著者
亀島 欣一 中島 章 岡田 清
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.3J07, 2008

本研究では,正に帯電した,あるいは酸に対応したシリカゾルを用いて粘土との複合体の作製を試み,複合状態と多孔性について調査した.シリカゾル溶液とモンモリロナイト溶液を所定のpHで混合して,シリカ/スメクタイト複合体を得た.複合体について,XRDを用いて結晶相と層構造を,窒素吸着法で多孔性を評価した.シリカゾルAKでは4~5にブロードなピークが観察され,粘土層間への層間導入が見られた.シリカゾルOではpH0.5の条件で5付近にピークが観察されたが,他は出発原料のモンモリロナイトと同様の層間を示した.細孔径分布において,AKは8~10nmに明瞭なピークが観察されたが,Oでは数10nm付近を中心としたブロードなピークが観察された.
著者
中島 章
出版者
永井書店
雑誌
綜合臨床 (ISSN:03711900)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.p1387-1388, 1977-07
著者
藤原 由美 水島 章広 前野 隆司
出版者
日本創造学会
雑誌
日本創造学会論文誌 (ISSN:13492454)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.98-111, 2018 (Released:2018-04-01)

高等教育の場である大学や短期大学において、2011年度よりキャリア教育が義務付けられるなど、近年、キャリア教育が注目を浴びている。また、長らく続いていた経済不況による就職難のため、大学や短期大学などの高等教育機関では就職支援策を講じることが急務となり、サービス接遇にかかわる教育はキャリア教育の一環として広く実践されるようになった。一方、教育の場において相互評価が取り入れてられると共に、アクティブ・ラーニングの一環としてのグループワークに注目が集まっている。そこで本研究では、アクティブ・ラーニングによるWebカメラを用いた自己評価を特徴とするサービス接遇教育を開発・実践して、その評価をキャリア教育の視点から検証することを目的とした。本研究を通して、本科目が学生に高い満足度を与えていると、サービス接遇を身につけるために効果的であること、客観的視点に近い自己評価力が身に付くことによって、就職活動や就業してからの就業力育成に効果的であることがわかった。最後に今後の課題として、研究方法を精査する必要、研究の結果を一般化するためにサービス接遇行動の基準を確立させ、社会人にも適用するなど、けいぞくして調査を行う必要を挙げた。
著者
飯島 章
出版者
茨城県教育委員会
雑誌
茨城県史研究 (ISSN:02876418)
巻号頁・発行日
no.93, pp.47-65, 2009-03
著者
宮本 泰 児玉 威 秋山 昭一 滝沢 金次郎 松島 章喜
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.9-11, 1970-04-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
3

A type distribution survey of A Group Streptococci was conducted cooperatively with twelve institutions including hospitals and public health laboratories in Japan. Six hundred eighty strains of Streptococcus pyogenes were collected, of which 506 were mainly from scarlet fever patients and 174 were from healthy carriers. The alteration of the patterns of main predominant types for the past six years was also depicted.While type 4 strain has gradually been decreasing for the past six years, type 6 strain had once increased to such an extent that the replacement of the former with the latter was about to happen. Being suppressed, however, by the rapid uprise of type 12 strain, type 6 strain has come to decrease again since 1967, thus permitting type 1- and type 2 str ins come to the front to cover the room corresponding to the depression of type 4- and type 6 strains.In April 1968 to March 1969 type 12 representing the absolute predominance (36.9%) for the period was attended by four other principal types 4, 6, 22 and 1. These types were with a slight difference in percentage, almost evenly distributed and seemed to compete with each other, thus exhibiting a trend of multipolarity.The isolation of B3264 and 5/27/44 seemed to be a characteristic of the group of our healthy cartiers. Despite the predominance of type 12 strain we seldom encountered nephritis cases or related syndromes.
著者
梅田 雅孝 古賀 智裕 一瀬 邦弘 來留島 章太 高谷 亜由子 清水 俊匡 福井 翔一 西野 文子 川尻 慎也 岩本 直樹 平井 康子 玉井 慎美 中村 英樹 折口 智樹 川上 純
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.401a-401a, 2016

<p>  【症例】68歳女性.【主訴】呼吸困難.【現病歴】2014年12月より労作時呼吸困難あり4月上旬に間質性肺炎を指摘され前医入院.ステロイドパルス,経口プレドニゾロン(PSL)30mg/日,シクロスポリン(CyA)150mg/日で加療行うも呼吸不全が進行し6月上旬に当院転院となった.筋症状を欠くがGottron徴候,Vネックサイン,ショールサインを認めClinically amyopathic dermatomyositis(CADM)と診断した.胸部CTでは短期間で進行する非特異性間質性肺炎パターンを呈し,急速進行性間質性肺炎(RPILD)の合併を認めた.抗MDA5抗体陽性,フェリチン1556ng/mlと予後不良因子を有したため,シクロフォスファミド静注療法,ステロイドパルス,CyA200mg/日行うも転院19日目に肺胞出血が出現し,人工呼吸器管理となった.転院24日目には貧血,血小板低下,Cr上昇の進行に加え,ハプトグロビン低下,破砕赤血球出現あり血栓性微小血管障害(TMA)と診断した.TMAに対し,血漿交換療法を追加し多臓器不全に対して集学的加療行うも呼吸不全が進行し転院36日目に死亡退院となった.【考察】肺胞出血やTMAはまれながら皮膚筋炎に合併することが報告されている.本症例は血清フェリチン高値に加えトロンボモジュリン高値を認めており,自然免疫異常を介した血管内皮障害が肺胞出血やTMAの病態形成に関与した可能性が示唆された.CADM合併のRPILDにおいては加療中の肺胞出血やTMAにも注意を払う必要があると考えられた.</p>
著者
中島 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.34, pp.14-16, 2000-05

WebブラウザとWebサーバー間のセキュリティ向上のために不可欠となっているSSL(セキュア・ソケッツ・レイヤー)。ただしSSLを使うには処理能力を要し,Webサーバーのレスポンスの低下,対応できるユーザー数の減少という問題につながる。各メーカーが製品化し始めた「SSLアクセラレータ」を導入すれば,WebサーバーのSSL処理能力を数十倍に向上させることもできる。
著者
川島 章子 漆原 直人 福本 弘二 谷 守通 鈴木 孝明 松岡 尚則 福澤 宏明 長谷川 史郎
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.760-763, 2007-10-20 (Released:2017-01-01)
参考文献数
8

症例は10歳男児.自転車で走行中転倒した際ハンドルで右下腹部を強打し,同部に膨隆が認められたため当院を受診.右下腹部に手拳大の膨隆と圧痛を認め皮下に腸管を触知した.腹部CTにて遊離ガス像や臓器損傷はなく,右傍腹直筋部の皮下に小腸の脱出を認めた.臥位安静にて右下腹部の膨隆は消失するが腹圧にて再発するため,外傷性腹壁ヘルニアの診断にて全身麻酔下に手術を行った.右傍腹直筋切開で皮切を行うと,右腹直筋鞘外縁で腹壁が断裂しておりSpigel herniaと診断した.ヘルニア門は弓状線の高さから尾側へ約7cmの長さで存在し,腹腔内臓器の損傷はなく,腹壁の修復は各層で直接縫合し得た.術後2年経過し,再発は認めていない.小児の外傷性腹壁ヘルニアは稀で,検索し得た範囲内で自験例は外傷によるSpigel herniaの本邦報告例中最年少であった.
著者
横川 英彰 中島 章典 緒方 友一 青戸 清剛 笠松 正樹
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
構造工学論文集 A (ISSN:1881820X)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.209-217, 2008

In this research, we examine the reproducibility of the actual dynamic behavior of the simple viaduct model with the pseudo-ground by the dynamic response analysis. First, we conduct the vibration test of the pier and superstructure member, and the movable bearing. Second, we identify the damping property from the experimental results. Third, we construct the numerical model according to the test model so as to reproduce the natural frequency and the damping property of the viaduct model. Finally, we try to reproduce the vibrational behavior with the pseudo-ground by the dynamic response analysis of the numerical model which is constructed on the basis of the finite element method with the rotational spring and dashpot at the pier base. As a result, the dynamic behavior of the viaduct model is successfully reproduced by the numerical model under the earthquake excitation rather than another numerical model considering Rayleigh damping matrix.
著者
阿部 英彦 谷口 紀久 稲葉 紀明 中島 章典 佐藤 良一 INABA Noriaki TANIGUCHI Norihisa
出版者
宇都宮大学
雑誌
試験研究
巻号頁・発行日
1985

道路や鉄道が互いに鋭い斜角で交差する場合、門型の中間橋脚とそれに載る桁高の小さい橋桁を必要とするが、これらに綱部材とコンクリートを適宜合成して建造することにより、力学的挙動が良く、工事がし易く、環境に適し、かつ、経済性が優れた構造物が実現すると考え、その開発の為に2年に亘り種々、実験的研究を行った。実験は主として綱部材とコンクリート部材の結合、あるいは両者の一体化について試験した。(1)鋼部材同志をコンクリートと鋼材を介して結合し、これに引張外力を加え、その性状を調べた。コンクリート継手部の中にスタッド付き鋼板を埋込んだものと異形鉄筋を埋込んだものを試みた。鋼部材とコンクリートの重なり部の長さ、フープ筋の量、スタッドの配置等を変えて挙動を調べ、適当なプロポーションを見出した。(2)コンクリート部材に鋼梁の先端部を埋込んだ試験体に曲げを加えた。鋼梁の埋込み長さ、スターラップの量、スタッドの量等を種々変えて、それらが継手部にどの様に影響するかを調べた。埋込み長が短いと、そこのコンクリートに大きなせん断力が作用するので、スターラップを増さなければならないが、鋼梁にスタッドを設けると作用するせん断力を減少する効果がある。(3)H形鋼をコンクリート中に埋込んだ橋桁で、両者の一体化のためのずれ止めをフランジでなく、ウエブに設けても有効であるならば、桁高を減少できて有利である。そこで鋼梁の種々の位置に量を変えてスタッドを設け、また、スターラップの量も変えて曲げ試験を行った。スタッドもスターラップも少ないと充分な曲げ耐力を発揮する前にせん断破壊することがわかり、また、ウエブに設けたスタッドも充分有効であることがわかった。更に鋼梁のウエブに適当な穴をあけるだけでもずれ止めの作用を表すことが確められた。以上により、現場での施工許容誤差が緩く、工事の安全性の高い構造物の可能性の目途が見究められた。
著者
本間 学 阿部 良治 小此木 丘 佐藤 信 小管 隆夫 三島 章義
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR BACTERIOLOGY
雑誌
日本細菌学雑誌 (ISSN:00214930)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.281-289, 1965
被引用文献数
3

This paper outlines the natures of Habu snake and Erabu sea snake and properties and actions of their venoms. Moreover was described the effect of tannic acid on the venoms.<br>Habu snake (<i>Trimereserus flavoviridis</i>) is venomous, landinhibiting on the Amami islands and about 150cm long. The victims of Habu snake bite was estimated at 250 to 300 each year. The death rate during recent 7 years was more than 1 per cent. The minimal lethal dosis for mice, weighing 15 to 17g. was about 150γ/0.1ml by intramusculare injection. It was considered that the venom was composed of haemorrhagic, angiotoxic and myolytic factors, which were completly inactivated by heating at 100C for 10 minutes, and heat-stable myolytic factor.<br>Erabu sea snake (<i>Laticauda semifasciata</i>) lives on the coast of Amami Oshima, and has strong fatal venoms. Minimal lethal dosis, in experiments with mice weighing 15 between 17g., was about 6γ/0.1ml by the intramusculare injections. Erabu sea snake venom is considered to have chiefly neurotoxic component which was relatively stable in heating.<br>It was recognized that the toxic activities of the venoms of these different species were inhibited by aqueous solution of tannic acid; a 8.5% solution inactivated lethal and local haemorrhagic activities of 500γ/0.1ml of Habu snake venom, and fatal toxicities of 25γ/0.1ml of Erabu sea snake venom.<br>The above mentioned effect of tannic acid on the venoms may be due to coagulations of the venom and tissue proteins by tannic acid.
著者
伊東 康貴 八十島 章 加川 順一 荒木 秀夫
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.1579-1584, 2007-07-30

今日,地震被害を受けた鉄筋コンクリート構造物や劣化既存構造物のRC柱に関してエポキシ樹脂を用いた注入補修が行われている。本論文はエポキシ樹脂注入をコンクリート内部または鉄筋位置から低圧をかけて行う内圧充填工法について,せん断破壊型および付着破壊型の鉄筋コンクリート柱試験体に対して繰り返し加力をおこない,その前後の復元力特性やひび割れ性状等の比較を行い,同工法の補修効果について検証した。
著者
高橋 成五 前野 義晴 荒木 壮一郎 末村 剛彦 田島 章雄 高橋 宏明 玉貫 岳正 堂前 巧 逸見 直也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PS, 光スイッチング
巻号頁・発行日
vol.98, no.481, pp.31-35, 1998-12-18
被引用文献数
1

256ポート2.56Tbpsスループットまで拡張可能なパケット交換用フルクロスバ光スイッチの設計試作を行った。光スイッチ素子には, 高速動作と同時に損失補償も可能な半導体光アンプゲートを用いた。この光スイッチは, 波長多重技術を空間分割スイッチに組み入れることにより, 単純な空間分割スイッチと比較し装置規模を1/8に削減可能である。光レベルダイヤグラムとスイッチ制御方式の設計を基に, 2.56Tbpsの光スイッチを構成するのに必要な全てのコンポーネントを含むデモ装置を開発した。10Gbpsの光信号を用いて, 試作した光パケットスイッチの信号透過特性とスイッチング特性の評価を行った。測定の結果, 符号誤り率10^<-14>以下とInsec以下のパケットスイッチング時間及びそのスキューが500psec以下であることを確認し, Tbpsクラスのスループットを持つパケットスイッチの実現性を確認した。
著者
大島 章一
出版者
岩波書店
雑誌
科学 (ISSN:00227625)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.p105-109, 1987-02
被引用文献数
1