4 0 0 0 OA 南狩遺文

著者
山中信古 編
出版者
天香堂
巻号頁・発行日
vol.1,2, 1870
著者
山中 伸一 中村 泰人
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.45-52, 1997-04-01 (Released:2010-10-13)
参考文献数
10
被引用文献数
1

北海道, 東京都, 京都市, 和歌山県, 沖縄県の5地域における肺炎・気管支炎死亡率について, その経年変化の回帰曲線から算出した値を基準に, 月別粗死亡率の偏差 (%で表示, 過剰死亡指数と呼ぶ) を用いて, 平均気温, 平均湿度, 降水量との関係を重回帰分析により検討した.その結果, (1) 5地域すべてにおいて説明変数は一つであり, 死亡指数 (正規化後過剰死亡指数) は平均気温と負の有意の相関を示した.しかも散布図によれば高温側では正の相関に変化する傾向が見られた. (2) 月別に平均した15年間の死亡指数と平均気温の関係をプロットしたスプライン曲線の観察から, 冬季の低温とともに夏季の高温が危険因子であることが明らかとなった. (3) 向暑期における死亡指数極小点に相当する気温は, 北海道: 15.0, 東京都: 22.0, 京都市: 23.0, 和歌山県: 22.5, 沖縄県: 23.5.Cで, 北海道では極小点気温が他の地域に比して低く, その差は平年気温の差にほぼ対応していた.
著者
清水 智恵 山中 沙織 西田 雄太 田中 淳 普後 一 島田 順
出版者
社団法人 日本蚕糸学会
雑誌
蚕糸・昆虫バイオテック (ISSN:18810551)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.1_033-1_037, 2014 (Released:2014-05-26)
参考文献数
6

シロヘリクチブトカメムシを室内で省力的に増殖することを目的に,人工飼料による飼育方法の開発を試みた。クチブトカメムシの一種であるP. maculivientrisおよびP. sagitta用に開発された飼料(De Clercq and Degheele,1992)にカイコガ蛹乾燥粉末を加え,パラフィルムで密封処理した飼料片を作製した。冷凍保存したこの飼料片を用い,高い生存率でシロヘリクチブトカメムシを飼育することができた。また,16L8Dを長日,8L16Dを短日として若虫期,成虫期を飼育したところ,雌成虫に産卵を誘導するためには,成虫期の長日のみならず若虫期にも長日が必要であることが明らかとなった。1齢若虫期のみの長日条件でも成虫期が長日であれば産卵個体を得ることができるが,若虫期の長日期間が長いほど産卵個体が多くなることが示唆された。 25°C飼育下における本種の生殖休眠は,成虫期の短日条件,あるいは全若虫期を通した短日条件で誘導されることが判明した。
著者
山中 俊夫 甲谷 寿史 松尾 真臣
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.73, no.623, pp.47-52, 2008-01-30 (Released:2008-10-31)
参考文献数
8

“Smellscape” is a new point of view in evaluating the living environment. This aim of this study is to investigate the smellscape described by residents to evaluate the living environment in respect of odor. In this paper, questionnaire survey on the odor experience and visitor-panel test on perceived odors were conducted in four districts in Hanshin area, and the smell maps were tried to be drawn for each odor kind. As a result, the characteristics of various kind of odors were made clear and the difference between residents' evaluation and visitors' evaluation were shown.
著者
永松 大 山中 雪愛
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.57-62, 2018-08-31 (Released:2019-05-10)
参考文献数
15

ハマナスは植栽の一方で,自生個体群は各地で希少化している。日本海側自生南限地帯である鳥取市白兎海岸のハマナス群落の現状を詳細に調査し,1988 年の学術調査と比較して分布南限での 28 年間の変化,保全効果と課題を検討した。その結果,群落の縮小はみられないが,被度が低くなっていた。以前多かったネザサは保全活動により大幅に減少したが,新たに多くの内陸性植物が定着し,特にチガヤの影響が懸念された。ハマナス群落維持と内陸性植物の抑制には継続的な砂丘砂の供給が望ましく,過去の人為改変により海岸砂丘から切り離された白兎海岸のハマナス群落では,その役割を人間が果たすことが必要と思われる。
著者
山中 英生 原澤 拓也 西本 拓弥
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集 (ISSN:21872929)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.A_15-A_21, 2017-04-01 (Released:2017-04-01)
参考文献数
13

国・警察による「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」では,自転車専用通行帯や車道混在を中心とした自転車ネットワーク形成方針を示している.一方,自転車利用者の多くは車道通行に不安を感じており,車道部の自転車通行空間の普及には “安全感” 確保のための街路交通条件を明らかにすることが肝要と言える.本研究は、自転車の車道走行時の安全感に影響を与える要因を明らかにすることを目的としている.そのため,東京都内の街路交通特性の異なる街路 22 区間についてビデオクリップ・アンケートを用いて、サイクリストの安全感とその要因への意識を調査し、安全感に影響を与える要因及び街路交通特性との関係を分析した.その結果,「追い越され」の要因が高く,レーン設置,通行帯幅確保が安全感向上に寄与することが明らかになった.
著者
木下 晃彦 山中 高史 小長谷 啓介 仲野 翔太 野口 享太郎 古澤 仁美
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第129回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.684, 2018-05-28 (Released:2018-05-28)

トリュフ子実体の発生過程には土壌条件など非生物要因だけでなく、菌類やバクテリアなどの生物要因も関与すると考えられる。本研究では、日本の白トリュフとして知られるホンセイヨウショウロ(Tuber japonicum)の子実体発生要因の解明に向け、子実体発生地の微生物相(菌類、バクテリア)を明らかにすることを目的とした。2017年に三重、大阪、岡山の子実体発生地において、子実体直下の土壌コア(直径5cm、深さ5cm)を5地点採取した。また近接する非発生地からも土壌を採取した。土壌は冷蔵して持ち帰り、有機物や礫を除いた後、全ゲノムDNAを抽出した。菌類はITS2領域、バクテリアはV3-V4領域を対象に、メタゲノムシーケンシングを行った。得られた塩基配列はクリーニング後、情報解析を行った。その結果、バクテリア相は全調査地でRhizobiales, Acidobacteriales等が優占し、発生・非発生地間でおよそ75%の分類群が共通した。一方、菌類相は調査地間および発生・非発生地間で異なり、非発生地ではトリュフ菌のみならず他の外生菌根菌も少なかった。発表では各調査地の環境要因の結果を踏まえ、ホンセイヨウショウロ生育適地について考察する。
著者
山中 祥子 山 祐嗣 余語 真夫
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.101-108, 2012
被引用文献数
1

This study investigated implicit attitudes toward high-fat foods among female undergraduate students. The existence of conflict between implicit negative attitudes and approach attitudes toward high-fat foods was predicted. Implicit attitudes were measured using the Implicit Association Test (IAT; Greenwald, McGhee, & Schwartz, 1998). This test has two attribute categories: positive-negative and approach-avoidance. In Experiment 1, food stimuli were presented using words. The results showed an implicit negative attitude toward high-fat foods, but no approach attitude. In Experiment 2, pictures were used as food stimuli. Here, the results showed both an implicit negative attitude and an implicit approach attitude toward high-fat food. However, no difference was seen in implicit attitude toward high-fat foods between the group with high intention of intake restraint and the group with low intention. These results partly supported the prediction for this study. The relationships of implicit negative attitudes and implicit approach attitudes toward high-fat foods, and eating behavior, were discussed.

4 0 0 0 陸軍反逆児

著者
山中峯太郎著
出版者
小原書房
巻号頁・発行日
1954
著者
山中峯太郎著
出版者
文藝春秋新社
巻号頁・発行日
1962
著者
山中 千恵美 池上 幸江 青江 誠一郎
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.385-391, 2011 (Released:2012-04-25)
参考文献数
15

カルシウムの摂取量と形態の違いがKKマウスの腹腔内脂肪蓄積に及ぼす影響を比較した。KK/Taマウス3群に, カルシウム含量が0.5%となるように炭酸カルシウム (NC) あるいはミルクカルシウム (MC) を配合した飼料, あるいは, カルシウム含量が0.1%となるように炭酸カルシウム (LC) を配合した飼料をそれぞれ給餌した。終体重, 飼料効率はLC群がNC, MC群に比べて有意に高かった。肝臓脂質蓄積量は, LC群がNC, MC群に比べ有意に高かった。血糖値, 血清インスリンおよびレプチン濃度は, LC群がNC, MC群に比べて有意に高かった。血清PTH濃度は, MC群がLC群に比べて有意に低かった。各腹腔内脂肪組織の重量は, LC群がNC, MC群に比べて有意に増加した。MC群とNC群の間に有意な差は検出されなかった。以上の結果, カルシウムの摂取量の低下は, 腹腔内脂肪蓄積を促進することが認められ, おそらく, インスリン分泌の過剰によると考えられた。しかし, ミルクカルシウムと炭酸カルシウム間では, 腹腔内脂肪蓄積に対して顕著な差は見られなかった。
著者
山中 英明
出版者
東京水産大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

ペル-およびメキシコ沖で漁獲後凍結保存されたアメリカオオアカイカの胴肉を試料とし,異味異臭の強いもの及び正常なものをそれぞれ用いた。まず,生肉及び加熱について官能検査を行った。その結果,異味とは強い塩から味,酸味,苦味,生ぐさ味であることが明らかとなった。異味のために生肉の嗜好性は低かった。70℃および100℃加熱によっても改善されなかった。アメリカオオアカイカの呈味は漁獲場所,魚体の大きさによって異なることがわかった。とくに魚体が大きくなると異味の発現が大きかった。揮発性塩基窒素(VBN),NH_3-Nは異常肉で極めて高かった。しかし,トリメチルアミンやポリアミンは低く,腐敗ではなかった。遊離アミノ酸は異味のあるアメリカオオアカイカでは,正常のイカあるいはスルメイカに比較して総量が50%以下と極めて低かった。甘味に関与するグリシン,プロリン,アラニンも異味のある肉で低含量であった。ATP関連化合物についてはアメカリオオアカイカではいずれの試料もヒポキサンチン(Hx)量が最も高く,次いでADPであった。Hxは苦味物質として知られているが,スルメイカ中のHx量と同程度であり,アメリカオオアカイカの苦味には関与しないと考えられた。また,旨味がスルメイカより弱いのはIMPとAMPが少ないことに起因すると考えられた。無機成分を測定したところ,陽イオンとしてK^+,Na^+が多く含まれた。陰イオンとしてはPO_4^<3->が低く,一方,Cl^-が高かった。従って,異味のあるアメリカオオアカイカに多量含まれるアンモニアは肉のpHが低いことから塩素イオンと結合して塩化アンモニウム(NH_4Cl)として存在し,塩から味,苦味を呈するNH_4Clがアメリカオオアカイカの異味の原因と結論した。これは官能検査の結果ともよく一致していた。さらに,上述の異常肉で遊離アミノ酸が極めて低いことも異味発現に関与すると考えられた。