著者
吉田 博嗣
出版者
大分県地方史研究会
雑誌
大分縣地方史
巻号頁・発行日
no.170, pp.44-55, 1998-07

挿図あり
著者
伊藤 栄作 戸谷 直樹 西江 亮祐 村上 友梨 福島 宗一郎 吉田 博 三澤 健之 大木 隆生
出版者
日本脈管学会
雑誌
脈管学 (ISSN:03871126)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.29-32, 2019-05-10 (Released:2019-05-10)
参考文献数
21

下肢静脈うっ滞症状を呈する33例において,血管内皮機能検査(flow-mediated dilation: FMD)について検討した。CEAP分類別のFMD中央値はC1: 4.2%, C2: 3.7%, C3: 4.3%, C4: 3.3%, C6: 2.4%で,C4–6群はC1–3群に比し有意に低下していた(p=0.035)。動脈硬化リスク因子(糖尿病,高血圧,脂質異常症)とFMD値とは関連はみられなかった。下肢静脈うっ滞症状と血管内皮機能障害は関連する可能性が示唆された。
著者
藤井 克人 高橋 貞雄 吉田 博 鈴木 義彦
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会雑誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.510-518, 1965

When observing an object through fog, its visibility is reduced by the scattering of the light emitted or reflected from the object. Our efforts have been rendered towards observing the physical characteristics when we view a light source or object through fog.<BR>In this paper, the practical comparison of some light sources such as a fluorescent lamp, a sodium lamp or a mercury lamp about visual conditions is made at night in fog on an experimental basis. The effects of color improved mercury lantern and sodium lantern, which are used practically in highway lighting are compared in fog, and visual ranges of colored objects on the road surface lighted by them are also measured.<BR>The most important result of the experiment is that the visual difference depending on various kinds of light sources can't be noticed so much as the large decrease of visibility by the fog itself.
著者
吉田 博
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.809-812, 1992-08-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
9

バルク結晶では混じり合わないような二種類の化合物半導体を,中間の格子定数をもつ化合物半導体の基板上にエピタキシャル気相成長させることによって,自然界には存在しなかった新しい規則半導体合金を作成するとができる.これらの結晶成長の微視的な起源を,第一原理からの電子状態計算に基づいて解説する.
著者
吉田 博
出版者
札幌大学
雑誌
産研論集 (ISSN:09169121)
巻号頁・発行日
no.22, pp.91-111, 1999-09-30
著者
吉田 博 藤本 水石 林 淳三
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.122-129, 1991

クリタケの栄養世代における栄養要求性(無機塩類,ビタミン類,核酸関連物質,植物ホルモン)を基礎培地を設定して静置培養法により検討した.<BR>(1) 燐酸カリウムおよび硫酸マグネシウムはクリタケの栄養生長に不可欠であり,添加量の増加に伴い生育速度ならびに菌糸体収量は増加し,30mg/lの濃度で最大生長に達した.硫酸亜鉛も生長促進効果を示し,3mg/<I>l</I>の濃度で最大生長に達した.<BR>(2) チアミンは栄養生長に不可欠であり,添加量の増加に伴い生育速度ならびに菌糸体収量は増加し,30μg/<I>l</I>の濃度で最大生長に達した.しかし,チアミンの単独添加では栄養生長は不十分であり,他の8種のビタミン類(ニコチンアミド.リボフラビン,パントテン酸,ピリドキシン,葉酸,シアノコバラミン,ビオチン,イノシトール)の添加により栄養生長は促進された.<BR>(3) 核酸塩基(アデニン,グァニン,シトシン,チミン,ウラシル,オロット酸),ヌクレオシド(アデノシン,グアノシン,シチジン,イノシン,ウリジン,チミジン),ヌクレオチド(アデニル酸,グアニル酸,シチジル酸,ウリジル酸)は生長促進効果を示したが,核酸塩基類,ヌクレオシドおよびヌクレオチド間の効果には顕著な差は認あられなかった。<BR>(4) IAA, NAAおよびGA<SUB>3</SUB>は1mg/<I>l</I>の濃度で若干の生長促進効果を示したが,IAAおよびNAAは10mg/<I>l</I>の濃度で逆に生長阻害作用を示した.
著者
吉田 博子 藤田 佳子 Hiroko YOSHIDA Yoshiko FUJITA
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.131-143, 2007-02-25

近年の子ども・若い親・保育者志望学生を取り巻く生活文化環境を児童文化の視点から把握する目的のもとに、保育所における児童文化の現状(絵本・紙芝居・パネルシアター・テレビ)について保育者養成課程在学生(保育所実習を経ている学生)を対象に質問紙調査を行った。その結果、この4つの児童文化はどれも日常的な保育活動として活用されており、その方法、場面、子ども達の受け入れなどにそれぞれの違いや特徴が明らかになった。親世代が活字より映像を好む世代になるとともにテレビ・ビデオ利用への寛容度が増し、今後ますます子どもの生活に取り入れられ活用される児童文化になると予想される。現状でも各家庭でのテレビ・ビデオ視聴はきわめて早期から始まっており、視覚映像メディアが児童文化として利用される傾向が増大することはいまや否定できない潮流であろう。本来子どもたちは対面で接することにより安心感や暖かさ、居心地のよさを感じ、verbel-nonverbalのやりとりを通してコミュニケーション力、対人関係力、生きる力を学び高めていく。であれば子どもの生活や遊びの充実のためにも「対面文化」の重要性を見直し再認識することが肝要である。また、対面文化である絵本・紙芝居、パネルシアターを継承すべき対面文化として子どもの心に届く児童文化として与えられる表現力・技術力・支援力を持つ保育者の養成が求められる。さらに、親世代・保育者・保育者志望学生の児童文化観・メディア観の育成、児童文化の媒介者としての自覚、児童文化環境づくりがますます重要になると考える。
著者
吉田 博
出版者
関東学院大学人間環境学部人間環境学会
雑誌
関東学院大学人間環境学会紀要 (ISSN:13489070)
巻号頁・発行日
no.8, pp.17-26, 2007-09

The young fruit body and matured fruit body of Murasakishimeji mushroom [Lepista nuda (Bull.:Fr.) Cooke] were divided into the pileus and the stalk, and the chemical component of both parts were analyzed. Per dry weight of 100g, crude protein was 18.9~28.7g,crude fat was 3.3~4.9g, crude ash was 7.9~12.0g, and carbohydrate was 55.5~68.4g. There was more crude protein and crude fat contents in young fruit body than matured fruit body, and there was less crude ash and carbohydrate contents in young fruit body than matured fruit body. There was more carbohydrate in the stalk than the pileus, and there was less moisture, crude protein, crude fat and crude ash in the stalk than pileus. The mineral contents was 3.50~6.09g. The K content was the highest, and P, Mg, Ca and Na was contained in larger amount than other elements. The low molecule weight carbohydrate contents were 12.1~20.5g. In this mushroom, trehalose, mannitol glucose, fructose, glycerol and arabitol were detected, and trehalose was major among them. The organic acid content was 3.59~5.02g. Ten kinds of organic acids were identified, and malic, succinic, pyroglutamic, citric and fumaric acid were major among them. The free amino acid contens was 0.81~1.11g. Alanine, glutamic acid, glutamine, serine, threonine, glycine, leucine, asparagine, aspartic acid, and valine were major among them.
著者
吉田 博
出版者
関東学院大学人間環境学部人間環境学会
雑誌
関東学院大学人間環境学会紀要 (ISSN:13489070)
巻号頁・発行日
no.4, pp.69-77, 2005-07

The nutritional requirements for the vegetative growth of Sparassis crispa Wulf.:Fr. were investigated by use of a liquid culture medium. A wide range of carbohydrates served as carbon sources in the medium which supported the growth of S. crispa. Glucose, galactose, mannose, fructose, soluble starch, glycogen and dextrin were especially good carbon sources for mycelial growth. However, sorbose, lignin, cellulose, chitin and inositol were not effective as carbon sources. The optimal concentration of carbon source was less than 2% in the case of glucose, and the growth speed of mycelium fell by more than 3%. But in the case of soluble starch, there were also no declines in growth speed by 5% solution. Yeast extract, Soyton, polypeptone, meat extract, Casamino acid and the amino acids mixture were acceptable nitrogen sources for the growth, while ammonium and nitrate salts were poor nitrogen sources. Alanine, valine, aspartic acid, glutamic acid, arginine, lysine and serine had an effect on the vegetative growth, but none provided comparable results to the amino acid mixture. The optimal concentration of nitrogen source in the medium was 0.01-0.04%.
著者
松井 丈夫 阿部 太郎 吉田 博一 牧野 瑤子 長谷川 誠 石田 宏司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集 22(2005) (ISSN:24330655)
巻号頁・発行日
pp.128-129, 2005-08-06 (Released:2017-07-20)

平成16年度採択の文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に基づくプロジェクトとして、学生グループが考案・開発した「LEDで遊ぼう」「電気の世界」と題する実験授業の内容ならびにその中で使用した実験教材を紹介する。これらは、小学5・6年生の総合的な学習の時間で、実際に演示した。「LEDで遊ぼう」では、簡単なLED点灯回路を作成し、次にそのLEDを実際に点灯させながら、別途配布した豆電球点灯回路との類似点・相違点を小学生に考えさせた。また、「電気の世界」では、小型モータを利用した手回し発電、さらに風力発電や水力発電を、実際に体験させた。両テーマとも、身近な素材を利用することで小学生の理科への関心の喚起を心がけるとともに、小学生が積極的に実験に参加し且つ現象や結果を観察して自らの考えをまとめていくような配慮がなされている。
著者
吉田 博司
出版者
八戸大学商学部
雑誌
八戸大学紀要 (ISSN:21866929)
巻号頁・発行日
no.3, pp.91-106, 1984-03-01
著者
吉田 博 金西 計英
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.449-457, 2014

FDの義務化以降ミクロレベルでのFDとして,授業コンサルテーションを実施する高等教育機関が増加しつつある.それに伴い授業コンサルテーションの成果として,対象となる教員,または学生に与えた影響などの研究,さらにコンサルテーションを実施するコンサルタントのスキルに関する研究などがなされている.本論文は,授業コンサルテーションの新しい方法として,学生の変容に焦点を当て,授業担当教員とのインタラクションを実現する「学生討議型授業コンサルテーション,SDCC(Students' Discussion-based Class Consultation)」を試みた実践研究の報告である.SDCCは,コースの中間期に授業の改善点について,学生によるディスカッション,及び授業改善のためのアンケートを行い,これらのデータをもとにして授業改善を行う実践である.本実践研究では,SDCCが学生の授業参加に対する積極性,授業外学習に対する取り組みについて,ポジティブな影響を与えたことが明らかとなった.
著者
吉田 博
出版者
新潟国際情報大学
雑誌
新潟国際情報大学情報文化学部紀要 (ISSN:1343490X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.135-142, 2007-05-30
被引用文献数
1

地域経済の振興、地域イメージを向上させていく方法として地域ブランドの確立がある。ここでは、その一例として、岩手県の県都盛岡市で推進している盛岡特産品ブランドの認証制度の導入と、より多くの人々に認証品が認知され、浸透していくための展開方法について考察した。盛岡市には、南部藩の伝統を継承する南部鉄器や南部染の伝統工芸品、庶民に親しまれる南部せんべい、わんこそば等全国的にも広く知れ渡っている特産品があるが、より多くの優れた特産品をブランドとして認証し、個々の商品はもとより、盛岡産品全体の価値・信用を高めていくために盛岡特産品ブランドの確立を目指している。
著者
山口 昌樹 花輪 尚子 吉田 博
出版者
社団法人日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 : 日本エム・イー学会誌 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.161-168, 2007-06-10
参考文献数
26
被引用文献数
28

In order to realize a novel handheld monitor for the sympathetic nervous system, we fabricated an analytical system for salivary amylase activity (sAMY) using a dry-chemistry system called a"Cocoro Meter." The device to quantify sAMY using an activity rate method was completely automated. This method was made possible by the fabrication of a disposable test-strip equipped with built-in salivacollecting and reagent papers, and an automatic saliva transfer mechanism. Within a range of sAMY between 0-200 kU/l, the calibration curve for the monitor showed a coefficient of R^2=0.988 and CV (coefficient of variation) of 10.2%. The reproducibility between devices was within 10%. Moreover, it was demonstrated that : (i) the quantitativity of the sample collected by the test-strip was sufficient, (ii) the sublingual area was suitable as the sampling site of the saliva, and (iii) 30 s was sufficient for saliva sampling. Considering all of these effects including the saliva sampling site, a 12.1% CV was obtained for this monitor. A total of 1 min was sufficient to analyze the sAMY. Thus, this study demonstrated that the monitor might be used as a good index for psychological research.
著者
吉田 博一 清水 宏明 深美 悟
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.49-61, 1996
参考文献数
18
被引用文献数
8

花粉観測をもとに, 花粉飛散状況と症状の出現時期との関係, 症状経過との関係について詳細に検討した. 症状出現日と花粉数との関係を見ると, 累積発症率と累積花粉数の平方根との間には高い正の相関関係が認められた. また, 初観測日から飛散開始日までの期間が長いほど, 飛散開始日までの発症率が高いことがわかった. 症状経過と花粉数との関係では, 症状スコアと累積花粉数の平方根との間に正の相関関係が認められた. また, 症状の高度化に伴って, 鼻洗浄液中のECP・トリプターゼ値は上昇した. 連続鼻粘膜誘発試験では, 即時性反応は高度化し,それに伴って鼻洗浄液中のECP・トリプターゼ値は上昇した. また, 遅発性反応は, 陽性群と陰性群に2分されたが, 誘発の繰り返しによる反応の高度化は認められなかった. 以上より, ごく少量の花粉でも繰り返し暴露することにより症状が誘発され,花粉数の蓄積によって症状が増悪していくことが観察された.