著者
川本 智史
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.74, no.637, pp.697-702, 2009-03-30

This paper will investigate the relationship between the court ceremonies of the Rum Seljuk dynasty and architecture in medieval Anatolia. Until now, the study of the architectural history of the era has concentrated on the records and interpretations of visual elements such as ornamentation of buildings. Here, however, I will employ textual sources to reveal the functional elements of Rum Seljuk-era architecture. The text especially provides us detailed informations on court ceremonies, including descriptions of the buildings and spaces where they were conducted. The lack of written architectural documents in medieval Anatolia enhances the importance of the text.
著者
玉田 亨 岡下 慎太郎 橋本 和哉 荒川 博之 本田 領 神原 敏之 川本 達雄
出版者
大阪歯科学会
雑誌
歯科医学 (ISSN:00306150)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.274-278, 2004-12-25
被引用文献数
2

我々は顎変形症患者の性別による性格傾向を調査するため,本研究を行った.資料として1999〜2002年に本学附属病院矯正歯科を受診した(1)男性の顎変形症患者19名(平均年齢22.17歳,18〜27歳)(2)女性の顎変形症患者27名(平均年齢23.72歳,18〜39歳)を用いた.方法として,MINI自動心理診断システムver6.0(学芸図書出版)を用い,臨床尺度について比較検討を行った.男性の顎変形症患者群において有意水準p<0.05でHy(ヒステリー),Pd(精神病質的逸脱),Pa(妄想症)の尺度で有意に高得点を示した.女性の顎変形症患者群において有意な高得点を示す尺度はなかった.以上の結果,顎変形症患者の男性群は女性群と比較して,身体表現性障害や精神的障害の可能性が多いことが示唆された.

2 0 0 0 OA 聾教育概説

著者
川本宇之介 著
出版者
中文館書店
巻号頁・発行日
1925

2 0 0 0 OA 聾教育学精説

著者
川本宇之介 著
出版者
信楽会
巻号頁・発行日
1940
著者
荻野 雅宏 川本 俊樹 金 彪
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.96-103, 2004-02-20
被引用文献数
7

本邦はスポーツに関連する神経外傷の統計に乏しく,発生頻度や種目別好発病型についての解析は困難であるが,報告されている重症頭部外傷は多くが急性硬膜下血腫で,アメリカンフットボール,ラグビー,柔道などに多い.米国からはアイスホッケー,アメリカンフットボール,サッカーに脳震盪が好発するとの報告がある.脊椎脊髄損傷は年間約数百例と推察される.種目としては水泳,スキー,ラグビー(アメリカンフットボール,サッカーを含む)に多い.軽症神経外傷(いわゆる脳震盪)の診断と受傷後の復帰の判断は. American Academy of NeurologyやConcussion in Sports Group などにより提唱された基準のもとに行うべきである.
著者
北原基貴 穴田啓晃 川本淳平 櫻井幸一
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC)
巻号頁・発行日
vol.2014-CSEC-65, no.3, pp.1-6, 2014-05-15

公開鍵暗号では,ユーザの公開した公開鍵に対するなりすましを防ぐため,公開鍵の正当性を保証する証明書が信頼できる認証局によって添付される.この仕組みは公開鍵基盤と呼ばれる.公開鍵と証明書は誰もが参照できる公開鍵ディレクトリに保存される.送信者はこれらの情報を用いて認証・暗号化を行う.この証明書を必要としない暗号として,ID ベース暗号がある.ID ベース暗号ではユーザの ID が公開鍵として扱われる.秘密鍵は,秘密情報を持つ鍵配付センターから,自身の証明を行うことで受け取る.これまでの ID ベース暗号には鍵配付センターがユーザの使う秘密鍵を知ってしまうという鍵供託問題が存在する.本論文では,所有者情報と証明書を RSA 暗号の公開鍵に埋め込むことで,鍵供託問題のない ID ベース暗号に相当するシステムを提案する.提案システムでは,正当な ID を持つユーザ以外は ID を埋め込み不可にするため,公開鍵への所有者情報の改ざんが行われた場合にそれを検知できる.また,証明書添付の必要がない.更に,提案システムの著作権管理システムへの適用を提案する.コンテンツ提供者の公開鍵に証明書を埋め込むことにより,著作権管理システムを,コンテンツの盗作販売を検出可能なものにすることができる.
著者
川本博康[製作・脚本・演出]
出版者
野尻湖発掘調査団[監修]
巻号頁・発行日
1973

<作品概要>この作品は1973年制作で、第6回(発掘の最盛期で参加者も多く、参会者及び発掘資料も豊富であったときく)の発掘を中心にまとめた記録である。この映画は制作した日本ビデオコムニケションセンターの代表川本康生氏に武蔵村山市のご自宅でお会いし、配信の許可を得ることができた。残念ながら16mmネガ原版は廃棄され、マスター16mmプリント版からデジタル化したものである。
著者
中島 一彰 西川 由明 川本 亜紀子
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.40, pp.1-6, 2013-03-07

本稿では,インターネットや無線ネットワークなどネットワーク状態が大きく変動するネットワーク上で,ネットワーク変動予測の結果に基づいてデータ送信を行うことで,安定した Web アクセスを可能にする制御方式のフレームワークについて述べる.従来,Web アクセスを安定的に行う手法として,直近に計測したデータ通信のアクセス速度に基づいて,サーバから端末へ配信するコンテンツのデータサイズを変更するなどのフィードバック型の制御が行われていたが,ネットワークの利用可能帯域や通信遅延変動が大きく変動する場合には,制御が間に合わずに対応できなかった.そこで,ネットワーク状態予測に基づいて Web アクセス制御を実施する方式を提案する.Web アクセスするときのネットワークの利用可能帯域と通信遅延の変動を予測し,帯域の変動幅と遅延の変動幅の予測値の変化に応じて,Web ページの先行配信や複数セッションを用いた送信などの制御を切り替えることで,Web アクセスに対するネットワークの変動の影響を低減する.LTE で実測した通信データに基づきシミュレーションによる検証を実施し,ネットワーク状態予測を用いることで,フィードバック型の従来方式と比較して誤選択の確率が半減し,適切なWeb アクセス制御が選択できることを示す.This paper describes a framework of the control system which enables stable web access based on the network status prediction on the internet and the radio network which fluctuates. In the past research, it is used the data size optimization of the web contents which are delivered to a terminal from a server based on access rate of the data communication which was measured nearest web access. But when an available bandwidth of the network and a communication delay fluctuation fluctuated big, it couldn't correspond. So We propose the system which puts web controlled accessibility into effect based on a network status prediction to reduce a fluctuation of a network for web access. The framework controls the preceding delivery of a Web page and a transmission using multi session access according to the change in predicted value of fluctuation range in a bandwidth and delayed fluctuation range. It was simulated based on observed communication data, and it was inspected to be able to cut occurrence of miss control by half compared with the feedback system.
著者
川本 重雄
出版者
北海道工業大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

本研究は、大きく分けて三つの内容からなる。一つは、科学研究費補助金の助成を受ける以前から続けていた、『類聚雑要抄』および『類聚雑要抄指図巻』の写本の調査である。これまでに、『類聚雑要抄』については、京都大学菊亭家本・陽明文庫本・内閣文庫本(十三点)・国会図書館本(三点)・宮内庁書陵部本(六点)・群書類従来、『類聚雑要抄指図巻』については、サントリ-美術館本・東京国立博物館本(二点)・慶応大学図書館本・宮内庁書陵部本を調査することができた。二つめは、こうして集めた諸写本をもとにした校合作業である。『類聚雑要抄』は、京都大学菊亭家本を底本に、諸写本と校合した結果を、本年度作成した報告書にまとめた。また、『類聚雑要抄指図巻』については、平成八年度科学研究費出版助成補助金を申請中である図書『類聚雑要抄指図巻』において、その成果を報告する予定である。三つめは、『類聚雑要抄』・『類聚雑要抄指図巻』の成立やその内容についての研究である。従来、『類聚雑要抄』の作者を平知信とする説があったが、その誤りを指摘し、左大臣藤原頼長の家司藤原親隆がその編者であることを明らかにした。また、『類聚雑要抄』各巻の内容を詳細に検討することによって、いくつかの記事の誤りを指摘したり、各巻の成り立ちの差などを明確にすることができた。こうした『類聚雑要抄』についての検討内容は、報告書の中で詳しく述べられている。このほかに、記事の補正の多い群書類従本の『類聚雑要抄』がどのような史料によって補正したかといった問題を現在検討している。
著者
川本 淳平 福地 一斗 佐久間 淳
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿では,位置情報のプライバシ保護出版における継続的な滞在人数ヒストグラム出力のためのアドバーザリアルプライバシを提案する.位置情報の継続的開示における,過去の開示情報との依存関係を用いた攻撃問題を,人々の行動にマルコフモデルを仮定し出力をPOIにおける滞在数に限定し扱う.提案のプライバシによる開示データは既存のヒストグラムに対する差分プライバシを満足するデータに比べノイズが少ないことを示す.
著者
川本 真一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.537, pp.19-28, 2004-12-13

カルフォルニア大学バークレー校とスタンフォード大学はITシステムの可用性向上を主眼として,共同研究プロジェクトRecovery Oriented Computing(ROC)を推進している。著者は一年間スタンフォード大学に滞在しROCの中核技術の一つであるMicrorebootの研究に携わった。本稿ではROCの概要とMicrorebootの実現と評価について紹介する。ITシステムにソフトウェア障害が発生したとき,その多くはシフトウェアを再起動することによって復旧することが多い。Microrebootは,ソフトウェアのうち障害の発生したコンポーネントのみを再起動することによらて,ソフトウェア全体を再起動する場合に比べ早期にサービスを復旧し,システムの可用性を向上する技術である。評価実験より,Microrebootはソフトウェア全体の再起動に比べ可用性を一桁向上できるごとが分かった。