著者
河田 聡 高岡 秀行 古川 祐光
出版者
社団法人 日本分光学会
雑誌
分光研究 (ISSN:00387002)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.93-99, 1996-04-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

We developed a near-field scanning optical microscope (NSOM) giving infrared spectra in an area smaller than the diffraction limit of the infrared light. The developed NSOM features a probe which is equipped with a slit aperture to improve the efficiency in collecting the near-field light. The illumination light is generated with a Michelson interferometer as an interference light and the transmission spectrum of sample at the local position is given through the slit of probe. The experimental results with a test chart and a two-layered film show that the spatial resolution of the IR-NSOM developed depends only on the slit width and not on the wavelength of the illumination light. The spatial resolution of the microscope has been numerically analyzed with finite-difference time-domain (FD-TD) method.
著者
古川 潮
出版者
九州大学
巻号頁・発行日
1964

博士論文
著者
大川原 正 堅原 宏 古川 潮
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.3479-3483, 1985-08-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
7 9

The reaction of thioamides (1) with various haloacyl halides (2, 7, 11, 14, 17, and 19) was carried out in sat. NaHCO3-CH2Cl2 and 5% NaOH-CH2Cl2 to give several kinds of 4-thiazolones (3-5, 10, 12 and 15), thiazin-4-one (18) and spiro compounds (21).
著者
古川 泰
出版者
林業経済学会
雑誌
林業経済研究 (ISSN:02851598)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.39-52, 2004-03-01 (Released:2017-08-28)
参考文献数
21

地球環境時代にはいり,地方自治体から環境を強く意識した林政(森林・林業施策)が打ち出されてきている。本稿では高知県で導入された森林環境税と高知県梼原町で展開されている環境型森林・林業振興策を事例に,これら施策の成立と展開過程で住民参加がどのように行われているかを検証した。県レベルでは住民の参加はアンケート等の行政側の意見聴取という形で行われ新税推進の力となったこと,税制度設計,新税の使途についても影響力があったと言えること。梼原町の事例では住民自治組織を基礎とした意見聴取過程や施策実施における住民の直接的参加が追求され,効果が上がっていることが確認された。今後,地方自治体林政において環境面がより重視される方向に進んでゆく中で,行政もふくめた林業関係者は住民,市民をともに考えるパートナーとして受け入れることが必要である。
著者
古川義三 著
出版者
古川拓殖
巻号頁・発行日
1956
著者
古川 崚仁 植村 立 藤田 耕史 Jesper Sjolte 芳村 圭 的場 澄人 飯塚 芳徳
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

<p>アイスコアから過去の環境変化を研究するためには、正確な年代を与えることが不可欠である。一般的には、グリーンランドアイスコアの高精度年代は年層を数えることで正確に求めることができる。しかし、年層同定に用いられる酸素同位体(δ<sup>18</sup>O)や化学成分の濃度は不規則な変動を示すことがあり、1年以下(数か月レベル)での年代決定は困難であった。本研究では、アイスコア記録と気候モデルによってシミュレートされたδ<sup>18</sup>Oの変動をパターンの対比に基づいて高精度年代決定を試みた。年代推定法は、グリーンランド南東部のドームから得られた新しいアイスコア(SE-Domeコア)に適用した。SE-Domeにおけるアイスコアのδ18O変動パターンと同位体大気大循環モデルの降雪のδ<sup>18</sup>O変動パターンの間には、過去54年間に渡って高い相関があった。不規則な数か月レベルの変動にも特徴的な一致が見られたため、±数ヶ月の精度で年代を決定することができた。</p>

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著者
古川 康一 ICOT
雑誌
人工知能学会誌 = Journal of Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.379, 1988-05-20
著者
門田 実 米山 和良 古川 誠志郎 河邊 玲
出版者
日本水産工学会
雑誌
日本水産工学会誌 (ISSN:09167617)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.7-17, 2013
参考文献数
31

本研究ではクロマグロの鉛直運動パターン解析に必要なデータを,東シナ海にてクロマグロ7個体の遊泳深度を一秒間隔で収集した。クロマグロの水平方向の回遊に着目した研究は多く存在するが,本研究では膨大な鉛直方向のstep-lengthに関するデータ解析を行った。自然界に存在する多くの生態的な行動特性は餌との遭遇確率を最適化するためにレヴィウォークに従うランダムウォークとなることが多くの研究で示されている。しかしながら我々の分析結果は,step-lengthが指数関数的減衰で分布し,運動パターンはランダムウォークに近い事を示した。
著者
坂本 延寛 鈴木 育男 山本 雅人 渡辺 美知子 古川 正志
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.539-540, 2009 (Released:2009-08-25)

Vehicle Routing Problem(VRP)とは,複数の車両が配送拠点から配送先の顧客に商品等を配送する際,制約条件を満たす範囲内で与えられた評価関数を最小とする経路を探索する問題である.本研究では,TSPの解法として有効である局所クラスタリング組織化法を用いたVRPの解法を提案する.そして,他の解法との比較のため数値計算実験を行ない,提案手法の有効性を示す.
著者
古川 隆司
出版者
追手門学院大学
雑誌
追手門学院大学社会学部紀要 (ISSN:18813100)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.63-72, 2013-03-30

高齢犯罪者 / 刑事政策 / ソーシャルワーク / 特別の配慮
著者
吉武 裕 安部 晃 村上 心 梶原 修平 古川 隼人 坂本 竜二郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.854, pp.17-00164-17-00164, 2017 (Released:2017-10-25)
参考文献数
9
被引用文献数
1

This paper deals with the vibration quenching problem of the one-degree-of-freedom system with a limited power supply. This system is forced by centrifugal force of rotating unbalance, and the system is quenched using a Hula-Hoop and a motor to assist the rotation of Hula-Hoop. The entrainment region, the amount of vibration quenching, and the energy consumptions of the system are studied from the approximate analysis using the averaging method, the numerical integration analysis, and the experiment. Following was made clear: (1) When the unbalance is large, the entrainment region of the voltage of the assistant motor is large. On the other hand, when the unbalance is small, the entrainment region becomes narrow. (2) When the unbalance is large, by setting the voltage of the assist motor to a value smaller than the optimum value for vibration control, within the range that satisfies the allowable vibration amplitude level, the increase amount of the energy consumption becomes low. (3) The approximate solutions obtained by the averaging method are in good agreement with those obtained by the numerical integration method, and the characteristics of these results coincide with those of the results obtained by experiment.
著者
山北 淳 古川 賢信 須賀川 豊 渡辺 義典
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 22.25 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.43-48, 1998-05-20 (Released:2017-06-23)

The five choruses from various parts via satellites of world and an orchestra "Ode to Joy" were synchronized in Opening Ceremony of Nagano Olympic. NHK Engineering Services davaioped the Time-Lag Adjuster (TLA) to conduct this. TLAs overcame time and distance lags, and this technology brought their voices and images together at precisaly the same moment at Minami Stadium in Nagano on huge screens, united in a simultaneous live performance successfully. We also developed "Audio and Video delay time measurement device". which allowed easy and stable operation for the opening ceremony.
著者
古川 研
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 (ISSN:09124047)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.36-39, 1986 (Released:2009-09-07)
著者
古川 修治 永島 由紀子 星 克一郎 平尾 秀博 田中 綾 丸尾 幸嗣 山根 義久
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.121-128, 2001 (Released:2007-05-29)
参考文献数
26

犬に対する有効なドパミンの投与方法を確立するため、ドパミンが循環動態に及ぼす影響を検討した。各投与量(3、10、20μg/kg/min)のドパミンを麻酔下の健常雑種犬に持続点滴投与し、カラードマイクロソフェア法による各種臓器血流量の測定を行った。その結果、ドパミンの効果は、特異的ドパミン受容体やα、βアドレナリン受容体への作用以外に、生体の血流量調節機能にも影響をうけることが示唆された。脳では各受容体への作用が弱く、自己調節機能によって血流量が維持されていると考えられた。心臓血流量は心拍出量に対応した変化を示した。ドパミンが高用量投与になるほど、心拍出量と心拍数の増加が認められたことから、心臓に対する負荷の増大を考慮する必要があった。消化管(胃や腸)における血流量の変化からは、ドパミンの効果で増加した血液が、時間経過とともに、要求部位へ移動することが示唆された。ドパミンが高用量投与になるほど、各種臓器にαアドレナリン受容体刺激作用による影響が認められた。しかし、本実験では、10μg/kg/min投与群で、心臓と腎臓の十分な血流量増加が認められたことから、犬に対するドパミンの適応範囲拡大が示唆された。
著者
平田 佳代子 佃 守 古川 滋 河野 英浩 河合 敏 榎本 浩幸 小勝 敏幸 三上 康和 陰里 ゆうみ 稲葉 鋭
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.48-56, 1997-01-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
22

慢性副鼻腔炎患者44例に対してレボフロキサシン少量長期投与 (100mg/日, 8週間) を行い, 臨床効果を検討した. 投与8週目の著明改善と改善を合わせた改善率は, 自覚症状では鼻漏29%, 後鼻漏41%, 鼻閉42%, 頭重・頭痛52%, 嗅覚障害53%, 他覚所見では鼻粘膜の発赤30%, 鼻粘膜の浮腫42%, 鼻汁の量55%, 鼻汁の性状61%, 後鼻漏70%であった. 自覚症状, 他覚所見, 臨床症状の総合評価でのt検定では有意な改善を見 (P<0,001), 副鼻腔X線所見でも明らかな改善を認め(P<0.001), 副作用は全くみられず, この治療法の有用性が示された. 臨床症状の改善率は投与4週目より8週目が高かつた. また鼻汁の細菌検査では細菌学的効果と臨床症状が相関せず, レボフロキサシン少量長期投与の効果には抗菌作用以外の作用機序の関与が示唆された.
著者
古川 聡子 河口 勝憲 前田 ひとみ 加瀬野 節子 小野 公美 上杉 里枝 通山 薫
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.332-336, 2016-05-25 (Released:2016-07-10)
参考文献数
6

急性冠症候群の診断に有用な検査項目として,ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)とトロポニンTがある。今回,H-FABP定性迅速検出キット「ラピチェック® H-FABP:ラピチェック」(DSファーマバイオメディカル)とH-FABP定量迅速検出キット「ラピッドチップ® H-FABP:ラピッドチップ」(積水メディカル)およびトロポニンT定性迅速検出キット「トロップTセンシティブ®:トロップT」(ロシュ・ダイアグノスティックス)の比較検討を行い,それぞれの検査キットの特徴を評価した。3キットともに陽性を示した疾患は急性心筋梗塞,狭心症,心不全,大動脈乖離,たこつぼ型心筋症などであった。H-FABPとトロポニンTの判定が異なった症例はすべてH-FABP:陽性,トロポニンT:陰性であった。H-FABPのみが陽性を示した中には,急性心筋梗塞の超急性期の症例,腎機能低下によりH-FABP濃度が上昇している可能性がある症例,骨格筋由来のH-FABPが血中に逸脱した症例などが確認された。さらに,H-FABPのみが陽性の中には心電図や心エコー上で治療介入を要する明らかな所見が確認されなかった症例(意識消失やヘルニア)も含まれていた。また,H-FABPのうちラピチェックのみが陽性であった2例は,めまい,不安障害の症例であり,ラピッドチップの定量値はそれぞれ5.5 ng/mL,5.0 ng/mLと陰性であった。これらの症例における,H-FABP上昇の可能性は低く,ラピチェックの偽陽性であることが示唆された。それぞれの心筋マーカー迅速キットが持つ特徴を理解し,使用することが必要である。
著者
大村 英史 柴山 拓郎 高橋 達二 澁谷 智志 二藤 宏美 古川 聖
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

雰囲気は、環境から知覚される情報の総体である。知覚される情報を定量的にコントロールすることは、任意の雰囲気を作り出すために有用であると考えられる。私たちは、音の知覚である音楽に着目し、発音時間および周波数の構造をエントロピーに基づいて構造化し、音楽を生成するシステムを開発した。本システムはwebブラウザ上で動作するため、ユーザは任意の環境で音知覚を行うことができる。