production Sharing Agreement (“PSA”) to the Azerbaijan International Operating Company (“AIOC”). AIOC consists of nine international oil companies, including ITOCHU. The ACG PSA is for a period of thirty years and will expire in December, 2024.The ACG area is estimated to contain in excess of 5 billion barrels of recoverable reserves. The first production from Chirag platform started in November 1997. The start-up of production in Central Azeri, East and West Azeri and Deep Water Gunashli will be phased in from the beginning of Q1 2005 to 2008 across 4 producing platforms, 3 in Azeri (Phase 1 and Phase 2), and 1 in Deep Water Gunashli (Phase 3).The structure of the giant ACG Oil Field is a WNW to ESE trending, steep-dipping thrusted anticline. The main ACG reservoir is composed of Pliocene large river dominated lacustrine delta sandstone named as Pereriv and Balakhany sandstones.Currently, AIOC has drilled 18 wells on the Chirag 1 platform, of which 14 are producing wells and 4 are water injection wells. The production from the Pereriv sandstone is over 140,000 b/d crude oil.Phase 1 and 2 developments have been in the execution stages since September 2001 and September 2002, respectively. Phase 3 development starts in September 2004 and the total ACG field peak production rate is expected to exceed 1 million barrels a day. One of the export routes for such production will be the Baku-Tbilisi-Ceyhan (“BTC”) pipeline that is 1,768 kilometers in length and will be completed in early 2005.
著者
對馬 誠也 内藤 秀樹 小板橋 基夫
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.109-113, 1995-04-25

イネもみ枯細菌病に対するイネの感受性の経時的な変化を3品種 (コシヒカリ, 黄金晴, あそみのり) を供試して検討した. 開花前後の籾に細菌懸濁液を噴霧接種し, 24時間湿室に保持後温室に移して発病を調査した. その結果, 籾の感受性は開花日に最も高く, ついで開花後3日間は高く経過したが, 開花後4日以降と開花前の籾では顕著に低かった. 開花前に接種した籾では, 開花日に再度相対湿度95%以上の条件下に置かれた時に激しい発病が見られ, 感受性の高い期間の高湿度条件が発病に重要であることが示唆された. 一穂での開花頻度 (観察値) と籾の日別発病度 (実験値) から, 穂の日別感受性値 (相対的累積感受性値, TP)を求め, 試験で得られた穂の日別発病度 (実験値) と比較したところ, 両者における感受性の経時的変化はほぼ一致した. このことから, 穂の感受性は穂を構成する籾の開花頻度に大きく依存していることが示唆された. そこで, 穂の日別発病度 (実験値) と本田での出穂頻度 (観察値) から本田のイネ群落での感受性を推定した結果, 得られた値 (相対的累積感受性値, T_t) は3品種ともに出穂期 (出穂率40%以上の日) 後急速に増加し, 同4〜5日後に最も高く, 同12日後には著しく低下した. 以上から, 本病に対するイネ群落の感受性の高い期間が出穂期から11日間程度ときわめて短いことが示された.
著者
内藤 歓修
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.A63-A78, 2010-03-15

自伝的小説Sons and Lovers で自らの青春時代の苦悩を描ききったD. H. ロレンスは、以後、直面している生活上の問題をテーマにして、作品を書くようになる。Sons and Lovers 後に取りかかったThe Rainbow は当時の作者の生活で解決が不可欠な重要問題である、「愛」というテーマを真正面から取り上げている。 心の底から愛し合える女性と出会うことができたら、その女性は恩師の妻であったという困難を乗り越え、結婚する。許されざる行動を正当化しようと、愛の勝利と賛歌を歌い上げるために書いた小説が本作品である。 これは親子3代に亘る、愛の姿を描いている。いずれの代も未知の世界に憧れ、それを手に入れようと努力している。最初の代の愛と結婚は、未だ自我が充分に目覚めきっていない、古き良き時代の牧歌的環境の中で描かれ、男女間で深刻な自我の闘争は生じていない。しかし、2代目の愛は壮絶な自我の闘争を引き起こす。互いに自我を主張し合い、譲ることが少ない。妻が子供を身籠もり、女性の根源的な力を誇示することによって、夫を服従させて行く。この2つの愛と結婚は一般にありがちな姿であり、さして珍しいものとは言えない。 しかし、3代目の愛の闘争になると様相は一変する。主人公Ursula は理想の男女の愛を恋人Skrebensky に求める。強烈な自我を持つ彼女は、従来の因習的な結婚を否定し、自立した自我の均衡の上に築かれた愛を求めて、彼と激しい闘争を繰り返す。どんな逆境にあっても妥協しない。最後には、心身共に傷付いた上に、求める愛を得られなかったが、再生した彼女が明日への希望を虹に見て、新たに前進して行くことが示される。 本稿では、3代の夫婦における理想の愛の探求の形を分析し、現実と理想の愛の落差に対する彼らの対応の姿を明らかにしたい。
著者
内藤 貴志 塚田 敏彦 山田 啓一 山本 新
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.81, no.9, pp.2019-2026, 1998-09-25
被引用文献数
16

車両を対象とした認識には, 車両の検出と車種の認識および車両の同定がある.車両の同定は車両そのものを特定することで, その代表的なものは車両のナンバープレート認識である.ナンバープレート認識は, これまでの交通流計測から, これからは有料道路における課金のための車両同定, 駐車場における契約車両の判定, 更に特定車両の到着監視などへの応用展開が期待されている.筆者らは, これらへの適用を考え, 直射光のあたる昼間から低照度の夜間まで環境の明るさが広く変化する条件下で, 走行中の車両に対してもぶれが少なく, かつハレーション部のない画像を得るための撮影方式を開発した.本方式は, 入射光をビームスプリッタにより光強度が異なるように透過光と反射光の2方向に分光し, それをそれぞれのCCD素子で撮影した2枚の画像を合成して, 移動物体でも画像のぶれなく, かつ広いダイナミックレンジの画像を得るものである.試作した撮像装置では, 1.5×10^4のダイナミックレンジをもつシーンをシヤッタースピード1/1000秒で高速に撮像することができる.併せてナンバープレート認識手法を開発し, 試作した撮像装置を用いたナンバープレート認識のプロトシステムも開発した.このシステムは466枚の走行車両画像に対して98.7%の認識率を達成し, ナンバープレート認識システムとしても有効であることが示された.
著者
内藤 秀幸 阪本 真一 大竹 守 奥村 忠嗣 丸山 武男 西山 伸彦 荒井 滋久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.125, pp.19-22, 2007-06-22

半導体薄膜導波路構造を用いるDFBレーザは、量子効果による利得増強効果と併せて従来にない極低電力動作、BCB等の屈折率の温度依存性が負となる材料をクラッド層とすることによる発振波長の温度無依存化が期待できる。これまでの作製法で大面積化・再現性が問題となっていた貼り付け法ではなく、薄膜導波路構造下に予め成長した犠牲層の横方向選択エッチングによるエアブリッジ構造を用いて半導体薄膜BH-DFBレーザを試作した結果、光励起下で10℃〜80℃までの連続発振を実現した。最低しきい値励起光強度は20℃で4.3mW、また、レーザの発振波長の励起パワー依存性より見積もった熱抵抗値は11K/mWであった。
著者
内藤 篤
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.255-"262-1", 1960-12-10

1959, 1960年の厳寒期に, シロイチモジマダラメイガおよびマメシンクイガの越冬幼虫の耐寒性に関する2, 3の実験を行なつた.マメシンクイガの過冷却点は-23.7℃でシロイチモジマダラメイガの-18.9℃より約5℃低かつた.両種は非耐凍性のこん虫で過冷却点に達して凍結したものは短時間で死亡した.また植氷した場合の凍結温度は, 前者は-14.5℃でやはり後者の8.6℃より低かつた.したがつてマメシンクイガの方がシロイチモジマダラメイガより耐寒性が強いと考えられるばかりでなく, 前者は土壤中での越冬深度も深いので, 一層強い寒さを凌ぐことができると思われる.このことはまた前者が寒冷地に, 後者が暖地に分布していることと無関係ではないように思われる.シロイチモジマダラメイガ越冬幼虫の低温障害は, -10℃以上ではほとんど現われないが, -15℃では数時間, -18℃では1時間位で死亡するものが多く, 生育の完うは困難であつた.したがつて自然界では-15℃以下の低温が致命的であると思われる.
著者
内藤 真樹 小林 敦友 志築 文太郎 田中 二郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.11, pp.37-43, 2008-01-31
被引用文献数
4

我々は、円筒側面を操作面に利用した円筒型マルチタッチインタフェースを提案する。このインタフェースでは操作空間が円柱座標系となるため、操作面は2次元ではあるが、その曲面の奥行きを使用することで3次元に対する操作が可能である。さらに、マルチタッチであることを利用し、両手を使ってオブジェクトの操作やカメラの操作を自然に行うことが出来る。We introduce cylindrical multi-touch interface which utilizes the cylinder wall as controlling surface. Even though the controlling surface is still two dimensional surface, since the control area of the interface is a cylindrical polar coordinates, the use of the depth along the surface enables users to interact to three dimensional space. Moreover, the nature of multi-touch interface enables users to rmanipulate objects and camera with both left and right hand.
著者
内藤 克輔 久住 治男 鹿子木 基二 加藤 正博 中嶋 和喜 塚原 健治 小林 徹治 黒田 恭一 松原 藤継
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.8, pp.1019-1031, 1982-08-20

ヒト泌尿器悪性腫瘍の単層培養の研究を行い,3つの腫瘍より上皮性細胞の活発な増殖が認められた。いずれも140継代培養を重ね,細胞株として樹立された。70歳男子および30歳女子のclear cellを主体とした腎細胞癌由来の細胞株はそれぞれKH-39,KN-41,また44歳男子の膀胱移行上皮癌由来の細胞株はKW-103と命名された。これら3株をヌードマウスに異種移植し,移植28日後に100%に腫瘍形成を認めた。KH-39およびKN-41は単層培養細胞と異種移植腫瘍の光顕的,電顕的所見より腎細胞癌由来と考えられた。KW-103もまた光顕的,電顕的所見より膀胱移行上皮癌由来と考えられた。染色体分布は44〜47継代時に行つた。3株共に2個のmaker chromosomesを持ち,hyperdiploidyの核型を示した。種族細胞の染色体数モードはKH-39で58ないし59,KN-41では58ないし59,KW-103では57であつた。marker chromosomeのcentromere indexはKH-39では15.1と22.4,KN-41では15.2と22.7,さらにKW-103では16.2と24.1であつた。重複培養法による増殖曲線より得られたdoubling timeは,KH-39,KN-41およびKW-103ではそれぞれ16.0,20.9,16.0時間であつた。
著者
唐 力 大矢 宗樹 佐藤 嘉伸 田村 進一 内藤 博昭 原田 貢士 小塚 隆弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.1009-1017, 1994-05-25
被引用文献数
1

標準MRI撮影中の体動により画像上に生じるアーチファクト(偽像)の除去手法について述べる.臨床診断においてしばしば問題となる呼吸に伴う頭部の上下移動を想定して位相エンコード軸(Y方向)のみの剛体平行移動を扱う.従来の発見的な繰返し処理による除去法と異なり,本論文では,MRI撮像過程と画像の特性の解析に基づき,MRI信号中の体動成分と画像成分を単純な代数演算により分離できる新しい拘束条件を導出する.MRI信号に対して読出し方向(X方向)の1次元フーリエ変換を行った後のY方向スペクトルの位相値は,画像自身の成分と体動の成分の和になっている.一方,頭部などの断層像において周囲の皮下脂肪部分の密度はほぼ均一であることが知られており,その上のY方向の1ラインの密度分布は対称とみなせる.密度関数が対称の場合には,スペクトルの位相は位置に対して,線形的に変化する.従って,その線形関数からずれた成分を体動として分離できる.この拘束条件に基づき,根拠の明確なアーチファクト除去手法を提案する.更に,体動の変動が激しい場合や,対称性がくずれる場合における影響を解析し,それに対する対応策も検討する.シミュレーションにより,本手法の有効性を明らかにする.
著者
井村 伸正 小川 裕司 内藤 猛章 樹林 千尋
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.147-152, 1995-02-01
被引用文献数
1
著者
松本 一則 内藤 正樹 帆足 啓一郎 呉 剣明 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.425, pp.59-63, 2009-01-28
参考文献数
3
被引用文献数
1

Microsoft Wordによる電子情報通信学会技術研究報告形式のテンプレートファイルです.
著者
斉藤 二郎 内藤 和章 岡田 純二
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, 1976-09-15

地下構造物を建造する場合, 付近の構造物に変状を与えないための防護工はきわめて重要であるが, その防護工の一つとして, 注入工法が採用されることが多い。特に, 軟弱な粘性土地盤においては, 脈状注入による圧密効果をねらって注入工法が採用される。ところで, グラウトとして, 発泡性のきわめて優れたものを使用すると, 従来の無発泡性グラウトに比して, 発泡圧力の作用により圧密促進が倍加されると考えられる。この論文は, 軟弱地盤中のシールド掘進に伴う橋脚などの防護にこの発砲グラウト(OH-GROUT)を使用し, その注入効果および固結効果について検討を加えている。検討の結果, 発砲性グラウトは軟弱地盤改良にかなり有効であることが判明した。
著者
研谷 紀夫 内藤 求
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.57-62, 2009-05-16 (Released:2009-06-27)

歴史上の人名には様々な「異名同人」などが存在し、歴史的な情報を扱う場合はこれらの統制を行うことが望ましい。現在ではそれらを制御するための共有化されたデータベースは存在しないが、主要な人名に関する構造化されたデータベースを構築し、標準的なデータ記述言語によって構造化された人名典拠情報を構築する必要がある。本研究では、これらの背景を踏まえて、トピックマップ形式を用いて、構造化された様々な事物相互の関係が分かる人名典拠情報を構築した。