著者
橋本 直樹 薗部 正和 加藤 尚志 村上 徹
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
pp.19-00095, (Released:2019-09-05)
参考文献数
11

JR east is developing a new ground coil to handle future speed increments in Shinkansen trains, as it is necessary to expand response distance of ground coils to cope with higher speeds. In addition, when lowering the mounting position of ground coils (as a measure against damage from falling ice), a need arises to adjust (expand) response distance. Therefore, in this research, we investigated measures to expand response distance of ground coils from the view point of feasibility, while maintaining compatibility with the current method. This research proved that an external power supply is effective for expanding response distance, so we have built a prototype ground coil with a built-in battery as a means of external power supply. The voltage detection control circuit supplies battery power only when electromagnetic waves are detected. The circuit configuration also uses a voltage induced by electromagnetic waves. This allows the battery to be used for more than 10 years. The high-speed rotation test confirmed that the prototype ground coil is capable of coping with 400 km/h even 300 mm from the ground coil and the on-board antenna. A falling-weight test confirmed that a new sturdier mounting base was capable of withstanding a load equivalent of 400 km/h. Since it was conformed that the prototype’s sufficient performance, we now plan to conduct a field test for practical use.
著者
島薗 進 加藤 尚武
出版者
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
雑誌
死生学・応用倫理研究 = Journal of Death and Life Studies and Practical Ethics (ISSN:18826024)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.155-158, 2015-03-15

第二五回日本生命倫理学会年次大会 「死生学と生命倫理」 特別対論企画 「低線量被爆と生命倫理」
著者
加藤 尚徳 岡田 仁志
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2014-IOT-24, no.13, pp.1-6, 2014-02-20

作権法では私的領域への課金として私的録音録画補償金制度がもうけられている。一方で、昨今の技術的な進歩に伴って、技術的保護手段も多様化してきた。このような中、私的録音録画補償金制度と技術的保護手段の関係性が争点となった争いが生じた。加えて、欧州司法裁判所でも同様の構図をもった争いが生じている。本稿では、私的録画補償金と技術的保護手段について著作権法の視点から分析を行い、課題を明らかにする。また、昨今の権利者団体の提案を踏まえつつ、今後の制度のあり方について新しい分析手法を提案する。
著者
森田 一三 中垣 晴男 村上 多恵子 加藤 一夫 水野 照久 坪井 信二 加藤 尚一 水谷 雄樹 太田 重正 小澤 晃 瀧川 融 粂野 千代 井上 千恵子 井上 好平 相武 卓樹 飯島 英文 佐藤 和子 大野 知子
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.241-247, 1996-07-30
被引用文献数
22

80歳で20歯以上保持する者(8020者)と19歯以下の者(対照者)について,栄養および食事摂取状況を比較検討した。その結果8020者はエネルギー充足率が有意に低かった。また,糖質摂取量が低い傾向が見られた。食品の摂取品目は8020者の方が多かった。以上より8020者はエネルギー摂取量は少なめで,多くの種類の食品を摂ると結論された。
著者
加藤 由樹 加藤 尚吾 竹内 俊彦
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.24, pp.236-237, 2008-08-19

本研究では、BBS、Blog、SNSの3つのネットコミュニケーションと対面における、"クラスメイトの風貌や体型(事実)について話す/書く"、"クラスメイトの珍プレーや失敗(事実)を話す/書く"など、7つの行為に関する意識調査を、情報科の教員を目指す大学生を対象に実施した。それぞれの行為に対して、"子ども達は、この行為をしてしまう可能性があると思う"、"子ども達は、クラスメイトからこの行為をされると嫌な気持ちになる"、"あなたは、この行為をネットいじめと考える"の3つの質問に5段階評定(全くそう思わない〜とてもそう思う)で回答を求めた。本稿では、これらの回答の集計分析結果を報告する。
著者
吉田 真吾 加藤 尚之
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.231-246, 2005-12-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
44
被引用文献数
1

This paper reviews studies on the relation between the eventual earthquake size and its rupture nucleation size. Although a large number of studies have been made in order to find whether the seismic nucleation phase depends on the eventual earthquake size or not, this subject is still in controversy. Several recent papers have reported that the duration of the seismic nucleation phase scales with the final rupture size, and that the scaling relation can be explained by rupture nucleation models. These studies suggest that larger preslip occurs before a larger earthquake. On the contrary, other papers have reported that the seismic nucleation phase is independent of the earthquake size; earthquakes of all sizes initiate in a similar manner. Adding to these existing studies, we perform a numerical simulation of sliding behavior on a fault assuming two asperities of different sizes. The result shows that when the rupture of the small asperity triggers the rupture of the large asperity, short term preslip occurs at the small asperity, and the magnitude of the preslip does not depend on the eventual earthquake size. However, intermediate-term aseismic slip which occurs around the main asperity depends on the eventual earthquake size.
著者
加藤 由樹 加藤 尚吾 杉村 和枝 赤堀 侃司
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.403-414, 2008

本研究では,テキストコミュニケーションの受信者の感情面に及ぼす感情特性の影響について検討するために,電子メールを用いた実験を行った.本実験の被験者は,42名の大学生であった.彼らを,無作為に2人1組のペアにし,電子メールを使ってコミュニケーションを行ってもらった.そして,電子メールを受け取るたびに,どんな感情が生じたか(感情状態)と,送信者の感情状態をどのように解釈したか(感情解釈),について尋ねる質問紙に回答を求めた.また,感情特性の指標である個別情動尺度-IVによって被験者を3群に分類し,受信者による感情解釈と受信者の感情状態の関係と,送信者の感情状態と受信者による感情解釈の関係を,3群で比較した.結果,これら二つの関係は,受信者の感情特性の影響を受けることが示された.結果から,テキストコミュニケーションで生じる感情的なトラブルの原因を考察した.
著者
加藤 尚武
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.11-16, 1999-09-13 (Released:2017-04-27)
被引用文献数
3

日本国憲法13条の求める「個人としての尊重」「個人の尊厳」は、クローン人間を生むことを否定しているから、刑法によってそれを禁止すべきであるという意見を批判することが、本稿の目的である。核移植で加藤尚武のクローンを作れば、そのクローンは加藤尚武と年齢も生育環境も歴史的環境も異なる。オリジナル人間とクローン人間は完全に識別可能である。もしも遺伝的にDNAがひとしい人を生むことが、禁止の対象になるなら、当然、一卵生双子の出産も禁止すべきである。クローン人間禁止論者は、クローンとオリジナルが明確に識別可能でもDNAが同じなら個体性を侵害している、自然的な同一DNA個体(双子)の出生は違法ではないが、人為的に同一DNA個体(クローン)を生むことは違法であると主張する。
著者
加藤 尚吾 加藤 由樹
出版者
AI時代の教育学会
雑誌
AI時代の教育論文誌 (ISSN:24364509)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-6, 2020 (Released:2021-09-10)
参考文献数
16
被引用文献数
1

LINEのグループトークのメンバーが返信を待たせる側と待つ(待たされる)側の双方の立場に置かれているときに,それぞれの立場においてメンバーのネガティブ感情の発生の有無によるメンバーのLINEに登録されている「友だち」及び「グループ」の数の差を比較した。その結果,調査票で設定した多くの状況で,ネガティブ感情が発生する人のほうが発生しない人よりも「友だち」及び「グループ」の数が多かった。続いて,上述の結果をふまえてネガティブ感情が発生する人に注目し,ネガティブ感情の発生のタイミングと「友だち」及び「グループ」の数との関係を分析した。その結果, 主に既読状態で返信を待つ状況においてネガティブ感情の発生までの時間の長さと「友だち」及び「グループ」の数に正の相関がいくつか認められた。
著者
加藤 尚武
出版者
日本シェリング協会
雑誌
シェリング年報 (ISSN:09194622)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.4, 2003 (Released:2022-12-15)

The word organism is made from organ. But organ means some types of mechanical instruments. Many dictionaries (Oxford, Ritter, Gehler) teach us the word Organism is not so old as the word life. Kant's comment on the words organ and organisiertes Wesen seems to reveal that he was sensitive to the new vocabulary. C. A. Eschenmayer: Die Philosophie in ihrem Uebergang zur Nichtphilosophie (1803) is a clear-cut picture of philosophical situations of the days. Philosophers of Romantic School supported so called chemitry-centric idea of organism that real basic process of organism can be explained as a chemical process. But Schelling rejected the chemitry-centric idea in his work: Die Methode des akademischen Studiums (1803).
著者
加藤 尚武
出版者
日本シェリング協会
雑誌
シェリング年報 (ISSN:09194622)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.114, 2016 (Released:2020-03-26)

The inventions of the telescope and the microscope have forged two divergent paths of of influ- ence. The telescope demolrished the Aristotelian theory of the Universe, that celestial bodies move eter- nally, but bodies under the Moon moved to finite ends. The microscope , meanwhile, created a new metaphysical scope: Beneath the lifeless visual world there is a vibrant world that cannot seen by the naked eye. In this vibrant world Body and Soul- ,Finite and Infinite- ,Being and Nothingness exist in continuity. The continuity entails the truth that in the most fundamental structure of universe, Body = Soul, Finite = Infinite ,Being = Nothing are valid precepts.
著者
加藤 尚徳 森田 朗 鈴木 正朝 村上 陽亮 花原 克年
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:21888655)
巻号頁・発行日
vol.2021-CSEC-95, no.24, pp.1-6, 2021-11-01

2021 年 2 月 1 日,欧州委員会は "Assessment of the EU Member States' rules on health data in the light of GDPR" を公開した.これは,GDPR におけるヘルスケアデータについて,加盟各国の国内法の整備をはじめとした影響評価について調査されたものである.EU 加盟国間で起こりうる相違点を調査し,医療,研究,イノベーション,政策決定を目的とした EU における保健データの国境を越えた交換に影響を及ぼす可能性のある要素を特定することを目的としている.本稿では,この影響評価において分類されている 3 つの機能のうち機能 2 について概観する.
著者
加藤 尚徳 森田 朗 鈴木 正朝 村上 陽亮
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:21888647)
巻号頁・発行日
vol.2021-EIP-92, no.1, pp.1-6, 2021-05-31

2021 年 2 月 1日,欧州委員会は "Assessment of the EU Member States' rules on health data in the light of GDPR" を公開した.これは,GDPR におけるヘルスケアデータについて,加盟各国の国内法の整備をはじめとした影響評価について調査されたものである.EU 加盟国間で起こりうる相違点を調査し,医療,研究,イノベーション,政策決定を目的とした EU における保健データの国境を越えた交換に影響を及ぼす可能性のある要素を特定することを目的としている.本稿では,この影響評価について EU 域内においてヘルスケアデータ活用のためどのような法制度の整備がなされているか分析する.その上で,我が国におけるヘルスケアデータ活用のために必要な法制度について検討する.
著者
加藤 尚徳 森田 朗 鈴木 正朝 村上 陽亮 花原 克年
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:21888906)
巻号頁・発行日
vol.2021-DPS-188, no.15, pp.1-8, 2021-09-02

2021 年 2 月 1 日,欧州委員会は "Assessment of the EU Member States’ rules on health data in the light of GDPR" を公開した.これは,GDPR におけるヘルスケアデータについて,加盟各国の国内法の整備をはじめとした影響評価について調査されたものである.EU 加盟国間で起こりうる相違点を調査し,医療,研究,イノベーション,政策決定を目的としたEUにおける保健データの国境を越えた交換に影響を及ぼす可能性のある要素を特定することを目的としている.本稿では,この影響評価において分類されている 3 つの機能に着目し,それぞれがどのような位置づけをされているか分析を行う.
著者
加藤 尚徳 森田 朗 鈴木 正朝 村上 陽亮
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:21888647)
巻号頁・発行日
vol.2022-EIP-96, no.16, pp.1-4, 2022-06-02

2021 年 2 月 1 日,欧州委員会は "Assessment of the EU Member States' rules on health data in the light of GDPR" を公開した.これは,GDPR におけるヘルスケアデータについて,加盟各国の国内法の整備をはじめとした影響評価について調査されたものである.EU 加盟国間で起こりうる相違点を調査し,医療,研究,イノベーション,政策決定を目的とした EU における保健データの国境を越えた交換に影響を及ぼす可能性のある要素を特定することを目的としている.本稿では,この影響評価におけるデータ主体の権利を中心に概観する.
著者
横尾 隆 久保 仁 石川 匡洋 加藤 尚彦 木村 弘章 大井 景子 我那覇 文清 川口 良人 細谷 龍男
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.1115-1119, 2000-07-28 (Released:2010-03-16)
参考文献数
15
被引用文献数
3 3

症例は54歳男性, 肝硬変を合併する維持透析患者. 1989年に腹膜透析導入, 1996年よリ血液透析に変更となった. 血液透析中に一過性意識障害をくり返すため精査加療目的に入院. 頭部CTにおいて有意所見みられず, また脳血流シンチでも透析前後で明らかな差異は認められなかった. しかし血液透析後にアンモニア濃度が上昇するため, 門脈ドップラー検査を施行したところ門脈血流は肝内, 本幹とも遠肝性で脾静脈の一部から始まる側副血管を介して下大静脈に流入していた. さらに透析中に本幹での門脈血流の低下が指摘された. このため短絡血流の増加が意識障害を説明するものと考え, 透析中にアミノレバン®を投与することにより認められなくなった. これまでに透析中の門脈血流中の変化に対する報告はみられず, 今回の門脈ドップラーによる血流の結果は肝硬変合併血液透析患者の特殊性を示し, 意識障害が生じた場合の精査に重要であるものと考えられた.
著者
片岡 祥二 加藤 尚裕
出版者
共栄大学
雑誌
共栄大学研究論集 = The journal of Kyoei University (ISSN:1880859X)
巻号頁・発行日
no.15, pp.165-182, 2017

これまで行われた諸調査によって、方位磁針の適切な操作方法を身に付けていない子どもたちが多いことが指摘されている。本研究では、その要因と考えられる問題点を克服することを目的とした教材を開発するとともに、それらを活用した指導方法を考案し、授業実践を通してその学習効果について検証した。その結果、開発した教材ならびに考案した指導法は方位磁針の操作方法についての指導に有効であることがわかった。一方、正しく操作できているにもかかわらず方位を正しく読み取れないなどの課題があることがわかった。